医学– category –
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BCGにヒ素混入
BCGワクチンの溶解液(生理食塩液)から、基準を超えるヒ素が検出されたと報じられました。 出荷は停止されましたが、ヒ素が健康に問題無い量であるということで、ワク... -
風呂とユンケル
昨夕は突然、ひどい寒気に見舞われましたが、このような場合の私の対処法は、ほぼ定着しています。 (1)熱い風呂 (2)ユンケル黄帝液 発熱の不快感は、熱が上がりき... -
インフルぼちぼち
インフルエンザは、まだ大流行とは言えないものの、今日も2名の来院がありました。 このような事を書くと、インフルがうつるとイヤだから軽い風邪で医者にかかるのは控... -
罹って免疫をつける
「感染症は、罹って免疫をつけるもの」という考え方は矛盾していると、昨日書きました。 すると今日、そのことについて、もう少し詳しく説明して欲しいとのご意見を頂戴... -
個性的な医薬品名
当院初診の高血圧の患者さんが、前医で「アテレック」という降圧剤の処方を受けていました。 私はこの薬を処方したことが過去に一度もなかったので、新鮮というか、どう... -
佐薬のもどかしさ
子どもに抗生剤を投与するときには、たいていは整腸剤を混ぜた形で処方します。 抗生剤を飲むことで下痢をする可能性があるので、その予防のために、最初から整腸剤を加... -
首都圏で風疹流行中
首都圏で、風疹の患者数が急に増えています。いまの状況は、5年前の大流行の時の前兆に似ているそうです。 風疹で怖いのは、免疫のない妊婦が感染することによる、先天... -
帯状疱疹から水痘
帯状疱疹から水痘がうつった事例が、最近もFacebookで紹介されていましたが、たしかに時々見かけますね。 ほんの5年前までは、水痘は毎年100万人(=おおむね1学年分)... -
鼻炎も貼り薬
「咳止めのシールもください」という要望をよく耳にすることは、以前も書きました。 気管支拡張薬「ホクナリンテープ」のことですね。ジェネリックなら「ツロブテロール... -
小児循環器学会
横浜で開催されている、日本小児循環器学会総会・学術集会に参加してきました。 内科の分野では、循環器や消化器など臓器系統別に診療や研究・学会が細分化されているこ... -
医学誤用語
胃腸炎で吐き気のある方に「頓服の吐き気止めを出しときましょうか」と言ったら、怪訝な顔をされました。 以前にも書きましたが、「頓服」=「解熱剤」と思う方は多いよ... -
MRワクチン今のうち
麻疹(はしか)の全国患者数は、昨日までに170人を超えました。お隣の福岡県でも17人出ています。 熊本ではまだ感染者は報告されていないようですが、予防のためにワク... -
麻疹対策の更なる徹底
「麻しん対策の更なる徹底について(協力依頼)」という通達が、厚労省から出されています。 「更なる」という文言からも、今まで以上の、もっとツッコんだ対策が求めら... -
また麻疹の輸入と拡散
「排除」されたはずの麻疹(はしか)ですが、今でもときどき集団発生します。今回も海外からの輸入です。 東南アジアで麻疹に感染して、日本に麻疹ウイルス持ち込んだ人... -
ノイエスを求めて
東京国際フォーラムで開催されている日本外科学会学術集会に、日帰りで参加してきました。 今日は熊大名誉教授の満屋裕明先生の特別講演があったようですが、残念ながら... -
山中教授は関西人
大阪で開催されている、日本循環器学会学術集会に参加してきました。 会長の、大阪大学心臓外科の澤芳樹教授は、昔は多少面識もあった方ですが、いまや雲の上の人です。... -
山中伸弥と桂文枝
「日本循環器学会」の会員の方なら、タイトルを見てピンときたでしょう。 明日から3日間、大阪で開催される「日本循環器学会学術集会」に、初日の明日だけ、参加してき... -
心房細動週間
昨年も書いたように3月9日は「脈の日」、その日から始まる1週間(3/9〜15)は「心房細動週間」でした。 このことから、脈についての最も関心をもつべき疾患は「心房細動... -
A型インフルまた流行?
熊本では昨日、去年よりも15日早く、桜の開花宣言が出ました。開花が早いのは全国的な傾向のようです。 真冬の寒さと春先の暖かさが開花を早めたのだと、気象予報士の方... -
スギ花粉症がピーク
第10週(3/5〜3/11)の定点あたりインフルエンザ報告数は、第9週と比べると、さらに減っていました。 熊本市:10.96→7.04、熊本県:12.70→7.78と、熊本では警報レベルが... -
インフルとマスク
日頃の診察中や検査中には、患者さんの咳のしぶきをモロに顔面に浴びることが、しばしばあります。 なのでインフルエンザの流行期に入って以来、診療中にはマスクを装着... -
がんを予防する自由
HPVワクチンは、副反応を疑う事象が問題となって積極的勧奨が中止され、接種は実質的に止まっています。 このことについて、某医師系サイトが行った日米医師の意識調査... -
感染症は感染する
インフルエンザの定点当たり報告数が、大幅に減少しています。 第6→7週(2/12-18)の変化は、全国:45.38→29.65、熊本県:49.64→31.35、熊本市:38.24→26.80。 このペース... -
インフル中間総括
インフルエンザの流行はそろそろ、終息です。第6週(2/5〜2/11)の定点当たり報告数を第5週と比べると、 全国:54.33→45.38、熊本県:55.06→49.64、熊本市:51.84→38.24... -
先駆けインフル薬
大流行中のインフルエンザに関連して、明るい話題と言えば、新しい治療薬「ゾフルーザ」の登場でしょう。 タミフルなどの抗インフルエンザ薬は、細胞内で増殖したウイル... -
インフルは今がピーク
インフルエンザの流行は、少なくとも熊本においては、ピークを過ぎつつあります。 本日発表された第4週(1/22〜28)の報告数は、熊本市も熊本県も、第3週よりも少し減っ... -
軽症インフルが多い理由
インフルエンザの流行は、いまだにとどまる気配がありません。今日も新規の罹患者が何人も来院しました。 しかし一方で、ワクチンの接種を受ける方も、まだいます。でも... -
インフル激しく流行中
インフルエンザの話ばかり書きたくはないのですが、なにしろ過去最多患者数だと報じられているので。 今年第3週(1/15-21)の定点当たり患者数は、熊本市で68.00、熊本... -
米国もインフル大流行
毎日毎日、インフルエンザに罹った方(またはその疑いのある方)が押し寄せてきます。 今年第2週(1/8〜1/14)時点で、熊本県および市は、インフルエンザが警報レベルを... -
異常行動の誤解
タミフルって、不運な薬だとつくづく思います。 インフルエンザ罹患に伴う異常行動の原因であると、いまだに濡れ衣を着せられているからです。 異常行動の主な原因はタ...