九州電力のホームページの「でんき予報」は、毎日チェックしています。
それを参照して、当院の「計画停電情報」のページを、毎日更新するためです。
でんき予報には、当日と翌日の電力需給の実測値と予測値などが掲載してあります。
とくに、当日の電力使用状況の推移を示したグラフに興味が湧きます。
電気使用量のピークは、14時台を中心とした、わずか数時間です。使用率は90%前後に達します。
一方で夜中の1時から朝の5時ごろまでは使用量が少なく、ピーク時の6割程度です。
そのデコボコした棒グラフを眺めていて、つくづく思います。
デコボコを平らにならしたら、電力使用率はせいぜい7割程度じゃあないか、と。
ところがデコボコしているものだから、一時的にでも、供給力を超える心配が出てくるのです。
深夜に発電した電力を、昼間に利用することができれば、このデコボコを少し平坦にすることができます。
現在これを部分的に解決しているのが「揚水発電」です。
しかし、日本の技術革新力に期待するなら、本命はやはり「蓄電」だと思います。
電気自動車や住宅レベルの蓄電システムは、すでに実用段階ですが、まだスケールが小さい。
これから日本が国を挙げてすべきことは、高効率蓄電池の開発と、大規模「蓄電所」の建設でしょう。
再生可能エネルギーによる発電推進も有意義ですが、蓄電技術で世界をリードする方が日本らしいと思う。
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