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落書き

ラッパー「エミネム」の、高圧洗浄プロモーションが話題になっていますね。じつに面白い。
彼の名前で型抜きした板を、街の道路や壁に当て、高圧洗浄機で文字の形に「洗浄」するというものです。
そこにはあたかもロゴをペイントしたかのような、広告ができあがります。いやあ、アイデアですね。
でも法的にはどうなんでしょうね。不法に道路を変色させた、なんて言いがかりをつけられるのでしょうか。
洗浄機ではなく、スプレーペイントで道路や公共建造物の壁に文字や絵を描くのは、もちろん違法行為です。
私邸のブロック塀や、店舗のシャッター等に落書きしてもいけません。
落書きはなるべく早く消さなければならず、そのためには、手間と費用がかかります。
それを補償してくれるのが、通常の保険よりも補償対象が広い「店舗総合保険」という火災保険です。
当院でもこれまでに、車の衝突によるフェンスの損壊を、この保険で補償してもらいました。
火災のほかに「建物外部からの物体の落下・飛来・衝突・倒壊等」による被害を、補償してくれるのです。
スプレーペイントによる落書きは、このうち「飛来物」に該当するので、被害を補償してもらえるそうです。
同じペンキでもハケで塗られると、飛来物とみなすかどうかは、保険会社によって解釈が分かれるとのこと。
マジックによる落書きは、明確に「補償対象外」のようです。でも、マジックを投げつけた場合はOKかも。
当院に落書きする方がおられましたら、念のためスプレーペイントでお願いします。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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