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白昼の大捜査線

熊本で今日、警察ヘリとパトカーによる追跡劇が繰り広げられたようです。追われていたのは、私の家人。
映画のようなその大追跡(あるいは大失態)の、一部始終はこうです。
休診日の今日、施錠されているクリニックに入ろうとした家人が、セコム警備の解錠操作をミスしました。
ミスしたことに気づかず、家人は用事を済ませるため、そのまま院内に入りました。
セコムはその異常侵入をたちどころに関知し、警備員が駆けつけるとともに、警察にも通報したのでした。
たまたま、別の事件で出動していた警察ヘリコプターが、偶然にも、当院付近を飛んでいました。
そこへ診療所に侵入者ありとの連絡を受けて、ヘリは当院上空を旋回して様子をうかがっていたのでした。
まさにその時、何も知らぬ家人が平然とクリニックから出てきて、自家用車に乗り、走り出しました。
上空のヘリには気づいていたものの、自分が追尾されているとは思いもよらず、家人は銀行に向かいました。
途中の交差点で、黄色信号をやや無理目に通過しましたが、それも周囲を警戒していなかったゆえのこと。
ところが、銀行の駐車場に到着するやいなやパトカーが出現。警官に、車を降りるよう命じられたのでした。
突然のパトカー、上空にはヘリが旋回。黄色信号無視でここまで責められるのかと、家人は怯えたそうです。
映画であれば容疑者は、地面に這いつくばった状態で、後ろ手に手錠をかけられるシーンです。
下手に逃げ出そうものなら、ヘリの狙撃手の標的となるところです。
さいわいにして家人は、身元を明かし、状況を説明し、なんとか無罪放免となりました。
警察の皆様には、たいへんご迷惑をおかけしましたことを、この場を借りてお詫び申し上げます。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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