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白川発電所

「中秋の名月」に続き、今宵は「スーパームーン」。妖艶という言葉がピッタリの、大きな黄色い月です。
月の軌道の関係で、見かけの大きさが変わるのですが、今夜ほど大きい月が見られるのは、次は20年後とか。
さて、絶好のサイクリング日和の今日、走ったのはいつもの豊後街道ではなく、南阿蘇方面です。
先週の二重峠の石畳で懲りたので、豊後街道やミルクロードからは、しばらくは離れたくなったのです。
ミルクロードを離れるので、言ってみれば「乳離れ」です(これが言いたかった)。
白川沿いを走り、スイッチバックで有名な立野駅近くまで行くと、進路を南にとりました。
そこには水力発電所があったので、橋を渡って発電所の上流に向かって、山を登ってみました。
さすがに発電所周囲だけあって、険しい山道なのに、車が通れるように舗装されています。
とは言え、舗装面が見えるのはわだちの部分だけ。それ以外には、枯れ枝や石ころが転がっています。
あちこちから湧き水が流れており、路面が濡れて苔が生えています。どうやら水源地も近いようです。
やっと登り切ってみると、発電所の導水管の一番上の、貯水池部分に出ました。
間近に寄って見学したかったのですが、フェンスがあって南京錠がかかっていました。
立入禁止の表示の上に「御用の方は下記に連絡下さい JNC動力部水力課」と書かれた看板がありました。
九州電力の管理ではないのか。じゃあJNCって何だろう・・・と、そこで思い出しました。チッソです。
Japan New ChissoのJNCです。調べてみるとこの発電所は、水俣製造所に電力を供給しているようです。
100年前の建造で、今も現役。JNCはほかにも九州内で、13カ所の水力発電所を稼働させているとのこと。
なにしろチッソの発祥は、水力発電会社(曽木電気株式会社)ですから、水力発電はお手の物なのでしょう。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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