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備えあれば憂いなし

台風8号にはかなり警戒していました。昨日のうちに、暴風雨や停電に対応した準備を行いました。
今朝は6時に出勤してクリニック周囲を巡回し、院内では電源等を再チェックし、台風の直撃に備えました。
さいわい、進路は熊本をそれました。去年10月と同様、ほとんど風も吹かない肩すかし台風でした。
しかしそれは、自己中心的な考え方。この台風では全国で犠牲者も出ており、今も東日本に接近中です。
台風の進路を完璧に予測することはできません。なので我々は、ある程度の幅をもって臨む必要があります。
地震とは異なり台風は、2,3日前にはその襲来を知ることができます。準備する時間はあるのです。
ただ余裕があるわりに、直前になってバタバタしたりもします。台風を侮って、何度失敗したことか。
熊本を流れる白川は、2年前に氾濫しました。台風直撃で大雨が降れば、また危険な状況になりかねません。
安全を期すならば、自治体は「避難勧告」や「避難指示」を、早めに出すべきでしょう。
しかし不要な警報によって市民生活を乱すことになれば、あとで叩かれかねません。
過剰な警報を繰り返せば、オオカミ少年になってしまい、いざというとき困ります。難しいものです。
熊本の学校は、昨日のうちから休校が早々と決まっていました。
ところが台風はそれて、暴風雨なし。仕事を持つお母さんたちは、不要な欠勤をすることになりました。
「備えあれば憂いなし」とは言いますが、備えるのも程度問題です。
ちなみにどうでも良いことですが、私が好きなフレーズは「お供えあれば幽霊なし」です。すみません。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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