無人補給機「こうのとり」5号機を載せた「H2Bロケット」が、無事打ち上げられました。
米国やロシアの打ち上げ失敗が続いていただけに、世界中が見守る中での成功でした。
国際宇宙ステーション(ISS)で暮らしている油井亀美也さんたちも、ホッと胸をなで下ろしたことでしょう。
こうのとりが運んだのは、まず、食品や衣類、シャンプーなどの日用品。これで油井さんの髪もサラサラです。
尿を処理して飲料水にするための「水再生システム」のフィルターも届けられるそうです。助かります。
こうのとりは本来、シャンプーやフィルターではなく、赤ちゃんを運ぶとされる鳥です。
5年前に公募によって、「大切なものを運ぶ」というイメージのある、その名前が選定されました。
こうのとり提案者217名の中から、毎回1組ずつ、種子島の打ち上げ見学に招待されるそうです。いいなあ。
さて、こうのとりを題材に、プロはどんな文章を書くのか。後学のため、今朝の新聞コラムを見てみたところ、
編集手帳(読売):中学生の殺害事件
春秋(日経):タイの爆破テロ事件
産経抄(産経):タイの爆破テロ事件
余録(毎日):赤とんぼ激減
天声人語(朝日):灯火管制解除から70年
各紙とも、こうのとりには触れていませんでした。興味ないのでしょうか。
読売は社会問題を、日経・産経は国際問題を取り上げています。
毎日は、なぜ今日書くのか、赤とんぼの減少に警鐘を鳴らし、朝日はいつもの調子です。
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