蔵書が整然と並んだ、美しい本棚が、私の理想です。
ところが現実には、本はサイズがばらばら、一部は平積みになり、本以外の雑多な物品が棚を占拠しています。
これではいかんと反省し、このたび、まず職場(院長室)の本棚の美化作業を始めました。目指す本棚は、
(1)棚板が、左から右まで、一直線に揃っている。
(2)本の高さが、揃っている。
(3)本の前面が、揃っている。できれば、本棚の前面と同じ平面である。
まず、最上段から順に、文庫、新書、A5判、B5判、以下A4判の高さに合わせて、棚板を揃えました。
これはかなり有効。棚板が、左から右まで一直線に揃っただけで、すでに整然とした雰囲気になってきました。
次に、高さを揃えながら、本を配置します。棚の同じ区画内はすべて、まったく同じ高さにしたいものです。
単行本には「四六判」とか「菊判」とかあって、B6判やA5判よりもわずかに背が高く、注意が必要です。
漫画家の中崎タツヤ氏は、高さを合わせるために、本を裁断したそうです。新書も文庫サイズにできるとか。
う〜む、そこまではどうかと思いますが、出版社によって微妙にサイズが異なる文庫本は、統一できるかも。
本の奥行きの調整は、棚の奥に段ボールで細工をして「上げ底」しました。これがなかなか、効果的です。
ただし、高さが同じでも奥行きが違う本、たとえば新書とB6判などは、同じ区画には並べられません。
私の本棚においては、ジャンルを完全に無視して、本を並べています。探しやすさよりも、形が大事なのです。
医学書と、税金の本の間に、中国共産党の読み物が並んだりしています。それはそれで、面白いでしょう。
目次
コメント