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機材繰りと乗員繰り

飛行機はいろんな理由で欠航したり遅延したりしますが、滑走路の穴がたびたび原因になるのも困りますね。
羽田空港の4つの滑走路のうち、昨日は北の方にある比較的マイナーなB滑走路で、穴が見つかりました。
欠航したのはおもに、ANA(あな)だったとはこれいかに。
ちなみにB滑走路は、南風の吹くこの時期の熊本ー羽田便が、いつも着陸に使います。
メインのAやC滑走路を上空から眺めながら、え、なに、こっち向きに降りるの?と思うような滑走路ですね。
今日は、夕方からしばらく那覇空港の滑走路が閉鎖されました。自衛隊機がパンクして立ち往生したとのこと。
実は私はその少し前に那覇空港を飛び立って、夕方熊本に戻ってきたばかり。きわどいところでした。
その自衛隊機がもう少し早い時間帯にパンクしてたら、今日の帰熊は何時になったかわかりません。
那覇ー熊本便が大幅に遅れたとしたら、次にその機材を使う予定の便も、大幅に遅れることになります。
その遅れが深夜に及ぶようなら、欠航になるかもしれません。沖縄とは無関係の場所で、影響が出るわけです。
では、今日の那覇ー熊本便に使った飛行機って、次はどこに飛んでいったのでしょうね。
妙に気になるので調べてみました。そういう情報って、今はすぐわかるんですよね。
情報源は「flight radar24」。航空機情報を、リアルタイムで表示してくれるアプリです。
今日私が乗った那覇ー熊本便(NH1868)の機材(ボーイング737-881)の機体番号は「JA53AN」でした。
こんどは逆にその機体番号で便名を検索すると、驚くべき結果が出ました。その機材が今日飛んだのは、
(1) 羽田ー那覇(2) 那覇ー福岡(3)福岡ー那覇(4)那覇ー熊本(5)熊本ー大阪(6)大阪ー須賀川
朝6時42分に羽田を発ち、夜8時24分に須賀川(福島)に着くまで働きづめ。私が乗ったのは(4)の部分。
これは過酷ですね。もちろん乗員は、途中で交代してますよね(と思いたい)。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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