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バージンロードを歩く

慶事に免じて、プライベートな話題をお許しください。
今日は父親として臨む、3回目の結婚披露宴でした。新婦の父親としては2度目です。
ご存じのように、とくにチャペルにおける挙式では、新婦の父親には、決められた「挙動」があります。
娘とバージンロードをゆっくり歩き、節目節目で立ち止まったり礼をしたり、もっとややこしい動きもします。
粗相があってはなりません。なのでリハーサルがありますが、どう考えても練習時間が短すぎます。
たとえば歩き方1つとっても、前回のチャペルでの挙式とは流儀が異なるので戸惑います。
前はこうだった、などと異を唱えるつもりはありませんが、不慣れな者にとっては緊張が高まるばかりです。
時間が許せば、3,4回リハをしたい気分ですがそんな時間はなく、リハ1回の後すぐに本番が始まるのです。
どうせ父親など脇役ですが、私の失敗が挙式の厳粛な雰囲気を失わせ、爆笑を誘うことだけは避けたい。
とくに私が心配するのは、横を歩く花嫁のウェディングドレスの裾を踏んでしまわないか、という点です。
それが原因で花嫁が転んでしまったら・・・などと最悪の事態を想像してしまいます。
幸い今日も失敗はなく、挙式が心にしみ、披露宴でも感動するという、良い意味で想像を超える展開でした。
ご列席のゲストの方々の心のこもった挨拶や余興、サプライズゲストの多い会でもありました。
そうそう。ホテルのスタッフもみな、それが仕事とはいえ、最高のもてなしを提供してくれました。
これはどの業種にも言えること。医業でも、できることなら心にしみるような診療を提供したいものです。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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