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学校健診に来ない子どもたち

春の学校健診の時期です。先週と今週、学校医をしている小学校に行ってきました。今日は5,6年生でした。
5年生については、脊椎側彎の視診のために、背部から肩までを完全に露出させなければなりません。
そのために昨年から採用した「ラップタオル」方式は、皆が慣れたのか今年は比較的スムーズでした。
健診対象のお子さんのうち1割近くが欠席していたので、後日別の機会に健診を行う必要があります。
風邪などによる病欠以外に、一定数のお子さんが、必ずしも毎日登校していない状況にあります。
あるいは、午後ぐらいにやっと登校できる子もいて、午前中の健診には間に合いません。
また、健診の日だけ休む子や、登校しているのだけど健診はイヤだと保健室まで降りて来ない子もいます。
そのようなお子さんも、日頃は当院での診療や予防接種には来るので、集団行動への抵抗があるのでしょう。
自分独自のタイミングや流儀があって、学校ではなかなかその希望が満たされないわけです。わかります。
私は小学生時代、通知表の「公共性」の項目がいつもダメでした。皆と同じことをするのがイヤだったのです。
しかし、何が大事かがわかってないわけではなく、でも自分には関係ないという、自己中な子でした。
それがやがて反転して、こうすれば先生は喜ぶに違いない、ということばかり考えるイヤな子になるのでした。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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