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捨てられない生き方から、捨てない生き方へ

『捨てない生き方』(五木寛之著)という本を読んでいます。読んでいる途中です。
「断捨離」ブームにどうしても性格的に乗り切れない私には、心の救いともいえる本です。
「『モノ』」は記憶を呼び覚ます装置である」
そうなんです。私が捨てずにとっている古いモノはすべて、さまざまな思い出に対応した小道具なのです。
古い学会雑誌は、自分の名前が出ているページに付箋を挟んでいますが、もう、それだけでいいのです。
5インチのフロッピーディスクは、ただその存在を忘れないために、読み取り装置も無いのに保管しています。
同様に、SCSI HDDとかMOディスクドライブなども、もはや使えないからこそ、手元に残しているのです。
捨てないことのデメリットを突き詰めれば、保管場所が無くなるというコトだけでしょう、結局は。
ならば、保管場所さえ確保できれば、何も捨てる必要がないということです。
最初に思いついたのは「トランクルーム」ですが、私はもう少し身近に「すべて」を置いておきたいタチです。
書斎はすでに足の踏み場もなく、新たな収納家具等を置くスペースなどどこにもありません。
クリニックの院長室もすでに、クリニック関連の「捨てられないモノ」で満杯です。
昨夜ふと、寝室に書棚を置くことを思いつきました。我ながら名案ですね。
寝室はどうせ寝るだけの部屋ですから、長年使ってない「休眠状態」のモノを置くには打って付けでしょう。
気を付けることがあるとすれば、大地震の時にベッドの方に倒れ込まないように工夫することぐらいです。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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