予防接種– category –
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恐怖を煽る本の恐怖
『ワクチン副作用の恐怖』という本が出ました。著者は『患者よ、がんと闘うな』等で有名な、近藤誠氏です。 タイトルを見ただけで批判的な気分になりましたが、正しく内... -
ホントに足りないワクチン
インフルエンザワクチンが足りません。 当院では、可能な限りの本数のワクチンを確保してきましたが、ここにきて供給がほぼ途絶えかかっています。 接種希望者の方には... -
ムンプス難聴を防ごう
「おたふくかぜ(ムンプス)に罹ると難聴になる危険があります。ワクチンで予防しましょう」 何年も前からずっと、全国の小児科医たちが叫び続けています。私もこれまで... -
ワクチン不足の報道
昨夜のNHKニュースが、今年のインフルエンザワクチン不足の問題を報じていました。 こういうことをタイムリーに、そこそこ詳しく取り上げるのは、NHKのいいところ。 ワ... -
ワクチン確保で苦労中
「インフルエンザワクチンは、ありますか」というお問い合わせを、よくいただきます。 今年のワクチン不足は前にも書いた通りですが、当院でもかなり厳しい状況になりつ... -
鶏卵馴化
毎日多くの方が、インフルエンザワクチンの接種を受けに来られます。早めの接種をお勧めしています。 今シーズンはワクチンが大幅に不足しています。前にも書いたように... -
接種間隔の間違い
予防接種に関する間違い(過誤接種)について、昨年の報告例を厚労省がとりまとめた結果が公表されました。 全部で6,602件のうち、断トツで多かったのは接種間隔の間違... -
インフル接種お早めに
インフルエンザワクチンの接種は、例年通り10月1日から始めています。 先日も書いたように、今年はワクチン不足が確定しているので、現場では少々混乱するかもしれませ... -
インフル1回接種でOK
今シーズンのインフルエンザワクチンの製造量が、昨シーズンよりもまた、格段に減りそうだとのこと。 厚労省の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会」で昨日、その... -
転居と定期予防接種
熊本市以外にお住まいの方が、熊本市にある当院で、定期予防接種を受けることがしばしばあります。 県内の多くの市町村は、「予防接種広域化」という制度によって、越境... -
同時接種用予診票を
予防接種の予診票は、住所・氏名・生年月日などの他に、既往症や体調や出生時体重などの記載欄があります。 それを全部埋めるのに、だいぶ時間がかかります。ワクチンを... -
日本脳炎ワクチン厳しい
全国的には不足していないと厚労省が強弁している「日本脳炎ワクチン」。現場ではまったく足りていません。 ワクチン不足の理由は、前に詳しく書きましたが、もういちど... -
日本脳炎ワクチン不足
日本脳炎ワクチンの流通は、最近ずっと綱渡りの状態でしたが、ついに深刻な品不足に陥りそうです。 昨日から報じられているように、最大の原因は化血研問題ですが、いろ... -
HPVワクチン進まず
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、もう4年近くも、積極的勧奨接種が差し控えられたままです。 世界中で接種が行われ、おそらく数十年後には、子宮頸がんを激減... -
百日咳の予防
NHKが昨日のニュースで取り上げたので、このタイミングで百日咳の問題を書いておきます。 百日咳は、赤ちゃんが罹ると命の危険にさらされるほど重症になるので、ワクチ... -
ケチな行政措置の問題
今夜開催された「熊本市予防接種説明会」において、熊本市独自の「行政措置制度」の詳細が判明しました。 前にも書いたように、規定通りに定期接種を受けていないお子さ... -
予防接種の行政措置
定期予防接種が規定通りに進んでいないお子さんに、ようやく熊本市も救済の手を差し伸べるようです。 対象年齢を過ぎてからのワクチン接種を救済する「行政措置」の、対... -
予防接種と入園拒否
予防接種を受けていない園児の受け入れを拒否した、新潟市の認定こども園の問題は、私には不可解です 関係省庁が協議した結果、予防接種を受けていないことだけでは入園... -
成人のMRワクチン接種
不足しているMRワクチンですが、どうやらわずかに流通が改善しつつあるようです。 そのことを踏まえて、子どもの定期接種対象者以外への任意接種も、当院では再開するこ... -
ワクチン不足は深刻
今年度も、あと2カ月を残すところとなりましたが、MRワクチンの「駆け込み接種」にはご注意ください。 年長児を対象とするMRワクチン第2期接種は、いつも年度末になって... -
MRワクチン予約数調査
MR(麻疹風疹混合)ワクチンが不足している問題については、少々切羽詰まってきました。 というのも、第2期定期接種の対象年齢である「年長さん」の接種期限が、3月に迫... -
ワクチンは接種すべき
「日本脳炎ワクチンは、あんまり打たない方がいいんでしょ」と言う親御さんに、つい最近も出会いました。 このような誤った理解、風説がまかり通っているとは、驚きます... -
今年こそHPVワクチンを
何度も書いてますが、いい加減に再開しましょうよ、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)。 いま、なんといっても追い風は、厚労省の疫学調査の結果。これがかなり、... -
予防薬と治療薬
インフルエンザの流行がそこそこ早いので、ワクチンの接種とインフルエンザの治療とが入り交じる日々です。 2009年に新型インフルエンザ(いわゆる「ブタインフルエンザ... -
HPVワクチンに追い風?
そろそろ再開しないと、日本人女性の命にもかかわる「HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)」の件。 副反応とされる「運動障害」や「慢性疼痛」については、多くの方... -
錠剤のインフルワクチン
錠剤タイプのインフルエンザワクチンを、「日東電工」が開発すると、報じられました。 日東電工? って思いますが、デンカ生研の例もあるし、電気と薬品は関連深いので... -
MRワクチン、また枯渇
MR(麻疹風疹混合)ワクチンが手に入りません。前に騒がれた時よりも厳しい品不足です。原因は2つ。 (1)夏頃からの、麻疹(はしか)の集団感染騒ぎで、ワクチン接種... -
千早赤阪村
「千早赤阪村(ちはやあかさかむら)」がいま、一部で話題になっています。 大阪府南河内郡千早赤阪村。奈良県との県境に接し、和歌山県境にも近い。つまり、かなりの田... -
膾を吹くワクチン行政
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、3年前から積極的勧奨接種が止まったままです。 「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」がこのワクチンの副反応であると、疑う人は... -
キャッチアップ接種
来月から始まる、B型肝炎ワクチンの定期接種。その対象年齢の「狭さ」が杓子定規でいただけません。 今年4月以降に生まれた0歳児だけを対象とするなど、まったく了見の...