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0歳からのタミフル
新生児や乳児(0歳児)に対して、インフルエンザ治療薬「タミフル」の投与が認められることになりました。 厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議... -
インフル流行早いです
熊本はまだ局所的な流行ですが、全国的に見ると、今年のインフルエンザの流行は早い立ち上がりです。 昨シーズンは2月と3月がピークというスロースタートだっただけに、... -
オプジーボ半額へ
「薬価を最大25%引き下げることになりそう」と、ひと月半前には書きましたが、違いました。50%でした。 ひとり1年間で3,500万円かかるという、がん免疫療法薬「オプジ... -
社会保険診療報酬支払基金
「社会保険診療報酬支払基金」という組織があります。通常われわれは、「支払基金」と呼んでいます。 一般の方にはまったくなじみが無いでしょうけど、保険医療機関に診... -
オプジーボ値下げへ
中央社会保険医療協議会は今日、がん免疫療法薬「オプジーボ」を、値下げする方針を決めました。 2年に一度の定期的な薬価改定を待たず、例外的に、緊急に薬価を最大25... -
新・専門医制度、延期へ
9年前の開業当初、私はまだ「心臓血管外科専門医」の資格を持っていました。 当時の名簿によれば、心臓血管外科専門医は熊本県内に18名いました。 私以外はみな、大学、... -
術後せん妄と診察
乳腺腫瘍摘出術後の女性患者に、診察を装ってわいせつな行為をしたとして、男性外科医が逮捕されました。 医師はこれを否認し、その勤務先の病院も、正式な抗議文書を同... -
資格喪失後の受診
勤務先の変更等で保険証が切り替わると、それまでの被保険者の資格は喪失するので、旧保険証は使えません。 ところが、旧保険証で医療機関を受診する方がいます。当院の... -
睡眠薬の処方と不正
睡眠薬を含む、いわゆる「向精神薬」は、処方などの取扱いがとくに厳重です。 依存症の問題や、転売などの不法行為にもつながりかねない薬剤だからです。 処方日数に制... -
酸素吸入と火災
毎年この時期、禁煙外来の集計報告が義務づけられています。当院の、昨年度の禁煙成功率は62.5%でした。 ただし、禁煙が成功しても、その半年後とか1年後に、また喫煙... -
99%安全な手術
慶応大学病院で、生後3カ月で心臓手術を受けたお子さんが、脳障害を起こし、両親が提訴しました。 かつて子どもの心臓手術に携わっていた人間として、このような訴訟の... -
EBMとNBM
EBM(Evidence Based Medicine:根拠に基づく医療)という言葉は、もうだいぶ前からよく聞かれます。 医学という自然科学は、過去の研究成果に基づく科学的理論(理屈)... -
制服と勤務状況
熊本地域医療センターのナースの制服が2種類あることを、最近になって知りました。2年前からだそうです。 看護師長とそれ以外、じゃなくて、ある年齢よりも上か下か、と... -
外科医の待遇改善
外科医の待遇を改善しよう、と叫ばれて久しく、しかしなかなか、具体的な改善策が軌道に乗りません。 日本外科学会がこのたび、特別企画の中で掲げた「処遇改善計画」と... -
熊本市民病院被災
熊本市民病院は、私が開業する前の7年間(2000〜2007年)、小児心臓外科医として奉職した病院です。 今回の地震で建物が損壊し危険があるため、入院患者全員が、4月17日... -
処方箋なしで調剤可
被災したために当院に来院できない患者さんの中には、生活習慣病などの薬が切れる方が、たくさんいます。 このような場合、代理人が当院で処方箋を受け取り、薬局で薬を... -
国庫負担減額調整措置
新学期が始まり、学年が上がって、医療費の助成が減ったお子さんもいることでしょう。 子どもの医療費助成の対象を、そう単純には拡大できないことについては、先日も書... -
大病院定額自己負担
紹介状なしで大病院を受診した場合、今月からは初診料とは別に、5,000円以上の自己負担が求められます。 軽症の患者が大病院を直接受診して、大病院をわずらわせるのを... -
医療費助成、中3まで?
「子ども医療費助成 付帯決議案可決」 「子ども医療費助成拡大 見送り」 この2つの見出しの記事が、同じ内容を報じているので、ちょっと戸惑いますが、先週の熊本市議... -
小児かかりつけ診療料
この4月の診療報酬改定で、「小児かかりつけ診療料」という診療報酬が新設されます。 「かかりつけ」というのは、1人の患者を継続的に診療する、いわば主治医のような医... -
MRワクチン問題と自治体
北里第一三共のMRワクチン問題。有効性が、国の基準を満たしていないことがわかった件の続きです。 当院では、該当者をすべてピックアップし、優先度の高い方から順に、... -
お薬手帳が割引手帳
来月からの診療報酬改定では、「お薬手帳」にまつわる改定が、今ちょっと話題です。 従来の「お薬手帳を断ると20円安くなる」が、「お薬手帳が無いと30〜40円高くなる」... -
インフル流行に突入
インフルエンザが、例年よりもだいぶ遅く、ついに流行期に入りました。 流行の状況を、客観的に評価・表現する基準となるのが、全国の定点医療機関からの患者報告数です... -
ブリンクマン指数
ブリンクマン指数とは、喫煙歴の程度を数値化するもので、「1日の喫煙本数x喫煙年数」で算出されます。 たとえば肺がんの発病率など、ブリンクマン指数とさまざまな疾... -
化血研、出荷停止解除へ
「厚労省は、誰を保護するために製薬会社を監督しているのか。そのことを忘れているような気がします」 と、昨日は批判的に書きましたが、厚労省の方、すみません。忘れ... -
多剤投与
医薬品の「多剤投与」を問題視する記事が、今日も出ています。 医者が儲けるために、不要な薬をたくさん処方していると、そう言わんばかりの論調が多いです。 そのよう... -
門前薬局は安い
「門前薬局は他の薬局よりも薬代が安い」 今朝のテレビ番組で、そのようなことを話していました。 「門前薬局」とは、医療機関のすぐ隣近所にあって、その医療機関の処... -
診療報酬上げ下げ
来年度の診療報酬の改定方針が決まりました。 本体部分(医師の技術料相当)を0.49%引き上げる一方、薬価は1.22%、医療材料は0.11%の引き下げです。 診療報酬全体と... -
イソジンが塩野義へ
「イソジン」の製造販売が、明治(Meiji Seikaファルマ)から塩野義製薬に移管されることになりました。 「イソジン」は消毒薬の商品ブランド名。成分は「ポビドンヨー... -
高齢化と診療報酬削減
来年度予算に関連して、診療報酬を削減するかどうか、2年に1度の恒例の議論が行われています。 今回は「薬価」だけではなく、「本体部分(=医師の技術料にあたる)」も...