「隣の雑草は青い」と書いたことのある、当院の芝生の隣の「雑草畑」に、今もてこずっています。
梅雨明けに業者に頼んで除草していただき、いったんそのエリアは完全に黒い土の色になりました。
そして今度こそ、雑草は生えたらすぐ抜いて、やがて芝生が戻るのを期待しようと思ったのです、その時は。
ところが翌朝見ると、数カ所、小さな雑草が生えています。もちろん、朝の掃除の際に全部抜きました。
しかしその翌日も、また何本か生えてます。もちろん全部抜きます。生えたら抜けば良い。そう思ったのです。
さて、休診日を1日おいて、出勤してみると数十カ所に雑草が生えてるじゃないですか。
そしてそのようにして、だんだんと朝の除草が追いつかなくなり、ついに諦める時が来たのでした。
雑草はビッシリと生え揃い、隣の芝生よりもよほど青々しい、濃い緑の絨毯が再び出来上がりました。
経過観察だけを続けていたら、雑草はみなどんどん背丈が伸び、絨毯は分厚く一層立派になります。
こうなりゃ、たっぷり日差しを浴びて真緑の絨毯にしてやろうと、少しは思った時もありました。
先月、また除草してもらったのですが、造園業者の方曰く、地下茎がかなり発達してるから根絶は厳しいと。
そこでいまでは、毎朝草を抜く時に、同時に地下茎を何本か引っこ抜いています。これが驚くほど長い長い。
調べたら、地下茎は光合成で栄養を蓄えて発達するので、葉はできるだけ茂らせず、こまめに刈り取れと。
なんと、私が「青い絨毯だ」と愛でていた行為が、屈強な地下茎のネットワークを育ててしまったようです。
というわけで、まるで芋掘りをするように太い地下茎を抜くのが、私の毎朝の日課になっているのです。
(写真は、芝生の場所に緑の絨毯を形成していた、おそらくヨモギの仲間。7月撮影)

コメント