医療– category –
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ジェネリックの調剤体制
中医協(中央社会保険医療協議会)はこのたび、ジェネリック医薬品の価格引き下げを了承しました。 先発品(新薬)の60%以下と決められているジェネリックの価格が、50... -
化血研の隠蔽体質
本日ついに、化血研に、厚労省の立ち入り検査が入りました。 第三者委員会によって、企業ぐるみの「不正+隠蔽工作」が明らかにされたのであれば、当然のことです。 不... -
医者と患者のギャップ
「医療事故調査制度」が始まりました。 医療機関は、「診療行為に関連した患者の予期せぬ死亡事例」を、報告・調査する義務があります。 たとえば手術後に死亡した場合... -
高血圧の治療目標
高血圧の治療目標は「120未満」にすべきであると、米国立研究所が発表した基準値が報じられました。 けっこう厳しい数値ですが、この基準を守った場合には、死亡のリス... -
風邪と辞書
「インフルエンザに罹りました」と言う人はいても、「インフルエンザを引きました」と言う人はいません。 ところが風邪の場合は『引く』が普通で、「風邪に罹りました」... -
同時処方禁止薬
同時に処方してはならない薬があります。 (1)相互作用によって、薬の効果が極端に減弱したり強まったり、あるいは副作用が出やすくなるもの (2)似たような作用の... -
医療に満足できない日本人
日本人の医療に対する満足度は、他国に比べて低いことが、国際調査で明らかになっています。 そこには日本(日本人)の特殊性が浮き彫りになっているので、改めて考察し... -
高齢化と医療費
医療関係で、最近2つの新聞記事がありましたが、それらが一見、矛盾しているようなので笑えました。 (1)日本では今後、高齢者が増えるので、入院ベッドが不足するた... -
禁煙外来の成功率
禁煙補助薬「チャンピックス」を使った「禁煙外来」を、当院で行っています。 計5回の通院により、12週間にわたって内服を継続する治療です。 毎年7月に、前年度に禁... -
大腸がん検診の年齢
大腸がんは増えています。早期発見・早期治療のためには、定期的な検診が有効です。 大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)に抵抗がある方なら、まず、便潜血検査を受けてみ... -
勤務医の過重労働
病院勤務医の過労死や過労自殺が、ときどき起きて問題となります。人手不足による過重労働が原因です。 その勤務医の実体を十分に把握していながら、厚労省はなかなか有... -
かかりつけ医の報酬
高齢化社会の進展をにらみ、厚労省は「かかりつけ医」と「在宅医療」を推進しようとしています。 在宅医療にも、さまざまな問題(ドタバタ)があるのですが、今日は「か... -
湿布も保険適用外へ
市販品と類似した医療用医薬品(市販品類似薬)の「保険はずし」が、湿布薬にも拡大しそうです。 すでに現在、うがい薬を「単独で」処方した場合には、保険適用外になり... -
医療へマイナンバー
「マイナンバー」を医療に導入することが、正式に決まったようです。 2017年7月から健康保険証としての利用を始め、以後段階的に、医療情報の共有を目指すとのこと。 「... -
服薬遵守
「薬がのみきれない!〜知られざる “残薬” のリスク〜」、昨日の「クローズアップ現代」のテーマです。 薬が多いことの問題は、理解できます。しかし「残薬」がリスクと... -
腹腔鏡手術問題
東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院は、「特定機能病院」の承認が取り消されるようです。 女子医大の取り消し理由は、昨年の「プロポフォール問題」です。こ... -
病児・病後児保育連絡票
いわゆる紹介状(診療情報提供書)には、診療報酬が250点ほど算定できます。これが診療情報提供料です。 ただし、紹介状を書いて報酬を得る(お金を取る)からには、守... -
使用上の注意の改訂
医薬品には「使用上の注意」という重要な情報が、「添付文書」に記載されています。 市販後に報告された副作用などの情報が、随時盛り込まれるので、たびたび改訂されま... -
正確な発言と記述を
医療の現場では、医師は全面的に信頼されているのであり、その信頼に応えるのが医師の義務です。 そのために医師がなすべきことは、診療が正しく誠実であるか、というこ... -
手先の器用さと外科医
手先は器用だったはずなのに、細かい手作業をしようとすると、手よりも視力が追いつかなくなりました。 勤務医(外科医)時代には、「器用じゃないと、手術はできないん... -
免許申請用の診断書
医師や看護師の国家試験に合格した人は、免許の申請手続が必要です。 そして申請に際しては、医師の診断書が必要です。いまの時期、その診断書を求めて来院する方が多い... -
脈を数える
脈を診るのは診察の基本ですが、初診の方を除くと、あまりじっくりと触診していないことに気付きました。 これは反省しなければなりません。脈の診察は、脈拍数やリズム... -
家に帰るまでが遠足です
「DOCTORS3 最強の名医」が最終回でした。このドラマではいつも、終盤に大きな手術が行われます。 手術中にたいていトラブルが起きますが、それを乗り越えて、手術は成... -
自動血圧計の精度
高血圧で治療中の方には、自宅で血圧を測定している方が多いです。健康管理のためにはとても有用です。 テルモとかオムロンとかの自動血圧計なら、精度には問題ありませ... -
予防医療の拡充が本筋
本日、通常国会が召集されました。長い冬休みでしたね、議員さんたちは。 安倍首相は今国会を「改革断行国会」と位置づけて、医療や農業の改革を断行する考えとのこと。... -
出席停止期間が長い
インフルエンザの患者報告数は、宮崎、沖縄、熊本が、現在の全国ワースト3。九州で大流行のようです。 熊本市では先々週から警報レベルとなり、近隣の小中学校では、学... -
隔日投与の解釈
医療用医薬品の多くは、1日3回毎食後、だとか、1日1回就寝前、などという「用法」で処方します。 内服の回数とタイミングは、その薬の効能や作用持続時間、薬理作用等に... -
頓服をください
「頓服をください」と言う患者さんがいます。これは「熱冷ましをください」の意味です。 つまりこの方は「頓服=解熱剤」と思っているのです。 実は私もそうでした。大... -
インフル治療のタイミング
熊本でも年末から、インフルエンザが流行しています。これまでに当院で診断したものは、全部A型です。 いまの流行はAH3亜型(A香港型)だそうです。昨年は、同じA型でも... -
診療明細書は無意味
「診療明細書」を受け取られているでしょうか。医療機関を受診すると、領収書とともに渡される書類です。 明細書に記載されているのは、あくまで医療費の内訳であって、...