予防接種– category –
-
ワクチンの効果
インフルエンザに罹った患者さんには、ワクチン接種済の方と、未接種だった方がいらっしゃいます。 前者の場合「ワクチンを接種したのに罹った」と、ワクチンの信頼性に... -
成人用肺炎球菌ワクチン
「水痘ワクチン」と並んで「成人用肺炎球菌ワクチン」も、来年度中に定期接種化されることになりました。 今日は、成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種の、その奇妙な取り... -
痛みと心身反応
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)のことを書いたのが2週間前ですが、また少し動きがありました。 このワクチンの接種後に、CRPSをはじめとする、慢性の痛みや運動... -
風疹の集団感染
島根県の保育園で昨年、風疹の集団感染が起きていたと報じられました。 感染した22人の園児のうち18人は、MR(麻しん/風しん混合)ワクチンの接種を受けていたようです... -
子宮頸がん予防ワクチンの現状
ほとんど忘れ去られているHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)について、年末に動きがありました。 厚労省の審議会で、さまざまな論点について議論が行われたようで... -
水痘ワクチン定期接種へ
「水ぼうそう定期接種に」 今朝の読売新聞が、一面トップで報じました。 寝耳に水でしたが、どうやら水痘と成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種化が決まったのは、本当の... -
定期接種の年齢
インフルエンザワクチン。毎日接種していますが、65歳以上の方は無料です。 予防接種法に基づく「定期インフルエンザ予防接種」で規定されていて、熊本市の場合は無料接... -
ワクチンの色分け
当院でのワクチン接種では、まず接種前の診察時に、被接種者の腕に小さな丸いシールを貼っておきます。 ニチバンの「マイタックシール」というシリーズの、8ミリ径のシ... -
インフルエンザワクチンは効くのか?
インフルエンザワクチンは、満6カ月から接種できますが、0歳児では効果が少ないといわれています。 当院では、0歳児でも接種を希望されれば、保護者の意向を尊重して、... -
予防接種の注射針
インフルエンザの予防接種が、ピークを迎えつつあります。 有用性はわかっていても、注射は痛くてみんな嫌いです。大人は顔をしかめ、小さな子は大泣きします。 その痛... -
新ワクチンのジレンマ
子どもの定期予防接種のひとつ「小児用肺炎球菌ワクチン」が、今月から新ワクチンに変わりました。 高齢者では肺炎を引き起こす肺炎球菌ですが、乳幼児では髄膜炎などの... -
ワクチン接種間隔
厚労省はようやく、ワクチン接種についての規定のひとつを、緩和しようとしています。 先週の審議会(予防接種基本方針部会)で検討が始まったのは、同一ワクチンの接種... -
米国で百日咳流行
米テキサス州で、百日咳患者が急増しているとのこと。 ワクチンが有害だと懸念する親が、子どもに予防接種を受けさせないことが、流行の原因だそうです。 なんだ、ワク... -
日本脳炎注意報
「日本脳炎注意報」が9月2日、熊本県下に発令されました。県が注意喚起しているのは、以下の3項目。 (1)蚊(コガタアカイエカ)に刺されないように心がけること (2... -
同時接種は安全
ワクチンの同時接種を、私は推奨しています。その理由はいろいろありますが、 ・スケジュールが組みやすく、早く接種が完了し、早く免疫を獲得できるので、疾病の予防効... -
ワクチン接種規制
厚労省はついに、MRワクチンの接種を制限する動きに出ました。ワクチンが枯渇しそうだからです。曰く、 「今後、助成事業を開始しようとする市町村(特別区を含む。)又は... -
ワクチン枯渇寸前
風疹予防のためのMR(麻疹/風疹混合)ワクチンが、本当に不足しそうな見通しです。 ワクチンが8月中に品切れになるかもしれない。そう厚労省が発表したことについては... -
特例接種
夏を前にして、日本脳炎ワクチンの予防接種を受ける方が急増しています。 このワクチンは、過去のある時期、「積極的勧奨接種」が差し控えられていました。 ちょうどい... -
接種しないリスク
恐れていたように、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)をめぐっては、現場での混乱が起きています。 接種後のCRPS(複合性局所疼痛症候群)問題で、国が「接種はお... -
おたふくと水痘
ほぼ毎日のように「おたふくかぜ」や「水痘(水ぼうそう)」のお子さんが受診されます。 患者数は、毎年数十万人から100万人以上と推測されています。あまりに多くて、... -
風疹1万人
「風疹はまだ1万人」と、田村厚労相は昨日、言い放ちました。 今年の風疹の累積報告数が、ついに1万人を突破したことを受けての発言です。 政府としては「特別の対応を... -
勧奨接種差し控え
厚労省は昨日、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種の積極的勧奨を差し控えることを決めました。 接種中止に至らなかったことでホッとしましたが、問題は単純で... -
MRワクチン不足
毎日のように、成人の方が麻疹/風疹混合(MR)ワクチン接種のために来院されます。多くが若夫婦です。 風疹単独ワクチンが品薄のため、かわりにMRワクチンを接種してい... -
ワクチンとADEM
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種後にADEMが3件起きたと、厚労省が先週公表しました。 「ADEM(急性散在性脳脊髄炎)」は、アレルギー性の急性脳脊髄炎です... -
風疹ワクチン
風疹の流行を受けて、ワクチンを接種する成人の方が急増中です。 風疹ワクチンが全国で品薄のため、かわりに麻疹/風疹混合ワクチン(MRワクチン)を接種しています。 MR... -
疑わしきは接種?
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種後の副反応(副作用)に関連した報道が続きます。 このワクチンには批判的な意見を言う人も多い中で、厚労省は接種継続を決... -
HPVワクチン問題
「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」接種後の副作用が、問題になっています。 以前は「子宮頸がん予防ワクチン」とよばれ、先月から定期予防接種に加わったばか... -
妊娠の可能性
日頃の診療において、患者さんが女性の場合には、妊娠の有無や授乳の有無を確認しています。 内服薬や注射薬を処方する上で、注意が必要だからです。 最近の風疹の流行... -
月齢と接種回数
ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンには、接種回数に起因する問題点があると、私は常々思っています。 いずれも生後2カ月から接種を開始するのが標準で、乳児期に3回... -
予防接種法改正
「予防接種法の一部を改正する法律」が一昨日公布され、本日から施行されました。 予防接種法の第二条第二項で、新たに「A類疾病」と規定された疾病を確認してみます。...