言葉・文章– category –
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見かけはシンプルでも、内容はくどいのが好き
「文章術」を指南する本やサイトは無数にありますが、私はなるべく読まないようにしています。 なぜなら、自己流が否定されそうな気がするからですが、今日うっかり、そ... -
「積ん読」は、本の熟成作業なり
「積ん読」を、よくやります。本を買っても読まずに、そこら辺の本の上に積み重ねてそれっきり、ってやつ。 何冊も積み上げ続けていると、やがて崩れます。上層面だけが... -
井の中の蛙、共通語を知らず
手指消毒用エタノールの押売り(国による優先供給スキーム3月分)メールが届きました。懲りませんね。 いつもの「サラヤ ヒビスコールSH ポンプ付1L 1本4,378円(1〜4... -
変異ウイルスのクラスターで先が読めない
埼玉県で4人が新型コロナの変異ウイルスに感染していることが確認され、県の担当者は次の様に述べました。 「いずれも英国滞在歴や英国滞在歴のある患者等との接触は確... -
質問には、まず真っすぐ簡潔に答えましょう
緊急事態宣言下の東京都の小池知事は昨日、次の様に語りました。 「コロナはカレンダーを持っていない。もう一つ持っていないものが時計でして、ですから、午後8時であ... -
クマの駆除で疲れて、目の下にクマができたとする
クマが民家付近に出没する事件が、最近よく報じられます。人的被害も出ているようです。 たまに逃げ去るクマもいますが、多くは、「猟友会によって駆除された」、という... -
「やさしい日本語」は、日本人どうしの会話でこそ使いたい
文化庁がまとめた「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」について、NHKが報じていました。 日本で暮らす外国人にしっかりと情報を届けるための、「書き言葉」... -
敬体と常体を混在させたっていい!(ぺこぱ風)
休診日はたいてい、外出もせず(コロナ禍なので)、自宅か職場でデスクワークとか読書などしています。 TVのニュース番組はつけっぱで、昼間なら「ひるおび!」からの「... -
禍(わざわい)を転じて渦と為す
「コロナ禍」という言葉を、最近はよく目にし、耳にもします。当ブログでも4月から使っています。 「舌禍」とか「災禍」とか「ワクチン禍」などの言葉で使われる「禍」... -
コロナ感染者数が「右肩上がり」の違和感
新型コロナウイルスの感染者数は、多少ジグザグ増減しながらも、ここのところおおむね増え続けています。 大阪で200人越えした日に吉村知事は、「(感染者数は)右肩上... -
予測不能な展開にドキドキし、思った通りの展開にホッとする
韓流ドラマ『愛の不時着』にハマっているという井上荒野さんの雑感風の文章を、今朝の日経で読みました。 この文化欄のエッセイってハズレがないので、仕事前の私の楽し... -
名詞のアクセントの「平板化」には、最後まで抵抗したい人間です
ある水族館がやっと開館するというニュースを聞いてて、「水族館」という言葉のアクセントに驚きました。 なぜならアナウンサーが「平板型」で発音したからです。私の中... -
文學界新人賞受賞作『アキちゃん』(三木三奈)読後感
新型コロナ以外の話題はないものかと探したのですが、どうしても旬のネタはコロナ絡みばかり。 こうなれば奥の手は、映画か小説の感想文、ということになります。 ちょ... -
「あさっての方向」とは、具体的にどっち向きなのか?
節分なので「恵方巻き」を、昼休みに流儀に則って黙って一気に食べました。 今年の恵方は「庚(かのえ)」。ほぼ西南西ですが、正確には255度の方向です。 前に書いたよ... -
今日からブログのタイトルを長くすることにした理由
「ブログのタイトルを見ても内容がわかりにくい」というご意見があることは、以前から承知しております。 そもそも内容がまとまっていないブログなので、それを一言で表... -
「ハチド」と「クド」
インフルエンザは少し下火にも見えますが、まだ油断はできません。それにB型が現れ始めています。 溶連菌感染やリンゴ病とインフルエンザに同時に罹患する方もいて、診... -
おまかせブログ
考えが煮詰まって(←誤用)もう頭が回らなくなり、思考が暗礁に乗り上げることがありますよね。 そんな状況を表す、うってつけの言葉を見つけました。「脳座礁」。すみ... -
ブログ投稿3,000回
当ブログは今日で、通算3,000エントリーとなりました。燦然と輝く投稿数というのは、こういうことです。 ちなみに、最初の1,000回には6年1カ月を要しましたが、次の1,00... -
飲みかたの多か
「減量できてますか?」と尋ねると、「いやぁ飲みかたの多かですもんねぇ」という返答。 飲み会が多くてなかなか減量できないのですよ、という言い訳ですが、この時節、... -
文字だけのブログ
「ブログに写真がないんですね」というご意見(ご指摘)を、久しぶりに頂戴しました。 数年前に、ブログに写真を掲載しない理由を書いたことがあります。 文章を毎日書... -
どっこいしょ
特集記事 「『どっこいしょ』を考察する」 第1部:「どっこいしょ」の言語学的考察 ・「どっこいしょ」って、そもそも何? ・「どっこいしょ」の語源を古代まで探る ・... -
い抜き言葉?
「早っ!」 診察室で緊張して固くなっている子どもが、スムーズに診察が終わった瞬間に、こう言いました。 イヤな検査や痛い処置もなく診察が終わり、ほっと安堵感から... -
「憮然」を間違う世代
文化庁が昨日発表した「国語に関する世論調査」の結果を、多くのメディアが一斉に報じています。 たとえば「憮然」の意味を、「失望してぼんやりとしている様子」だと正... -
他動詞と自動詞
扁桃腺を腫らした子が最近よく来院しますが、予想に反して、溶連菌やアデノウイルスが検出されません。 つまり、それら以外の病原体感染による、急性扁桃炎というわけで... -
こっそり推敲を遂行
当ブログは、たいてい夜執筆し、しばしば深夜に投稿しています。さいわい夜は筆が進みます。 ただ、十分に推敲できてないまま0時の締切前に滑り込むことがあり、翌朝改... -
酔った勢い
「酔った勢い」で不道徳な行動が現れるのではなく、元々のその人の道徳観がその程度であっただけ。 このショッキングな研究結果を、Facebookの紹介記事で見ました。その... -
「令和」の発音
今日、当院で予防接種を受けた7人のうち2人が、今年5月以降の生まれ、すなわち「令和ッ子」でした。 だいぶ前、手術患者が平成生まれであることに驚いて、「平成ッ子や... -
今村夏子ついに芥川賞
芥川賞は、今村夏子の『むらさきのスカートの女』に決まりました。選考会では断トツの高評価だったとか。 今村氏は近年、私のイチオシの作家なのですが、芥川賞候補にな... -
気温と体温
当院の問診票の右上には、院内で測った体温を記載する欄があります。 来院して検温して初めて、「あらっ、八度五分ありました」と、熱があることに気づく方もけっこうい... -
サンノゼ
「WWDC2019」という、Appleの発表会(開発者イベント)が開催されたのは、サンノゼの会議場でした。 「重大インシデント」を起こしたANA機が離陸したのも、同じく、カリ...