言葉・文章– category –
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若い女性の盗撮
「遊び心では許されない…若い女性の中高年盗撮」というニュースの見出しが目に留まり、驚きました。 私はてっきり、若い女性を中高年が盗撮したと思って記事を読んだら... -
大震災と大地震
9月1日は、関東大震災の起きた日にちなんで「防災の日」、防災意識を高める日です。 しかし、阪神・淡路大震災は1月17日に、東日本大震災は3月11日に起きました。 日本... -
漢和辞典を比べる
「日本国語大辞典(小学館)」(オンライン版)を使っていることは、前に書いたとおり。 あまりにも充実した辞典なので、暇さえあれば読みふける日々です。「新明解」と... -
まったり、こってり
疲れた夏の日の夕食には、あっさりした料理よりも、パンチの利いた、こってりしたものを食べたくなります。 『美味しんぼ』に出てくるような、「まったりして、それでい... -
鼻の日
8月7日は「鼻の日」。今朝の「林修の金曜言葉塾」では当然、芥川龍之介の『鼻』に触れていました。 せっかくなので、何十年かぶりに、今日は『鼻』をほじくり返して、い... -
アタマジラミ
「シラミ(虱)」に感染して来院するお子さんが、ときどきいます。 当院で新たに診断することは、ほとんどありません。治療薬を処方することもありません。 たいていは... -
日本国語大辞典
文章を書くときには、時間とネタとパソコンのほかに、辞書が必須です。 誤字脱字だけでなく、言葉の取り違えや、用法の誤り・勘違いを、できるだけなくしたいからです。... -
隔日で確実か
薬の「隔日投与」については前にも書きましたが、「1日おき」の解釈自体が問題となることがあります。 「1日おき=2日に1回」だと私は思うのですが、ときどき、「1日お... -
「楽しいです」の違和感
「大型書店というのは、具体的な購入目的があってもなくても、ただ本を見て回るだけで楽しいです」 と書くと、「楽しいです」が幼稚な感じがして、「楽しいですね」とか... -
文頭の「なので」
文頭に「なので」を持ってくるなど、数年前までは許せないと思っていました。でも、慣れますね。 なので最近は、私も使います。ただし、話し言葉で使うのにはまだ、抵抗... -
投票のYES/NO
ギリシャの国民投票が近づいてきました。 「EUやIMFなどが提示した財政緊縮策を、受け入れるべきかどうか」という選択肢への投票です。 チプラス政権は「ノー」に投票す... -
ここか、そこか
子どもの腹痛はたいてい、ウイルス性胃腸炎が原因ですが、虫垂炎や便秘やその他の疾患も念頭に置きます。 腹部をあちこち触わって「硬さ」を診たり、少し押さえてみて「... -
まづゎ、こんにちゎ
「それでゎ」とか「じつゎ」などの、小さい「ゎ」が、おもに若者の間で使われています。 調べてみたら私も1年前、ブログで「まずゎ」を使ってました。いま思えば、「ま... -
「火花」を読む
又吉直樹の小説「火花」が、芥川賞の候補に選ばれたと、今朝から報じられています。 つい昨夜、テレビ番組の「アメトーーク」で、その又吉氏の「読書芸人」ぶりを見たば... -
割れ鍋に綴じ蓋
昨日のブログで、「なべぶた」とすべきところを「うかんむり」と書いてしまい、ご指摘を受けました。 あわてて訂正したのですが、投稿からおよそ6時間にわたって、恥ず... -
つくりが気になる
からだの各部を表す漢字には、「にくづき」という部首の字が多いです。「肺」とか「胃」とか「腸」とか。 これらの漢字は「旁(つくり)」の部分にこそ、その臓器の意味... -
武蔵ヶ丘
昨日の豪雨がウソのように、今日の熊本はよく晴れて、真夏日となりました。 宮本武蔵は、その晩年を熊本で過ごしました。あ、天気の話はもう、終わっています。 武蔵が... -
ウォッチかウオッチか
Apple Watchを使い始めて、2週間たちました。 仕事中と通勤中には、ずっと装着しています。メールの着信にすぐ気付けるので、大事な連絡を逃しません。 仕事中のイス座... -
山口のアクセント
視聴率が低迷してNHK会長も怒ったという大河ドラマ「花燃ゆ」は、今夜やっと、奇兵隊が登場しました。 これでドラマにも動きが出て、今後は盛り上がるのでしょうか。長... -
差別用語を考える
昨日も書いた、ジョン・ナッシュ氏のこと。彼が「統合失調症」だったことは、よく知られています。 映画「ビューティフル・マインド」では、その彼だけが知覚する世界を... -
つぶらな瞳
神経学的異常を疑うときや、意識レベルを診るときに、瞳孔の大きさ、形、左右差や対光反射を観察します。 ただし私の外来の一般診療で、瞳孔の診察、とくに対光反射をチ... -
アクセントの平板化
「くまモン」の正式なアクセントは、頭にアクセントがある「頭高型」であると、以前書きました。 しかし実際には、日頃の診療で接する子どもたちのほとんどが、いわゆる... -
蛇足
時にはまともなことも書きますが、たいていは、どうでもよい話を書くのが、このブログの特徴です。 たとえまともなテーマで始まっても、途中から話が逸れていきます。書... -
スタッフ
「スタッフぅ〜」と伸ばすと、狩野英孝のギャグになります。しかも、古い。 私がクリニックの従業員のことを話題にするとき、「スタッフ」という言葉を使うことが多いで... -
ヴィヴァルディ
高校時代にやってたZ会(添削)のペンネームは、「調和の霊感」と「すきむらくん」を使い分けていました。 前者はヴィヴァルディの協奏曲集の名前であり、後者は当時の... -
ご機嫌は、なぜななめ?
お子さんが高熱を出すと心配ですが、しかしあわてて来院される前に、いつくかチェック項目があります。 とくに赤ちゃんなら、息づかいと顔色はどうか、ちゃんと哺乳して... -
とても楽しい
「全然+肯定形」という「若者コトバ」が、市民権を獲得しつつある、ということは以前にも書きました。 「全然楽しい」なんていう表現は、感覚的にも新鮮なので、私はむ... -
はい、いいえ
英語の否定疑問文には、日本人はつい、逆に答えてしまいがちです、少なくとも英語慣れしてない人は。 ところが日本語の場合でも、否定形の疑問文に対しては、面倒なこと... -
スターウォーズの日
「スターウォーズの日」だったんですね、昨日(5月4日)は。私は今日になって知りました。 1日遅れなので鮮度が落ちますが、ダジャレ好きの私としては、どうしても書... -
未曾有の演説
安倍首相の先日の演説は、外務省発表の日本語版原稿を、何度も読み返しました。よく練られた文章です。 第二次大戦記念碑を訪れたときの逸話は、情景が目に浮かぶような...