言葉・文章– category –
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山を下る
「過去にさかのぼる」という言葉は、よく考えてみると不思議です。 「川をさかのぼる」と同様に、高い方に向かうイメージがあるからです。過去は上の方にあるのでしょう... -
鼻毛鯖
鼻毛の生えた鯖を想像すると笑えますが、違います。「鼻毛鯖」は、インターネットスラングのひとつです。 電子掲示板などをたまに読むと、スラングが多くて意味不明なこ... -
音数律
雑誌やテレビ番組等で、よく川柳を見かけますね、サラリーマン川柳とか、ペケポン川柳とか。 その内容はともかく、日本人はどうして、「五七調」とか「七五調」が好きな... -
星新一賞選考中
ご記憶でしょうか、日経「星新一賞」のことを。応募することを宣言した、あの星新一賞です。 締切は昨年の10月31日でした。応募総数は、一般部門2,546作品、ジュニア部... -
流行語大賞
「史上最多、大賞が4つ」とか言ってますが、突出したものがなくて絞り込めなかっただけの話でしょう。 発表されて3週間過ぎた今頃になって、「新語・流行語大賞」を話題... -
引っかけ問題
夜明け三時、ドアベルが鳴る。あなたの両親が朝食にやってきた。 家にあるのはイチゴジャム、蜂蜜、ワイン、パン、そしてチーズ。さあ、あなたが最初に開けるのは何? ... -
気色ばむ
「猪瀬都知事が気色ばむ一幕もありました」と報道キャスターが冒頭に言うので、どれどれと見てみました。 たしかに、いつも努めて冷静に釈明している猪瀬氏にしては、思... -
背水の陣
テレビの中国歴史ドラマ「項羽と劉邦(全80話)」の今回、第64話は「背水の陣」を描いていました。 こういった故事成語が登場するたびに、中国の歴史の奥深さを感じます... -
ワープロ文書
手首の腱鞘炎に苦しんでいた頃、毎日パソコンで書いている文章の多さが気になっていました。 当時計算してみたら、その文字数は1日あたり約2万字でした。ひと月に約50万... -
推敲履歴保存法
ブログのような文章でも、それなりに推敲を行って、誤字脱字はもちろん、表現や内容を修正します。 そしてさんざん修正したあとで、やっぱり前の方がよかった、と思うこ... -
行幸
天皇皇后両陛下が「第33回全国豊かな海づくり大会」臨席などのため、昨日まで熊本に滞在されていました。 県民の悲願「くまモンと両陛下の歓談」も実現しました。 「く... -
ブログのネタ
「よくもまあ、次々と(しょうもない)ネタを思いつくものですね」 毎日ブログを書いていると、多くの方からこのような質問を受けます。 このうち( )の部分を口にす... -
文章術の基本
「文章術」の本はあまり買いませんが、書店で目に留まると、立ち読みすることはよくあります。 それらによく書いてある「基本原則」を、私はあまり守っていません。たと... -
文の長さ
文学作品は別として、情報を提供するのが目的の文章では、「文は短く」、これが基本でしょう。 このブログは原則として、ひとつの文が全角で50文字以下になるように書い... -
ペンネーム
まえにキラキラネームについて書いたとき、私の名前「由一」について触れました。 読みは「よしかず」なのに、こどもの頃、初対面の友達からは「ゆいち」と呼ばれること... -
星新一賞
「吾輩は猫である」を最後まで読み切れなかった私でも、星新一のショートショートは読みやすかった。 中学時代には、はまりました。SFだけど絵空事とも言えない、ちょっ... -
キラキラネーム
「キラキラネーム」 まず、その呼び方がおかしい。 こどもの名前に、特殊な読み方をする漢字を当てることが増えているのは、職業柄よく知っています。 ただ、キラキラ... -
大型書店
最近行く頻度が減りましたが、本屋さんが好きです。本よりも好きかもしれません。 とくに大型書店では、いつまででも店内を回遊し続けたいぐらいですが、途中で足腰が悲... -
著作権70年
著作権の保護期間が、権利者の死後50年から70年に延長される可能性が出て来ました。 欧米では70年が主流だそうで、TPP交渉のために、日本もそれに合わせようというもの... -
連濁
たかじんの番組に出演していた韓国人女性の発言を聞いていて、面白いことに気づきました。 「その概念が」と彼女が言ったときは、「ソノガイネンガ」と発音していたのに... -
並列読書術
「本は10冊同時に読め!」(成毛眞著)を読みました。 他の本と「同時に」読むつもりでしたが、結局、一気読みしました。 気がつけば、情報源がネットやテレビに偏りが... -
なだいなだ
なだいなだ氏が亡くなりました。 1年半前に、北杜夫氏の訃報について書いたとき、なだいなだ氏を話題にしたことがありました。 彼のブログの中に出てきた「回れ右したら... -
同音異義語
日本語は「同音異義語」が多いという特徴があります。 文字を見ればすぐ区別がつきますが、話し言葉では文脈によって判断しなければなりません。 パソコンなどの日本語... -
ぼたもち
「おはぎ」と「ぼたもち」の違いについて、今朝の「めざましテレビ」を見て知りました。 地方によって呼び方が異なるのかな、ぐらいの認識でしたが、そうではありません... -
365日無休
「継続は力なり」と書いたのは、もう8カ月も前のこと。 5年前に書き始めた当ブログ、昨年4月16日からは休まず投稿を続け、本日で365日連続更新となりました。 ブログ... -
文章の一行目
「文は一行目から書かなくていい」(藤原智美著)という本を、タイトルにそそられて買いました。 この本のタイトルで「文」となっているところは「文章」とすべきではな... -
百人一首
私にとっての百人一首は、カルタの一種でも古典でもなく「なんとなく覚えているフレーズ集」です。 高校の時、古文の宿題で、百首の読みと意味と歌人の名前を全部、暗記... -
五郎八
熊本には、有名な高級料理店「五郎八」と、庶民的料理店「五郎八」があります。 同じ「五郎八」でも、前者は「ごろはち」と読み、後者は「いろは」と読みます。面白いで... -
執筆の執念
ライブドア元社長・堀江貴文氏が、4日前に仮釈放となりました。 彼は獄中から、メールマガジンを発信し続けていました。 収監前から毎週配信していた「堀江貴文のブログ... -
カルテとラテン語
迫ってきた「コンクラーベ」ですが、その語源について、やはり触れておかなければならないでしょう。 ローマ法王の選出においては議場に「外鍵」がかけられて、枢機卿た...