医療– category –
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医療従事者の苦労はさまざまですが、ともかく頑張ってます
「ブルーインパルス」が昨日、医療従事者への感謝と敬意を表すために、東京都心上空を編隊飛行しました。 医療従事者に限らず、屋外で青空を見上げた誰もが、明るい前向... -
マスクも消毒液も値崩れ間近かもしれないので、高値で買わないこと
ユニクロが、通気性に優れた「エアリズム」の素材でマスクを作るって話に、素朴な疑問なんですけど。 そもそも、マスクのウイルス捕集効率(濾過効率)って、通気性との... -
新型コロナ抗原検査を導入するからには、十分な準備と覚悟を
新型コロナの「抗原検査キット」が、原則として有症状者に対して、医師の判断で使えるようになりました。 当院のような医療機関でも、インフルエンザの検査みたいに院内... -
熊本地域医療センターで起きた新型コロナ院内感染に思うこと
熊本地域医療センターは、5月7日から再開したばかりの外来・新規入院業務を、9日からまた休止しています。 4月11日の感染者の受診を契機とした新型コロナウイルスの院内... -
患者も医師も自宅に居るというテレワーク診療だって可能なはず
「最近テレワークなんですよね」と話す方が増えてきました。「なので体重が増えました」と続きます。 だろうと思います。通勤でだいぶ歩くし、職場でもそこそこ歩くはず... -
コロナっぽくなくても、コロナの可能性は想定しなければなりません
「ブルー・コメッツ」のジャッキー吉川氏(81歳)が亡くなったと報じられました。 訃報のTVニュースでは、ブルー・コメッツの大ヒット曲『ブルー・シャトウ』(67年)が... -
防護具が不足しているので再利用するとなれば、またリスクがあります
不足している高規格のN95マスクは、「例外的に」再利用してよいと、厚労省からのお達しがありました。 再利用法のうち、5日間のサイクルで毎日取り替える方法は、滅菌器... -
不本意ながら、経過観察しかできないこともあるのです
ANAが、およそ8千人いる客室乗務員のうち約5千人を、一時的に休業させる方針を固めたと報じられました。 国際線の約60%、国内線の約10%で運休や減便を決めたので、労... -
感染防御のためには、使い回さなくても良いぐらいに防護具が欲しい
防護具の不備な状態で新型コロナウイルス感染者の飛沫を浴びた場合、その診察医は濃厚接触者となります。 一定期間の自宅待機等の対象になり、診療所もしばらく休診しな... -
選定療養費
この時期どうしても、予約なしで朝から来院される方が多いです。 夜中から高熱が出たり嘔吐が続くお子さん、喘息症状がひどい人、動悸や胸痛を訴える成人の方もいます。... -
出席停止期間のさじ加減
当院は今日が「診療納め」でした。明日から年末年始のお休みをいただきます。 そんな今年最後の診療日にもまた、インフルエンザに罹ったお子さんや大人が、何人も来院さ... -
服薬依頼書
お子さんに薬を処方すると、「服薬依頼書」を書いてくれと頼まれることがあります。 多くの幼稚園や保育園では、医師からの服薬指示(依頼)がなければ、薬を飲ませてく... -
風しん対策は低調
「風しんの追加的対策」が、今年度から3年間の時限措置として始まっています。 公的な予防接種歴の無い40〜57歳の男性に対して、抗体検査とワクチン接種を推進しようと... -
健診の電話勧誘
詐欺まがいの怪しげな勧誘が増えている昨今、多くの患者さんが困っている「勧誘電話」があります。 差し障りがあるので発信元は言えませんが、「1,000円で健診を受けま... -
医薬品名の由来
咳止め薬の「アスベリン」と不整脈治療薬「アスペノン」の処方間違いが多い、という報告が出ました。 このように冒頭3文字が似ている薬は、電子カルテで処方する際に間... -
医療費不払いと診療
「正当な事由がない限り、医師は患者の診療の求めを拒否できない」という、医師の「応召義務」。 ややもすると理不尽な規定なのですが、昨今の働き方改革の影響を受け、... -
まず医療機関を疑う態度
無効な健康保険証を提示して医療機関を受診することのないよう、お願いします。必ず面倒なことになります。 勤務先等の変更に伴って保険証が切り替わったのに古い保険証... -
「キムリア」3300万
白血病などの治療薬「キムリア」の保険適用が了承され、薬価は過去最高の3,349万円に決まりました。 米国では5,000万円以上の薬なので、今日の中医協の決定額は少々安く... -
「キムリア」承認へ
厚労省の審議会が今夜、免疫細胞を活用して白血病を治療する新薬「キムリア」の製造販売承認を決めました。 一部の白血病に高い治療効果があることがわかっていて、日本... -
幻のゾフルーザ顆粒
体感的には峠を越えたように感じるインフルエンザの流行ですが、地域によってはまだ、これからでしょう。 先日来、そして今日のNHKでも盛んに報じているのは、抗インフ... -
10代にタミフル出す?
どうやら熊本でも、インフルエンザの流行が本格的に始まったようです。 3日前の天皇誕生日から急にインフルエンザ患者が増えており、どんどん拡大しそうな兆があります... -
医師は例外的に働け
厚労省の「医師の働き方改革に関する検討会」は、もう15回ほど開催され、内容が具体化してきました。 検討されているポイントをまとめると、 (1)時間外労働の上限は... -
妊婦加算凍結へ
評判の悪い「妊婦加算」が、ついに凍結されることになりそうです。根本厚労相が会見で表明しました。 妊婦に対する丁寧な診察を促すための加算でしたが、妊婦の自己負担... -
武田薬品のグローバル化
武田薬品によるアイルランドの製薬会社「シャイアー」の買収が、今日の臨時株主総会で承認されました。 約6兆8千億円という驚異的な買収額は、日本企業としては過去最高... -
勤務間インターバル
医師の長時間労働問題について、厚労省は「勤務間インターバル制度」を導入しようと考えているようです。 勤務終了から次の勤務までの間に、一定の休息時間を設けようと... -
妊婦加算の問題
診療報酬の「妊婦加算」が、問題視されています。 医師が妊婦を診察した際に上乗せする医療費のことで、今年の4月の診療報酬改定時に導入されました。 これは、妊婦に対... -
厚生局の指導
厚生局から「集団指導」開催の連絡が届きました。12月15日(土)の15時から参加せよという通知です。 ちょっと待ってください。その日当院は診療日なんですけど。 おま... -
添付文書の電子化
厚労省は、医薬品の「添付文書」のペーパーレス化を進めようとしています。 添付文書というのは、薬のパッケージに入っている、用法・用量・警告・薬理作用等が記載され... -
ジャパンワクチン解散
「ジャパンワクチン株式会社」が解散することが、突然今日、発表されました。 第一三共とGSKの合弁会社として、小児用ワクチンの普及を目指して6年半前に設立されたばか... -
睡眠剤の処方制限
日頃の診療において、本当は止めたくてたまらないのが睡眠剤の処方です。その理由は、 (1)薬物依存を生じやすいので、処方は専門医にゆだねるべき(医学的な正論) ...