本日50歳

押尾被告は、やはり有罪判決でした。

菅改造内閣のニュースにかき消されそうでしたが、きちんと報道されていました。

合成麻薬MDMAの事件です。

ところで、ほとんどの抗生物質が効かないと恐れられている新型の耐性菌が、最近続々と登場しています。それらの菌が作り出す物質が、NDM-1。多くの抗生剤を分解してしまう酵素です。

MDMAとNDM-1・・・なんか似てるなあと思っていましたが、どうでもいいことなので頭の片隅に追いやっていました

ところが、やっぱり気になって調べてみると、驚いたことにツイッターの世界では、「NDM-1とMDMAが紛らわしい」という意見が沸騰中でした。

皆さん同じような気持ちだったのですね。安心しました。

こんなふとした気持ち、ちょっとした思いや意見を、リアルタイムでつぶやく(=やや控えめに表明する?)「場」がツイッターなのでしょう。

ツイッターの普及によって、ネット社会は新しい段階に進みつつあるような気がします。

つまり、圧倒的に即時性が高い情報のやりとりが、求められるようになってきました。

私も時代に乗り遅れまいと、ずいぶん前にツイッターのユーザー登録したのですが、初めに1回つぶやいたっきりで、以後だんまりを決め込んでいます。

ブログとの使い分けを、自分の中で模索中なのです。

(蛇足)

どうでもいいことですが

私、本日50歳になりました。

ようやく、オトナの仲間入りですね。

たばこ値上げ

禁煙するためのきっかけには、いろいろあるようです。

例えば誕生日や、正月のようなキリのよい日、奥さんの妊娠、子どもの誕生、自分の発病などの健康上の理由など。

来月からのたばこの値上げを前に禁煙に踏み切る人も多く、禁煙外来受診者が急に増えてきました。

ところで、値上げによって売れ行きが落ちるので増税幅以上に値上げする、というJTの言い分はいかがなものか。

これは、喫煙人口減少による減収分を、残りの喫煙者の負担増で補うやり方です。

世間で肩身の狭い思いをしながらJTの経営に貢献し続ける愛煙家を、ある意味食い物にしているように思えます。

JTは、たばこや食品以外に医薬品事業を展開しつつあります。

ところが、開発している薬を調べてみたら、ガンや呼吸器・循環器領域の薬が見あたりません。

たばこ事業と矛盾する分野だからでしょうか。

そりゃあJTが肺ガン治療薬でもつくったら、それこそマッチポンプです。

そうでなくても、健康を害するモノを生産している会社が医薬品をつくること自体に違和感を感じます。

私がJTの経営者なら、たばことの矛盾を感じない嗜好品分野に特化した企業にします。

コーヒー飲料やお茶もいいけど、本命はアルコール。たばことの親和性は絶大ですけどね。

不良在庫一掃

長い間保冷庫にあった不要ワクチンを、ようやく返品できました。

昨シーズン購入した、新型インフルエンザワクチンの未使用分です。

このワクチンは国と委託契約して購入したものです。その契約内容はこうでした。

「接種希望者の予約をとって、予約数だけワクチンを発注しなさい。ただし余ったワクチンの返品はできません。」

一見あまり問題無さそうな取り決めですが、実際には大変なことになりました。

予約キャンセルが相次いだからです。

接種を待つ間に新型インフルエンザに罹ってしまった人が続出したのです。

複数の医療機関に予約を入れていた人も多かったので、どこかで接種できたらその他の予約はキャンセルです。

新型インフルが弱毒性とわかり、接種をやめた人もいたでしょう。

その結果、大量の未使用ワクチンが余ってしまいました、使われるあてもなく。

私のところだけで70本(成人140人分)、全国の医療機関では200万人分以上の不良在庫を抱えることになりました。

厚労省はずっと返品に応じない姿勢でしたが、急転直下、8月2日の衆院予算委員会で長妻大臣が「在庫買い戻し」を表明。今月からの返品解禁となったわけです。

購入して半年以上暖め続けてきた、ではなく冷やし続けてきたワクチン70本ですが、返品後すぐに廃棄されます。光熱費返せ、です。

小沢氏生出演

テレビを見ていたら、民主党代表選候補者の小沢氏を囲む討論が行われていました。

はじめは、どうでもいいなあという感じでしたが、けっこうしゃべる小沢氏を見て、だんだん見方が変わりました。

出演者たちがそろって現政権や前鳩山内閣時代を厳しく批判し、さまざまな問題点をあげたうえで、そこで小沢氏ならどう変えてくれるか、何を期待できるか、そういった流れの発言を繰り返していました。

つまり出演者は、菅政権を国民の敵と位置づけることで、「小沢氏=敵の敵=味方」の図式を作り、小沢氏をいい気持ちにさせて、その結果、日頃は寡黙な小沢氏を饒舌にさせていったのです。

万一、小沢総理大臣が誕生した場合に備えて、この作戦でしっかり言質を取っておいてほしいです。

どうやら小沢氏は、北風には強いけど太陽には弱いようなので。

円周率

かつて円周率を小数点以下数十ケタ覚えたことがあります。いまでも40ケタぐらいは言えます。

どうでもいいことなのに、数十年を経過してもなお、忘れることができません。

新しい記憶はわりとすぐ忘れます。

ところで最近のニュースはなんと言っても、自作パソコンで円周率を5兆ケタまで計算した会社員の話題です。

大学や研究機関の人間ではなく、「会社員」が「自作パソコン」で算出したことに感動します。5兆という桁数も想像を絶します。

ギネス申請予定とのことですが、ギネスブックの事務局に何か「証拠」を提出する必要があるのでしょうか。

その場合にはDVDなどのデジタルメディアで提出すると思われますが、紙にも印刷して添付するように求められたとしたら、いったい何枚になるのか。

私はこのたび、「自宅パソコン」でそれを算出したので、ここにご紹介します。

A4の紙に、1行100文字で100行印刷したとします。1枚に1万ケタ印刷できます。

5兆割る1万で5億枚。

500枚で5cmの厚みとして、5億枚は500万cm=5万メートル=50km。

そもそも印刷するのに、1枚1秒として、5億秒=約16年かかります。

途中で紙の補給やトナー交換、いやプリンタそのものも交換・・・

とかやっている間に、ギネス記録が塗り替えらることは必至です。

口蹄疫問題

宮崎の口蹄疫は、一昨日ようやく終息宣言が出されました。

良性疾患でヒトへの感染が無いにもかかわらず、肉牛としての商品価値維持のために大量の殺処分を行ったことは、人間のエゴではないのか、考えさせられました。

ところで、最初に発症した1頭はどういういきさつで感染したのだろうと、素朴な疑問を感じました。純粋に科学的な興味です。

感染ルートを解明していく科学者達の苦悩、そして意外な結末、こういうのが好きなのです。

新聞を読んでも答が見つからないので、当然ググってみました。「口蹄疫 発端」などのキーワードで。

すると出るわ出るわ、「情報」が。

A牧場、B学会、C党、D大臣・・・新聞や週刊誌であまり見かけない内容ばかり。

ネット情報の怖いところは、取材に基づいた情報と、根拠のないウワサやデマが、ほぼ並列対等に提供されることです。

おまけに、情報の提示順位は、信頼性順というよりは面白い順(アクセスの多い順)になりがちです。

ホントのところ、どうなんでしょうか。科学的興味が政治的興味になってきました。

そろそろ答を教えて欲しいです。

最高齢更新中

「いま生存していれば150歳」などという戸籍情報が続々と発見されています。

今朝のニュースでは、山口県防府市で186歳の方が「発見された」と報じていました。防府と言えば私の出身地です。たしかに高齢者が多かった記憶があります。

今回のような事例では、法務局と相談して戸籍抹消の手続きをとるとのことですが、本当に生存していないかどうか、その確認はどうするのか気になります。

身寄りもなく、ひとりアパートで穏やかに過ごしておられる120歳のおばあちゃんがいるかもしれません。勝手に戸籍抹消されてはかないません。

さすがに186歳に確認は不要かもしれませんが、何歳以上が無条件で抹消でき、何歳以下なら確認作業が必要なのか。

そもそもどのように確認するのか。

全国をくまなく探すのでしょうか。民生委員だけでは足りないでしょう。

道で高齢者を見つけるたびに年齢や名前を尋ねるうちに、こんなことがあるかもしれません。

「おばあちゃん何歳ですか?」「あたしゃ186になります。今年は暑いねえ」

時効

一昨日の判決にはやりきれないものを感じたので書きます。

9年前に東京女子医大病院で行われた心臓手術で、12歳の女児が亡くなる医療事故が起きました。

病院から提出された「内部調査報告書」によって明らかにされた事故原因は、手術を補助するための人工心肺という装置を操作していた佐藤医師のミスでした。佐藤医師は逮捕されました。

私自身も含め、当時の日本中の心臓外科医はこの事故を、「佐藤医師のミスから何を学ぶか」という教訓としてとらえ、以後、人工心肺操作における確認徹底や監視装置の充実に力を注いだものです。

ところがその後の裁判の過程で、事故は執刀医の初歩的な技術ミスで起きたものであるということが明らかにされ、私は愕然としました。

執刀医のおかした致命的なミスを隠し、佐藤医師に濡れ衣を着せた「報告書」を作成した病院の、その隠蔽体質と弱者切り捨ての所業に、私は恐怖さえ感じました。

人生を棒に振って病院と戦い続け、昨年ようやく無罪が確定した佐藤医師が、病院を相手に損害賠償請求をするのは当然のことです。

しかし一昨日、その請求は東京地裁に棄却されました。

理由は「時効」。請求するのが遅かったですね、ということです。

太陽光発電

時流に乗って、太陽光発電で「エコ」しています。

我が家に降り注ぐ日差しのエネルギー(の一部)は、いったん電気に変わり、エアコンを作動させ、室内を冷やし、結局最後には室外機から熱となって出て行きます。

どこまで地球温暖化対策になっているのか不明ですが、我が家の電気代対策にはなっています。余った電力を九州電力が買い取ってくれるからです。

今月の九電の「電気ご使用量のお知らせ」と「購入電力量確認表」を見ると、私が払うべき電気代と私に振り込まれる電気代が、ほぼ同額でした。つまり、実質電気代ゼロです。

九電から買った電力量が九電に売った電力量の3倍近くあったのに、です。

どうしてこうなるのかと言えば、単価の違いです。

電気代は、契約によって異なりますが、昼間はだいたい1kWhあたり30円前後です。夜は安く設定されていて、22時から8時までは1kWhあたり約8円。これらに基本料金が加わります。

一方で、太陽光発電の余剰電力の買取単価は、1kWh当たりなんと48円。

法律の定めにより、電力会社は法外な高価格で電気を買い取らされているのです。エコのために。

もちろんそのしわ寄せは、太陽光発電をしていない家庭も含めた全世帯の電気代に上乗せされています。

うだるような暑さをもたらしている太陽ですが、我が家のエコ(エコノミー)に貢献してくれるので少し感謝です。

ハイブリッドカー

道行けば、右も左もプリウスだらけになってきました。

プリウスと言えばハイブリッドカー、エコカーの主役です。

ですが、ハイブリッドカーは所詮、未来の車ではなく過渡期の車、ワンポイントリリーフだと思います。

なぜなら、エンジンや動力伝達系をすべて残した上で、さらに電気モーターを配置・接続しているからです。

装備が重複しています。バッテリー置き場に困って当然です。

LPレコードプレーヤー付きCDプレーヤーみたいなものです。

思い切ってモーターだけにした方が、明らかにムダが無く、バッテリー置き場も広がります。

つまり電気(電池)自動車ということ。

世界中の企業や研究機関がいま、バッテリーの高性能化を目指してしのぎを削っているはずです。

充電量は今後おそらく指数関数的に増えていくでしょう。たとえば2年で2倍、10年で32倍という具合に。

乗用車のバッテリー充電が月に1回で済むようになる日も、そう遠くはないでしょう。

そう言いながらも、電気自動車が普及するまであと10年ぐらいは、私はガソリン車を堪能するつもりです。

エンジンの響きはちょうど、LPレコードのような味わいがあります。