テータのバックアップ

電子カルテのデータは毎晩バックアップをとっています。

パソコンにトラブルがあると、診療データがすべて失われてしまう危険があるからです。

これが電子カルテシステムの最大の弱点だと思います。

で、保存方法について。

(1)USBメモリ

いちばん一般的で便利な保存メディアですが、小さくて持ち運びやすいのがかえって問題です。

診療データは個人情報のカタマリ。院外で紛失すると大変なことになります。

院内で紛失したとしても慌てます。

私は決してUSBにはコピーしないことにしています。

(2)パソコンの内蔵ハードディスク(HDD)内の別フォルダにコピー

簡単で速いので毎晩やっているのはこれですが、これはおもにソフトのトラブルによるデータ損傷に備えたもの。

ハード(パソコン)が故障したらデータも一蓮托生。復旧が不可能になる危険もはらんでいます。

(3)外付けHDD

パソコンが故障してもデータは温存されます。いい方法ですが、理想的には次のNASでしょう。

(4)ネットワークHDD(NAS)

院内LANに接続して、パソコンとは離れた部屋に設置しています。火事のときに両方とも焼失する確率を減らすためです。

(5)インターネットHDD

セキュリティー完備のインターネットHDDはたくさんあります。無料のものも多いです。

クリニックが火事で全焼してもデータは残ります。

自宅でも電子カルテデータを閲覧できるのが、この方法のメリットです。

ただ、データを丸ごとアップロードしようとするとかなり時間がかかります。

私の場合、一部ファイルのピンポイントバックアップに使っています。

(6)データ保管サービス

厳重警備のSECOMなどのバックアップセンターにオンラインで保管する方法です。

全国複数の秘密の場所で隔地保存しているそうなので、天変地異のときでも安心です。

ま、現実的にはNASでしょうか。

ビートルズ配信

ようやく3日前から、アップルのiTunes Storeでビートルズの曲が購入(ダウンロード)できるようになりました。

アップルとビートルズの両方のファンとしては、とても感慨深いものがあります。

思えば、私が初めて買ったビートルズは、中学校のとき友達から譲り受けたEP盤でした。

そのビートルズ本人(たち)が英国に設立した会社がアップル(アップルレコード)です。レコードにはリンゴのマークがありました。

一方で、そのビートルズの成功にあやかろうと名付けられたとの逸話もあるパソコン会社が、米国のアップルコンピュータ(現アップル)。

当然両者は商標権を巡って争うことになり、アップルコンピュータが音楽事業を行わない約束でいったん和解しました。

当時の発想では、パソコンと音楽は無関係だったので、そのような合意ができたのです。約30年前の話です。

私が初めてMacを購入したのはその数年後。

当時すでにMacのサウンド関連機能はけっこう充実していて、楽しいソフトがたくさんありました。

これがやがて音楽事業への侵入とみなされる状況になり、再び両アップルの争いが始まりました。

私には苦しい時代でした。いっそのこと両者が合併したらどうなのかとさえ思いました。

20年前にふたたび和解が成立。

「アップルコンピュータは物理的な音楽コンテンツを配布しない」という内容の合意です。

では現状はどうなっているか。

現アップル(旧アップルコンピュータ)は、音楽を非物理的な(電子的な)コンテンツという形態で配信し、自ら製造した装置で再生させるというビジネスモデルを確立してしまいました。

この成功は、20年前の合意内容による逆境が生み出した、アップル起死回生の逆転劇でした。

そのようないきさつがあったので、すでに多くのアーティストがiTunes Storeで楽曲を提供しているにも関わらず、ビートルズだけはまだ配信されていませんでした。

今回のことで、音楽業界がCD販売からデータ配信へと大きく舵を切ったように思えます。

シャッターチャンス

道を歩いていて、そばのベンチに一人で座っていた外国人をよく見たら、トム・クルーズだった。

そういう経験が、私にはあります。

映画「ラストサムライ」がらみで来日して六本木ヒルズ付近をうろついていた彼と、学会で上京して六本木ヒルズ付近を散策していた私が、運命的に遭遇した瞬間でした。

驚いて立ち止まった私の周囲には、あっという間に大勢の見物人が集まり始め、ほぼ全員がケータイを構えて撮影しきり。

その群衆の最前列中央にいた私はしかし、ケータイなど構えず肉眼で、ハリウッド・スターの姿をひとしきり眺めていました。

実をいえば、私のケータイにはカメラが付いていなかったのです。

熊本に帰ってから、さっそくカメラ付きケータイに買い替えました。

もちろん、次のシャッターチャンスを逃さないためですが、チャンスはまだ訪れません。

ところで最近、ついにデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)買いました。

一眼を買ったのは、銀塩時代以来二十数年ぶりです。

電子音ではない本物のシャッター音とわずかな振動(ミラーショック)が、かなり心地良いです。

ゴロ寝で3Dテレビ

3Dテレビが売れ行き好調とのこと。半年前に新しいテレビ(2D)を買った私としては、少し悔しい思いをしています。

ところで、現在の3Dテレビは、特殊なメガネを使って左右の目に違う映像を見せることで立体視を再現しています。では、横に寝っ転がって見ても3Dに見えるのでしょうか。

ネットで調べた情報を総合すれば、左右の目がほぼ水平でなければ3D効果ナシ、とのこと。やっぱし。

でも、自分の目で確かめたくなるのが私の性分です。電気店に走りました(車で)。

某家電量販店の2階の売り場に駆け上がり、息を切らしながら3Dビエラの前に到達。

そして、専用メガネを装着・・・

ここで大問題。メガネがスタンドに固定されているのです。

メガネは常に水平になっていて、寝っ転がりモードが試せません。残念。

と思っていたら、向こうに暗幕を張った特別視聴コーナー発見。内部は個室状態と思われます。

何かこっそり工夫ができるかもしれません。ゆっくりとそのコーナーに向かいました。

暗幕内には60インチのAQUOSクアトロン3Dとソファー。ソファーに座って視聴するために、なんとスタンドに固定されていないメガネが置いてありました。

まずは、ソファーにどっかりと座り、映画「タイタンの戦い」の3D映像を確認。

そして次にしたことは、思いっきりごろ寝です。全身真横です。自宅モードです。

結論。

3Dテレビはまっすぐ座って見ること。ゴロ寝では、立体視できないどころか、映像が真っ暗になり、ほとんど何も見えません。

ハイブリッドカー

道行けば、右も左もプリウスだらけになってきました。

プリウスと言えばハイブリッドカー、エコカーの主役です。

ですが、ハイブリッドカーは所詮、未来の車ではなく過渡期の車、ワンポイントリリーフだと思います。

なぜなら、エンジンや動力伝達系をすべて残した上で、さらに電気モーターを配置・接続しているからです。

装備が重複しています。バッテリー置き場に困って当然です。

LPレコードプレーヤー付きCDプレーヤーみたいなものです。

思い切ってモーターだけにした方が、明らかにムダが無く、バッテリー置き場も広がります。

つまり電気(電池)自動車ということ。

世界中の企業や研究機関がいま、バッテリーの高性能化を目指してしのぎを削っているはずです。

充電量は今後おそらく指数関数的に増えていくでしょう。たとえば2年で2倍、10年で32倍という具合に。

乗用車のバッテリー充電が月に1回で済むようになる日も、そう遠くはないでしょう。

そう言いながらも、電気自動車が普及するまであと10年ぐらいは、私はガソリン車を堪能するつもりです。

エンジンの響きはちょうど、LPレコードのような味わいがあります。

書類・超整理法

整理した書類をどう使うかが重要なのに、私はかつてその分類作業に膨大なエネルギーを費やしていました。

どのようなカテゴリーを構築して分類するのが効率的か、カテゴリーを2つ3つまたぐ書類はどこに入れるか・・・

いやそれ以前に、どのようなファイルを何冊買ったらよいのか、コクヨでカチッと整理するかダイソーで大量購入するか・・・

現在の私の方法は、なんでもとにかくスキャンしてpdfファイル化し、ファイル名をテキトーに付けてます。

分類のフォルダをテキトーに作って、pdfファイルを放り込む。関係ありそうなら複数のフォルダにコピーを放り込む。

ポイントは、すべて暫定的にテキトーに処理すること。あまり吟味しない。

パソコンの良いところは、ファイル名や分類名(フォルダ名)があとからいくらでも変更できること。

あとからできるなら今はテキトーにやっておけ、というノリが、悩まない書類整理のためのポイントです。

さらにもっと良いところは、どのように分類しようと、カテゴリーを間違えたとしても、検索すればすぐ見つかること、コレにつきます。

だからスキャンしっぱなしで分類すら必要ないのですが、それだと落ち着かないので・・・つい、分類してしまいます。

リンゴ信者

ある宗教信者の”ひとりごと”としてお読み下さい。

世の中のパソコンはWindowsマシンとMacに大別されます(ザックリと)。そしてそのシェアには大差があります。

最新の集計によると、Macのシェアは、北米では12%、日本で8%、世界中では6%だそうです。

シェアに大差があるにもかかわらず、世間からの認知度において両者は互角、話題性においてはMacの方が上かもしれません。

で、いま話題の二品と言えば、iPadとiPhone4。

iPadはまだ買っていません。どう考えても手首に負担がかかりそうなので、腱鞘炎が治るまで我慢です。でも必ず買います。

iPhone4は先日ゲットしました。初代 iPhone3Gを並んで購入してから2年、このたびiPhone4に機種変更しました。機種変更なので手出し0円です。

Apple信者を自認する私は、1989年以来これまでに、あきれるほど多くのMacを購入してきました。

興味ある人のために詳しく書きますと、最初に買ったのがSE/30、次いでPowerBook100, IIvx, Quadra840AV, ColorClassicII, Performa5210, iMac, PowerBookG3, eMac, iMacG4, iBookG4, MacBookProの12台(このうち現所有8台、稼働中は3台)。

それら以外に、クリニック用としてiMac2台, MacBook, MacBookPro, MacProの5台も所有しています。

もしも旧型Macから最新Macに無料で”機種変更”できたらすばらしいことですが・・・

ところで、稼働中でないのに所有しているMacが5台もあるのはなぜか・・・捨てられないのです。

かつて手放したSE/30も、故障しててもいいから買い戻したいほど。

ちなみにこれまでに買ったMacの中でいちばんオシャレなのも、いちばん高価だったのも、SE/30です。

1番乗り

ついにアップルのiPhone(アイフォーン)が発売されました。昨日のことです。

ニュースでは東京の行列が何度も報じられていましたが、熊本でも某家電量販店の前に、朝から座り込んでいた中年男性がいたようです。私です。

天の救いか運命のいたずらか、発売日は私のクリニックの休診日なのでした。

朝7時50分、少し出遅れたかと思いながら店に到着すると、誰ひとり並んでいません。

あろうことか1番乗りです。

入り口に貼り紙があり、iPhone入荷数は3台、10時から整理券を配るとのこと。

この時点で私のiPhoneゲットは約束されました。

それなのになぜか晴れがましい気持ちになれません。どちらかというと気恥ずかしい思いで孤独な座り込みを続けました。

1番乗りなのに優越感ゼロです。2番手もギャラリーもマスコミもいませんから。

9時ごろ2番手の若者が来てくれた時のうれしかったこと。

私はいきなり多弁になりましたが、その若者は少し「ウザい」と思ったかも。

10時開店の時点でiPhone行列はわずかに2人のまま。これじゃ列にもなりません。

熊本人のiPhone熱はそれほどでもなかったのでしょうか。

もちろん私は「1番」と書かれた整理券を手にし、午後には現物をゲットしました。

16GBのブラックです。指紋がすごく目立って磨きがいのある一品です。

同窓会名簿作成中

大学の同窓会の熊本支部会が、明日催されます。

多くの先輩方と年に1回顔を合わせる会合なのですが、なかなか皆さんの名前が覚えらないのです。

そこで思いつきました。名簿に顔写真を載せてはどうかと。

昨年の会合前に、そのことを世話人の先生に申し上げたところ、「それはすばらしい、ついてはそのような名簿を作成して当日配布して下さい」と。

そこで私は、過去数年分の記念集合写真をスキャンして、ひとりひとりの顔写真画像を抽出して名簿ファイルに取込むという、ひどく手間のかかる作業を行いました。

そしてついに、見事な名簿が完成し大喝采を浴びたのでした。

で、今年もその更新作業をやっているわけです・・・

iPhoneの話題

やはりソフトバンクから発売されることになりましたね、アップル製の携帯電話アイフォン(iPhone)。

アイフォンといっても玄関についてるやつではないですよ、あれはアイホン。

アイフォーンと記載するメディアもありますが、発音に則すなら「アイフォウンヌェ」じゃないかな。

私は20年来の熱烈なマック・ファンなので、アイフォウンヌェ発売を機に、携帯はソフトバンクに乗り換える予定(たぶん)。

クリニックの電子カルテも、もちろんマックです。

ですが、診療予約システムやレントゲン、血液検査装置、超音波装置などは、どうしてもWindowsマシンとしか接続できないので、マックとWindowsが混在した環境に甘んじております。

マック・ファンは肩身が狭いですヌェ(こんなのばっかり)。

追記

インターホン会社アイホンとの商標権のからみで「アイフォーン」になったみたいですね。