システムトラブル

たかをくくっているとあとで後悔するのは世の常ですが、先日、最悪のシステムトラブルに見舞われました。

電子カルテのサーバ機が故障し、受付から診療、会計まで、すべてができなくなってしまったのです。

トラブルが発生したのが診療開始直前。

大慌てで、しかも祈るような気持ちでサーバのソフトを再インストールしてみると、見事に復帰。

診療に間に合ったのは奇跡でした。肝が冷えました。

当院の電子カルテシステムは、サーバ機(Mac Pro)にLANでつながったiMacなどのクライアント端末5台で、診療や会計などを行っています。

クライアント機の不調なら、別の端末に切り替えることで対処できるのですが、サーバではそうはいきません。

危機管理の観点からは、予備サーバを置くべきところを、サボっていました。

さっそく、最新のMac miniを購入。

小さくて、オシャレで、高性能で、ムダがない、以前から気になっていたMac mini。

危機管理は恰好の購入理由となりました。

さて、予備サーバの予備が必要かどうか。

技術的自転車操業

iPhone4Sのバーチャル秘書機能「Siri」については、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-148.html" target="_blank" title="以前も触れました">以前も触れました</a>が、昨日の日経では、

「まだ未熟な段階だがAppleはあえて投入した」と分析されていました。

なるほどその通りだと思います。

画期的な技術であればあるほど、たとえ未熟でも、ともかく誰よりも早く市場に送り出し、最初にトップシェアを獲得することで、当面の優位性を保つ戦略なのでしょう。

AppleがiPodやiTunes、iPhone、iPadでやってきたことと同じです。

しかしどんなに新しい技術やシステムも、やがて世界中の企業が真似して、最終的には、安価なものが市場を制します。

まさにAppleの歴史がそれを物語っています。

Windowsが登場したとき、Macの模倣じゃないかとAppleファンは憤慨しましたが、結局Windowsのシェアは圧倒的なものとなりました。

iPhoneですらAndroidスマートフォンにシェアを奪われ、やがてiPadも同じ道をたどるでしょう。

Appleは、革新的な製品やサービスを次々と打ち出し続けるしかなく、立ち止まったら追い越されます。

そんなことを考えていて、「技術的自転車操業」という言葉を思いつき、ちょっと悦にいってます。

秘書「Siriさん」

iPhone4Sの新機能「Siri(シリ)」が話題沸騰中だそうです。欧米での話ですが。

ご存じの方も多いと思いますが、Siriとは、音声による「バーチャル秘書」機能のことです。

話しかけるだけで、メールの送信や、ネット検索、天気予報を聞いたり、アラームを設定することもできるようです。

日本語にはまだ対応していないとのことですが、もしやと思って試してみると、意外にも、私のiPhone4SにもSiriさんがいました!(*)

発音はロボット調ですが、女性の声で英語を話します。

Siriさんに英語(または日本語の固有名詞混じりで)何か尋ねると、彼女は精一杯、何か教えてくれたり、音楽をかけたりしてくれます。

私の発音が悪いためか、しばしばトンチンカンな英会話になって大爆笑ですが、慣れれば楽しく会話できます。意外と英語の勉強にもなったりします。

どうもこのSiriさん、ユーモアのセンスをお持ちのようです。

海外でも話題になっている、有名な面白Siri問答(を和訳したもの)のいくつかをご紹介します:

ユーザー「名前は?」

Siri「Siriです。もう知ってるでしょう」

ユーザー「私って太ってる?」

Siri「答えない方がいいと思います」

*追記

どのiPhone4SにもSiriさんはいるようです。ただ、日本語がわからないだけです。

サムスンとApple

Googleとサムスンが、最新のAndroid 4.0搭載スマートフォンを発表しました。

この発表は先週行われる予定でしたが、

「世界がジョブズ氏への弔意を示しているこの時期に、新製品を発表するのは適切ではない」

という理由で延期されていました。そこには3つの思惑があると思います。

(1)企業イメージへの配慮

しばらく喪に服した後に発表したほうが、企業としても好印象だろう。

(2)宣伝効果

iPhone4Sフィーバーの「裏」で発表するのは目立たないのではないか。

(3)販売戦略

iPhone4Sが市場でひととおり評価されたタイミングで、iPhoneよりも優れた面を強調して発表すれば、製品の優位性をアピールできる。

すでにサムスンは、7月~9月のスマホ販売数で、iPhoneの販売数を超えて世界一となりました。

Appleとは、激しい「特許合戦」を繰り広げているサムスンですが、iPhoneやiPadの主要部品(プロセッサ)をAppleに提供しています。

Appleファン(=アンチAndroid)の私から言わせてもらえば、サムスンから部品を調達するのには抵抗があるのですが、どうもサムスンの部品は品質がいいらしいのです。

iPhone4S購入

本日発売、iPhone4S。もちろん、即日購入です。Appleファンなので。

じつは、昨年iPhone「4」を買ったばかりで、しかも発売されたのが「5」ではなく「4S」だったので、まだ買い換えるつもりはありませんでした。

ところが、「4S」の発表直後にジョブズが死去。ならば「4S」はジョブズの遺作?

さらに、4S = for Steveということも判明(?)。

「4S」を買わずして、どうしてApple信者と言えるでしょう。

まさにメモリアルiPhoneなのです。

もちろん購入したのは、SoftBankから。Appleファンならそうするでしょう。

だって孫正義は、SoftBankのホームページでジョブズへの追悼文を掲載しています。

ところがauのHPには、ジョブズのジョの字も見当たりません。

それにしてもSoftBank、発売直後からいきなりシステムダウンしてしまいました。

登録が集中したためだそうです。そんなこと、わかってるでしょうに。

だいたい今回の「4S」は、予約の取り方と初日の販売予定数がムチャクチャです。

私が購入したSoftBankショップの初日販売数は、昨年の「4」のときはわずか5台だったのに、今日の「4S」はなんと50台。

店員もてんやわんや。そりゃシステムダウンも当然でしょう。

auというライバルが出現して、SoftBankも焦っているようです。

iPhone4S発表

Apple本社における新製品発表が、日本時間の本日午前2時から行われました。

私は夜中に起きてネットでニュースを見ようと、目覚ましを3時にセットして、昨夜は少し早寝しました。

が、何しろ眠くて、目覚ましのスヌーズを無限に繰り返し、結局起床したのは朝5時。

そして知ったことは、新iPhoneが「5」ではなく「4S」というマイナーバージョンアップだったこと。残念です。

こうなったら来年発売(?)の「5」を待つしかないでしょう。

ところで今回からiPhoneは、日本ではSoftBankとauの両方から発売されることになりました。

同じ製品がライバル2社から発売されるとなれば、利用料金などの価格競争が期待できます。利用者にとっては選択の幅も広がります。

一方でauとSoftBankにとっては、苦しい戦いが始まります。

今(10/5午後11時20分)両社のHPを見てみたら、とても興味深いことに気付きました。

auのトップは「iPhone4S」、ところがSoftBankはまだ「iPhone4」。

まさに、責めるauと守るSoftBankという構図を象徴するかのようでした。

書籍の整理

公文書、手紙から請求書まで、可能なものはすべてスキャンし、pdfファイルにして保存しています。

このことは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-34.html" target="_blank" title="以前にもご紹介">以前にもご紹介</a>した通りです。

次に手をつけるとすれば、貧乏性ゆえに読みもしないのに所蔵している、本や雑誌です。

これらを全部pdf化してしまえば、部屋がずいぶんスッキリするのに・・・つねづねそう思っていたら、世の中でも同じ考えを持っている人は多いようです。

本を自分で裁断し、スキャンし、pdfなどのファイルにして保存して、iPadなどで読む。

これを称して「自炊」というのですが、iPadの発売以来、自炊は静かなブームのようです。

本を送ると、1冊100~150円ぐらいでpdf化してくれる業者も、調べてみたらたくさんあります。

これは厳密には「他炊」というそうで、著作権法上は、微妙な商売のようです。

私も遅ればせながら、本格的な裁断機を購入し、いよいよ書籍の「自炊」に着手しました。

まず手始めは、練習がてら?医師会雑誌から。

ひと思いにザクッと裁断する感触は、やみつきになりそうです。

ただ、裁断・スキャン後の本を捨てるのが、なんだかもったいない。貧乏性なので。

iPhone5情報

Appleの秘密主義は有名です。

新製品は通常、発売直前まで、その詳細はおろか発売日も秘密にされています。

iPhone5は来月7日発売と噂され、私もおおいに期待していますが、ネットや雑誌で目にするiPhone5情報はすべて、推測によるものです。

2年前、iPhone4の試作機を紛失した台湾のOEMメーカーの社員が、不幸な転帰をとった悲劇がありました。

昨年は、泥酔したApple従業員が、発売直前のiPhone4をビヤホールで紛失。詳細な情報がネットに流出してしまいました。

最近また、Appleの従業員が、iPhone5の試作機をバーで紛失したというニュース。

そんな極秘製品を、軽々しく持ち歩いて、なおかつ紛失するとはどういう神経なのか。

台湾の悲劇を忘れているのでしょうか。

普通に考えたら、Appleの情報管理の不備を露呈したことにもなります。

しかし、紛失ではなく、故意に置き忘れたとしたらどうでしょう。

「紛失した」のは、情報攪乱のための、ニセの試作機。

いまごろ中国で、その試作機そっくりのコピーが作られてたりして。

ジョブズ退任とApple信者

スティーブ・ジョブズがAppleのCEOを退任することになりました。残念です。

カリスマ経営者が第一線を去り、Appleの独創性が失われるのではないか、心配です。

Apple信者にとってジョブズは教祖ですが、私が入信した1989年には、ジョブズはすでにAppleを追い出されていました。奔放すぎたのか先進的過ぎたのか、創業者ではあっても、経営者としては不適格との烙印を押されたようです。

1990年代はMacの暗黒期でした。信者という観点からは「苦行」の時期でした。

最初に買ったMac(SE/30)を超える魅力的なMacには出会いませんでした。そのかわり、へんてこりんな新製品が色々出てきました。

たとえば、パイオニアのMac互換機。Apple以外の会社が作った、音がやたらに良いMacでした。

あるいは、バンダイと共同開発したマルチメディア機ピピン・アットマーク。見事にこけました。

さらには、デザインのMacらしさが無くなってしまったパフォーマシリーズ。買いましたけど。

では、その頃ジョブズは何をしていたのか。

新会社NeXTを立ち上げて、画期的OSを開発しました。これが後のMacOSXの元になります。

ルーカスフィルムを買収して、CGアニメーション制作会社ピクサーを作りました。大成功です。

経営が悪化し、身売り寸前になっていたAppleを、どうせならソニーが買収してくれないかと思っていたころ、ついに教祖が復帰しました。

ジョブズは、iMacでAppleを復活させ、OSXを発売してMacの先進性を決定づけ、iPodからiPhone、iPadに至る快進撃を牽引し続けたことは、信者でなくてもご存じの通りです。

いま、スマホとクラウドがIT業界の関心事ですが、ジョブズならその次を考え始める頃でしょう。

はたして10年後にAppleが今の地位にあるかどうか、信者の不安は尽きません。

Facebook始めました

ホームページとブログを運営しているので、正直、Facebookに手を出すかどうかで、半年悩んできました。

そしていま、半年出遅れたと後悔しています。

3日前の夜中に、いきなり思い立って始めたFacebookですが、そうとう奥が深いので、かなりのめり込みそうな予感がしています。

実名登録による、成熟したコミュニティーが保証されているのがいいですね。

現時点ではまだ、たいした評価もできませんが、使いようによっては、自分の交際範囲を飛躍的に広げうる、すごいシステムのようです。

ウェブサイトのアクセス数では、すでにGoogleを凌駕しているFacebookですが、動きの速いこの世界は、盛者必衰。もしかすると、Facebookの旬もあと2,3年かもしれません。

私としては、次世代のシステムが登場するまでの間、Facebookを使い倒すのみです。

ちなみに私のFacebookは<a href="http://www.facebook.com/cranefields" target="_blank" title="こちら">こちら</a>。