山ライオン登場

Macの新しいOS 10.8、その名も「マウンテンライオン」が、本日発売されました。

一段と先進的なOSのようです。

MacのOS Xは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-171.html" target="_blank" title="以前にも書いたように">以前にも書いたように</a>、ネコ科の動物名をコードネームとしてきました。

10.0から始まって、今回の10.8で9代目になります。

今日はちょっと気が早いですが、次の10.9のコードネームを、ネコ科動物の中から予測してみましょう。

【Lynx】(リンクス)

語感がかっこいいです。オオヤマネコのことです。

ただ残念なことに、すでにLynxOSという他社のOSが存在します。

Lynxはほかにも、Atari社の携帯型ゲーム機の名称でもあります。

ちなみにこのAtari社は、Apple創業前にスティーブ・ジョブズが勤めていた会社です。

Atari社はその後、Jaguarというゲーム機も発売しました。

もしかするとジョブズは、これらの名称にヒントを得ていたのかもしれません。

【Clouded Leopard】(ウンピョウ)

Snow Leopard (10.6)があったんだから、Clouded Leopardがあってもいいでしょう。

漢字で雲豹と書きます。

まさにクラウド時代にぴったりの名前です。

ちなみに私は、ユン・ピョウよりもサモ・ハン・キンポーの方が好きです。

パンダアップデート

インターネットの世界は玉石混淆、とはよく言われることです。

ネット検索すると、公的HPと個人ブログ、よく練られたサイトやいかがわしいページまでが、横並びです。

つまり、情報の質や、それこそ真贋にまで注意して接する必要があります。

Googleは最近、「低品質なサイトの掲載順位を下げる」アルゴリズムを導入しました。

これを「<a href="http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/07/google.html" target="_blank" title="パンダアップデート">パンダアップデート</a>」と言うそうです。ハッキリ白黒をつける、という意味だとか。

昨年から英語圏などで実施されていて、ついに今週から、日本語版Googleにも導入が始まりました。

Googleのいう「低品質なサイト」とは、「ユーザーにとって価値のないサイト」のことだそうです。

ドキッとしますね。私のブログはどうなんだろ。

これからはもっと意識して、利便性の高いブログを書かなければなりません。

昨日のブログのタイトルは、「蜂退治」ではなく「とても便利な蜂退治マニュアル」とすべきだったか。

他のサイトからのコピーで構成されているようなサイトは、掲載順位が下がるとのこと。

つまり「オリジナリティ」重視です。

受け売りばかりで独自性の無いサイトが、あまりに多いと、私も日頃から感じています。

おっと、自分のことを棚に上げてはいけませんが。

サイト内に「重複したコンテンツ」があるのも評価を下げるそうです。

これは痛い。似たようなブログを何度も書かないように、注意しなければ。

ネットと消費税

楽天の電子書籍端末「kobo Touch」が、本日発売されました。

この電子書籍サービスを行うのは、楽天の子会社「Kobo」です。本社はカナダにあります。

海外に拠点のある企業から「ダウンロード」によって購入したモノには、消費税がかかりません。

これを利用して楽天は、まんまと、書籍を「免税」販売しようという魂胆です。

同業のAmazonも、現在、消費税を上乗せせずに音楽などのダウンロード販売を行っています。

まもなく電子書籍サービスを日本でも開始するので、これも当然「Tax Free」でいくでしょう。

一方でAppleは、ダウンロード販売する商品すべてに、消費税を加えています。

Appleの解釈は、日本法人を通じて販売しているため、だそうです。

私は最初、楽天が課税逃れのために、カナダに会社を設立したのかと思っていましたが、違いました。

Kobo社はもともと、電子書籍サービスをしていたカナダ企業でした。

ただ、わざわざその「外国企業」を楽天が買収した目的は、言わずもがなです。

消費税法で想定していなかった事態ですから、財務省もあわてて法整備を検討しているようです。

ネットの世界では、「法律で想定していなかったこと」が今後もどんどん出てくるでしょうね。

法律が追いつくまでの「無法状態」の間に事業を拡大する、という企業戦略もアリなのかもしれません。

電子書籍

電子書籍。日本でも本格的に普及していくのでしょうか。

米国で電子書籍の分野を牽引する、AmazonのKindleが、近日中に日本でも発売されることになりました。

Googleは、これに対抗できる低価格でありながら高性能を謳うタブレット、Nexus7を発表しました。

日本でもついに楽天が、kobo Touchを発売します。税込7,980円という「挑戦価格」で参入です。

Microsoftは先日、自社製タブレットSurfaceを発表したばかり。Windows搭載が最大の武器です。

Appleも、電子書籍に使いやすいサイズの、iPad miniを発売するという「噂」があります。

そしてそれ以外の、多くのメーカーが製造するAndroidタブレットの数々。

個人的には、電子書籍を「読む」というライフスタイルが、いまひとつイメージできません。

いちばん本を読んで欲しいのはこどもです。その意味でタブレットは、取っ付き易いかもしれません。

でも小さなこどもには、紙の本を、汚したり破いたりしながら読んで欲しい。

私がこどもの頃に何度も読んだ偕成社の本は、ページの折り目やシミにさえ愛着がありました。

本をたくさん読むのもいいですが、同じ本を何度も何度も読む楽しみは、紙の本特有のものだと思います。

一方で、いまどきの中高生や大学生には、電子書籍がいちばんフィットするかもしれません。

大人にとっても、持ち運びを考えたら電子書籍は圧倒的に便利です。

私がいま、あまり読書できていない理由を挙げるとすれば、それは時間が足りないことです。

医学書やパソコン雑誌などの「実用書」は、必要に応じて必要な部分だけ「とばし読み」します。

最初のページから最後まで通して読む必要のある本は、よほどまとまった時間が無いと手が付きません。

そもそも「まとまった時間」なんてあるのか。ほとんど無いです。あったら別の用事をします。

時間があるとすれば「すきま時間」です。

その「すきま時間」利用して本を読もうとすれば、たしかに電子書籍がうってつけかもしれませんね。

機内LAN

JALが、今月から一部の路線の機内に、無線LAN設備を導入するとのこと。

JALのLANなので名付けて「JALAN」です、ウソ。「JAL SKY Wi-Fi」です。

通信衛星を介して、飛行機の中からインターネットに接続できるようになるそうです。

そのうち、「太平洋上空なう」とか言うヤカラも出てくるでしょう。

旅客機では通常、ケータイなどの「通信機器」は使用禁止ですが、LAN機器の使用は許されるようです。

ただし離着陸時はダメ。使用は水平飛行時に限られます。

離陸直後の航空写真を「写メ」するには、まずデジカメで撮影しておき、あとでデータ転送が必要です。

機内LANができたら、地上にいる友人にメールが送信できるだけでなく、機内での交信にも使えます。

たとえば友人と座席が離れてしまっていても、チャットができます。ま、それほど用事はないかも。

ハイジャックが起きた場合、機内の緊迫した映像が、リアルタイムで世界中に発信されることでしょう。

犯人にバレないように撮影するために、Bluetooth(ワイヤレス)接続のUSBカメラが必需品です。

この映像によって地上の捜査機関は、犯人をすぐに特定するでしょう。

あるいは犯人自身が、ネットを介して地上の警察に何かを要求する場面も出てくるかもしれません。

それに対抗して警察は、犯人のお母さんを登場させて、ネットを介した説得を行う可能性もあります。

将来は、衛星を駆使したネットワークが、全地球を網羅するかもしれません。

海の上でもネットサーフィンできるし、ジャングルにいても通販サイトにアクセスできるのです。

人工知能

人工知能について書かれたある文章を読んでいて、面白い表現に出会いました。

「Googleの翻訳手法は、『知力』ではなく『筋力』である」

人が翻訳をするときは、原文を読んで情景を思い浮かべ、いろいろ連想し、文脈に沿った言葉を選びます。

しかし人工知能の翻訳に、そのような感慨はありません。

サーバー内にある膨大な例文集の中から原文と一致するものを探し出し、ヒモ付けられた対訳を表示する。

単なる「機械的」な照合作業です。

これはもちろん、Google翻訳に限らず、コンピュータがやること全般にあてはまることでしょう。

だから人工知能は、何も無いところから新たに何かを作り出す「創作活動」はできないわけです。

しかし、何らかのデータベースを完備すれば、「創作活動」に似た働きをすることは、いくらでも可能です。

すなわち、

(1)データベースの中から、与えられたテーマから連想される事柄をいくつか選ぶ。

(2)データベースの中から、テーマとは無関係の事柄もいくつか選ぶ。

(3)これらを組み合わせて、物語を創作する。

考えてみると、人間の創作活動も、似たようなものかもしれません。現に私のブログもそうですから。

(1)思いついたテーマから、連想をふくらませる。

(2)テーマとは関係の無い、雑念がからまる。

(3)これらを組み合わせて、ブログを書く。

ユーザインタフェース

現代人は字を書かない。

海外のあるアンケート調査によると、成人は、最後に字を書いた日から平均41日経っているそうです。

そこまでですか、と驚きながらも、私自身、あまり字を書かなくなっていることは確かです。

その結果起きたことは、

(1)漢字を忘れた

(2)字を書くのが下手になった

どちらも「前からじゃないの?」とつっこまれそうですが、漢字ってホント、書かないと忘れますね。

字を書かなくなるどころか、将来のユーザインタフェース(UI)は、音声中心になるかもしれません。

iPhoneのSiriに限らず、各社のスマホが競って音声UIを取り入れ始めています。

人前で機械に話しかけるのは、まだちょっと恥ずかしいですが、やがて当たり前になるのでしょうかね。

スマホはおろかパソコンでも、タッチやタイプやクリック操作を必要としない時代が来るかもしれません。

たまにタイプやクリックをしようものなら、

(1)キー配列を忘れた

(2)ダブルクリックが下手になった

という事態にもなりかねません。

Microsoftはさらにその先の、ジェスチャーも併用したUIを開発中です。

(いま柳家金語楼を思い出した人は50歳以上です)

パソコンや家電の前で身振り手振りですか。いよいよ恥ずかしい。

このUIを東京証券取引所が取り入れたら、ある意味、昔の取引のような光景になるかもしれません。

脳波UIの研究も進んでいるそうです。将来は、思い浮かべるだけで、何でもできてしまうでしょう。

雑念の多い人は大変なことになりそうです。

地図情報

昭文社がおととい、iPhone向けの本格的なカーナビアプリを発売しました。

日本の道路地図において、昭文社に勝るものはないでしょうから、かなり使えそうです。

ゼンリンは、本業は住宅地図ですが、iPhoneやiPad用のナビアプリをすでにつくっています。

ただしモバイル用では、個人宅名までは出ないようです。それが表示されたら宅配業等ですごく便利なのに。

Appleは近年、地図会社を次々と買収し、次期iOS向けにすごい地図を作っています。

Googleに対抗するためには、Google Mapと決別しなければならないからでしょう。

Appleファンとしては期待してますが、本心では、Google Map以上のものを作れるかどうか不安です。

とくに日本版の地図が、データ不足のためガッカリなものになりはしないかと、今のうちから案じています。

一方でGoogleは、Street Viewや3Dを駆使して、地図機能をますます進化させようとしています。

Microsoftもまた、やたらに鮮明な航空写真で、全世界を網羅する計画を進めているとのことです。

世界中のIT企業が、精力的に地図情報を収集しています。

モバイル機器の最重要機能は、通話・メールの次は地図なのかもしれません。

かつて私は、学会等で上京したときなど、ポケットにはいつもミニサイズの地図をしのばせていました。

新宿や池袋で迷ったときは、かげでコソコソ地図を見てました。

今はいいですね。スマホでMapを堂々と見られる。

Appleは資金があるのなら、日本の地図会社も買収してくれませんかね。ゼンリンでも昭文社でも。

昭文社の地図にはもともとリンゴのマークが付いてて、名前もマップル。これを買収しなくてどうしますか。

Surface発表

「見逃せばきっと後悔する」

Micorosoftが数日前にこう予告した記者会見が、昨日(日本時間)開催されました。

そして誰もが予想した通り、Windows搭載タブレットが発表されました。その名も「Surface」。

競争激しいタブレットの世界に参戦するからには、よほど自信があるのでしょう。

たしかにPCにおけるWindowsの圧倒的シェアを、そのままタブレットに持ち込めれば断然有利です。

「SurfaceはPCでありタブレットでもある」とMicrosoftのバルマーCEOは言っています。

どうやらSurfaceは、PCとタブレットの両方の機能をもつように設計されているようです。

先行するAppleは、MacとMacBookとiPadとiPhoneとを、それぞれ個別に進化させ続けています。

OSやクラウドによってデバイス間の連携を強めながらも、各デバイスの持ち味を生かしていく戦略です。

しかし、iPadの性能がアップすればするほど、MacBookとの境界が曖昧になってきたことも確かです。

Microsoftはそこに付け入って、「細分化しすぎた」ビジネスツールを統合しようという魂胆でしょうか。

Surfaceは明らかに、ノートPCを脅かす存在になるでしょう。

もっともMicrosoftは、もともとPCメーカーではないので自分には不利益は無いわけです。

これで3つのタブレット陣営が競うことになりましたが、その構造はかなりいびつです。

Androidタブレットを作っているメーカーはたいてい、WindowsPCも作っています。

つまり各社は、タブレットではGoogle陣営、PCではMicrosoft陣営という、ねじれ構造です。

おまけにGoogleが、自前のタブレットNexusを発表するのも間近。

はたして今後どのような展開になるのでしょうか、見ものです。

ネット上の情報

熊本の県立高校の、全校生徒の顔写真入り名簿が、ネットに流出したと報道されました。

名簿作成の下請け業者の担当者が、データをクラウド上に保存したのが原因のようです。

業者はデータを慌てて削除し、学校は「個人情報が悪用された形跡はない」と釈明。

残念ながらこういうのを「あとの祭り」といいます。

デジタル情報というのは、漏れたら回収できないものだからです。

そのことは私自身、つねに肝に銘じています。

たとえばブログ。いったん投稿した文章は、誰かにコピーされたりリンクが張られ、拡散していきます。

コピーは増殖し、あちこちで保存され、もはや削除や訂正すらできなくなります。

永久に、ネットの中に、あるいは誰か第三者のパソコンの中にさえ、存在し続けることになるわけです。

「書き手」はつねに、情報発信源としての責任を忘れないようにしなければなりません。

怖いのは、一見複製されたように見えるものが、実は修正・改変されている可能性もあるということです。

テキストベースではいともたやすいことですが、今の技術なら画像でも動画でも同じことでしょう。

その「改変者」が悪意に満ちていたとしても、それを拡散するのはたいてい、善意の第三者です。

改変された文章は大量に複製され、そのサイト数が多くなれば、ついに「真実味」さえも出てきます。

「読み手」はつねに、情報の信憑性に留意して、その拡散には責任をもたなければなりません。