低GI食

昼食は、基本的に「 SOYJOY(<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-552.html" target="_blank" title="ソイジョイ">ソイジョイ</a>)」です。

適度な栄養素と、あまり高くないカロリー、それにバラエティー豊富なので飽きません(少しは飽きてる)。

特徴は、小麦粉の代わりに大豆粉を使っていることと、「低GI食」であること。

「GI(グリセミックスインデックス)」とは、食べたあとの血糖値の上がり具合いを表す数値です。

GI値が低いほど「糖質の吸収が穏やかなので太りにくい」というのが通説。

最近、ソイジョイのラインナップに、「ピーナッツ」が加わりました。

これが妙にうまい。ピーナツの香ばしさや食感と独特の甘さで、やみつきになりそう。

成分を見ると「アガベシロップ」という、ソイジョイでは初使用の甘味料が含まれています。これの甘みか。

アガベシロップ。調べてみると、リュウゼツラン(竜舌蘭=アガベ)の樹液を煮詰めたものだそうですね。

その成分は「果糖」。読んで字のごとく、果物にも多く含まれる糖質です。

果糖単独では、いくら摂取しても、通常は血中のブドウ糖は増えません。だから低GIってわけ。

でもそれでいいんでしょうか。見かけ上血糖値が上がらない糖質って、かえってタチが悪いのでは?

実はその通りで、果糖の過剰摂取は中性脂肪を産生し、かえって太ることがわかってきています。

血糖値が上がらず満腹感が起きにくいのも問題。果糖こそが糖尿病の原因ではないか、とも言われています。

甘味料として果糖を加えた食品で低GIをウリにするのは、問題がありますね。

ソイジョイピーナッツは、食べ過ぎないようにしよう。

ラフロイグ

昨日のブログに対して、ある方から、「ラフロイグかと思った」とのコメントをいただきました。

なるほど、似てる。「ライフログ」と「ラフロイグ」。

ラフロイグは、私の大好きなスコッチ・ウイスキー。その独特の香りのために、好き嫌いが分かれます。

スコッチをあまり(少っちしか)ご存じない方のために、ザッとご説明します。

大麦麦芽を原料とし、一定の基準の下、スコットランドで製造されたウイスキーが、スコッチです。

この地域一帯には「泥炭(ピート)」が堆積しています。

寒冷ゆえに、植物が十分に分解されないことによる、いわば石炭のなりかけ、それがピートです。

麦芽を乾燥させるとき、ピートを焚いて燻煙するため、スコッチにはピートの香りが付きます。

スコットランドの西に浮かぶ「アイラ島」には、8つの蒸留所があります。そのひとつがラフロイグ。

この島のピートは海草を含むので、独特のヨード香があり、ラフロイグからもヨード香が強く薫ってきます。

ちょうどイソジンの匂いです。これがいいのです。

アイラ島で思い出したのですが、鹿児島県に姶良(あいら)市ってありますよね。

当然、焼酎を造っている土地柄でしょう。調べてみたら、芋焼酎「姶良」っていうのを見つけました。

コレは好きになりそうな気がします。

ちまき

「ちまき」の起源には諸説ありますが、こういった場合、私はいちばん古くて面白い説を支持します。

しかも詳細な尾ひれが付いた、見てきたようなストーリーが好きです。

以下、中国古代史に詳しくない(けれども興味はある)人向けの文章となっておりますので、ご了承下さい。

中国史で私がいちばん好きなのは、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-563.html" target="_blank" title="封神演義">封神演義</a>」に描かれた、殷とか周といった、少し怪しげな時代です。

歴史書は、次の時代に前の時代のことを書くので、前王朝最後の王は悪人か無能者として描かれるものです。

殷の「紂王」はその代表格であり、彼を討って周王朝を建てた「武王」は、正義の人ということになります。

その武王の軍師こそが「太公望」であり、彼は軍功によって一国を与えられ、東方に「斉」を建国します。

東の「斉」の他、南に「楚」、北は「晋」、西では「秦」が勢力を拡大し、各地で戦いが繰り広げられます。

周は実力を失って権威のみを有する小国となります。この頃が「春秋時代」。

諸侯はやがて、秦・楚・斉・燕・韓・魏・趙の「戦国七雄」にまとまります。この頃が「戦国時代」。

紀元前なのに、こういった各国の勢力争いの詳細が、実に細かく記録されているのが、中国史の凄いところ。

戦国七雄のうち、西のはずれに位置する秦がどんどん勢力を強め、後に中国を統一するのはご存じの通り。

このとき楚は、秦と同盟するか(親秦派)、斉と同盟して秦に対抗するか(親斉派)で、国内が二分します。

しかし秦の策略によって、楚の王は親秦を選び、罠にはまった楚は弱体化し、結局滅びます。

親斉派のリーダー「屈原」は、この策略を察知していながら楚を救えず、ついに絶望して入水自殺します。

それが5月5日でした。

屈原は、楚の人々の信望を集めていた人物でした。

人々は、彼の遺体が魚に食べられないように、川に米をまきました。遺体よりも、この米を食べなさい、と。

以来毎年、5月5日の命日には、米を竹筒にいれて川に流すようになりました。霊を弔うためです。

ところが後の時代に、屈原の幽霊が出て、こう言ったそうです。

「せっかくの供物だが、いつも先に龍に食べられてしまう。龍が嫌う葉で包んで糸で縛ってほしい」

小麦粉と虫

家庭用の「お好み焼き粉」に繁殖したダニが原因で、喘息などのアレルギー症状が出た、とのニュース。

これを読んで思い出したことなどを書きますが、お食事中の方は、ご注意下さい。

そのお好み焼き粉からは、1グラムあたり2万2800匹の「ヒョウヒダニ」が見つかったそうです。多いね。

ダニの数の多さからすると、目で見てお好み焼き粉とは区別できないほどの「微粉末」だったと思われます。

だからそのまま、水や卵や刻んだ具材を加え、混ぜ、焼いたのでしょう。

よく焼いたのなら、食べたダニはすべて死骸ですが、それでもアレルギーは引き起こします。

小麦粉からはダニのほかに、1ミリぐらいの大きさの虫も、涌(わ)いてくることがあります。

お好み焼きと言えば、私も学生時代には、ときどき自分で作って食べていました。なにしろ手軽ですから。

ケチなので専用のお好み焼き粉なんて買わず、特大のお徳用の小麦粉を買って使っていました。

さすがに大袋なので、一人暮らしではなかなか消費できず、余った小麦粉は何年もほったらかしです。

台所の棚には「ゴマ」が散らかっていましたが、清掃するでもなく、これもほったらかしにしていました。

たまに棚の扉を開けるたびに、何か違和感は感じていましたが、見て見ぬふりをしていたのかもしれません。

年月が過ぎ、ついに棚板の色が見えないほどにゴマが敷き詰められた状態になって、やっと気付いたのです。

これはゴマではない、と。考えてみれば、私はそれまでにゴマなんて買ったことすらありませんでした。

どうやらそのゴマは、小麦粉の紙袋の破れた部分から、何百何千とあふれ出てきているようです。

おそるおそる覗き込んだその袋の中には、小麦粉ではなく、ゴマのような虫がギッシリと詰まっていました。

コアラのマーチ

「コアラのマーチを30分間振り続けると、巨大なチョコボールになる」

昨年から話題になっていたネタらしいですが、私が知ったのは今日の夕刻です。

こんな話を聞くと、どうしてもすぐ試したくなります。さっそくチャリで、買い出しに出かけました。

好奇心旺盛というか、研究熱心というか、こういう時だけはフットワークが軽くなるのです。

「コアラのマーチ」のほかに、「パイの実」と「きのこの山」も購入しました。これも計画のうちです。

帰宅後さっそく、まず「コアラ」を振りました。

腱鞘炎は最近落ち着いていたのですが、念のため、手首に負担をかけないように、ややソフトに振りました。

箱の中身がだんだんと、粉々になっていく様子が、音と振動でわかります。

規定の30分間振ったのですが、まだ粉々な雰囲気です。もう少し続けます。

先ほどまでよりも強めに振り続けたところ、その後20分ぐらいで、中身の質感が変わってきた気がしました。

パッケージを開けた瞬間、そこにはしかし、残念な光景がありました。もちろんちゃんと食べますので。

このような失敗をしないように、これから試される方に助言します。

強くしっかり根気強く振って下さい。中身がゴロゴロした感触になるまでは、途中で開けてはいけません。

腱鞘炎の方は、チャレンジしないことです。現に私はいま、湿布のお世話になっています。

ヒラメの養殖

まえに<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-513.html" target="_blank" title="ヒラメの話">ヒラメの話</a>を書きましたが、調べてみて驚きました。

出まわっているヒラメの大半は養殖ものらしいですね。機会があったら「裏側」を見て確認してみましょう。

ヒラメの養殖日本一は大分県。全国の3割を生産しているそうです。

大分の水産物と言えば「関アジ」「関サバ」が知られています。「城下カレイ」も有名です。

それなのにこんどは、養殖という手法でヒラメにも手を出しているわけです。

佐伯市など県南部の沿岸部で、しかし海面ではなく、海水をくみ上げて陸上で養殖されているそうです。

あんまり泳ぎ廻らず、酸素消費量も少ないので、全国的にもヒラメは陸上養殖の方が主流のようです。

かつて大分県上津江村(現在は日田市に合併)の山の中で、ヒラメの養殖が行われていました。

どうせ陸上で養殖するのなら、沿岸部でなくても内陸部でも同じでしょうけど、大胆な発想です。

「森のひらめ」ブランドで地域興しに生かす計画でしたが、採算がとれず中止されたようです。

それにもめげず大分県は、陸上養殖を発展させ、日本一となりました。

最近の大分漁協のいちおしは「かぼすヒラメ」だそうです。

やはり大分県が生産量日本一の「かぼす」をエサに使用した、特選ヒラメです。

かぼす成分の蓄積によって、肝の臭みが消え、エンガワがさっぱりしているのが特徴だとか。

大分の第一次産業は貪欲ですね。

中国とカレー

意外なことに中国では、カレーライスがほとんど普及していないそうですね。今朝NHKが言ってました。

ハウス食品などが、中国向けカレーの開発に本腰を入れているとのこと。

そりゃそうでしょう。中国13億人の1割にでも受け入れられたら、それだけで日本と同じ消費人口です。

ハウスのHPによると、十数年前から、上海など各地に日本式カレー店をオープンしているようです。

さらに家庭へと進出すべく、レトルトカレーやバーモントカレーを発売しているそうです。

「バーモントカレー」には、中国人の味覚に合わせて「八角」などの香辛料を採り入れているとのこと。

どんな味なのでしょう。ぜひ「逆輸入」して食べてみたいですね、中国風の日本式カレーを。

ところで八角といえば、インフルエンザ治療薬タミフルの原料としても知られる、「トウシキミ」の実です。

タミフルはスイスの製薬会社「ロシュ」が独占製造していますが、原料の八角はその多くが中国産です。

それがタミフル供給における、最大の不安材料となっています。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-120.html" target="_blank" title="レアアース">レアアース</a>でも同様ですが、中国という国は、先進諸国の肝腎な部分に、いちいち、からんできますね。

さいわい、純粋な化学的タミフル製造法が次々と開発されつつあり、「脱八角」が進みそうです。

これはちょうど、トヨタが「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-392.html" target="_blank" title="脱レアアース依存">脱レアアース依存</a>」を進めているのにも似ています。

中国のおかげで、皮肉にも、科学や技術が進歩していきます。

マクドナルド

昨日の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-510.html" target="_blank" title="馬肉ハンバーグ">馬肉ハンバーグ</a>」とは関係ないですが、今日もバーガーの話題。

マクドナルドといえば、かつて「勝ち組」の筆頭でした。原田社長はTV露出も多く威勢が良かった。

しかし今は業績が悪く、「マクドナルド失速」などと新聞に書かれる始末です。

例の「60秒サービス」も、聞いた瞬間から「品質の低下」を連想してしまい、これはダメだと思いました。

「割引きキャンペーンで集まる一過性の売上に頼ると、収益力も上がらない」

原田社長自身が昨年こう言い放ったことを、もう忘れたのでしょうか。

私がマクドナルドを初めて利用したのは、高校1年の夏休みに、上京したときのこと。もう40年近く前の話。

山口では見かけたこともないような、アメリカナイズした「立ち食い店」が、そこにあったのです。

他の客の流儀を観察して、購入方法を習得した後、恐る恐るハンバーガーを買ったのを思い出します。

マックの商品は決して嫌いな味ではないのですが、この歳になると「不健康」という文字がちらつきます。

たまに無性に食べたくなるポテトも、その「トランス脂肪酸含有量」が、どうしても気になります。

馬肉ハンバーグ

ヨーロッパで「馬肉ハンバーグ問題」が広がっています。

ファストフード店のハンバーガーや、スーパーで売られていた牛肉などに、馬肉が混入していた事件です。

食品会社が、馬肉を牛肉と偽って販売していたのが原因とのこと。当然、コスト削減のためでしょう。

EUは牛肉加工食品のサンプル調査でDNA検査を行い、馬肉混入を調べるそうです。

英当局は消費者に、そのような食品を食べないよう警告を出しています。

もちろんこれは、人体に有害な薬剤(競走馬用のピリン系消炎剤等)の混入が問題となっているからです。

そんないきさつから、馬肉は危険であるというイメージが広がっています。風評被害が心配になります。

コスト削減のための馬肉混入なので、馬肉は安もの(低品質)という見られ方もするでしょう。

しかし「馬肉ハンバーグ」といえば、熊本では馬肉料理店などで食べることのできる、おいしい料理です。

そもそもハンバーグは、元はと言えば、タタール人が乗用の馬の肉を刻んで食べた料理です。

それをドイツ人が「タルタルステーキ」に変え、米国に渡って「ハンブルク風ステーキ」となったわけです。

そう考えてみると、馬肉ハンバーグこそがハンバーグの原型なのに、いまは「まがい物」呼ばわりです。

ミドリムシ

学校の顕微鏡で観察して以来、何十年も記憶の彼方にあったミドリムシが、最近話題ですね、食材として。

ネットを見ると、ミドリムシが健康食品のような扱いで販売されています。粉末で1gあたり数十円ぐらい。

多くのサイトが、ミドリムシと言わずに「ユーグレナ」という、ミドリムシの別名を使っています。

やっぱり「ミドリムシ」には抵抗があるのか。「あぶらむし」と似た語感なのもいただけません。

ミドリムシは、「動物」のように鞭毛があって動き回り、「植物」のように葉緑体を使って光合成をします。

いったいミドリムシは、動物なのか植物なのか。

ミトコンドリアの遺伝子は動物、葉緑体の遺伝子は植物由来と考えられるそうです。

つまり、動物と植物が「共生」している状態と言えます。動物か植物かで悩むのは無意味なのです。

通販の、ミドリムシを乾燥したものは、ぱっと見、青汁にそっくりの緑色の「粉末」です。

火を通せばともかく、生のままで御飯にふりかけるのには、ちょっと勇気が必要ですね。

ましてや、味噌汁のような液体に入れるとなると、ゾワゾワ泳ぎ出すのではないかと心配になります。