伊藤園とチチヤス

「伊藤園、営業益6割減 5〜7月」という新聞見出しが、今日の材料です。

私は毎朝、伊藤園の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-552.html" target="_blank" title="1日分の野菜">1日分の野菜</a>」を1日分またはそれ以上、飲んでいます。

勤務中には、お茶をペットボトル2本分飲みますが、銘柄はたいてい伊藤園の「お〜いお茶」です。

このように伊藤園の売上には貢献しているつもりでしたが、まだ飲み足りないのでしょうか。

一方で伊藤園の子会社は堅調だったとのこと。子会社というのは「タリーズコーヒー」と「チチヤス」です。

タリーズはともかく、チチヤスがいつのまにか、伊藤園の子会社になっていたとは知りませんでした。

チチヤスは広島を地場とする会社で、幼少期に岩国に住んでいた私にとっては、なじみ深いのです。

当時のチチヤスのヨーグルトは、ちょうど寸詰まりの牛乳瓶みたいな瓶に入っていました。

もちろん「チチヤス」ではなく「チヽヤス」と表記されていました。そのフタを私は、集めていました。

ちなみにチヽヤスの「ヽ」は、同じ文字が続くときに用いられる文字で、「踊り字」というそうです。

ひらがなが続くときは「ゝ」を使います。濁るときは「いすゞ」みたいに濁点が付きます。

これらの踊り字は最近、あまり使われなくなったといわれますが、日常的によく見かけますよね (^_^)ゞ

そんなことを考えていたら、チチヤスのヨーグルトがむしょうに食べたくなりました。

ところが、近所のスーパー(MaxValu、FOODY ONE、武蔵プラザ、ゆめマート)で、売ってないのです。

売り場で幅を利かせているのは、明治の「ブルガリア」、雪印の「ナチュレ」、森永の「ビヒダス」など。

あと「R-1」「LG21」「ガセリ菌」などの機能性ヨーグルトも人気ですが、チチヤスが、無い。

シェア断トツの明治ブルガリアヨーグルトは、昭和46年発売です。

一方でチチヤスヨーグルトは、大正6年に発売された国産ヨーグルト第一号。歴史が違います。

伊藤園グループの強みを生かして新製品を発売すれば、きっと売れるはず。「お〜いヨーグルト」とか。

粉チーズ

チキンナゲットの期限切れ問題が報じられた昨日、たまたまナゲットを買ってしまった人はいるでしょうか。

幸いにして、わが家の夕食はミートソース・スパゲッティ(別名スパゲッティ・ボロネーゼ)でした。

そのボロネーゼにふりかけるつもりだった粉チーズはしかし、賞味期限を4カ月過ぎていました。

「いったい中国はどうなっとるのか」などと文句を言っていた手前、この粉チーズは使えません。

ところで、粉チーズといえば「パルメザンチーズ」でしょう。とくに米国KRAFT社のものが代表的です。

これはイタリアのチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」を粉にしたもの、と私は思っていました。

しかし実際には、本家イタリアのチーズが原料ではなさそうです。あくまで米国産の類似品です。

本来ボロネーゼには、本家イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノを、削りながらかけるべきでしょう。

パルミジャーノ・レッジャーノは、イタリアのチーズ屋さんの店頭に、たくさん鎮座しています。

特大の鏡餅みたいなヤツです。イタリア半島の付け根に位置する、エミリア・ロマーニャ地方が産地です。

エミリア・ロマーニャ地方の州都はボローニャ。ボローニャソーセージとか、ボロネーゼの発祥の地です。

実はボローニャは、私にとって思い出の深い町。以前、学会発表で訪れたことがあるからです。

その際お土産に、パルミジャーノ・レッジャーノのブロックを買って帰ったことは、言うまでもありません。

帰国後さっそく、チーズを削りながらボロネーゼに振りかけたときの、あの風味の豊かさは本物でした。

と、その時は思ったのですが、結局今は手軽な粉チーズ。風味が劣る分、多量に振りかけてカバーします。

土用のうなぎ

暑いです。今日は休診日なので、運動不足解消も兼ねて、無謀にも炎天下サイクリングを敢行しました。

見上げる太陽も、すでに夏至から1カ月を経過してその高度は下がっているはずですが、むしろ熱い。

太陽と地球の位置関係から「春分」「夏至」「秋分」「冬至」が定まり、1年が4等分されます。

暦の上では、すでに夏至から秋分に向かいつつあり、その中間地点が「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-487.html" target="_blank" title="立秋">立秋</a>」です。今年は8月7日。

そして立秋の直前の約18日間を「夏の土用」と呼び、その開始日(土用の入り)は7月20日でした。

夏だけでなく、春、秋、冬にも土用があり、それらは次の季節への過渡期のような位置づけなのでしょう。

土用の間は穴掘りなどして土をいじってはならないと、幼少期に親から教えられ、しばらく守っていました。

迷信と言ってしまえばそれまでですが、それなりの意味があると考えるべきでしょう。

夏の土用でいうなら、夏バテしやすい時期なので不要な土木作業はひかえなさいと、そういうことかも。

同様の理由から、夏の土用には十分な栄養を摂りなさいと、それが「うなぎ」につながったのでしょう。

うなぎにもいろいろな食べ方(料理)がありますが、マイブームは「ひつまぶし」です。

今日はまだ丑の日ではないですが、一足早く、ひつまぶしの旨い某店にてうなぎを食してまいりました。

旨かった。旨かったのですが、満腹かつ炎天下の帰路は、地獄のサイクリングなのでした。全行程34km。

料理と水の硬度

料理と水の硬度との関係については、あちこちに詳細なサイトがあります。

硬度というのは、水に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を定量化した数値です。

肉料理には硬水がいいとか、日本料理には軟水がいいとか言いますよね。

素材に味を閉じ込めるときは硬水、素材の味を引き出すときは軟水、と言うと少しわかった気になります。

熊本は水(水道水)がおいしいと、引っ越してきたころに聞いたことがあります。

河川やダムからの取水ではなく、地下水を水源にしているからだといいます。

水道水の平均硬度は、全国4位だそうです。阿蘇からの地下水にはミネラルが溶け込みやすいのでしょうか。

当院最寄りの「熊本市健軍水源地」の水は硬度78。軟水ではありますが、全国の水道水のなかでは高めです。

自宅を管轄する「大津菊陽水道企業団(名称が田舎くさい)武蔵ヶ丘水源地」だと、硬度62でした。

このような硬度では、水として飲んだときには美味しくても、日本料理には少々不利かもしれません。

では、ウイスキーのロックアイスに使う水は何がいいのか。考えてみたら、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1007.html" target="_blank" title="氷の透明度">氷の透明度</a>よりずっと重要です。

サントリーのHPを見ると、スコッチのモルトの個性を楽しみたいなら軟水、と書いてあります。

理想的には、その蒸留所で使われた仕込み水と同じ水(無理なら同じ硬度)で作るのが良いらしいですね。

一般に、国産ウイスキーは軟水、欧米では硬水仕込みとされますが、スコッチは軟水が多いようです。

とくに、私の好む<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-583.html" target="_blank" title="アイラ島">アイラ島</a>のウイスキーで使われているのは、ピート層で濾過されたわ湧き水、軟水です。

というわけで、純水で作ったロックアイスこそが究極。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1013.html" target="_blank" title="氷屋さんから通販で買った氷">氷屋さんから通販で買った氷</a>で正解でした。

透明な氷を作る

たまには自宅で、スコッチのロックグラスを傾けてみたい。最近急にそんな気分になり、行動開始です。

準備すべきものは「好きなお酒」「素敵なグラス」「透明な氷」「旨い料理」「良い雰囲気」でしょうか。

このうち「透明で大きなロックアイスの作り方」について、今日は私の試行錯誤を披露しましょう。

あちこちのサイトを見て回ると、そのポイントは、おおむね次の2つに集約されるようです。

(1)不純物の少ない水を使う

(2)ゆっくり凍らせる

まず(1)。浄水器を通した水を煮沸させ、冷ましてから凍らせてみましたが、あと一歩、うまくいかない。

ならば、市販の「純水」を使えば良いのでは? さっそくAmazonで購入。PETボトル500mlで約100円。

問題は(2)です。家庭用冷凍庫のー20℃は温度が低すぎて、急激に凍ってしまうのが良くないそうです。

水の中に残っている不純物や空気が、氷結の過程で氷の中に残り、濁りの原因となるらしいですね。

製氷業者が大きくて透明な氷を作るときは、ー10℃ぐらいでゆっくり凍らせるとのこと。

では、透明で大きな氷を家庭で作ることはできないのかと言うと、方法はあるようです。

ネットで調べた限り、唯一と思われるそのやり方とは、水が全部凍ってしまう前に取り出す方法です。

凍り始めの部分には不純物や空気が含まれておらず、部分的に透明な氷ができる性質を利用するものです。

さっそく試しました。なるほどたしかに部分的には透明な氷ができます。しかし、何かスマートじゃない。

容器内の水をすべて、完全に透明な氷にしてしまいたい。そんな思いでこの数日、実験してきました。

そしてついに、ひらめいたのです。凝固点降下を応用すれば、容器をー10℃で冷却できるんじゃないか!

具体的にはこうです。

凝固点がー10℃になるように計算して塩水を作り、大きな容器に入れ、冷凍庫で凍り始めるまで冷やします。

これがまさに、ー10℃のプールとなります。その中に、氷にしたい純水のPETボトルを入れて冷やすのです。

どうです。アイデアでしょう。え、その結果はどうなったかって?

実はまさに今、実験中なのです。つい先ほど始めたばかり。結果が出るのは明日。また報告します。

ビール工場

最近よく飲むビールは、大手4社(アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ)の製品ではありません。

輸入ビール、あるいは国内の中小メーカーのビールばかり飲んでいます。

プレモルとかスーパードライには、あまり面白味がないというか、つまり飽きたのです。

銘柄はともかく、ビールを美味しく飲む方法は、2つあります。

(1)ノドが乾いたときに、よく冷えたビールを飲む

(2)新鮮なビールを飲む

缶ビールの温度を氷点下(-2℃~0℃)まで下げる装置「エクストラコールドクーラー」を、使っています。

アサヒスーパードライのキャンペーンの景品ですが、通販で出回っていたので、最近購入しました。

これがまた、よく冷えます。「キンキン」という表現がピッタリ。

新鮮なビールなら、ビール工場やその直営ビール園で飲むのが最高です。

サッポロビール園やアサヒビール博多工場にも行きましたが、熊本ならサントリービール工場でしょう。

数年前の夏の休日、自転車でビール工場まで行ったことがあります。もう、汗ダラダラ、のどカラカラ。

自転車を職員用駐輪場に置き、工場見学の受付をして、極旨ビール試飲の時間を待っていたときのこと。

いよいよ私の見学の順番が来た、まさにその瞬間、係の方がこう言うのです。

「お客さま、自転車でお越しではないですか。その場合、ご試飲いただくのはソフトドリンクとなりますが」

炎天下をチャリでやって来て、小一時間待った私に、ビールを飲むなとはひどい仕打ち。

ソフトドリンクしか飲めないビール工場見学に、いったい何の意味があるのでしょう。

もともと、ビールの製造工程などに興味はありません。興味があるのは、できたてのビールの味だけです。

ていうか、私が自転車で来たことを知ってたのなら、ビールが飲めないことを早く教えてほしかった。

もちろん、自転車でも飲酒運転はいけません。わかってます。

長崎皿うどん

今日のサッカーも残念でした。決定力に欠けましたね。再三上がったクロスに、どうしても合わない。

で、意気消沈して夕食は、近所のリンガーハットです。久しぶりです。

リンガーハットのメインメニューと言えば、「長崎ちゃんぽん」と「長崎皿うどん」のツートップ。

サイドから上がってくるのが、「ぎょうざ」と「チャーハン」。

「皿うどん派」の私に対して、家人は「ちゃんぽん派」。トップの起用法はいつも同じです。

皿うどんの美味しさのポイントは、その麺のカリッとした部分とシンナリした部分の混在にあります。

硬い麺をバリバリと噛み砕くときの歯茎に刺さりそうな食感に、香ばしさとわずかな甘みがマッチします。

そうかと思いきや、次はトロッとした野菜あんと軟らか麺を口にして、食感と味の落差に驚きます。

「硬軟取り混ぜて」という言葉の由来は、長崎皿うどんだと言われています。ウソです。

高校生の頃、学校の近くに「春来軒」という中華料理店があって、土曜日の昼にはよく立ち寄っていました。

この店のウリが「バリそば」でした。皿うどんに似ていますが、麺は太く、全体にシンナリしていました。

やけど間違いなしの熱さと、圧倒的なボリュームでしたが、若いパワーでガツガツ食べていましたね。

三十数年ぶりに思い出して、ネット検索してみると、まだ店はあるようです。

ていうか、「バリそば」っていう食べ物は、山口県限定のローカルメニューなんですね。それに驚いた。

お好み焼き

お好み焼きって、ときどき無性に食べたくなりますよね。とくに休日の昼とかに。

そんな時私は、近所の「道とん堀」に行きます。ポンポコポーンと出迎えてくれる、あの店です。

鉄板で焼きながら、そのままソースなどをかけ、アツアツをハフハフ言いながら食べる形式がいいですね。

表面はカリッとこげているのに、内部はフカフカです。自宅で焼くと、こうはいきません。

店の欠点と言えば、極端に自己流の焼き方ができないことです。

私は、小さなお好み焼きをたくさん焼くのが好きなのです。たとえば直径10cmぐらいのを5,6個、とか。

そんな焼き方をすると、まず世間体が悪いし、どうかすると店員に注意されかねません。

なので3日前に行ったときも、2分割にとどめましたが、次回は3分割にチャレンジしようと思います。

総重量が同じであれば、分割した方が表面積が増えるというのは、数学の基本です。

そして表面積が大きければ大きいほど、辺縁部、すなわちカリカリした部分も増えるわけです。

許されるなら、直径5cmの一口サイズで、20個ぐらい作って食べてみたい。

もはやお好み焼きというより、たこ焼きに近いかもしれません。

パール柑

「パール柑」なるものを、この歳になって初めて知りました。

さっそく買ってみると、見た目は大ぶりのグレープフルーツですね。

ジュースにしてみましたが、酸味控えめで、あまり特徴のない味。皮を剥くのに難渋しました。

調べてみると、文旦の仲間らしい。ていうか、文旦とボンタンとザボンが同じものだと、今日知りました。

そのいずれも、これまでに食べた記憶がありません。ボンタンアメを食べたことがあるぐらいです。

熊本には「晩白柚(ばんぺいゆ)」なんてものもありますね。ザボンの仲間でとくにでかいヤツ。

それから「デコポン」なら2,3回、食べたことがあります。これは熊本果実連の登録商標ですか。

私は山口県で育ったので、温州ミカンと夏ミカンはよく食べましたが、最近はほとんど食べなくなりました。

たぶんその理由のひとつは、皮を剥くのが面倒だからかもしれません。

パール柑(ザボン)の学名は「Citrus maxima」だそうです。学名を調べてみると、なかなか面白いです。

「Citrus」はミカンの仲間を表します。「シトラス」と読めますが、ラテン語的には「キトルス」でしょう。

「maxia」の意味は想像できます。つまりザボンの学名は「すごく大きいミカン」ということでしょうね。

ラテン語は、ローマ帝国で用いられていた最盛期の発音が、現在用いられているそうです。

文字の通りに「ローマ字」読みすれば、ほぼ正しい発音になるので、日本人には意外と簡単です。

温州ミカンの学名は「Citrus unshu」、夏ミカンは「Citrus natsudaidai」。たしかにローマ字のようです。

ハッサク「Citrus hassaku」、スダチ「Citrus sudachi」など、日本語を含む学名の柑橘類が意外に多い。

もともと夏ダイダイだったものが、夏ミカンという名になったいきさつも面白いですが、ここでは割愛です。

生野菜ジュース

「ヘルシオ ジュースプレッソ」が届きました。例の、低速圧搾方式の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-921.html" target="_blank" title="スロージューサー">スロージューサー</a>」です。

内部を見ると、らせん状の臼が材料を巻き込んで潰していくような構造で、後片付けが面倒くさそう。

手始めに、イチゴとバナナのジュースを作ってみました。

材料を上から次々に投入すると、右の出口からジュースが溢れ出し、左の出口からは絞りカスが出てきます。

このジュースが、旨い。ついでに絞りカスも、ヨーグルトにかけて食べてみましたが、これまたイケる。

そうなると次は、本来の目的、ブロッコリージュースということになります。

ネット検索すると、茎の生ジュースは良くない、とのことなので、先っぽの緑の部分だけを使いました。

これにバナナとキウイも加え、材料を投入していくと、黄緑色のジュースが絞り出されてきました。

そのジュースよりも多量に出てきたのは、もちろん、絞りカスです。見た感じ、ブロッコリーそっくりです。

恐る恐るジュースを飲んでみましたが、これが青臭くない。そこそこ旨い。キウイを混ぜたのが正解でした。

勇気を出して、絞りカスも食べてみましたが、これが青臭くない。そこそこ旨い(同じ表現ですみません)。

そんなわけで結局、ジュースと絞りカスを全部混ぜてドロドロの状態にして、美味しくいただきました。

これからは毎日、この要領でブロッコリーを食べることにします。MMTS摂取には最適でしょう。

最後に混ぜるのなら、ジューサーじゃなくてミキサーでよかったんじゃないの? とか言いっこナシです。