レタスへ変更

診察室のドアに、開院当初からずっと貼ってあるポスターのキャラクターの名前は、「シナモロール」でした。

そのサンリオのキャラクターのことを私は、この9年半の間ずっと「シナモンロール」と思っていたのです。

今朝スタッフから間違いだと指摘を受け、驚きました。思い込みというのは怖ろしいものです。

私が毎晩1株の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1948.html" target="_blank" title="ブロッコリー">ブロッコリー</a>を食べ続けているのは、それが多分体に良いことだという、一種の思い込みです。

でも、いいかげん飽きましたね、とでも言ったものなら、「飽きるの遅っ!」という、ご意見もあるでしょう。

話はすぐそれますが、最近よく耳にしますね、「早っ!」なんていう表現。芸人とかCMの影響でしょうか。

診療していると、とくに検査もなく診察がサクッと終わったら、「早っ!」なんて言う小学生がよくいます。

で、モスバーガーのサイトを見て、思いついたのです。そろそろブロッコリーをやめて、レタスにしようかと。

というわけで今年は、毎晩、レタスを1玉食べることにしました。ブロッコリーよりずっと食べやすそうです。

しかも、レタスを1年間続けたら、来年はまた別の野菜にすることに決めています。キャベツです。

キャベツは以前チャレンジしたことがありますが、1玉を全部食べるのはかなりの苦行になりそうです。

さらに、その翌年は白菜の予定です。これも以前試したことがありますが、鍋三昧の日々になることでしょう。

その次の年からも、毎年別の野菜にしていくつもりです。

タマネギ、ニンジンならなんとかなりますが、大根、カボチャの年は、かなり厳しくなりそうな気がします。

ブロッコリーで『安心』

「医師が愛食!ブロッコリーを毎晩1株食べて中性脂肪が正常化!」

本日発売の『安心』3月号(マキノ出版)に、このような記事で紹介された医者がいます。私です。

この健康雑誌には、今回ブロッコリー特集が組まれていて、4人の医師の取材記事などが掲載されています。

そのうちのひとりが私というわけですが、記事を全部読んでみると、私が「浮いて」いるのがわかります。

掲載順に、その要点を書いてみると、こうです。さあ、私はどれでしょう。

(1)医師A:抗酸化作用で老化防止に最適

(2)医師B:毎晩1株食べてます!

(3)医師C:抗酸化力で認知症予防効果あり

(4)医師D:抗酸化力が強く、美容に役立つ

編集部の方もよほど困ったのでしょうか、ネット検索で私を見つけ出し、取材を申し込んできました。

アカデミックなことが何一つ書かれていない私の記事は、他の医師のそれとは一線を画しています。

昨年末に取材を受けたとき、ブロッコリーを毎晩1株食べたことで何が改善したのか、それを尋ねられました。

編集部としては、具体的な数値を示すことで、私の体験談にリアリティーを出すことを求めていたのでしょう。

しょうがなく、体重や中性脂肪の数値を掲載しましたが、私に言わせれば、そのようなことは枝葉末節です。

私が毎晩、食事の最初にブロッコリーを1株食べる目的は、なるべく健全にドカ食いをするためです。

ブロッコリー1株を胃に放り込んだ後の食事は、糖質の吸収もおそらく穏やかで、容易に満腹感が得られます。

私が続けているBOOCSダイエットでは、1日1回の食事でストレスを発散する「1日1快食」が重要なのです。

七草がゆ

1月7日は五節句のひとつ「人日の節句」だそうで、「七草がゆ」を食べる日、ということになっています。

その「七草がゆ」の由来については、『御伽草子』の中の『七草草子』の話がよく知られています。

昔、中国のある人が、年老いた両親を元気にさせようと苦行した末に、天からのお告げを受けたという孝行話。

そのお告げの通りに、七種の草を集めてかゆを作って食べさせたら、両親はたちまち若返ったといいます。

ところがもっと古い中国の年中行事記に、「正月七日を人日と為す。七種の菜を以て羹をつくる」とあります。

羹(あつもの)というのは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1821.html" target="_blank" title="前にも">前にも</a>書きましたが、野菜や魚肉を熱く煮た吸い物のこと。

ともかく、七草がゆはずいぶん古くから食されていたようで、例の孝行話は、あとから追加された創作ですね。

その孝行息子は、後に帝の地位を譲られます。もはや孝行話を超えて、サクセスストーリーじゃないですか。

本来、縁起物または健康食(?)だった七草がゆに、もっともらしい逸話が付加されて広まったのでしょう。

しかし今では、年末年始の乱れた食生活から胃腸を回復させるための、健康食的な位置づけに戻っています。

今晩、私もいただきました。「七草セット」はスーパーで売っています。便利。ただし作法は間違いました。

本来は、1月6日から一定の作法の下で調理を開始して、1月7日の朝に食べるようですね。

1日1食、夕食のみの私の食生活では、正式な作法で七草がゆをいただくことなど、永久に不可能です。

純米大吟醸 獺祭

旭酒造の「純米大吟醸 獺祭 磨き三割九分」の瓶に虫が混入していたとして、自主回収が始まりました。

「獺祭」は安倍首相がオバマ大統領に贈ったことで有名になりましたが、私は飲んだことがありませんでした。

「三割九分」は精米歩合39%を表しています。つまり、米の外側の61%を削り落としたというわけですね。

獺祭には、さらに上を行く「磨き二割三分」とか、オバマさんに贈った「磨きその先へ」というのもあります。

「磨きその先へ」の精米歩合は未公開です。他社との数値上の競走を避けるためかもしれません。

精米歩合を表示していないので、国税庁の基準に従って、純米大吟醸とは表記できません。ただの清酒です。

削った米粉はどうするのかも心配になりますが、一般的には、食品用にリサイクルされるようです。

酒の旨さが精米歩合だけで決まるわけではありませんが、香りが良くなるし、贅沢って気分にもなりますね。

新奇性もあって一気に上り詰めた獺祭ですがしかし、今回の虫騒ぎが物議を「醸して」います、醸造酒だけに。

そもそも、スペック(精米歩合)や価格や話題性で飛びつくなんて「ダッサい」、という意見もあるでしょう。

「磨きその先へ」などは、720mlの小さいボトルで、税込み32,400円ですよ。はぁ?どういうことですか。

などと、飲む前から否定するのも不公平だし非科学的。このような場合、自分で検証するしかありません!

というわけで、近所の酒屋で「磨き二割三分」を買ってきて、先ほど味わったところなのですが・・・

まあ、なんて言いますか・・・恐れ入りました。

あらためてブロッコリー

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1719.html" target="_blank" title="1日1食">1日1食</a>はほぼ10年前から、毎晩<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-921.html" target="_blank" title="ブロッコリー">ブロッコリー</a>1株は5年以上前から、いまだに続けています。

それが好きだとか、根性があるとかではなく、もはや私のルーティーン、生活習慣なのです。

このたびブロッコリー健康法について尋ねられることがあったので、ふと、考え直してみました。

当初は、ブロッコリーの成分による医学的効果を期待したり、味わい方の工夫にも毎晩楽しみがありました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1080.html" target="_blank" title="スムージー">スムージー</a>を作ったり、スティックセニョールや<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-68.html" target="_blank" title="ロマネスコ">ロマネスコ</a>に手を出したこともありました。

しかし最近は、食べ方にはあまりこだわらなくなってきて、レンジでチンしてそのまま食べています。

さすがに味があまりにも単調なので、ピーナッツをトッピングしたり、別のおかずと交互に食べたりします。

ブロッコリーの良いところ、栄養素だとか、がんや認知症や感染症の予防効果などのことは言いません。

ただ、食事の最初に食べて胃袋を満たすと、その後でドカ食いしても総摂取カロリーが減らせます。

そんなブロッコリーのほかに、毎日続けているモノといえば、このブログ。

奇しくも両者とも「ブロ」で始まります。 だからどうした、ってとこですか。

「ブロッコリー」ネタの「ブログ」を、「ブロードバンド」でネットに接続して投稿してるわけです。

ブロッコリーって、イタリア周辺が原産なんですね。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1367.html" target="_blank" title="イタリア語">イタリア語</a>で “broccoli” は複数形。ならば単数形の “broccolo” は、あのツブツブ1個のことでしょうか。

その由来は “brocco” で、新芽の意味だそうですが、 “broccolo” には他に、バカ・まぬけの意味もあるとか。

まあ、毎晩1株食べ続けてるのも、少々バカっぽい、かもしれません。

焼そばU.F.O.を焼く

待ち時間ゼロのカップ麺、シマダヤ「流水麺」が話題です。お湯を注いだら、混ぜてすぐ食べられるそうです。

しかしこれには、異議を唱えている人もいるようです。3分のカップ麺を1分で食べ始める私も、その一人。

食べはじめは硬麺で、だんだんと柔らかくなり、しかし柔らかくなりすぎる前に、食べ終わるのがいいのです。

私はめったにカップ麺を食べませんが、「日清焼そばU.F.O.」なら、時々食べます。その流儀は、こうです。

熱湯を注いで1分で、お湯を捨てます。ソースをかけて、すぐ食べ始めます。硬いです。ボリボリいいます。

そうこうするうちに、麺がしんなりしてきます。硬さが変化していく過程を楽しみながら、食べ終わります。

これがもしも、ちょうど良い硬さから食べ始めると、麺はだんだん柔らかく、不味くなる一方じゃないですか。

などと書いているうちに、あっ、と気付いたのです。カップ焼そばって、焼いてない!

長い間、焼そばだと思って食べていたUFO類は、よく考えたら、ソース味の煮そばじゃないか!

そこで今夜は、食後のデザートに、U.F.O.を焼いて食べてみました。

熱湯をかけて1分。湯を捨てて麺をフライパンにあけ、強火で約1分。ソースとふりかけをかけてできあがり。

さて、その「焼いた焼そばU.F.O.」の味がどうだったかと言えば、これが実に、不味いのです。

カリカリした食感を期待していたのですが、麺全体がくっついて、ゴムのように硬くなっていました。最悪。

ボジョレ・ヌーヴォー

“Beaujolais nouveau” は、今日、11月第3木曜日が解禁日です。私もちょうど今、飲んでいるところ。

最初にはっきりさせときたいのは、“Beaujolais” の発音(とその表記)です。

メディアやネットでは、「ボジョレー」だったり「ボージョレ」だったり「ボージョレー」だったりします。

“nouveau”の方は、「ヌーボー」か「ヌーヴォー」ですが、これは、後者で考えていきます。

問題は、ボ(A)ジョレ(B)、のAとBのどちらに(または両方に)、長音「ー」が入るのか、ということ。

確かめようにも、あいにくフランス人の知り合いと連絡が取れません。フランス人に知り合いがいないので。

こういう時は、ネットです。Google翻訳や、フランス人のサイトを見て回りました。

で、“Beaujolais nouveau” の発音を聞いてみたら、「ボジョレ・ヌーヴォー」と私には聞こえたわけです。

「ボ」も「レ」も伸ばさない、「ボジョレ」が正解でした。

そのボジョレ・ヌーヴォー。好きとか嫌いとかではなく、縁起物なので、今日は1本飲みました。

良く言えば「果実のような香りのワイン」ですが、あっさりしすぎてコクがない、とても軽いワインですね。

本来、ボジョレ地方の天候で決まる、このワインの出来ですが、日本での消費は景気に左右されました。

私の学生時代から研修医の頃(80年代半ばから後半)はちょうどバブル時代。ボジョレ人気は絶頂期でした。

なにしろ当時、5,000円ぐらいのワインなら、安い、お手頃、と感じた時代です。

今は、700〜900円ぐらいのワインを常飲しています。しかも2日で1本です。ウンチクなど知りません。

出遅れると、ワイン道にはなかなか入りづらいのです。

スタバではグランデか

私は猫舌ですが、熱い飲食物が嫌いというわけではありません。

熱ければ、気をつけてフーフーするか、少し冷めるまで待てば良いわけですから。

とくに熱いうちが美味しい食べ物は、熱いうちに無理して食べます。猫舌の苦難よりも、美味しさ優先です。

熱い飲み物をおそるおそる飲む場合、最初にそれが触れるのが口唇です。いきなり舌ではなめませんよね。

口唇の方が、舌よりはまだ、熱さに強い、おそらく鈍感なんでしょうね。

だから間違っても、熱い飲み物をいきなりストローで飲むようなことはできません。大変な目に遭いそうです。

そのような私なので、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1075.html" target="_blank" title="スタバ">スタバ</a>とかのコーヒーの、小さな飲み口の付いたフタの容器はどうしても苦手です。

ひどく熱い液体が、直接口腔内に飛び込んで来そうで、怖いのです。

必ずフタを外し、液面の高さを確認して容器を傾け、少しずつすするように、温度を確認しながら飲みます。

熊本は、38度という異常な暑さでした。久しぶりに入ったスタバで、今日はアイスコーヒーを飲みました。

注文するときにコーヒーのサイズを尋ねられて、ふとある呪文を思い出しました。

『スタバではグランデを買え!』

数年前に話題になった本(吉本佳生著)のタイトルです。「グランデ」サイズが、2つの意味で得だという話。

つまり、内容量当たりの価格が安いという客の得と、取引コストがほぼ同じなのに高い値で売れる店の得。

「グランデ」の売買は、客にも店にも得になる、いわゆる「Win-Win」だというわけです。

ちなみにグランデは少し量が多すぎて、私は半分ほど残してしまいました。結局、得したのは店だけです。

エンゼルパイ

NHKの「放送用語委員会」の報告を時々読みますが、真面目な委員会なのに(真面目だからこそ?)、面白い。

昨年10月の委員会で決定した事項のうち、興味がわいたものをいくつかあげると、

(1)従来の「エンゼル」を、「エンジェル」とする(一部「エンゼル」も認める)

(2)従来の「キャンデー」を、「キャンディー」とする(一部「キャンデー」も認める)

委員会では、「エンゼル」を認めるのは、慣用が定着している学術用語や固有名詞などとしており、例として、

「エンゼルフィッシュ(学術)」「エンゼルプラン(厚労省)」「エンゼルパイ(森永)」をあげています。

いやあ、委員のみなさん、「エンゼルパイ」をご存じでしたか。私、あれ、好きです。

「キャンディー」は、今では普通に使われていますが、あえて「キャンデー」と言うと、レトロな感じです。

場面によって使い分ける案が、委員会でも出たようですが、結局「キャンディー」が優先となりました。

子どもの頃、大好きだった森永チョコボールで、いちど「金のエンゼル」が出たことがあります。

1960年代後半ごろのことです。もちろん、「金のエンジェル」ではなく、「金のエンゼル」です。

「金のエンゼル」を森永に送ったら、「キョロちゃん」の容器に入ったスタンプセットが送られてきました。

私はそれを、「おもちゃのカンヅメ」だったと、今までずっと、思い込んでいました。

ところが今日、森永のサイトで確認してみたところ、それは「おもちゃのカンヅメ」ではなかったのです。

「おもちゃのカンヅメ」の前身の「キョロちゃんのまんがスタンプ」だったのです。半世紀ぶりに知りました。

さらにチョコボール黎明期には、「キョロちゃん」ではなく「チャッピー」がメインキャラクターだったとか。

「チャッピー」というのは、60年代のアニメ「宇宙少年ソラン」に登場していたリスです。ああ懐かしい。

しかし、当時のアニメで、私がソランよりもアトムよりも好きだったのが「遊星仮面」なのです。

ソランの提供は森永で、アトムの提供は明治製菓、遊星仮面はグリコ。そんな時代でした。

サードウェーブ

「サードウェーブコーヒー」なるものが近年流行しているそうですが、私は完全に、波に乗り遅れています。

そもそも、コーヒーショップとか喫茶店とかに行くこと自体が、最近はほとんどありません。

MacBook Pro持って、近所のスタバでブログでも書こうかと、何度か考えましたが、まだ実現していません。

だって、オヤジがスタバでMacでブログですよ、いかにもイヤらしいでしょう。

そんなスタバとかタリーズとかが「セカンドウェーブ」で、その次の動きが「サードウェーブ」だそうです。

厳選した豆で、きちんと淹れる。なんだか、普通の自家焙煎店と同じような気もしますが、気のせいか。

コーヒーを飲む時間を楽しむのがスタバなら、サードウェーブは、コーヒー自体を楽しむ場所なのでしょうか。

「ミヤマ珈琲」なる店が、最近わが家の近所にできました。「喫茶室ルノアール」の系列店のようです。

郊外型フルサービスのサードウェーブの店ですが、調べてみると全国に7店舗(埼玉3、東京2、熊本2)のみ。

どうして熊本なんでしょうね。ルノアール創業者の出身地なのか。採算がとれるのか。よくわかりません。

コーヒーに目覚めた学生時代には、街中の純喫茶や、こだわりの自家焙煎店に、よく通っていました。

喫茶店のことを「サテン」と呼び、ふざけて「キッチャテン」などとも言ってましたが、いずれも死語ですね。

ところが、辞書を引いてみると、意外な事実(私が知らなかっただけの事実)が判明しました。

「キッチャテン」は俗語ではなく、むしろ昔は「キッサテン」よりも一般的な言い方だったということ。

「茶道」をかつて「チャドウ」と言ったはよく知られていますが、まさか「キッチャテン」もそうだとは。