本日50歳

押尾被告は、やはり有罪判決でした。

菅改造内閣のニュースにかき消されそうでしたが、きちんと報道されていました。

合成麻薬MDMAの事件です。

ところで、ほとんどの抗生物質が効かないと恐れられている新型の耐性菌が、最近続々と登場しています。それらの菌が作り出す物質が、NDM-1。多くの抗生剤を分解してしまう酵素です。

MDMAとNDM-1・・・なんか似てるなあと思っていましたが、どうでもいいことなので頭の片隅に追いやっていました

ところが、やっぱり気になって調べてみると、驚いたことにツイッターの世界では、「NDM-1とMDMAが紛らわしい」という意見が沸騰中でした。

皆さん同じような気持ちだったのですね。安心しました。

こんなふとした気持ち、ちょっとした思いや意見を、リアルタイムでつぶやく(=やや控えめに表明する?)「場」がツイッターなのでしょう。

ツイッターの普及によって、ネット社会は新しい段階に進みつつあるような気がします。

つまり、圧倒的に即時性が高い情報のやりとりが、求められるようになってきました。

私も時代に乗り遅れまいと、ずいぶん前にツイッターのユーザー登録したのですが、初めに1回つぶやいたっきりで、以後だんまりを決め込んでいます。

ブログとの使い分けを、自分の中で模索中なのです。

(蛇足)

どうでもいいことですが

私、本日50歳になりました。

ようやく、オトナの仲間入りですね。

小沢氏生出演

テレビを見ていたら、民主党代表選候補者の小沢氏を囲む討論が行われていました。

はじめは、どうでもいいなあという感じでしたが、けっこうしゃべる小沢氏を見て、だんだん見方が変わりました。

出演者たちがそろって現政権や前鳩山内閣時代を厳しく批判し、さまざまな問題点をあげたうえで、そこで小沢氏ならどう変えてくれるか、何を期待できるか、そういった流れの発言を繰り返していました。

つまり出演者は、菅政権を国民の敵と位置づけることで、「小沢氏=敵の敵=味方」の図式を作り、小沢氏をいい気持ちにさせて、その結果、日頃は寡黙な小沢氏を饒舌にさせていったのです。

万一、小沢総理大臣が誕生した場合に備えて、この作戦でしっかり言質を取っておいてほしいです。

どうやら小沢氏は、北風には強いけど太陽には弱いようなので。

口蹄疫問題

宮崎の口蹄疫は、一昨日ようやく終息宣言が出されました。

良性疾患でヒトへの感染が無いにもかかわらず、肉牛としての商品価値維持のために大量の殺処分を行ったことは、人間のエゴではないのか、考えさせられました。

ところで、最初に発症した1頭はどういういきさつで感染したのだろうと、素朴な疑問を感じました。純粋に科学的な興味です。

感染ルートを解明していく科学者達の苦悩、そして意外な結末、こういうのが好きなのです。

新聞を読んでも答が見つからないので、当然ググってみました。「口蹄疫 発端」などのキーワードで。

すると出るわ出るわ、「情報」が。

A牧場、B学会、C党、D大臣・・・新聞や週刊誌であまり見かけない内容ばかり。

ネット情報の怖いところは、取材に基づいた情報と、根拠のないウワサやデマが、ほぼ並列対等に提供されることです。

おまけに、情報の提示順位は、信頼性順というよりは面白い順(アクセスの多い順)になりがちです。

ホントのところ、どうなんでしょうか。科学的興味が政治的興味になってきました。

そろそろ答を教えて欲しいです。

最高齢更新中

「いま生存していれば150歳」などという戸籍情報が続々と発見されています。

今朝のニュースでは、山口県防府市で186歳の方が「発見された」と報じていました。防府と言えば私の出身地です。たしかに高齢者が多かった記憶があります。

今回のような事例では、法務局と相談して戸籍抹消の手続きをとるとのことですが、本当に生存していないかどうか、その確認はどうするのか気になります。

身寄りもなく、ひとりアパートで穏やかに過ごしておられる120歳のおばあちゃんがいるかもしれません。勝手に戸籍抹消されてはかないません。

さすがに186歳に確認は不要かもしれませんが、何歳以上が無条件で抹消でき、何歳以下なら確認作業が必要なのか。

そもそもどのように確認するのか。

全国をくまなく探すのでしょうか。民生委員だけでは足りないでしょう。

道で高齢者を見つけるたびに年齢や名前を尋ねるうちに、こんなことがあるかもしれません。

「おばあちゃん何歳ですか?」「あたしゃ186になります。今年は暑いねえ」

時効

一昨日の判決にはやりきれないものを感じたので書きます。

9年前に東京女子医大病院で行われた心臓手術で、12歳の女児が亡くなる医療事故が起きました。

病院から提出された「内部調査報告書」によって明らかにされた事故原因は、手術を補助するための人工心肺という装置を操作していた佐藤医師のミスでした。佐藤医師は逮捕されました。

私自身も含め、当時の日本中の心臓外科医はこの事故を、「佐藤医師のミスから何を学ぶか」という教訓としてとらえ、以後、人工心肺操作における確認徹底や監視装置の充実に力を注いだものです。

ところがその後の裁判の過程で、事故は執刀医の初歩的な技術ミスで起きたものであるということが明らかにされ、私は愕然としました。

執刀医のおかした致命的なミスを隠し、佐藤医師に濡れ衣を着せた「報告書」を作成した病院の、その隠蔽体質と弱者切り捨ての所業に、私は恐怖さえ感じました。

人生を棒に振って病院と戦い続け、昨年ようやく無罪が確定した佐藤医師が、病院を相手に損害賠償請求をするのは当然のことです。

しかし一昨日、その請求は東京地裁に棄却されました。

理由は「時効」。請求するのが遅かったですね、ということです。

長寿疑惑

長寿大国ニッポンの信頼が揺らいでいます。不明高齢者問題です。

加入記録がないからといって年金がもらえない人が多数いる一方で、年金が支給されている人の中に存否不明の高齢者が次々と見つかりました。

役所の申請主義は普通、国民に不利になる様に作用しますが、今回の高齢者問題はその逆でした。

「係長、この年金受給者、いま150歳のはずですけど・・・」

「年金を受け取っているのだから問題ないでしょう」

まさか役所での会話はこんな感じなのでしょうか。

日本の平均寿命がどこまで正確な数値なのか。今回ばかりは韓国の非難に反論できません。

最近インドネシアで157歳の女性が発見されたそうです。どうせ記録がいい加減なんじゃないの、ということもできなくなりました。