生物収集

クリニック周辺で、ダンゴムシをよく見かけます。

触ると丸くなって、じっと動かないので、つかまえるのはとても簡単です。

こどもの頃、ダンゴムシを見つけては、入れ物に「収集」していたことがあります。何百匹も。

でもやがて興味を失い、収集したダンゴムシのことは忘れてしまいました。

だからその顛末は、ここには書かないことにします。

ウシガエルの巨大なオタマジャクシも、たくさん集めたことがあります。

近所の用水路で捕まえてきては、自宅の勝手口の外に置いた大きな水槽に放り込んでいました。何十匹も。

やがて水槽はコケが付いて中が見えなくなり、私の興味もよそへ移っていました。

あるとき母が、大きなカエルがいる、と言うものだから勝手口に出てみてビックリ。

水槽から跳びだしたと思われるウシガエルが、そこに居たのです。

よく見ると、ほかにも数匹のウシガエルが、そこら辺を闊歩していました。

カマキリの卵は、道ばたで見つけたらすぐ自宅に持ち帰るもののひとつでした。

生まれて出てくるのを観察するためです。だから夜も枕元に置いて眺めていました。

ある朝、モゾモゾするので布団をはぐったら、無数のカマキリ(の赤ちゃん)が、そこに居ました。

何千匹ものカマキリたちが、生を受けた後、なぜか一斉に私のパジャマを目指したようです。

セミの話とトノサマバッタの話もありますが、今日は割愛しました。

セミの声

梅雨が明け、酷暑が続きます。

朝も早いうちから、クマゼミがワシワシ鳴いて、暑苦しさを倍増させてくれます。

この1週間の私の観測では、早い日は5時40分、遅い日でも6時20分までには、ワシワシが始まります。

鳴き始める時間の差は、おそらく気温の違いと推測しますが、いずれにしても7時には大合唱モードです。

そのクマゼミも、昼前までにはウソのように鳴きやみます。アブラゼミと交代するためです。

ちょうどその交代時間に戸外に出てみたら、違和感を感じるほど静かですね。

その静寂が余計に暑い。

それにしても、クマゼミは午前、アブラゼミは午後鳴くなんて、どういう理由なんでしょうね。

いまのアブラゼミはまだ、控えめにジリジリ鳴いてます。

これがもうじき、天ぷらを揚げる音のような、激しい鳴き声になるのでしょう。

アブラゼミの声に包まれると、からだが揚がりそうです。

そうは言っても、私は冬よりは夏が好きです。

だから夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声を聞くと、もの悲しい気持ちになります。

そんな気持ちでこどもの頃、「ツクツクボーシ」の繰り返し回数をずっと数えていたことを思い出します。

蜂退治

今朝、アシナガバチの巣を駆除しました。

我が家ではこの1年で3度目。しかも今回は同時に2つ。もちろんトラブル無く完了しました。

蜂の巣でお困りの方の参考になるように、このたびの蜂退治の詳細をご報告します。

まず、新しい蜂専用スプレーを準備しました。巣が2つなのでスプレーも2本。

噴射途中で薬液が切れると、悲惨なことになる恐れがあるので、常に新品で臨みます。

ハンズマンで昨日買っておいたのは、飛距離11mを謳う新製品です。

他の殺虫剤との大きな違いは、成分よりも噴射力の違いでしょう。とにかく遠くまで飛びます。

2つの巣の間隔は約4m。一方から駆除すると、危険を察知したもう一方の巣の蜂に攻撃される恐れがあります。

同時駆除するしかありません。気の進まない家人を、蜂退治メンバーに加えました。

駆除に適した時間帯は、蜂たちがすべて巣に戻っている早朝か夕方以降です。

今回は、日の出を待って早朝5時半から決行しました。

小雨でしたが、それはむしろうってつけです。羽が雨に濡れると、蜂はうまく飛べないらしいのです。

蜂に攻撃されにくいように、白っぽい服装で臨みました。

万全を期すなら、長袖、白い帽子、白いタオルのほっかむりと白い軍手を装着するとよいでしょう。

あらかじめスプレーを試射して、噴射の感触と飛距離を確認。2人の立ち位置を決めます。

そして本番。しっかり10秒間、巣にスプレーを直撃。やり始めたら中断しない。これが鉄則です。

これで完全に駆除が完了しました。

あとは落ちてきた蜂を片付け、巣を除去するだけです。

アシナガバチは本来、毛虫などを食べてくれる益虫です。よほど近寄らない限り人を刺しません。

でも、ハチの方が人間に近づきすぎなのです。

刺されたくないので、どうしても駆除してしまいます。

もう少し、人間の生活圏から離れた所に巣を作ればいいのに。