ルービック・キューブ

昨日TVをみていたら、ルービック・キューブを10秒弱で6面完成させる東大生が出ていて、驚きました。

発売された当初は、ただ6面を完成させるだけで、十分に賞賛の対象でした。

かく言う私もそうでした。そこでちょっとだけ、私の「過去の栄光」を書かせていただきます。

新発売されたばかりのルービック・キューブを店頭で見つけ、電撃的に購入したのは大学2年のとき。

以後片時も離さずイジリ回し、ついに、私の周囲では誰もなし得なかった、6面完成法を解明したのです。

私と友人福原君が、その「秘策」を編み出した方法は、こうです。

(1)キューブの色の並び状態を、いくつかのパターンに分類する(ついでにパターン名をつける)。

(2)気の遠くなるほどの試行錯誤を行い、偶然に6面が完成するのを待つ。

(3)もしも6面完成したら、その時どのように操作したかを思い出して、覚える。

このようにして、特定の「パターン」に対する「解法」を、ひとつひとつ確立していったのです。

折しも、学園祭の取材に来ていた毎日新聞がこれに興味を示し、私たちの雄姿が掲載されました。

するとこんどは、同系列のテレビ局RKBからの、ローカルワイド番組への出演依頼に発展。

その番組に生出演して、見事に6面完成を披露して喝采をあびたのでした。

さらに次は、タウン情報誌「シティ情報ふくおか」の取材を受け、ついに「時の人」となりました。

ただし絶頂期はそこまで。

私たちよりもはるかに短時間で6面完成させる者が、全国に多数現れ始めました。

攻略本が出て、だれでも完成させられるようになりました。

しかもその方法は、私たちが開発した泥臭い方法よりも、はるかにスマートで短時間。

私は急速に興味を失い、その後長い間、ルービック・キューブに触れることすらなくなりました。

最近になって、およそ30年ぶりに触ってみたのですが、2面すら完成できません。トホホです。

犬と雷

今日も大雨。激しい雷鳴が響いていました。

こどもの頃は雷が怖かった。自分に落ちるのではないかと本気で心配して、窓から離れていました。

人間以上に、犬が雷鳴を恐れることは、よく知られています。

ウチの飼い犬アンナも以前、ひどい雷の夜が明けたとき、姿を消していたことがあります。

屋外の犬小屋にいたのですから、さぞや怖かったことでしょう。

何日たっても戻ってきません。近所を探し回りましたが見つかりません。

動物愛護センターにはもちろん、すぐに電話しましたが、

「黒いラブラドールなら、雷よりは前に保護した若い犬が1匹いますが・・・」

との回答。雷の後で保護された黒ラブはいないそうです。

その数日後、知人が動物愛護センターのホームページでウチの犬を見たと、連絡してきました。

一応お礼は言いました。

でも、その犬はウチのアンナじゃないんです。若い犬なんです。雷より前から保護されていたんです。

とは思いながらも、念のため、またセンターに電話しました。

私「そちらの黒ラブですが、若い犬なんですよね? ウチの犬は中年なので白髪も目立つのです」

係「そういえば、白髪がありますね。よく見ると若い犬ではなさそうです」

私「えっ、じゃあ、ウチの犬なら、おなかに乳腺炎の手術跡があるはずです」

係「手術跡あります!」

私「ウチの犬です!」

どうやらアンナは、雷よりも前に、わが家から脱走していたものと思われます。

雷がひどい時間帯にはすでに、動物愛護センターの屋内ケージの中でぬくぬくとしていたわけです。

もしかすると、雷を予知していたのか?

台風被害

台風が2つ、同時に接近中です。

こどもの頃は、台風が来るとちょっとワクワクしたものですが、いまそんな不謹慎なことは言いません。

小学生の時、学研の「科学」の付録のロビンソン風速計を、2階のベランダに取り付けていました。

回転数で風速がわかるのです。台風が来るたびに、その風速を計測・記録していました。

ある時、かなり強烈な台風が来ました。

興奮しながら、窓から風速計を監視していたら、強風にあおられて風速計ごと飛んでいってしまいました。

これが私の記憶の中での、最初の台風被害です。

2番目の思い出は、自宅の2階の窓ガラスが割れた事件。

台風のさなか、妹をそそのかし、バルコニーに出るドアを少しだけ開けさせたのです。

当然のように強風が吹き込み、妹の力ではどうにもならない勢いでドアが解放。ドアのガラスが大破。

近所のおじさんにお願いして、激しい風雨の中、ドアにベニヤ板を打ち付けてもらいました。

10年近く前。猛烈な台風が熊本を襲ったとき、私はまさに心臓外科手術の執刀中でした。

ところが、手術室内のスタッフの挙動が怪しいのです。私に何か隠しているようなコソコソした態度。

手術が無事終了するやいなや、こう告げられました。

「先生のご自宅のガレージが飛んだそうです。」

どうやら、私の自宅の近所に住む、当時非番だった職員が、電話で手術室に逐一連絡していたらしいのです。

手術室のスタッフは、我が家のガレージが徐々に壊滅していく様子を、ライブで楽しんでいたようです。

他人の不幸は何とやら、です。

人の名前

ばったり会った知人の、その名前が、どうしても思い出せないことはよくありますね。

この場合の作戦は、先手を打つことです。まずこちらから

「どうも、ご無沙汰してます、○○です」

と名乗ってみましょう、自分の名前を忘れていなければ。

それに応じて相手が

「こちらこそ、ご無沙汰していました、○○です」

と名乗ってくれれば作戦成功。うまく相手の名前をゲットでき、恥をかかずにすみます。

おそらくこれは、相手にとっても同じことなのです。

こちらが真っ先に名乗れば、相手も恥をかかずに済むわけです。

だいぶ前、飛行機に乗ったときのこと。

棚にカバンを入れようとしていた私が通路をふさいだせいで、立ち止まっていた男性がいました。

ふと見ると、見覚えのある顔。私よりも一回り若い男性です。

ところが、名前どころか、どのような関係の知人だったかも思い出せない。

私は瞬間的に「ようっ!」と声をかけました。

彼は軽く会釈をして、通り過ぎて行きました。たぶんあまり親しい間柄ではなかったのでしょう。

座席に着いてだいぶ考えて、やっと思い出しました。

さきほどの男性は、かつて、いいとも青年隊だった、工藤兄弟の片方でした。

どうりで顔に見覚えがあったわけだ。

彼が私の名前を思い出そうと、無駄な努力をしたとしたら、申し訳なかったです。

飛ぶゴキブリ

最近のゴキブリ用殺虫スプレーは、よく効きますね。

命中しやすいし即効性があるので、捕獲成功率が高いです。

ゴキブリ退治で一番してはならないことは、捕り逃がすことでしょう。

逃がすほどなら、最初からゴキブリを見なきゃよかった、とさえ思います。

だいぶ前、夜遅くに、一人暮らしをしている長女から電話がありました。

「ゴキブリが出た」と。

娘が高校生時代には、夜中に部屋に現れたゴキブリの駆除をさせられたこともありましたが、今や他県に住んでいるのです。夜中にどうしろと言うのでしょうか。

聞くところでは、勇気を振り絞って雑誌を丸めてたたいたらしいのですが、そのホットペッパー誌の下でつぶれているであろう死骸の、処理ができないと。

結局自分でするしかないと悟ったらしく、いったん電話は切れました。

ところがその直後にまた電話あり。「ホットペッパーの下にいない」と。

これこそ最悪の事態と申せましょう。

手負いを逃がすのは、ゴキ駆除でもっともしてはならないことです。

巣では一族郎党が終結し、反撃ののろしを上げていたかもしれません。

場合によっては、その後「弔い合戦」に進展することもあり得ます。

おわび

タイトルが本文とは関係ありませんでした。

ビールの味

暑くなってきました。帰宅後の楽しみはビールですね。

アルコール度数が低く、こどもの頃にもよく飲まされた(と白状する)アルコール飲料です。

小学生の頃、法事などの席で親戚の伯父さんが「まあ飲みなさい」とビールをコップに注ぐようなことは、しばしばありました。

未成年どころか小学生ですが、「せっかく」なのでちょっと口を付けたりしました。

おおらかな時代でした。40年以上前の話なので「時効」ですよね。

あの頃のビール。ホントに苦かった。

ヒリ付くようなのどごし。ゲップをすれば鼻の奥が突き刺されたように痛い。

どうして大人はこんなものを飲むのかと、つくづく思ったものです。

それに比べたら、いま飲んでいるビールは全然苦くない。飲みやすすぎる。

なぜなのでしょう。理由は二つ。

(1)消費者の好み等をふまえて、ビールの味が変わってきた

(2)私の味覚が変わった(大人になった)

おそらく(2)が主体でしょう。

味覚の中でもとくに「苦み」は、年齢と共に感覚が鈍くなっていくのかもしれません。

逆に言えば、こどもは苦みの感覚が敏感なので、苦い食べ物が嫌いなのでしょう。

たとえばピーマン。私もこどもの頃は嫌いでしたが、今はむしろ好きです。

ゴーヤも30代頃から好きになりました。

パセリはまだ。

強風で運休

東京スカイツリーは、開業初日から、強風のためのエレベーター停止騒ぎとなりました。

安全を考慮して「大事を取った」ことはわかります。

しかし、高倍率の抽選でやっと手に入れた入場券なのです。「徐行運転」はできなかったのでしょうか。

かつて高松に住んでいた頃、強風によるJRの運休で、ひどい目に遭ったことがあります。

岡山で開催されていた学会に出席したときの顛末です

台風が接近していたので、前日から岡山入りしておけばよかったのですが、甘く見ました。

学会場はJR岡山駅に隣接したホテルなので、自分の発表時間から逆算して、ギリギリ間に合う電車に乗るつもりでした。

ところが、高松駅に到着してみると、強風のためJR瀬戸大橋線が止まっているのです。

私はなすすべもなく、そこに立ち尽くすほかありませんでした。

やがて何かの気配を感じてふと我に返ると、目の前にTVカメラがあり、私を撮影中なのです。

まさかニュースのカメラ? まさか生中継?

電光掲示板を見上げ、絵に描いたように呆然としていた私は、恰好の撮影対象だったのです。

何と言うことか。口が半開きではなかったか。大恥をかいたことは間違いありません。

慌ててその場を去り、タクシーでいったん帰宅。自家用車で岡山に向かうことにしました。

電話で確認したところ、瀬戸中央自動車道はまだ閉鎖されていませんでした。

ところが、いざ橋を渡ってみると横風がハンパない。車が揺れる揺れる。平気で隣の車線にもっていかれます。

ほとんどの車が安全のために路上で停車している中を、必死の思いで運転しました。

過去の私の運転歴の中で、最悪最恐のドライブでした。

おまけに、学会発表には大遅刻。その日2度目の大恥をかきました。

断捨離

「不要なモノを断ち、不要なモノを捨て、モノへの執着から離れる」いわゆる「断捨離」

「とりあえず何でもとっておこう」という私の信条とは真逆の発想です。

しかしそう言う私も、「きれいに片付いた状態」は好きです。

なので「とりあえず何でもとっておき、なおかつ整然と保管」したいものです。

そのためには、すべての持ち物をきちんと収納できるスペースさえあればよいわけです。

広い納戸に収納力のあるラックを配置して、捨てられないモノを一望できるように保管するのが理想。

しかしそんなことは無理なので、時々片付けをしなければなりません。

大がかりな片付けを試みたことなぞ、これまでに数知れずもあります。

ちょうど、タバコをやめられない人が「禁煙は何度もしたことがあります」と言うのと同様に。

片付けを決意したとき、私はまず、片付けやすい環境を整えます。

まずは、ファイル、キャビネット、棚などの、整理関連物品を購入するわけです。

「たった1分で人生がかわる 片付けの習慣」という本も購入して、整理法を研究したものです。

その結果どうなったかは、ご想像の通り。

その本も含め、捨てられないモノがまた増えました。

読売新聞

先日書いた、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-218.html" target="_blank" title="新聞の看板コラム">新聞の看板コラム</a>。昨日までは、全国紙5紙すべて、ネットで読むのは無料でした。

ところが本日から突然、読売のコラム「編集手帳」だけが、タダでは読めなくなりました。

ネットでコラムを読むためには、読売新聞の定期購読が必要条件になった、というのです。

ひどい話です。

コラムを1編読むたびに100円払え、というのにも等しい仕打ちです。

社説の長文はタダで読ませてくれるのに、短いコラムをケチってどうする、読売新聞。

だいたい、それまで無料で提供していたサービスを、いきなり有料にするとは、いかがなものか。

そこで、対抗措置として、私はどうしたかというと・・・

読売新聞の定期購読を契約してしまいました。

皆様の叱責は甘んじて受けましょう。

まさに読売の思うつぼ。私は読売の軍門に下ったのです。

読売の購読と引き替えに、熊日を解約しました。熊日さん、申し訳ないです。

日経は残してます。コレははずせません。

今回の一件で、熊日が読めなくなった家族の反応はどうだったかというと、

「コボちゃんが読めるから良かった」

家電量販店

ビックカメラがコジマを買収しました。

私の行きつけは、デオデオかベスト電器、たまにヤマダ電機なので、今回の「ビック」ニュースにも、いまひとつ「ピント」きませんでした。

そもそもビックカメラは、熊本に店舗がありません。都市部を中心とした展開なのです。

上京したときにはよく行きますが、ゴチャゴチャした店だなあ、というのが田舎者の印象です。

なぜ「ビッグ」ではなく「ビック」なのか。

人々を「ビックリ」させたい、というのがその理由・・・というのはウソです。

答はネット検索すればすぐわかるので、ここには書きません(不親切)。

コジマは近所にあります。たまに行きます。

そこは何年か前までは、「ビッグウェイ」という店でしたが、今はコジマとアウトレット家具店が同居しています。

私がたまに行くのは、おもに家具店の方です。

立体構造がへんてこりんな店舗なので、勝手ながら、オモチャ屋さんにしたら面白いのに、と思います。

この店は、いずれビックカメラになる道をたどるのでしょう。(ビックウェイ)

今日はこのへんで。