台湾は今日も「無事」でした

無事、帰熊しています。「台湾有事」は杞憂に過ぎませんでした。「台湾無事」でした。

1泊2日の強行軍には慣れていますが、バスと地下鉄の移動が多くて疲れました。私、飛行機以外は疲れます。

昨夜は結局、庶民的な地元料理店はどこも満席等で入れず、中途半端な中華料理店で食事しました。

「臭豆腐」の臭い(臭豆腐臭)は嗅ぎました。食べられそうな気はしました。でも食べませんでしたけど。

「観光」したのは、台北市の都心部だけですが、しばらく歩いて感じたのは、すごい都会だということですね。

超高層ビルもあれば、古い寺社もある。道路が綺麗でなぜかあまり渋滞していません。バイクは多い。

高いところが好きなので当然「台北101」には行きました。一時期、世界一高い建築物でしたから。

時間帯が合わず、展望台には登れませんでしたが、何しろ高すぎて、下から見上げると吐き気がしそうでした。

青空に突き出したビルの後ろを雲が変形しながら流れるので、ビルが揺れているように見えるんですね。

「MRT」用のプリペイドカード「EASY CARD」が便利だと昨日書きましたが、落とし穴がありました。

残高が簡単には確認できないんです。で、残高不足のまま電車に乗るという失態をやらかしてしまいました。

改札を出ようとすると警告音が鳴り、赤い×印のアラートが出ました。残高不足なので精算せよとのこと。

空港の駅で「オトク」だと言われて買ったチャージ済みのカードなのに、空港まで往復できないという。

私と同じような乗客が続出していたので(ざっと見て、3人に1人ぐらい)、どこかに問題がありそうです。

ホテルや空港の人は、台湾の言葉と、クセ強な英語と、人によっては日本語も少し喋ってくれます。

日本の植民地支配を経ていながら、それを乗り越えて「親日的」であることは、ホントにありがたいことです。

誕生日ランキング

私と同じ誕生日(9月17日)の方が、先日偶然2人も受診されました。これは奇跡なのか、検証が必要です。

で、当院のデータベースで検索してみたところ、私と同じ誕生日の患者さんが132人もいるじゃないですか。

考えてみると、登録患者が約3万8千人ほどいるので、同じ誕生日の人が約100人ずついる計算になりますね。

なんだ、そういうことか。とは言え、日付によるばらつきがあるにしても、132人はちょっと多くないですか。

同じ誕生日の患者さんの人数の「期待値」は、38,000/365.25=104人。やはり132人は多いでしょう。

もしかすると「特異日」のようなものがあるのでしょうか。計画分娩の際に好まれる日とか嫌われる日とか。

まず思いつくのは大晦日と元日ですが、それぞれ83人と122人でした。

昭和の時代までは、大晦日に生まれても元日生まれとして届け出る人がいたとも聞きます。

にしても、元日生まれもそれほど多くはなく、それだけでは説明がつきません。

4/1生まれの102人に対して、4/2は134人とかなり多い。早生まれとなるのを避けられた可能性もあります。

2/29生まれは13人。期待値26人としても、すごく少ない。嫌われてる感じがします。ちなみに3/1は114人。

このような「誕生日別人口ランキング」を、その信憑性はともかく、あちこちのサイトが取り上げています。

大晦日も元日も、年末年始の6日間はすべてランキング下位のようで、これは私の分析とは異なり意外です。

4/1と4/2の関係や、2/29が期待値よりも少ないのは、当院のデータベースと同じ結果のようです。

厚労省の統計では、出生が最も多いのは9月のようです。私と同じ誕生日の人が多いのも、納得です。

「ダンドリ君」劣化中

「ダンドリくん」という漫画が、昔ありました。

私も子どもの頃から、段取りを気にするタチでした。どんな作業をするにしても、ムダな動きが嫌いなのです。

ただし言っておきますが、私がムダな動きが嫌いなことと、実際にはムダな動きが多いことは、別問題です。

それはちょうど、片付いた綺麗な部屋が好きだけど、自分の部屋には足の踏み場も無い、というのと同じです。

心臓外科手術というのは、まさに段取りの極致です。なので心臓外科医は、ある意味で私には「天職」でした。

とくに心臓を止めて行う「開心術」では、手術精度の次に重要なのは、できるだけ早く終わらせることです。

そのための準備として、手術操作のすべてを最初から最後まで、頭と体にたたき込んでおく必要があります。

もちろん、精度と速さ以上に、手術デザイン能力とトラブル適応力が重要であることは言うまでもありません。

トップレベルの心臓外科医の手術を見ると、術中の操作にたったの1秒も、ムダな動きがありません。

その手は、何かの目的のためだけに最短ルートを動き、正確な手術操作をして、最後まで止まることがない。

ある先生は、手術時間を1秒でも短くすることを常に考えれば、手術が上達すると教えてくれました。

そういう世界から足を洗ったのに私は、せめて日常生活では完璧な段取りで動こうとしているわけです。

しかし近年とくに、自分の段取りの悪さには辟易します。記憶力も判断力も適応力も低下しているのでしょう。

何かの目的のために動くつもりが、行ったり来たりムダだらけ。最後には、当初の目的も忘れてしまってます。

ノロノロ台風にもほどがある

「歴代最強クラス」の台風だというので、今日の診療は午前中で打ち切り、午後は臨時休診としました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3261.html" target="_blank" title="2020年の台風10号の時">2020年の台風10号の時</a>も、朝から臨時休診にしたのですが、その日の午後はすっかり天気が回復しました。

一方で今日は、診療していた午前中の方が風が強いというか、帰宅途中がMAXだったような気がします。

もちろん、全国各地で被害が出ていますから、「なんちゃって台風」なんて言いませんよ(言ってるけど)。

明日の大阪行きは、台風が太平洋へUターンする可能性を考慮して、キャンセルせず様子を見ていまいした。

しかし残念ながら、今日の14時前になって、ANAから欠航の連絡メールが届きました。

この航空券は、ユナイテッド航空の特典航空券だったので、ANAのサイトからは払戻手続きができません。

さらに、ユナイテッド航空のサイトでは欠航便の予約情報自体が消えており、手続きをしたくてもできません。

さいわい、ユナイテッド航空のサービスセンターに電話して、払戻手続きをすることができました。

何カ所か電話して探し、最終的につながった部署で、親身な電話対応(日本語)をしていただけました。

とは言っても、困ったときの顧客対応は、ANA/JALの「日本品質」に勝るものはありませんね。

さて、ノロノロ&クネクネ(またはカクカク)進んできた台風10号はいま、有明海付近でほぼ停滞しています。

その辺りの居心地が良いんですかね、ほとんど動かずじっとしています。いいかげん、どこか行ってください。

「阿蘇ファームランド」で遊ぶ

孫たちと一緒に、阿蘇ファームランドで遊びました。

前回ここに来たのは、熊本に引っ越してきたばかりの頃、2001年の5月のことなので、実に23年ぶりです。

その年の4月に熊本市民病院に着任し、最初の連休の行楽地として、ファームランドを選んだのでした。

その時に連れてきた子どもたちが、今回は孫を連れて来たわけで、なかなか感慨深いものがありました。

遊具で遊び、手づくり体験をして、ランチを食べ、動物とふれ合い、ソフトクリームを食べてから帰りました。

まあそれにしても暑かったですね。たぶん私はだいぶ日焼けしたと思います。他の者たちも皆バテ気味です。

祖父(じいじ)のおもな役割は、動画および写真の撮影と、時々だっこと、場所取りと支払いです。

運転の役は辞退させていただいたので、現地でビールを飲むことができました。これが実に旨かった。

お盆休み中の混雑を心配しましたが、始動が早かったためか、道路も現地も思いのほか混んでいませんでした。

観光客は韓国人もいましたがほとんどは日本人で、その代わり現地スタッフには外国人が目立ちました。

孫たちが「スノードーム」を作ったことや、カピバラに触ったことは多分、良い思い出になったことでしょう。

私の今日の思い出は、赤牛の肉が硬かったことと、カピバラの毛がひどい剛毛だったことです。

孫が集まる

朝から母とお墓参りをして、それから孫たちと遊んだり焼肉を食べに行ったりの1日でした。

6人の孫のうち4人がわが家に集い、走り回ったり絵を描いたりプールで遊んだり私の書斎でイタズラしたり。

この小さな従兄弟同士が、ときどき集まって楽しく過ごす機会を提供するのが、この先の私の使命です。

たまに会う孫たちは、それぞれ目を見張るような成長や飛躍を見せてくれて、いつも驚くばかりです。

みんなよく喋り、よく走る。鬼ごっこをすると、鬼の私が真っ先に音を上げます。

そんなガチャガチャしたところへ愛犬花ちゃんも参戦してくるので、余計にややこしいことになります。

少子化が進むいま、したがって従兄弟も減っているわけですが、私の経験上、従兄弟はとても重要な存在です。

親同士が兄弟の間柄、年齢が少しだけ違う、そんなところが友達とは異なる絆を生みます。

そしてなによりも、従兄弟たちには「共通の祖父母」がいる。なので祖父母の役割も大事です。

孫たちがもう少し大きくなったら、話しておきたいことや一緒にやりたいことがたくさんあります。

私自身、祖母からはいつも可愛がられた思い出が、祖父からは色んな話を聞いた思い出があります。

おそらく当時はそこが、祖父と祖母の役割の違いだったのかもしれません。

暑い中の配達、ありがとうございます

Amazonは、同じ商品のまとめ買いをするより、バラで複数個注文した方が安くて早い事って、ありますよね。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3565.html" target="_blank" title="マッキー(ゼブラの油性ペン)の話">マッキー(ゼブラの油性ペン)の話</a>は以前書いた通りで、セットより単品で買った方が単価が安くなります。

先日、業務用の手袋をいつものように10箱発注したら、お届け日は7/31と出ました。

個数を5箱に減らしたら7/24配送となり、ためしにあと5箱追加発注したら、それも7/24のお届けだと。

合計10箱買うにしても、2個口に分けた方が配送は早いのです。

特定の品目について、Amazonは単価を下げて流通在庫を増やしているのかもしれません。

だから単品で買うのがいちばん安かったり、特定の個数で買うのがいちばん早かったりするのでしょう。

そんなAmazonの配送はもはや、「置き配」がデフォルトですね。雨の日でもお構いなし。

診療の真っ最中にクリニックの裏口に、そっと置いてあったりします。声ぐらい掛けて行ってよね。

午前中配送指定の荷物の、「配送完了メール」だけが、正午前に届いたりします。

「もうじき届きます」という意味ですね。しばらくすると配達の方が、「遅くなりました〜」とやって来ます。

自宅の置き配完了メールの「証拠写真」に、庭で激しく吠えている花ちゃんが映っていたことがありました。

玄関だけでなく庭まで映る画角で撮影して、あえて花ちゃんを映り込ませたのでしょう。なかなかやりますね。

スマホを忘れないために(または、忘れた時のために)

年齢相応以上の「忘却力」を誇る私ですが、今日は「もの忘れ」ではなく「忘れもの」の話。

飛行機が着陸した後に、「最近、機内での忘れものが増えております」というアナウンスが流れます。

最近になって聞くようになったアナウンスなので、たぶん本当に最近増えているんでしょうね、忘れものが。

「一度機内をお降りいただくと保安上の観点から再び機内にお戻りいただけません」という説明が加わります。

スマホ、イヤホン、ケーブルなど、具体的な品目を挙げてきます。たぶんそんな例が多いのでしょう。

私も数年前、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2731.html" target="_blank" title="機内にiPhoneを忘れてしまったこと">機内にiPhoneを忘れてしまったこと</a>があります。その大爆笑の顛末は、忘れられません。

昨年スマホストラップを買ってからは、旅行時にはiPhoneは必ずそれに入れて、首からぶら下げています。

これで移動時は大丈夫としても、飲食店やラウンジ等でストラップを外すと、置き忘れるリスクが出てきます。

今朝は熊本空港で、スマホをラウンジに忘れた方(←私ではない)を呼び出す、全館放送が流れていました。

その持ち主が、保安検査をスマホで通ったのなら、搭乗ゲートでもスマホを使う必要があり、気付くはずです。

しかし紙の搭乗券等を使っている場合はスマホなしで搭乗でき、あとでとても面倒なことになるでしょう。

その心配があるので私は、以前は紙搭乗券を使っていたのですが、最近はiPhoneを使うようにしています。

また、旅行時にはいつも、予備のiPhoneをカバンに入れています。万一の際にiPhoneを探せるからです。

これは元々メインのiPhoneの故障に備えたものですが、Wi-Fi環境下では通話以外の何にでも使えて便利です。

言い間違いにもほどがある

顔見知りなのに、本人を前にしてその人の名前が出てこない、なんてことがよくありますね。

「え〜っと、すみません、お名前を忘れてしまって」と最初に謝ってしまえば済むのですが、それができない。

思い出せないまま会話が進み、いまさら名前を尋ねる訳にもいかず、なんとかその場をやり過ごすわけです。

まさか相手が怪しんで「ところで私の名前、覚えてます?」と訊いてきたらどうしようと、不安がよぎります。

「忘れてるわけないじゃないですかぁ。それより…」と強引にその質問を終わらせる賭けに出るべきか。

岸信介元首相が使っていたという「秘策」を思い出します。

「君の名前は?」「○○です」「それはわかってるよ○○君。名字じゃなくて名前を忘れてしまったのだよ」

名前を忘れるのではなくて言い間違える名人と言えば、いまバイデン米大統領の右に出る人はいないでしょう。

ゼレンスキー大統領をプーチン大統領だと紹介し、ハリス副大統領と言うべきところでトランプ副大統領と。

これほど典型的な絶対やっちゃダメな間違いをNATO首脳の前で繰り出すとは、大失態にもほどがありますよ。

岸田首相も前にホワイトハウスで、米国のことを指して「同盟国たる中国」と言い間違えたことがありました。

私もたまに、最後に言おうと思っていたことが、なぜか手前の方で口から出てくることがあります。

いつも頭の中を占めている重苦しい事柄が、つい別の大事な部分に置き換わってしまうんですよね。

バイデン氏も弁解する通り、誰でも時々あることです。ただ、その状況と内容がなんとも絶妙で最悪でした。

日経平均株価が史上最高値を更新

日経平均株価が、終値としての史上最高値を更新しました。4万913円65銭。

私はかつて、ほんの一時期、株にハマったことがあります。ネットでの株の売り買いの楽しさを堪能しました。

しかし結局は損をしただけで、すぐに熱も冷めました。高い勉強代になりました。

私はつくづく、株がヘタだと思い知りました。以後、投資に関連する分野からは完全に撤退しております。

その、株にハマっていた時期の日経平均は、8千円から1万円の間ぐらいだったと思います。

ちゃんとした企業の株を買って保有しておけば、いまでは株価が4,5倍になっているわけですか。

ところで20年前ごろのMacの雑誌には、米Appleの「株券」の代理購入の広告が出ていました。

Appleの株を買うというより、紙の株券を一種の「Appleグッズ」として手に入れるようなイメージです。

株券はA5ぐらいの大きさでしょうか。それを額に入れて飾るわけです。

欲しいと思いながらも、なんとなく面倒でしばらく放置していたら、代理購入の広告も出なくなりました。

調べてみると、当時は1株0.3ドル程度。現在220ドルですから、株価は700倍以上になっています。

熱心なファンなら、近い将来のAppleの大躍進を信じて、記念となるであろう株券は入手しておくべきでした。