大阪・関西万博が開幕しました。
東京五輪のときとは異なり、予定通りの日程です。コロナ禍が終息したのかどうかなど、もう関係ありません。
ただし、工事その他が予定通りにいかず、未完成のパビリオンが目立つ中でのスタートでした。
「並ばない万博」はあくまで目標なので、これから試行錯誤しながら運営方式に修正を加えていくのでしょう。
「ペーパーレス」だとしても、通信障害やスマホのバッテリー切れに備えてチケットや地図の印刷は必須です。
荒天の中での大行列によって、雨風をしのげない万博会場という致命的欠陥も浮き彫りになりました。
梅雨の時期もそうだし、台風やゲリラ豪雨の時や、なによりも真夏の猛暑対策ってあるのでしょうか。
開幕直後の入場者は、単なる新しモノ好きではなく、あらゆる初期不良を覚悟した「イノベーター」です。
大型連休の時に行く計画の方は、初期不良の改善直後を狙った「アーリーアダプター」といえるでしょう。
MacやiPhoneなら私もそれらのいずれかですが、さすがに万博では「アーリーマジョリティ」ぐらいです。
連休中に露呈するであろう不具合が修復された後の、5月後半から梅雨入り前あたりが狙い目ですかね。
真夏の猛暑だけは絶対に避けたい。55年前の万博では、水飲み場に並んで待った記憶が鮮明に残っています。
屋外に水道の蛇口があって、金属製のコップが置いてあり、皆が順番待ちしてそのコップで水を飲みました。
前の人が使ったコップをササッとゆすいでから、1杯ではなく2杯ほど飲みました。
いまどきそんな「不潔な」水飲み場もないでしょうけど、あんな体験はもうイヤです。