駆け込みふるさと納税の注意点

もう11月になったというのに、今年はまだ、まったく「ふるさと納税」をしていなかったことに気付きました。

あちこちの納税サイトがキャンペーンを打ち出し、この時期にあわてて寄付をさせようと躍起になっています。

この数年の私の納税パターンを見ると、年ごとに、特定のサイトに偏って利用してきています。

ある年は「ふるさとチョイス」、またある年は「ふるなび」、あるいは「さとふる」、楽天の年もありました。

まあ、どこを使っても大差無いのですが、年ごとに1つのサイトにまとめた方が、集計がしやすいのです。

昨年は、ANAのふるさと納税サイトを利用しました。経営危機にあったANAを応援する意味もありました。

そして今年も引き続き応援すべく、きょうはANAのサイトから何カ所かの自治体に寄付をしました。

肉と魚の美味い枕崎とか志布志とかの鹿児島県内が、最近の私のふるさとです。宮崎県内の果物もいいですね。

本州や北海道よりも九州を盛り上げたいので、肉も魚も果物も、基本的には九州産を発注しています。

以前は好んでいた黒毛和牛の脂が、この数年急に食べれなくなったので、佐賀県内への寄付は激減しました。

そういえば今夜、サクサクとふるさと納税をしていたら、途中でカードが利用できなくなってしまいました。

サイトの問題だろうかと思い、とりあえずMacを再起動していたら突然、クレジットカード会社から電話あり。

「お客様ご本人のご利用でしょうか?」「ええ、そうなんですが、途中で使えなくなって困ってます」

「ご利用パターンが不正利用のパターンに似ておりましたので、自動ストップをかけさせていただきました」

カード利用を繰り返し、徐々に金額が増え、しかもキリの良い金額だったのが「不正っぽかった」ようです。

連続してカードを利用する時には、最初にまず最高額のモノを買うのが吉。

自宅ガレージの建築が佳境

自宅のガレージを「改築」しています。いつか所有するであろう電気自動車(BEV)にも対応した設計です。

まずは、生垣やブロック塀を撤去して、それから、先週いっぱいで基礎工事が終わりました。

「このガレージ、狭いんじゃないの?」と感じたのは、その時点です。

「車、入るの?」「駐車するときに、支柱にぶつけない?」と心配になるぐらいに狭く感じました。

ところが今日、ガレージの骨格が建ち上がると、こんどはいきなり広く感じてきました。

「このガレージ、デカすぎないか?」「近所迷惑じゃないの?」と思うほど、巨大に見えてきたのです。

このような一種の錯覚は、一般の住宅建築の現場でも、よく感じることです。現にわが家がそうでしたから。

建物って、基礎工事の時点では間取りがとても小さく見えるようで、「基礎マジック」と言うそうです。

ところが外壁が出来上がると、こんどは豪邸にみえてくるから不思議です。

その後、内装がすべて完成した頃には、おおむね当初計画した通りの広さ(狭さ)に感じることになります。

たかがガレージと言うことなかれ。その実用面だけでなく、家の外観をも大きく左右する存在なのですから。

理想的には、家を設計する時点で最初から考慮すべきものですが、なかなか思い至らない部分なんですよね。

迷信をわざわざ軽んじる必要はない

休診日に院内で雑用をしていた時、突然訪ねてきたのは、高校から大学時代の友人の鹿嶋君でした。

長年勤めてきた会社を退職するにあたって、熊本の事業所に来たついでに、立ち寄ってくれたのでした。

彼は、焼き鳥屋で飲み食いしている最中でも、常に、その時点での会計金額を把握してるような人物でした。

「ズリ4、キモ4、ハツ6、つくね4、ビール4杯、白波4合やけん、いま3,820円」などと言ってのけます。

私にも似たような計算性癖がありますが、酩酊すると計算力が失われるため、彼のようなマネはできません。

彼は、新しいサンダルを買ったら、その裏を黒の油性マジックで塗りつぶすような人物でした。

夜に新しい靴をおろすのは縁起が悪いので靴底に墨を塗るとよい、という迷信を応用したものでしょう。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3957.html" target="_blank" title="ヌサもとりあえずビール">ヌサもとりあえずビール</a>」と言ってたのも彼です。

たしか、大学入試か何かの大事な局面では、「方違え」を行っていたはずです。そんな古風な人間なのです。

私もいまだに、夜に爪を切ることができません。理論的には、風呂上がりに切りたいところですが、無理です。

いつも職場で爪を切ります。手をよく洗って、濡らして、爪をふやかしてから切るのが流儀です。

切った後は、専用のヤスリで研いで先端をなめらかにして、最後にもういちど手を洗います。

勤務医時代には、ほぼ毎朝、手術室で爪を切ってヤスリをかけていました。

もちろん第一には清潔のためですが、ゆっくり爪を切って丁寧に磨く作業って、精神が落ち着くんですよね。

健康保険証は「マイナ保険証」へ

健康保険証が廃止され、マイナンバーカードを用いた「マイナ保険証」に切り替えられることになりました。

かつてこのカードは、決して他人に番号を見せてはならぬと、厳しい管理を求められてきました。

ところがここに来てお役所は、マイナンバーカードは「持ち歩いても大丈夫!」と力説し始めています。

いまさら「マイナンバーを見られても悪用できない仕組みなのじゃ!」とは、いかにもご都合主義ですね。

医療機関はマイナ保険証専用のカードリーダーを設置しなければならず、その期限が来年3月に迫っています。

初期費用にはある程度の補助が出ますが、通信業者に払い続けるランニングコストは医療機関の負担です。

このシステムの普及率はまだ3割程度と言われています。かく言う当院も、やっとリーダーを発注した段階。

マイナ保険証は、患者さんが自分で受付のリーダーにカードを置き、顔認証か暗証番号で本人確認をします。

この仕組みだと、発熱外来での使用は不可能です。駐車場や隔離室での本人確認操作ができないからです。

駐車場や隔離室でマイナンバーカードをあずかり、さらに暗証番号まで尋ねることなどできません。

発熱外来でのマイナ保険証の運用はどうなるんだろうかと、私のいちばんの心配事はそれです。

自宅庭の工事開始

自宅の庭とガレージの改築工事が始まりました。

生垣をフェンスに変え、屋根付きカーポートをシャッター付きのガレージに変えることにしました。

プリペットの生垣は、生き生きとした緑が鮮やかで、近所迷惑なぐらいに伸びが早いのが特徴でした。

ところが、激しく伸びる割には、そこそこにスキマがあって、愛犬花ちゃんの逃亡を許していました。

また、その根本付近の枝のトゲの飛び出しがひどく、花ちゃんが何度か目を傷つけることもありました。

今後、庭で孫が遊ぶ機会が増えることを考えると、生垣は危険物なのです。

計画しているフェンスは、角度付きの格子によって、屋敷外からはリビングの方向が見えない仕様です。

そのかわり、逆方向は丸見えです。理論上は完璧な目隠しになると思っていますが、少々実験的ではあります。

なお今日の作業で、生垣がすべて撤去されました。今後しばらくは、わが家は丸見え状態です。

車庫には電気自動車(EV)用の充電器を取り付けます。将来を見据えた先進的なガレージなのです。

自宅用の普通充電器には8kWと3kWがありますが、可能な限り高出力な充電器を取り付けるべきでしょう。

こういうときに都会のマンション住まいの方は、充電で苦労すると聞きます。田舎の一軒家で良かった。

街中のあちこちに急速充電器が整備されていて、50kWや90kWから150kWへと移行しつつあります。

とは言え欧米諸国に比べると、日本の「充電インフラ」は遅れています。

カタログ上は満充電で500kmほど走れるEVでも、実際のドライブでは300kmと考えた方が安全です。

途中での充電が保証されなければ、片道150kmのドライブしかできないということです。

いまEVを買うのは、若干見切り発車的な冒険ともいえるのです。でも、未来の先取り感はありますよね。

何度も「再上陸」した台風14号

台風14号は、ひさびさに風雨が強く、昨日の午前中を休診にしたのは正解でした。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-293.html" target="_blank" title="山口県岩国市">山口県岩国市</a>の錦帯橋は、橋脚を補強する杭の一部が流失したようです。橋が全部流れなくて良かった。

気象庁のサイトでよく見ると、台風の中心が通過した「県(本土)」は、次の様でした。

(海)→鹿児島→熊本→(海)→熊本→(海)→福岡→佐賀→福岡→(海)→山口→島根→(海)→島根→(海)→石川→(海)→新潟→山形→宮城→岩手→(海)

海から九州や本州に「上陸」した回数は、厳密には7回。よって6回ほど「再上陸」したことになります。

大きな流れで言えば、九州を縦断し、中国地方から日本海に抜け、東北に再上陸・横断した格好です。

島根から新潟まで日本海を進む途中で、出雲半島と能登半島に引っかかったので「再上陸」回数が増えました。

これは熊本県でも同じで、八代海に抜けた台風が有明海に向かう途中で、宇土半島に再上陸しました。

気象庁は以前から、海上の台風が半島を横切った場合には、上陸ではなく「通過」と言ってきたはずです。

でも今回ニュースでは、出雲半島と能登半島については「上陸」と表現していました。宇土半島は知りません。

いずれにせよ、台風の中心って、その1点に勢力が集中しているのではないし、一種の「概念」ですよね。

今回のように台風が本土沿岸付近を進むとき、中心が本土に上陸したかどうかなんて、あまり意味ないかも。

台風14号、ただいま接近中

台風14号は、午後7時ごろ鹿児島市に上陸して北上を続け、いま(午後11時現在)まさに、熊本に接近中です。

夜遅くになってひどい暴風になってきました。夕方はまだ、犬の散歩ができる程度の風だったんですけどね。

この連休は発熱外来で大忙しかと覚悟していましたが、台風接近を考慮して、今日は午後休診としました。

受診希望の電話を多数いただいただきましたが、そのほとんどをお断りすることになってしまいました。

その発熱外来真っ最中の、ちょうど、風雨が強まり始めた午前11時頃の話です。

PCR検査用の唾液採取のプラスチック容器を回収するために、私は駐車場に出て患者さんの車に向かいました。

スタッフが屋外でフェイスシールドを飛ばされたと聞いていたので、私はゴーグル着用に切り替えました。

傘の柄は短く強く持ち、先端を風上に向け、ゆっくり歩いていたことは言うまでもありません。

突然、強風が吹いたのです。傘は一瞬にして裏返り、ビニールが半分剥がれ、骨が4本むき出しになりました。

うわっと慌てて傘に気をとられたら、こんどは唾液の入った容器を駐車場の路面に落としてしまいました。

風雨の中、裏返って骨が突き出た貧相な傘を左手で差したまま、しゃがんで容器を拾います。

すると、私の手が届くか届かないかのタイミングでまた強風が吹き、容器はコロコロ転がっていくんですよね。

一周忌&初盆

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3601.html" target="_blank" title="父の命日">父の命日</a>である今日、一周忌と初盆の法要を営みました。

コロナ禍がしつこく続くので、県外の親族には参列を控えてもらい、地元の身内だけの集まりとなりました。

今日のような日には、母と晩年の父の思い出話が出ますが、たいていは2年前の楽しかった<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3269.html" target="_blank" title="天草旅行">天草旅行</a>の話です。

それは入退院を繰り返していた時期の、まるで梅雨の晴れ間のような、奇跡的な「Go To トラベル」でした。

実は最初は、両親の実家のある地域を巡る旅を計画していました。山口県東部の大島町と岩国市です。

それはしかし、親戚の健康上の理由等で中止することになり、それならばと選んだのが天草なのです。

熊本はいいですね、天草と阿蘇がある。

でもそれなのに、天草に行ったのはこの20年間で3回か4回だけ。実にもったいない話です。

阿蘇はドライブやサイクリングを時々していましたが、それも地震以降はパッタリです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3269.html" target="_blank" title="北部復旧ルート">北部復旧ルート</a>や、新しい<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3269.html" target="_blank" title="阿蘇大橋">阿蘇大橋</a>は一応渡りました。でもあくまでお試し程度。本格ドライブはまだです。

仕事柄、旅行はおろか外出や外食にも慎重になっています。このトンネル、早く抜け出したいですね。

イルカショー終了へ

「しながわ水族館」が、5年後のリニューアルに伴って人気のイルカショーを終了すると報じられました。

施設の老朽化や競合施設の台頭のほか、動物保護の観点もあるようです。時代の流れでしょうか。

残酷だとされる「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1325.html" target="_blank" title="追い込み漁">追い込み漁</a>」によるイルカの捕獲が国際的に問題視されている中で、ショーですからね。

イルカショーは、福岡の「マリンワールド」や高松の「屋島水族館(当時)」などで私は見たことがあります。

よく訓練されているなぁという印象を持ちましたが、動物虐待の発想はその時にはまったくありませんでした。

このような知能の高い動物を、残酷な方法で捕獲・展示し、しかも訓練することは、今後困難になるでしょう。

もっと知能の低いチンアナゴなら、どのような方法で捕獲して見せ物にしても、問題はないのでしょうけどね。

ちなみに動物園については、「新明解国語辞典」の記載が有名です。手元の第3版と第4版を見比べてみると、

【動物園】(第3版)鳥獣・魚類などを(自然に近い状態で)飼い、観覧者に見せる公園風の施設。

【動物園】(第4版)生態を公衆に見せ、かたわらに保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設。

何があったんでしょう、新明解。それにしても「人間中心」とは痛いですね。

わが家にも「銃」を導入

児童19人を含む21人が銃撃されて死亡する事件が、米国テキサス州の小学校で起きました。

米国人の世論は、以前から同じですが、2つです。

「銃規制を強化し、子どもたちを守るべきだ」か、「アメリカ人には銃を持つ権利がある。銃規制は無意味」。

テキサス州で開かれた「全米ライフル協会」の年次総会での、トランプ前大統領の発言は後者でした。

「訓練を受けた教師に銃の携帯を許可するときが来た」

規則によって抑止するか、武力によって抑止するか。さまざまな局面で議論される、永遠のテーマです。

日本人は、法律と警察によって命を守られていると信じているので、個人が武装する必要性を感じません。

一方米国では、国民が銃器で自分を守る文化があり、それゆえ安易に使用してしまうリスクも出てきます。

簡単に手に入る武器があれば、つい使ってしまうヤカラが現れます。それが米国の現状なのでしょう。

さて、まったく別の銃器の話で恐縮ですが、本日「マッサージガン」なるものを買いました。

家人に背中や腰を「打撃」してもらいましたが、効果があるのか気持ちよいだけなのか、まだわかりません。

難点は、皮膚が痒くなることです。私は耐えられますが、ガンを持つ家人が、手を痒がってねを上げます。