北朝鮮からの爆風にあおられて、ネットにからんで不時着中

朝鮮半島情勢が緊迫しています。北朝鮮は昨日、南北の共同連絡事務所を予告通り爆破しました。

元々この地には、南北・米朝・米韓・日朝・日韓・中韓など、あらゆる組み合わせの問題が存在しています。

しかも各国が国内問題も抱える中、畳みかけるようにコロナです。北の暴発は当然の成り行きかもしれません。

朝鮮問題に詳しいジャーナリストや脱北者の話を聞く(読む)たびに、北朝鮮という国の怖さに戦慄します。

オカシナことがまかり通っている日本や、米中韓ロの指導者もどうかと思いますが、北朝鮮にはかないません。

そんな今、彼の国の状況が描かれていると評判の、ネット配信中のドラマがありますね。『愛の不時着』です。

タイトル的には少し躊躇していましたが、事ここに至った以上は、後学のためにも観ておくほかありません。

私は基本的に、諜報活動とか裏工作とか復讐劇とかが好きなのですが、このドラマにも盛り込まれています。

もちろん登場人物の氏素性については、韓流ドラマのツボが押さえてありますから、安心して観ていられます。

おまけにシリアスなのにコメディーです。今後、将軍様のソックリさんとかが登場することを期待します。

まだ映画館に行く勇気が無いこともあって、最近とくにテレビの前に座ることが増えました。

コロナ禍を機に、映画の視聴はネット配信が標準になるんじゃなかろうかとさえ思えてきます。

これでわかったNHKの甘さ

米国を中心に人種問題が盛り上がる中で、NHKのある番組での取り上げ方が逆に差別的だと批判されています。

問題となったのは、『これでわかった!世界のいま』という、子ども向け風の国際問題解説番組だヨーソロー。

海外の諸問題を、特派員の解説とともにアニメや模型を使って学ぼうと工夫して、失敗した感のある番組です。

この番組では、何を解説しても中途半端で幼稚です。かと言って、子どもが理解できる内容にも思えない。

かつての『週刊こどもニュース』は、子ども相手の番組でありながら、大人の鑑賞にも堪えるものでした。

しかしこの『これでわかった!世界のいま』は、さすがに大人には辛いのです。とくにアニメが辛い。

そのアニメが今回の世界的な批判の的になったことは、起こるべくして起きたことであり、私には想定内です。

昨夜のニュース7で瀧川剛史キャスターは、この問題について説明・謝罪し、深々と頭を下げました。

私は件の番組を見てなかったのですが、これだけ謝罪するなら見ておこうかと、逆にそういう気分になります。

NHKプラスでの配信からは削除されていますが、大丈夫。こういうときのために「全録」があるのです。

見てみると、そのアニメは描き方が薄っぺらで、人種問題を貧富の差だけで説明しようとしています。

どうかすると黒人をおちょくったようにも見えて、ちょっと悪ノリしちゃいましたね、NHK。

ちなみにアニメは1分23秒。瀧川キャスターの謝罪はアニメ本編より長い1分31秒でした。

『これでわかった – 』が真面目に国際問題を解説したいなら、ふざけた演出はやめるべきだヨーソロー。

ドラマもアニメも、収録できずに再放送や特番ばかり

大河ドラマ「麒麟がくる」は、新型コロナの影響で収録ができず、来週以降の放送は一時休止となりました。

昨日の放送はちょうど桶狭間の戦い。盛り上がってきたこのタイミングで中断ですか。もったいない話です。

テレビドラマの多くが、再放送でお茶(の間)を濁しています。声優が集まれないためにアニメも同様。

土日診療をしているので最近はめったに見ませんが、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2371.html" target="_blank" title="サザエさん">サザエさん</a>」も先月から再放送中なんですね。

で、サザエさんと聞くと昔から、私の頭の中でグルグルグルグル回り始める歌があります。

「お魚くわえたどら猫、追っかけて・・・」ではありません。

サザエさんがアニメ化される前に、江利チエミ主演で放送されていた、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-726.html" target="_blank" title="実写版のサザエさん">実写版のサザエさん</a>の歌なんです。

「サザエさん、サザエさん サザエさんって どんな人・・・」という冒頭部ではありません。

おかしな話ですが、私の頭で回り出すのは、その歌の最後の歌詞なのです。

「そそっかしいのが玉にきず、消え入りそうに砂だらけ、むじむじなったらむじむじなったら、サザエさん」

当時小学校低学年だった私には、そう聞こえていました。以来50年間、このフレーズがグルグル回ります。

何かオカシイとは思ってました。でも真相究明は、今日の今日までほったらかしてました。がしかし、ついに、

「そそっかしいのが玉にきず、消え入りそうにうなだれて、もじもじ真っ赤なもじもじ真っ赤な、サザエさん」

だということが、今日調べてわかったのでした。これもGoogle先生のおかげです。

どうでもいい真相ですが、50年ぶりに解明できた満足感はひとしおです。

(蛇足)電話で16666669#966とプッシュすると面白いことを、今日の昼休み中に発見しました。

映画『感染列島』の大げさな描写にも、あまり驚けないという現実

「都内の新型コロナウイルス感染者が100人に近づくならば、緊急事態宣言を出して対処すべき」

日本医師会は昨日、このような見解を発表していました。で、蓋を開けてみたら今日は78人。微妙。

昨日発表されたのは13人だけ。前日が日曜だったため、検査・集計が不完全だったことが指摘されていました。

なので今日は、実質2日分の集計となって100人を楽々越えるだろうと思っていたので、少々意外でした。

しかしたとえ100人を超えても、「だって2日分だからね」という具合に過小評価される可能性がありました。

いずれにせよ、政府はまだ動かないようです。でも、「だいじょうぶだぁ」と言って良い状況なのでしょうか。

いやそれよりも、日曜日には集計が滞るということに驚きます。こんな大事な時期に、土日もないでしょうに。

今日は映画『感染列島』(2009年)を観ました。「新型ウイルス感染症」で日本中がパニックになる話です。

2009年1月公開という、新型インフルエンザのパンデミックの前に製作されたところは、なかなかの先見の明。

(以下、ネタバレあります)

『アウトブレイク』や『<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3041.html" target="_blank" title="コンテイジョン">コンテイジョン</a>』とは異なり、舞台はほとんど日本。

映画ですから、描写が激しく誇張気味です。病魔による惨状は、まるで『シンゴジラ』や『日本沈没』のノリ。

ところが、オーバーに描かれているはずの内容に、あまり驚かなかったどころか、身につまされました。

人工呼吸器が足りず患者が助けられないシーンは、いまニューヨークなどで起きている現実そのものです。

多くの遺体がずらっと並べられている様子は、スペインのニュース映像で見たばかり。

最終的な感染者数は数千万人でしたが、ちっとも驚きません。新型コロナで予測されている数と同じですから。

無観客大相撲のおかげで、弓取式までじっくり見入ることができました

プロ野球やJリーグが開幕や公式戦再開の延期を決めた中、無観客での開催に踏み切ったのが大相撲です。

休診日の今日は生放送でじっくり観てみましたが、これは、迫力がありますね。

土俵上で、力士が足を擦る音や、腹や顔や太ももやまわしを叩く音が、いちいちシッカリ聞こえる。

そしてなりよりも、力士のぶつかる音のド迫力。息づかいも丸聞こえ。はぁはぁ言ってる。

このような、本来なら会場の歓声にかき消されている音がよく聞こえるので、とても臨場感があります。

考えてみたら、相撲でも野球でも何でも、スポーツ中継の音の大部分は、ファンの声や鳴り物の音ですよね。

だから競技本来の音が何にも邪魔されずに聞こえてくると、まるで生で観戦しているような気がするのです。

それに加えて今回は、観客のいない枡席にTVカメラが設置されているようで、カメラアングルが良い。

もちろん正面からの画にも、よけいな観客が映り込んでいないので、土俵上の取り組みに集中できます。

ただ集中はできるのですが、その分、画面下端に突出している審判長席の親方の後頭部上半分が目に付きます。

とくに今日は、勝負審判の高田川親方の頭が右に傾いているのが、ずっと気になってました。

今日の大相撲の最後の方は、最近話題のNHKの番組配信「NHKプラス」で見ました。これって、便利ですね。

パソコンで何か作業をしながら視線をそらさずにNHKも見れるという、これは久々のヒットだと思います。

いつでも巻き戻しできるので、大相撲の物言いの場面では、NHKのVTRよりも先にプレイバックできました。

追っかけ再生も簡単だし、見逃し放送を見るのも容易。これはとても有効な時間節約視聴法ですね。

NHKの試みは、思いのほか画期的です。今後間違いなく、民法も追随することでしょう。

いつでも過去の放送を見ることができるようになれば、将来は録画装置の必要性がなくなるかもしれませんね。

『パラサイト』について、ネタバレしないように書くけど、たぶん無理

韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が、英語以外の映画では史上初の、アカデミー作品賞を受賞しました。

脚本賞も監督賞もとったのでパラサイトの「完勝」ですね。というわけで遅ればせながら今日、観てきました。

<ご注意:まだこの映画を観ていない方へ>

ネタバレには注意して書きますが、わずかなネタバレでもイヤな方は、これ以上読み進まないでください。

さすが、並み居る強敵を抑えただけのことはあります。高い前評判を前提として観ても、面白かったですね。

ひとことで言うなら、「韓国の格差社会の悲劇を描いた社会派スリラー(ちょっとコメディー)」でしょうか。

「衝撃の展開は誰も予想できない」と言われる本作品。少し予想しながら観ましたが、役に立ちませんでした。

根っからの極悪人は登場しません。そこが救われるところ。全登場人物が憎めない。むしろある意味被害者。

キャラクターがかぶらず、観ていてわかり易い。ただし、名前を混同しそうになるのが、韓国映画の難点です。

いろんな伏線が心地よく回収されていきますが、2度以上効果的に使い回す伏線が、なかなか上手いですね。

詐欺映画からスリラーへと、途中ジャッキー・チェンばりのドタバタにもヒヤヒヤしつつ、結末へ向かいます。

最後の方で何人か死傷しますが、これが日本映画なら、最終的に命が助かる人間が異なるような気がします。

エンディングもなかなかニクい。これがハリウッド映画なら、多分あと10秒早く終わってますよね。

麒麟が来た

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が、やっと始まりました。

久々の本格戦国モノですね。待ってました〜。いつもより、2週間余計に待ってました〜。

周知の結末へと向かう歴史ドラマゆえ、その物語のテンポや意外性や面白さ、つまり脚本の力が問われます。

それと同程度に、とても重要なのが配役ですが、これには微妙に疑問を感じる部分があります。

まあしかし、今の段階からわかった風なことを書いてもアレなので、今後の展開を見守っていきましょう。

それにしても、初回放送を見てどうしても気になったのは「色彩」ですね。

黒沢和子氏がデザインしたという出演者の衣装の色が、鮮やかというか、派手というか、どぎつい。

もっと驚いたのは風景の色です。自然の色が不自然。田んぼや草原の色合いが、青すぎませんか。

まるで、色彩調整の狂った安っぽいモニターで見ているかのようで、見ていて少々気分が悪くなりました。

これって絶対、編集段階で色をいじってますよね。(違ってたらすみません)

「エンターテインメント、カラフル、リアリティの3本柱を軸に制作した」とチーフデザイナーが言ってます。

「カラフル」を重視した大河ドラマって、かなり珍しいでしょう。もしかしたら大河史上初?

ちなみにその対極にあるのが『平清盛』ですね。あれは全体的に、暗く、くすんで、ホコリっぽかった。

『麒麟がくる』は、4K放送を意識して、あえて実験的な映像にしているのでしょうか。そんな気さえします。

となると、期待(心配?)するのは、もともと派手な安土城。いったいどんな色彩になることやら。

役者の罪と出演作品

「大河ドラマ『いだてん』は 10月1日にすべての収録を終了しています

 徳井義実さん演じる 日本女子バレーボールの大松博文監督を描くシーンについては

 編集などで できるだけ配慮をして放送いたします」

昨日のNHK大河ドラマの放送冒頭に、このような白抜きのテロップがしばらく映されました。

このテロップの文章って、どうなの。まったく言葉足らずで意味不明じゃないですか。

「すべての収録を終了しています」と書いてますけど、だから何?

「できるだけ配慮をして放送いたします」って、何をどう配慮するの?

所得隠し等が指摘されて活動自粛中の徳井義実氏の出演部分は、どうしてもカットできなかったようです。

再編集はされたとのことですが、実際見てみると、徳井氏は重要な役で思いのほか長時間出演していました。

でも私には、まったく違和感がありませんでした。なかなか良い演技じゃないですか。

「罪を憎んで人を憎まず」なんて言葉がありますが、「たとえ人を憎んでも作品は憎まず」でしょう。

劇中では役になりきるのが役者。ドラマで大松監督を演じている徳井氏に、徳井氏本人の人格はありません。

彼は脚本と監督の指示通りに演じただけです。脱税したことと演技内容は、何も関係ありません。

犯罪の悪質度にもよりますが、法に基づいて罰する対象は罪を犯した人物であって、作品ではないはずです。

ドラ・クレ放送枠移動

「ドラ・クレ」というのは、「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」を合わせた造語です(いま作った)。

金曜日の午後7時台に放送されてきた2つのアニメが、10月から土曜日の夕方5時前後の放送に変わります。

ま、いまの私にはどうでもいいコトなのですが、あえて童心に返って(帰って)、考察してみました。

私が子どもの頃は土曜が半ドンだったので、一週間のうちでいちばん気分が高揚したのは土曜の昼でした。

学校から帰って、出前一丁でも食べながら母とテレビで吉本新喜劇を見る、あのけだるい開放感が好きでした。

もちろんその逆に、暗く落ち込む時間帯と言えば日曜夕方の「サザエさん」のとき。これは今も同じでしょう。

週休2日が完全に定着し、土日月の3連休も珍しくなくなった今、いちばん盛り上がるのは金曜の夜ですよね。

その金曜の夜に放送される「ドラ・クレ」は、休みに突入するファンファーレみたいなものでしょう。

一方で土曜の夕方なんてのは、連休のど真ん中。どうかすると、高揚感も峠を越えようかという気分の時です。

定番の長寿番組の放送枠というのは、人々の生活リズムと密接に関わっています。

それを放送局側の都合で、うかつにいじってはならないのです。テレビ朝日には猛省を促したい。

この件と同じ轍を踏まぬよう、フジテレビにも釘を刺しておきます。「サザエさん」枠は移動しないようにと。

台風10号の進路

東日本か西日本か、いったいどっちに来るのか気を揉んでいた台風10号は、どうやら西日本に向かってます。

このことをニュースキャスターが、「台風が西にそれる」と言ったのを、私は聞き逃しませんでした。

「西へそれても、関東地方は進路の東側なので油断はできません」とも。

うっかり「関東目線」の発言をしてしまったのでしょうけど、テレビ局なんて、だいたいそんなもんです。

この台風10号はちょうどお盆休みに日本を直撃しそうなので、誰もがその進路に注目し、心配していました。

キャスターは思わず、関東に来なくて良かったぁ〜、という素直な気持ちになってしまったのでしょう。

私はその時期に、航空機による移動(旅行?)を計画しているので、台風がどっちに向かっても困ります。

とは言いながらも、九州直撃ではなく四国に向かっているのを見て、少しほっとしたのは事実。

なのでキャスターの発言は責められないのです。

日頃の台風だって、自分の都合しか考えてないかもしれません。すくなくとも私はそう。

「対馬海峡に抜けました」と聞けば、やれやれとひと安心し、対馬の人々のことはほぼ忘れてます。

「朝鮮半島に上陸」となれば、台風についての心配は終了。半島の人のことなど気にしたことがありません。

まあそれを言い出せば、台湾やフィリピン人のことを、いちいち心配するのかって話ですけどね。

ただ、その安心から出たひと言を、報道番組のキャスターがテレビで口にしたのは失態でしたね。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2030.html" target="_blank" title="某復興大臣">某復興大臣</a>がかつて「(東日本大震災は)まだ東北でよかった」と発言したことと、本質的には同じことです。