テレビ早送り視聴

「テレビを毎日6時間見ると、寿命が約5年縮まる。」

オーストラリアの研究で、そんな結果が出たそうです。1時間見るたびに、22分縮まるとのこと。

寿命はともかく、テレビを見ていて、時間がもったいないとは感じます。

そもそも、見たい番組を全部見ようとしても、時間が足りません。

そこで現在の私の解決策は、テレビ番組をハードディスクレコーダーにドンドン録画しておいて、時間の空いたときに、早送りしながら見る、という方法です。

最近のテレビには、パソコン用の安い外付ハードディスクも接続できるようになったので、こういった方法も可能になりました。

気がついたら、我が家のテレビの総録画容量は、11TB(テラバイト)にふくれあがっていました。

録画番組のジャンル別視聴スタイルは、こんな感じです。

ドラマ

1.2倍速+CMカットすれば、日本の民放ドラマなら、1時間モノが25分で見られます。

お笑い、バラエティー

まともに見るには時間がもったいないので、「ながら視聴」です。なおかつ1.3~1.5倍速。

芸人のしゃべりがかなり聞きづらいですが、たいてい字幕があるので、面白い部分はそれなりに笑えます。

ニュース

1.2倍速。なるべく、その日のうちに見ることにしています。ニュースなので。

気になる出来事があった日は、NHKと民放の計5局の夜のニュース番組を全部見たりします。

番組によって取り上げ方に偏りがあって面白いです。docomoがスポンサーのときは、iPhone関係のニュースが極端に少なかったりします。

妖怪人間ベム

「ゲゲゲの鬼太郎」と「妖怪人間ベム」

子どもの頃みた不気味なアニメの双璧ですが、そのテイストはかなり異なりました。

ゲゲゲが東洋風なら、ベムは西洋風。

前者は、暗いストーリーの中にもふざけたキャラが出てきて、不気味だけども怖くない。

一方後者は、全体のトーンや登場人物がすべて暗く、しばしば後味の悪い結末でした。

そのベムの実写版のドラマが始まったので、期待せずに見てみましたが・・・

残念ながら、アニメ版とはまったく別モノでした。

まるで刑事ドラマ? あるいは学園ドラマ? まるで異国情緒なし。 

キャスティングにも問題あり。

ベムがだめ。

一般人としゃべりすぎ。

私のイメージでは、ベム役にうってつけなのは、山崎努か平幹二朗。

不気味さと老獪さが必要なのです。

ベロもだめ。

子供が演じるとダメだと思う。香取慎吾を特殊効果で縮めた感じが適役か。

ベラは意外とよかった。

生演奏とCDの違い

バッハのロ短調ミサを聴くために、先日、福岡に行ってきました。

福岡古楽音楽祭の、オープニングコンサートです。

CDやDVDでは何度も聴いた曲ですが、やっぱり演奏会はよいですね。

では、生演奏の何がCDとは違うのか、考えてみました。

・臨場感:ひとことで表すなら、結局この言葉でしょうか。陳腐ですが。

・緊迫感:一発勝負の演奏者。彼らと対峙する聴衆。聴衆を前にますます緊張する演奏者。

・同好の士の存在:その1曲を聴くためだけに、1000人を超える老若男女が集まっている。

・音域:CDでは再現できない、可聴域外の低周波音や高周波音を体が感じます。たぶん。

・音量:ダイナミックレンジが広い。いくら小さな音でも、耳を澄ませば聞こえてくる。

・視覚:特定の演奏者に注目すると、その人の楽器からの音を選択的に聴ける(気がする)。

・行儀:きちんとした服装と姿勢で聴く。ゴソゴソしない。咳もがまん。飲食など論外。

・連続性:邪魔は入らないが中断もできない。ポーズボタンなし。最後まで一気に聴くのみ。

・出費:交通費(新幹線代)も含めると巨額の支出。元を取らねば、と気合いが入ります。

・手間ひま:会場までの移動で体力を消耗。適度に疲労した後の音楽が体に染みました。

いつでも好きな音楽を聴くことができるITの世の中になりましたが、時には原点に立ち返ってみたいものです。

トイレ関係の話

先日テレビで、ウド鈴木が、トイレが詰まったエピソードを話していました。

どうでもいい話でしたが、大笑いしてしまいました。

たまたま録画していたので、その翌日もう一度見て、またまた大笑い。

ところがその翌朝、我が家のトイレが詰まってしまったのです。原因は私。

家人からは、「あんな番組を何度も見るからだ」と責められる始末。

もちろん、スッポン作業によって見事に解決です。

便通関係で私が好きな小話をひとつ。

別役実の本からの引用です。記憶が曖昧なのでエッセンスだけ書くと、こんな感じ。

「便秘なんですが、どうしたらよいでしょうか」

「つまらない本を読みなさい」

「読み過ぎて、下痢になったのですが」

「くだらない本を読みなさい」

映画鑑賞

最近あまり映画館に行くことがありません。

理由は、時間がない、料金が高い、新作映画でも1年待てばBSで放送される、自宅で鑑賞してもそこそこ迫力がある、などです。

とはいえ、テレビで新作映画が紹介されたりすると、気にはなります。

大型のシネマコンプレックスが、自宅から数分の近所にあります。

ネットで調べてみたら、「夫婦50割引」なるものを発見。

どちらかが50歳以上の夫婦は、2人で2,000円。

50歳になっていてよかったと、このとき初めて思いました。

問題があるとすれば、2人で観なければならないということ。

1人で1,000円になるためには、シニア割引まであと10年待つ必要があります。

そういうわけでこのたび、20年ぶりぐらいに、夫婦で映画鑑賞しました。

「SUPER 8」という映画です。

私の好きな国家的陰謀ものと思って選んだのですが、全体的には子供向け映画でした。

主演が子供というところで気付くべきでした。

ウルトラQ

ウルトラシリーズの第1作「ウルトラQ」は、私が生まれて初めて見た「恐怖番組」でした。

アニメでも人形劇でもない「実写」ドラマであることが、当時5歳の私を怖がらせるのには充分でした。

突然出現する怪獣に対して、正義のヒーローもいなければ、架空の防衛組織も存在せず、警察や一般市民が右往左往します。

主人公や博士の活躍によって、戦いには一応の決着がつきますが、必ずしも晴れがましい結末ではありません。

締めくくりの石坂浩二のナレーションには、不気味な後味を感じたものでした。

ウルトラQのレーザーディスクが発売されたのは、放送から約20年後のこと。

ずいぶん悩んだ末に「大人買い」してしまいました。5歳の少年はもう大人になっていたのです。

それからさらに20数年を経て、こんどは「総天然色ウルトラQ」Blu-rayの発売が決定。

ただちにアマゾンで予約しました。「大人買い」を超える「おじさん買い」とでもいうべきか。

ところが今朝の新聞で、プレミアムBlu-ray発売の広告を発見。

通常版との違いは、ナメゴンのフィギュア(ソフビ)などの豪華特典!

初回限定版で完全受注生産。予約はキャンセル不可。

たたみかけるような宣伝文句に冷静さを失い、こっちを予約。通常版はキャンセルしました。

ソフビのナメゴン、ひどくベタつきそうです。楽しみです。

刑事コロンボ

コロンボ警部の、ピーター・フォークが亡くなりました。

「刑事コロンボ」といえば、中学生の頃にいちばん好きだったドラマです。

冒頭から犯人が登場し、早々に殺人が行われるという、当時斬新なストーリー展開でした。

詳細に描かれるアリバイ工作には、見る方も緊張し、犯人に少々感情移入してしまいます。

そこでコロンボ登場。そうか、主人公はこっちだったか。

犯人はたいてい社会的地位が高く、風采の上がらないコロンボを、はじめは見くびります。

一方でコロンボは、直感的に真犯人の目星をつけ、慇懃無礼ともいえる態度で接しながら、アリバイの重箱の隅をつついて、ジワジワと犯人を追い詰めていく。

コロンボをあなどれないと感じた犯人は、完全犯罪を補強しようとするあまり、余計な行動に出て、墓穴を掘ってしまう。つまり、コロンボの罠にはまるわけです。

だいたい毎回こんな感じの、悪く言えばワンパターンのストーリーでしたが、犯人の職業が多種多彩で、その業種・業界の内幕などが描かれるとともに、その職業ならではのアリバイ工作が登場するのが、いつも新鮮でした。

派手なアクションや残虐なシーンは無く、犯人は一貫して紳士的。

なので、家族全員で安心して観ることのできるドラマでした。

放送の翌日には、コロンボと犯人の頭脳戦について、学校で友人と語り合ったものでした。

「ポケット一杯の幸福」は、コロンボとはまったく違うピーター・フォークが登場する、私の好きな映画です。

貧しい老女を、訳あって貴婦人に偽装する必要が生じ、仲間が協力して一芝居打ってみたところが、いろんな不具合が出てきて、それを繕うためにドタバタするという、吉本新喜劇でよくある展開です。最後は泣かせます。それも吉本と同じ。

追悼番組として、近々放送されることを期待します。

大河ドラマ

「龍馬伝」をみていて、高校時代にみた大河ドラマ「花神」を思い出しました。

幕末を長州目線で描いたこの物語は、私が山口県出身だからかもしれませんが、大河ドラマ史上最高の傑作だと思います。

そこでこの際「花神」のDVDを大人買いしてやろうとアマゾンで検索したのですが、総集編しか発売されていませんでした。

調べてみると、あろうことかNHKに画像が保管できていないようなのです。

NHKでは家庭用ビデオに画像が残っていないかを視聴者に呼びかける始末です。

おまけに、たとえ視聴者からビデオの提供があった場合でも、著作権法上謝礼ができないとのこと。

それにしてもちゃんと保存しろよNHK、といいたいですね。

ところで大河ドラマでは、主人公が子役から成人役に切り替わる回が1度だけ訪れます。ドラマによっては、この場面にちょっとした工夫が凝らされていて面白いです。

もっとも笑えたのは「八代将軍 吉宗」でしょう。

こども時代の吉宗が疱瘡(天然痘)から無事回復し、顔に巻かれた包帯をとると、包帯を巻く前は子役だったのに、はずすと西田敏行になっていた、あれです。

疱瘡の影響ですっかり人相が変わってしまったことに、登場人物はみんな大笑い。「それ、無理があるでしょう」と視聴者はみなツッコミを入れたはず。

韓流ドラマ

チャングムにはまっています。ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」(全54話)のことです。

以前NHKで放送されたときにもはまり、ストーリーは結末までしっかり覚えているのに、最近民放(熊本朝日放送)で始まったチャングムを留守録して観ています。

数年前にも感じた怒り、悔しさと、時折訪れるカタルシスを、今回も毎週体験中です。

新しい韓流ドラマなら、「イ・サン」(全77話)です。

NHK BS2で大河ドラマ「龍馬伝」の再放送の直前にやっているのをふと観てしまい、ツボにはまりました。

したがって私の日曜の夜のルーチンは、8時から「龍馬伝」を観て、あわてて風呂に入り、9時からは「イ・サン」、流れで10時から「龍馬伝・2」となるわけです。

ちなみに、「イ・サン」の主人公は朝鮮王朝の若き王様。来週5/30の放送(第42話)でやっと王位に就くことになりそうです。

汚れた朝廷政治を改革するその役を演じている俳優は、誰あろうその名も「イ・ソジン」。クリーンな政治が期待できそうです。

(蛇足)

「イ・ソジン」の心の支えとなるヒロイン役は、その名も「ハン・ジミン」。政治改革を助ける役としては適任です。1年前ならもっとしっくりきてましたが・・・

(追伸)

5/30の放送では、まだ王位には就けませんでした。なにしろ全77話の物語ですから・・・