数学が好きなのに、その道に進まなかったのは、数学でメシを食うのは厳しいと考えたからです。
私の高校時代は、スマホやインターネットどころか、パソコンすらほとんど見かけない時代。
当時、数学から連想する職業と言えば、学者か教職しかありませんでした。
ところが今の時代、数学だとかコンピュータなどの分野は、とても魅力的で未来的で花形です。
一方で、純粋に学問として数学を研究している人もまた、すばらしい。
「 x^n – 1(xのn乗マイナス1)を因数分解するときには、nの素因数分解がカギとなる」
ある大学の数学科のホームページで因数分解の解説を読んで、最初は「???」でした。
ところが、nを2から24まで試してみて、なるほど、思わず膝を打ちました。
名前が似ているくせに、まったく無関係だと思っていた「因数分解」と「素因数分解」。
この2つが、30数年を経てつながりました。
あまり面白くなかったですね、今日の話。