デジタル一眼

「ミラーレス一眼カメラ」の購入を検討中の者が、最近身近にいたので、あることを思い出しました。

それは、わが家でホコリをかぶっている、Nikonの「デジタル一眼レフ」の存在。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-52.html" target="_blank" title="3年前に買った">3年前に買った</a>ばかりの頃は、新しいオモチャをゲットしたこどものように、撮りまくったものです。

阿蘇方面には、三脚を持って毎週のように出かけました。

毎日写したところで変わり映えのしないわが家の愛犬の様子を、毎日写しました。

庭のヒマワリが成長していくさまを、種まきをしたその日から毎日、撮影・記録しました。

いま「ミラーレス」が人気なのは、一眼なのに使いやすいからでしょうね。

文字通り、ミラーなどのメカニズムが無いので、コンパクトで安価です。

ファインダーから覗き込む必要がありません。

液晶モニターを見ながらの撮影は、コンパクトデジカメやスマホと同様の操作性があります。

しかし「一眼レフ」の良さは、まさにその裏返しだと私は思うのです。

ミラーなどのメカニズムの挙動を感じるからこそ、撮影がワクワクします。ミラーショックも大好き。

ファインダーから覗き込むことで、被写体しか見えない状態になり、撮影に集中できます。

液晶モニターを間近で見る必要が無いので、老眼の私には、とっても楽。

TVの音量

個人差はありますが、歳をとると誰でも聴力が低下します。

単純に小さな音が聴きづらくなるというより、まず「聴き分ける能力」が低下するような気がします。

我が家の「LDK」において、私の定位置「D」に対して、TVのある「L」は前方、「K」は右に位置します。

前から来るTVの音声よりも、右サイドからの「炊事音」の方が強く迫ってきます。

なのでどうしても、TVのボリュームを上げることになります。

しかしそうすると、「L」でTVを観ている家人にとっては音量が過大となります。

そんなジレンマに陥っていたとき、発見したのが「TV用ワイヤレススピーカー」です。

さっそくAmazonで購入しました。

発信装置をTVの音声出力端子に接続すると、手元に置いた受信装置からTVの音声が明瞭に聞こえてきます。

便利です。

ただし、受信装置の音質も外観も、昭和の時代のラジオそっくりでレトロです。

見ているのは大画面TVですが、聞いている音はラジオ、というちぐはぐな状況です。

シェーバー

「電気ひげ剃り器」を買い換えました。

「電気シェーバー」あるいは単に「シェーバー」と言った方がいいでしょうか。

主要3メーカーPanasonic, Braun, Philipsのうち、私はずっとPanasonicを愛用しています。

いま私は「口ひげ」だけ生やしていますが、勤務医時代の最後の数年間は、顔中「ひげもじゃ」でした。

ひげもじゃ状態では、普通のシェーバーは使えません。

ひげの長さを揃えるバリカンみたいな「トリマー」と、キワゾリのためにカミソリを使っていました。

カミソリは、SchickとかFeatherとかの、3枚刃とか4枚刃とかを使いました。

専門店で「ひげブラシ」と「シェービングカップ」と専用の石けんも購入しました。

しかし、ひげ剃りって、凝り初めのうちは楽しいのですが、だんだん面倒になってきます。

やがて、ひげブラシなどの諸物品は物入れの中に追いやられ、カミソリもBicとかの廉価品になります。

クリニック開業の前に、口ひげ以外のひげを、すべてバッサリ剃り落としました。

面倒なカミソリもやめて、シェーバーを購入しました。最新式の全自動洗浄充電器付きです。

最近、その洗浄充電器の内部を数年ぶりに掃除したら、底の方に多量の「ヘドロ」を発見してしまいました。

そのヘドロの中で、毎日シェーバーを洗浄していたとは・・・

そんなわけで、今回シェーバーを買い換えたのです。日頃からのこまめな洗浄が大事ですね、何でも。

蛍光灯

レスポンスの遅い人のことを「蛍光灯」と言ってましたが、最近はあまり使わないですね。

以前の蛍光灯は、点(つ)くまでに何秒か、時間がかかっていました。

子どもの頃の蛍光灯に至っては、遅いどころか、ちゃんと一発で点灯するかどうかもわかりませんでした。

スイッチのボタンを押したりヒモを引いたりするタイミングが悪いと、うまく点きませんでした。

気がつくといつのまにか、蛍光灯は瞬時に点灯するようになっています。

いまの若い人に「おまえは蛍光灯だな」と言ったら、ほめ言葉と思われかねません。

一方で、蛍光灯とは逆の変化をしているものもあります。テレビです。

昔のテレビは、たしかに点くまでに少し時間がかかり、ジワッと明るくなっていました。

その後、ほぼ瞬時に映像が出るようになりました。

ところが最近のテレビはまた、点くまでに待たされるようになってしまいました。

地デジのせいです。デジタル情報を画像化するために時間がかかるのです。

最近買った、我が家の最新型のテレビは、スイッチ入れてから起動するまでに10秒以上かかります。

パソコン並みの頭脳が備わっているというのがウリですが、いったいその頭脳で何を考えているのやら。

ともてイラつきます。

世の中は、IT化が進めば進むほど快適になっているとは限らないようです。

ハイビジョン

テレビの売れ行きが減速していると聞いていたのに、超大型液晶テレビの話題は、盛り上がってきました。

ここでいう「超大型」とは、80型とか100型とかの話。

いまのハイビジョンテレビの解像度は、およそ横2000 x 縦1000の200万画素です。

1000を1K(キロ)と置き換えて、「2K1K」とか、単に「2K」とか言うと「通」っぽく聞こえます。

32インチでも55インチでも、みんな「2K1K」、200万画素です。

だから大型になればなるほど、ひとつの画素の大きさが大きくなります。目が粗くなるわけです。

現に我が家の、奮発して買った大型テレビも、近づいて見るとガッカリするほどギザギザな画像です。

大画面になればなるほど画質が悪い、というパラドックスの解決策は3つ。

(1)離れて見る

(2)買わない

(3)解像度を上げる(←)今日はこの話

ソニーが84型の「4K」テレビを年内に発売すると、昨日発表しました。「4K2K」のことです。

画素数800万。従来の4倍のきめ細やかさなので、近づいて見てもきれいでしょうね。

これならリビングが狭くても、テレビだけは大型を買うことができます。

4Kの超大型テレビでは韓国勢が先行しています。でも心配ご無用。日本にはもっとすごいのがあります。

NHKの「8K」です。「8K4K」の3200万画素。名付けて「スーバーハイビジョン」。

このたびNHK方式が、8Kの国際規格に認定されました。

4Kもこれからだというのに8Kとは気が早い、と思ってはいけません。

NHKがハイビジョン開発を始めたのは1964年だそうです。

このぐらい先走らなければ、世界標準を勝ち取れないのでしょう。

ベスト電器

ヤマダ電機がベスト電器を買収することになりました。

「電機」と「電器」の違いを考察してみたい気もしますが、それはまた後日。

私の学生時代は、ちょうどオーディオ全盛期。行きつけは、福岡天神のベスト電器本店でした。

いまではあり得ないことですが、当時はオーディオ機器売り場だけで、3フロアぐらいあったのです。

スピーカー専用のフロアには、輸入スピーカーもずらっと並び、試聴コーナーが充実していました。

あこがれは「JBL 4343」。当時私が50代の大人だったら、思い切って買っていたかもしれません。

2本で100万円以上。なのに日本でバカ売れして、JBL本社が驚いたという逸話付きの名機です。

さらにすごかったのが「JBL パラゴン」。JBLコーナーのいちばん奥に鎮座していました。

何百万円か忘れましたが、夢のスピーカーでした。目の保養に、ときどき見たり触ったりしていました。

AKAIのオープンリールデッキを、悩んだあげくに買ったのもその頃でした。もちろんベスト電器本店で。

実家にTEACのを持っていたのですが、どうしてもAKAIが欲しくなったのです。私はマニアでしたから。

そんな思い出があるベスト電器ですが、最近はサッパリですね。

店員は多いけどオジサンばかり。売る気がない。商品知識に欠ける。ワーストな店になってしまいました。

私が通っていた頃は、業界首位だったんですけどね。いまや8位ですか。

買収されてもベスト電器の名称は残るようですが、中味がヤマダ電機では、名前を残す意味がありません。

一般の家電はヤマダで売り、ベストではマニア製品を売る、なんてのはどうですかね。