TV録画と著作権

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-62.html" target="_blank" title="HDDレコーダー">HDDレコーダー</a>は、気軽にTV番組を録画できるので便利ですが、うっかりしているとすぐ満杯になります。

さいわい最近は、外付けHDDをUSB接続して、録画容量をどんどん拡張できる機種が増えました。

おまけにパソコン用のHDD装置が使えるので、価格がすごく安くていいですね。

わが家のリビングのテレビも、内臓の1TBでは足りず、2TBの外付けHDDを2台、接続しています。

合計5TBの容量があると、計算上は約500時間ほどの録画が可能です。が、それもやがて満杯になります。

新たに番組を録画するためには、録画済番組の一部を断捨離して、スペースを作らなければなりません。

そんなある日のこと。テレビが故障しました。もう何度目かの故障ですが、今回はかなり重症。

メーカーに送って修理した結果、メイン基盤の交換となり、内臓HDDの初期化を余儀なくされました。

まあそれは、覚悟してましたが、ところがなんと、外付けHDDまで初期化しなければならなくなったのです。

著作権保護のため、テレビと外付けHDDはヒモ付けされてしまいます。

そのHDDに録画された内容は、元のテレビでしか再生することができない仕組みです。

悲しいかな、メイン基盤を交換したテレビはすでに、元のテレビにあらず。

そういうわけで、数百時間に及ぶいつか観るかもしれない映画やドラマは、強制的に断捨離と相成りました。

どうにかなりませんかね、この著作権管理システムは。

ペンライト

口腔内を診察するときには、ペンライトで咽頭部などを照らします。

かつては白熱電球のものを使っていましたが、電池が消耗してすぐ暗くなるので、LEDに変えました。

LEDの白い光にはなかなか慣れませんでしたが、なにしろ明るく、電池がいつまででも持ちます。

たまに白熱電球を使うと、暗くて黄色くて、咽頭部の発赤がひどく強調されて見えるような気がします。

LEDは輝度が高いので、光が目に入らないように注意しなければなりません。

目に入るともっと危険なのがレーザー光です。

ペンライトとして使うことはあり得ませんが、学会などのプレゼンで、ポインターとしてよく使われます。

レーザーポインタが普及し始めの頃は、よくこんな危険なモノが市販されたものだと、驚いたものです。

何年か前に、自宅の室内工事をしてもらったとき、業者の人が使っていたのは、レーザー式の水準器でした。

壁にレーザー光の水平線がビーッと描かれ、こりゃすごいと思いました。

その後どうしても欲しくなって、ハンズマンでレーザー水準器を買いました。安くて小さいヤツですけどね。

スイッチを入れると、壁に水平線や垂直線が、赤く描かれます。感動的です。

ただし、小さな器械から広くレーザーを放つので、その器械本体の水平度の調整がきわめて重要です。

よくある気泡式の小さな水準器が付いていますが、これがアバウトなんです。

なのでアバウトな本体から出たレーザービームにも、いまひとつ信頼が置けません。

もっとちゃんとした器械を買えば良かった。安物を買うと、いつもそこに行き着きます。

同時多発故障

「CEATEC JAPAN(シーテックジャパン)」が、昨日から幕張メッセで開催されています。

映像・情報・通信の国際展示会です。その中でも「4K」「8K」などの次世代テレビが注目されています。

ご存じのように私は新しもの好きなので、最新式とか、多機能・高性能とか言われるものに弱いです。

自宅のリビングの某社のテレビも、4年近く前に購入した時には、次世代テレビと騒がれていたテレビです。

しかしこのテレビ君、先進的過ぎて(?)、困ったことがたくさん起きます。

(1)<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-347.html" target="_blank" title="起動に時間がかかる">起動に時間がかかる</a>

リモコンのスイッチを入れると、画像が出るまでに20秒近くかかります。いやホント、おおげさじゃなくて。

完璧な画質で立ち上がるべく、テレビ君の頭脳がじっくり考えているのでしょう。タメが長い長い。

(2)<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-98.html" target="_blank" title="発熱して止まる">発熱して止まる</a>

とにかくこのテレビ君は考え過ぎです。長時間視聴していると頭脳が熱にやられ、ついに電源が落ちます。

その直前に「まもなく電源が切れます」と表示して教えてはくれますが、どっちみち対処不能です。

(3)自動的に故障する

テレビ君の頭脳は、ソフトウェアやファームウェアのアップデートが自動的に行われ、日々進化しています。

しかし、昨日の自動アップデートによって、システムが故障し、テレビは映らなくなってしまいました。

昨日のある瞬間に、全国の同型テレビが一斉に故障したというわけです。考えてみたら少し怖い話ですね。

テレビ君は、メーカーの担当者が一軒一軒回って修理するそうです。自動的には修復できないみたいです。

富士フイルム

自宅からハンズマンに行くときいつも、富士フイルム(富士フイルム九州)の工場の横を通ります。

こどもの頃、瀬戸内工業地域で育ったので、出光のコンビナートや協和醗酵など、工場は身近な存在でした。

北九州に住んでいた頃は、新日鉄の製鉄所をいつも、自宅の窓から遠くに眺めていました。

このような工場に共通するのは、迷路のようにつながった、むき出しの配管と煙突でした。

ところが、菊陽の富士フイルムの工場は、四角い建物ばかりで中味が見えません。中で何をしているのか。

調べてみるとあの工場では「フジタック」などの「タックフィルム」を作っているそうです、って何それ?

タックフィルムとは、液晶ディスプレイの部材の中でも重要な「偏光子」を保護するフィルムだそうです。

そして富士フイルムは、タックフィルムの世界シェア約6割。ちなみにコニカミノルタのシェアが約4割。

液晶テレビでは韓国勢にすっかりやられてしまっている日本ですが、こういった基本的な部分は強いのです。

菊陽の工場は、富士のタックフィルム製造の主力工場だそうです。てことは、菊陽が世界一の工場ってこと?

なかなかあなどれない工場が、身近にあったものです。

充電器で感電死

「中国人女性が、電話に出ようと充電中の iPhoneに触れて感電死」というショッキングなニュース。

充電器が純正品ではなかったとの続報を聞いて、私もようやく、ホッと胸をなで下ろしたところです。

誰もが予想していたように、いわゆる「山寨機(さんさいき)」つまり「コピー品」だったのでしょう。

中国人が自国の非を認めるのかどうかが心配で、中国国内のニュースサイトを見てみると、

「iPhone4電死空姐疑山寨充電器惹禍」と報じています。

まず、女性客室乗務員のことを「空姐」というらしいことがわかり、それなりに収穫でした。

私の場合、Apple製品の周辺機器は、可能な限りApple純正品を使います。なにしろApple信者なので。

純正品がない場合は、それなりに名の通ったメーカーのものを購入します。それが安全です。

例えばiPhone5用の充電器(純正品)は、Appleストアで1980円。ちょっと高額ですが安心ですね。

これがELECOMの製品だと、定価1890円(Amazon価格836円)。定価はともかく、販売価格は安い。

PLANEX製の場合は、定価1996円(Amazon価格582円)。このあたりまでなら、製品として許せます。

ところがHanyeTech製になると、Amazon価格なんと230円。なんか危険な香りがします。もちろん中国製。

参考までにと、Amazonのカスタマーレビューを見てみると、これがまた予想以上のものばかり。

「3個購入しましたが、すべて充電できませんでした」

「1カ月も経たないのに、コンセントに挿していたらスパークして壊れました」

「三日目に『バチッ!』と音を立てて壊れてしまいました」

「買って間もなく『ボンッ』と音を立て、コンセントから煙が上がりました」

「数分後に『バチッ!』と音を立てて煙がもうもうと上がりました」

空姐さんが使ったのはおそらく、HanyeTech製ですらない、山寨充電器だったのでしょうね。

シュレッダー

数年ぶりに、新しいシュレッダーを購入しました。

企業などで機密書類を処分するイメージのあるシュレッダーですが、医療機関にも欠かせないものです。

診療時に使う問診票などの処分に使うからです。

当院では、問診票は1,2カ月間保管しておき、古いモノから順にシュレッダーにかけます。

クリニックから出すゴミはすべて、産業廃棄物として専門業者に引き取ってもらうキマリです。

しかし産廃業者に任せる場合であっても、患者さんの個人情報が漏れないような工夫が必要です。

だからシュレッダーにかけた上で、業者に渡す必要があるのです。

機密文書廃棄の専門業者に処分を任せる、という手もありますが、ランニングコストが気になります。

書類を溶解処理する業者のダイレクトメールもよく受け取りますが、これも怪しげで気が進みません。

いっそのこと燃やしてしまおうと焼却炉を買いましたが、煙が近所迷惑なので、結局使わずじまい。

やはり院内で地道にシュレッダー処理するのが、無難なようです。

それならばせめて、手間のかからない大型機を導入しよう、というわけで、本日それが到着したのです。

いやあ、最新式シュレッダーって、すごいですね。

まず「オートフィード」。書類をドサッと置くだけで、勝手に吸い込んで処理していきます。

ホッチキスの針も、かまわず裁断です。

そして裁断方式は「クロスカット」。言ってみれば「みじん切り」です。

最近のシュレッダーでは標準だそうですが、私は今まで「千切り」しか見たことが無かったので驚きました。

新しい文具(シュレッダーも文具というのなら)を買うのって、ホントに楽しいですね。

8Kテレビ

まだまだ先の話かと思ってたら、「4K」テレビどころか「8K」テレビも、近いうちに登場しそうですね。

総務省は、3年後に8Kの試験放送を目指すというロードマップを発表しました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-330.html" target="_blank" title="8K">8K</a>は、画素数でいうと8000x4000(8K4K)。いまのハイビジョン (2K1K) の16倍の超高解像度です。

NHKの「スーバーハイビジョン」方式が国際規格に認定されていて、日本が主導権を握っている分野です。

韓国に遅れをとっている4Kなんてやめて、日本は8Kに全力投球すべきではないでしょうか。

だいたい4Kなんて、ハイビジョンのわずか4倍の画素数ですよ。飛躍がなさ過ぎ。夢が無い。

スパコンを見てごらんなさい。「京」の次は「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-580.html" target="_blank" title="100京">100京</a>」を目指すと言ってるんですよ。

総務省によると、2020年の東京五輪に、8Kの本放送を間に合わせようという計画のようです。

メディアでは「また買い替えか」などと批判的な記事が目立ちますが、何言ってんの。

4Kなんて買わなきゃいいんですよ。だいたい、後で8Kが出るとわかってたら、4K需要は少ないでしょう。

そうすれば、2011年の地デジ移行から9年。まさしく2020年は、絶好の買い替え時期になります。

ただし私はどうしてもその前に、ショートリリーフで4Kを買ってしまいそうですが。

ポーズボタン

録画番組を観ている途中で、トイレに中座するとき、通常はポーズボタンを押します。

画面はその瞬間、くっきりとした静止画になり、ブレもせず、何分間でも延々と映っていますね。

かつてビデオテープの時代には、画面の静止状態はテープを痛めるので、長時間のポーズは厳禁でした。

磁気テープの同じ場所に、再生ヘッドが圧着し、回転し続けている状態だからです。

ポーズを続けるうちに、テープは伸び、すり切れ、挙げ句の果てには切れるかもしれないと思っていました。

痛んだテープは元に戻らないので、劣化した画質や音質も二度と改善しないものと考えていました。

そのような時代を経験した身にとっては、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-62.html" target="_blank" title="HDD">HDD</a>やDVDの時代になっても、ポーズには少々抵抗があります。

同じ部分を「こすり続けて」いるのではなかろうかと、どこかの部位の「摩耗」が心配になるのです。

トイレから帰ってきても、先ほどの静止画面がそのまんま映っているのをみると、少し申し訳なく思います。

もちろんHDDやDVDでは、ヘッドがディスクに直接接触して、情報を書き出しているわけではありません。

HDDのヘッドは空気圧で浮いているし、DVDのヘッドは反射したレーザー光を受けているだけです。

だから再生画像が動いていようと、静止していようと、何も摩耗するものはありません。

それはわかってるんですが、ポーズしっぱなしって、どうもモノを大切にしていないみたいで気が引けます。

電波障害

無線LANの時代、電波障害に悩まされることが多くなりました。

クリニックに、院内BGM用のワイヤレススピーカーを導入したところ、Wi-Fi環境に障害が出始めたのです。

スピーカーの通信規格「Bluetooth」と無線LANが、同じ周波数帯を使っているために干渉したようです。

Macとスピーカーの位置関係を変えたら、改善しました。

自宅の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-441.html" target="_blank" title="TV用無線スピーカー">TV用無線スピーカー</a>も、電子レンジを使うとTVの音声が途切れてしまい、ひどいことになります。

無線LANが、電子レンジと同じ周波数帯を使ってるからこうなるのです。

どうしてIT機器の通信規格に、わざわざ電子レンジと同じ周波数帯域を割り当てるのでしょうかね。

まあそれにしても驚くのは、電子レンジから電波が漏れているということです。ちょっと心配になります。

筐体や扉で完璧にシールドできているわけではないんですね。調べてみると、扉のすきまが弱点らしいです。

電波漏洩を最小限にするために、扉の外周付近の内側には「チョーク溝」という構造が付いているそうです。

波長の1/4の深さの溝に入った電波が反射して出てくると、元の電波の逆位相となってこれを打ち消します。

電子レンジの電波の周波数2.45GHzで電波の速度(光速と同じ秒速30万Km)を割ると、波長は約12.2cm。

よって、チョーク溝の深さは3.05cmとなり、レンジの扉の厚さはそれ以上必要になります。

実際には、さまざまな「溝の工夫」等で薄型化されているとのこと。

逆位相で打ち消すってところが面白い。ただしこの方法では、電波漏洩を完璧に防ぐのは無理な気もします。

回生ブレーキ

自動車の回生ブレーキが、エンジン車にも広がりつつあると報じられていました。

もともと回生ブレーキは、電車や電気自動車、ハイブリッド車で使われているものです。

車を減速させる時、その運動エネルギーを、熱として捨てるのではなく、発電に使おうというわけです。

身近な発電機と言えば、自転車の照明用の発電機「ダイナモ」があります。

中の磁石を手に入れたくて、こどものころ、苦労してダイナモを分解したことを思い出します。

ダイナモにはいくつか種類があるそうですが、私のなじみはローラーをタイヤ側面に押し当てるタイプ。

ローラーを圧着すればスイッチオン。ペダルが少し重くなります。この抵抗が、発電するための代償です。

その抵抗をブレーキとして利用し、発電した電気を充電するのが、回生ブレーキの仕組みです。

私の自転車は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-369.html" target="_blank" title="電動アシスト">電動アシスト</a>なので、ダイナモは装着されておらず、バッテリーの電気で照明が点灯します。

バッテリーの容量は限られます。節電のため、信号待ちの時には、こまめに照明のスイッチを切るほどです。

だから電動アシスト自転車と回生ブレーキとの相性は、ピッタリだと思います。

そう思って、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-375.html" target="_blank" title="昨年自転車を買うとき">昨年自転車を買うとき</a>に、回生ブレーキ装着車も検討しましたが、結局買いませんでした。

スタイルがイケてなかったのです。