マスクの着用は今後、個人の判断に委ねることになります。3月13日からだそうで、意外に急な話です。
新学期からは、学校でのマスク着用も求めないとのこと。とは言え、厚労省は次のようにも言っています。
(1)医療機関や高齢者施設を訪問する際や、混雑した電車やバスでは、マスクの着用を推奨する
(2)重症化リスクが高い人が流行期に混雑した場所に行く際は、マスクの着用が有効
このうち(1)は他人への感染を、(2)は自分が感染することを、それぞれ心配する場合のマスク着用です。
ただそのような場合でも、マスクの有効性はわかっているけど、着用は自己判断でOKだというわけです。
これによって、絶対に感染したくない人の居場所がなくなりはしないかと、私は懸念します。
とくに、重症化リスクの高い方が集まる医療機関は、なかなか難しい対応に迫られるかもしれません。
これまで当院では受診者のマスク装着が「必須」でしたが、今後はマスクを強いることは難しいのでしょうか。
当院の入口には、マスク装着を「お願い」する掲示を出す予定です。「推奨」ではなく「お願い」です。
さらに、「マスクを着けない方は、駐車場での診療となります」ぐらい、言ってもいいですかね。
どうしてもマスクを着けたくない方との一悶着が、いつかは起きそうです。
将来的に待合室では、マスクをしている人と着けていない人を、分離しなければならないかもしれません。