医療– category –
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勤務医の過重労働
病院勤務医の過労死や過労自殺が、ときどき起きて問題となります。人手不足による過重労働が原因です。 その勤務医の実体を十分に把握していながら、厚労省はなかなか有効な手を打てません。なぜなら、 (1)勤務医の人数が現状のままで、残業だけを制限... -
かかりつけ医の報酬
高齢化社会の進展をにらみ、厚労省は「かかりつけ医」と「在宅医療」を推進しようとしています。 在宅医療にも、さまざまな問題(ドタバタ)があるのですが、今日は「かかりつけ医」のドタバタ話です。 昨年導入された「地域包括診療料」は、まさにその「... -
湿布も保険適用外へ
市販品と類似した医療用医薬品(市販品類似薬)の「保険はずし」が、湿布薬にも拡大しそうです。 すでに現在、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-862.html" target="_blank" title="うがい薬"... -
医療へマイナンバー
「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-608.html" target="_blank" title="マイナンバー">マイナンバー</a>」を医療に導入することが、正式に決まったようです。 2017年7月から健康保... -
服薬遵守
「薬がのみきれない!〜知られざる “残薬” のリスク〜」、昨日の「クローズアップ現代」のテーマです。 薬が多いことの問題は、理解できます。しかし「残薬」がリスクとは、誤解を招く表現です。 残薬(=薬を飲み残すこと)は結果であり、問題の原因では... -
腹腔鏡手術問題
東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院は、「特定機能病院」の承認が取り消されるようです。 女子医大の取り消し理由は、昨年の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1005.html" target="_blank"... -
病児・病後児保育連絡票
いわゆる紹介状(診療情報提供書)には、診療報酬が250点ほど算定できます。これが診療情報提供料です。 ただし、紹介状を書いて報酬を得る(お金を取る)からには、守るべきルールがあります。 (1)診療に基づいていること(ちゃんと診察してから紹介状... -
使用上の注意の改訂
医薬品には「使用上の注意」という重要な情報が、「添付文書」に記載されています。 市販後に報告された副作用などの情報が、随時盛り込まれるので、たびたび改訂されます。 改訂されるたびに医薬品メーカーは、「使用上の注意改訂のお知らせ」という文書... -
正確な発言と記述を
医療の現場では、医師は全面的に信頼されているのであり、その信頼に応えるのが医師の義務です。 そのために医師がなすべきことは、診療が正しく誠実であるか、ということに尽きると思います。 長年の経験と豊富な知識に裏打ちされた、真摯な態度、的確な... -
手先の器用さと外科医
手先は器用だったはずなのに、細かい手作業をしようとすると、手よりも視力が追いつかなくなりました。 勤務医(外科医)時代には、「器用じゃないと、手術はできないんでしょう?」と、よく言われたものです。 「まあそうですかね」と答えたあとで、「器...