「修行」としての海外旅行

『沸騰ワード10』というTV番組で時々、風間俊介さんの「ステータス修行」の様子が放送されてますね。

ここで「修行」とは、航空会社の「ステータスポイント」を貯めるためだけに、やたら飛行機に乗ることです。

今回(2/28放送分)は、シンガポールやサンフランシスコに行ってすぐ戻るという、修行の旅でした。

私もよく、海外に行ってすぐ戻るような<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4597.html" target="_blank" title="「弾丸旅行」">「弾丸旅行」</a>をしていますが、それは長期間休みが取れないからです。

誤解している方もいらっしゃるので、今回は風間くんと私の違い(風貌等ではなく)をご説明します。

航空会社の「ステータス」は、飛行機に乗った距離などから算出されたポイントを稼ぐことで獲得できます。

ポイントと「マイル」を混同している方がいますが、別物です。ポイントは、搭乗しなければ得られません。

一方でマイルは、搭乗だけでなく、提携クレジットカードで買い物したときなどにも貯まります。

つまりステータスは、その航空会社の便に実際にたくさん乗った「上顧客」の証なのです。

ただしステータスポイントは、金銭を支払って搭乗(=有償搭乗)した場合にしか獲得できません。

私の海外旅行は最近すべて、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4849.html" target="_blank" title="マイルを使った「特典航空券」">マイルを使った「特典航空券」</a>による搭乗なので、ポイントは付きません。

その意味で私の場合は、ステータスを取るために海外旅行するという風間くんの修行とは異なります。

ただし、海外に行って、ざっと見て、食べて、泊まらずにすぐ帰るのは同じ。体力的には修行でしょうね。

今年もまた、弾丸旅行を計画中です(予告)。

充電は中くらいなりおらが車

先日のNHK『クローズアップ現代』が、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4898.html" target="_blank" title="リチウムイオン電池の発火問題を取り上げていた件">リチウムイオン電池の発火問題を取り上げていた件</a>の続きです。

番組を見ていて気になったのは、出演していた専門家が「充電しながらの使用は控えるように」と言ったこと。

これを聞いて、ああ、充電しながら通話することあるもんねぇ、気を付けよう、と思ったら、そうじゃない。

「できれば(電源を)オフにしてから充電してください」だと。

それはちょっと、スマホでは現実的じゃないですね。充電中に通話ができなくなるのは困ります。

夜中には充電器の上に置いてる方も多いと思いますが(私もそう)、夜中の緊急電話に対応できなくなります。

幸い最近のスマホは、過充電を防ぐ機能があります。私のiPhone15は充電上限を80%に設定しています。

ただし古いiPhoneでは、そこまでの細かい充電設定ができません。過充電には常に注意が必要です。

iPhoneはともかく、モバイルバッテリーの信頼性には少々不安があるので、電源差しっぱは絶対ダメですね。

日常的に使われる大きな容量のリチウムイオン電池と言えば、電気自動車(EV)のバッテリーでしょう。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4837.html" target="_blank" title="年末にも書いた">年末にも書いた</a>ように、私の愛車のバッテリーにリコールが来ました。満充電すると発火する恐れがあると。

じゃあバッテリーを交換するのかと思ったら、基板を改修して80%以上に充電できなくしてしまうとか。

なんじゃそりゃ、ですよ。姑息な姑息術じゃないですか。もっと抜本的な解決をしてくださいよ。

修理の順番待の間、とりあえず自主的に、充電量は絶対安全そうな40〜60%程度を維持しているところです。

おかげで私の車は、航続距離がひどく短くなってしまいました。しかもお尻の下に不安を抱えて走っています。

ともかく今は、バッテリーにできるだけ衝撃を与えないよう、これまで以上に安全運転を心がけております。

「デッドヘッド」のCAさん

ハリウッド映画などを見ていると、旅客機にこっそり乗務している「航空保安官」が出てきますね。

拳銃を特別に所持しているので、ハイジャックが起きた時なんかに、機内でドンパチが始まることがあります。

そういう警官は、日本の航空機には乗っていないんですかね。少なくとも見た目にはわかりません。

乗務ではなく移動のために搭乗しているCAさんなら、たまに見かけますね。たいてい後ろの方に乗ってます。

そういうのを「デッドヘッド」といいます。頭数に数えないという意味で「デッド」です。

縁起でもない通称なので、少なくとも日本で「死頭」と訳されて使われることはないみたいですね。

デッドヘッドのCAさんたちは、制服は着ていますが、基本的には通常の機内サービスは何もやりません。

ただし緊急事態等では、仕事をすることになります。個人の判断ではなく、そういうルールになっています。

今日私が乗った那覇行きの往路便にも、デッドヘッドのCAさんが数名いました。

一般の乗客の搭乗の終わり頃に、全員がまとまって乗り込んできました。普通の制服姿です。

何かコトが起きれば、たとえば保安要員にもなるので、普段着というわけにはいかないのでしょうね。

デッドヘッドの方々はみな、乗務ではないので愛想は良くなく、まるで乗客のようにスンッとしていました。

ところが復路便でのこと。先ほどのCAさんたちがこんどは客室に乗務していたのです。みな満面の笑顔です。

「今朝もお見かけしましたね。日帰りなんですね」と声をかけられました。さすが、切り替えてますねぇ。

悪天候による空の便の乱れ

この冬最強の寒波が襲来、と2週間前に書いたのに、今週もっと最強の寒波が来るというじゃないですか。

まるで、前回のは前震で今回のが本震です、と言われてるみたいな感じです。

大雪や豪雨や台風などによって、空の便は容易に乱れます。

かつて私は、台風の影響で国際線に間に合わず、やっと確保した振替便にも間に合わなかったことがあります。

そんな、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2897.html" target="_blank" title="涙なしには語れない目">涙なしには語れない目</a>に遭ったことがあるので、搭乗予定便の運航の見通しはいつも気にしています。

ある便が遅れると、その機材を使う次の便も遅れ、以後、玉突き状に次々と遅延の輪が広がります。

大阪・伊丹や福岡のように門限が厳しい空港の発着便は、遅延が欠航に繋がってしまうこともよくあります。

明日は所用で那覇に日帰りします。その往路のANA1878便がちゃんと飛びそうか、もちろん確認済みです。

熊本を11時台に出発するその便には、その40分前に大阪・伊丹から飛んできた機材が使われます。

そしてそのBoeing 737は、じつは早朝7時台に熊本を出発して伊丹に飛んだ機材です。

つまり、朝いちばんに熊本から伊丹を往復した機材が、いつもその後で那覇に飛んでいるわけです。

さらにそのB737は、前夜伊丹から最終便で熊本に飛んできたものです。

なので、明日の那覇便が無事飛ぶかどうかは、今夜の伊丹便が熊本に到着しているかを見れば予測できます。

そしていま確認したら、そのANA529便は、さきほどほぼ定刻で熊本に到着していました。良かった。

こんな風に、あれこれ調べて余計な心配をするのも、航空旅行の楽しみのひとつなのです。

飛んでイスタンブール

ANAの「羽田–イスタンブール便」が開設され、初便が今朝8時過ぎに羽田を発ちました。

12月の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4814.html" target="_blank" title="ミラノ便">ミラノ便</a>、先月の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4873.html" target="_blank" title="ストックホルム便">ストックホルム便</a>に続く、ANA国際線の3つ目の新路線です。

往路(NH219便)は、飛行時間12時間40分、日本時間で21時5分にイスタンブール空港に到着したようです。

機材はB787−8 Dreamliner (JA813A)。184席の仕様で乗客は158人。初便にしては微妙な搭乗率ですかね。

この機材の折り返し(NH220)が復路の初便となり、日本時間で今夜0時10分に飛び立つことになります。

パラダイス山元氏ら「初便マニア」が何人も、いまイスタンブール空港にいるはずです。

彼らはたいてい往復の初便に搭乗するので、現地滞在時間はわずかに3時間の「タッチ」となります。

イスタンブール観光などしているヒマはありません。「初便タッチ」は、マニアには得がたい体験なのです。

初便の出発前には空港でセレモニーが行われ、社長挨拶のほかゲストが招かれ、記念品を配ったりもします。

この記念品がまた、マニア垂涎のレアグッズなんですよね。そのうちメルカリあたりに出品されるのでしょう。

ミラノ便の時のゲストはジローラモさんで、ストックホルム便ではスウェーデン出身のLiLiCoさんでした。

さて今回、皆が期待していたゲストは庄野真代さんでしたが・・・残念ながら招かれなかったようです。

(追記)庄野真代さんも、初便に搭乗していたことが判明。週末からイスタンブールで催しがあるのだとか。

航空便の掲示板

空港に行くと、目立つところに巨大な電子掲示板(デジタルサイネージ)があって、航空便を一覧できます。

たいていは左から、時刻・航空会社・便名・行き先・ターミナル・ゲート・備考、などの情報が出ています。

国内線だと、ターミナルは省かれているかわりに、空席の有無や検査場の場所が表示されていたりします。

表示は刻々と更新され、昔は「パタパタ」で趣がありましたが、いまはほとんどがデジタルで味気ないですね。

2年前に、羽田空港第2ターミナルの大型掲示板が「いったん」撤去されてしまうという「事件」が起きました。

利用者はスマホで見られるから掲示板は必要ない、というANAの言い分は、およそ納得しかねるものでした。

たとえ空港に着く前にスマホでチェックしていても、ターミナルに着いたらまた、確認したくなるものです。

両手がふさがっていても、アプリを立ち上げなくても、掲示板ならちょいと見上げるだけで済むのです。

おまけに、自分が乗る便の情報が得られるだけでなく、どこか遠くへ行く他社の便名や地名まで目に入ります。

それよって旅情がかき立てられ、いま自分が空港という非日常空間に居る高揚感に包まれるのです。

まったく何てコトしてくれたんだANA、と思っていたら、昨年、掲示板が復活しました。そりゃそうでしょう。

解像度が高く明るくなったので、見やすいだけじゃなく情報量も増えて快適です。

で、本題はココから(今からかよ)。実は自宅の書斎にも最近、航空便の掲示板を「設置」してるんですね〜。

ホワイトボードにマグネットで、今後乗る予定便の日付や便名や行き先や時刻などをずらっと掲示しています。

出発地・到着地や、航空会社のロゴをカラー印刷してマグネットに貼るという凝った造りで、悦に入ってます。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3138.html" target="_blank" title="「手段が目的化したものを趣味という」">「手段が目的化したものを趣味という」</a>という理屈で言うなら、いまはこの掲示板作りが趣味でしょうか。

ドラレコで身を守る

「ドライブレコーダー」の映像が交通事故の原因究明に役立つであろうことを、身をもって体験しました。

今朝、通勤中のこと。交差点で赤信号を無視した暴走車に、側面から激突されそうになったのです。

私は交差点内で急ブレーキをかけ、目の前を右からやって来たその車を、左に受け流すことができました。

対向車も同様に交差点内で急停車したので、その違反車に接触することはありませんでした。

おそらく両方の車のドラレコに、その一部始終が録画されていたはずです。

もしもどちらかがその暴走車と衝突すれば、その瞬間の映像を記録することになったでしょう。

難を逃れましたが衝撃的だったので、そのドラレコの映像をiPhoneにダウンロードしてみました。

そしてさらにエアドロしてMacで見てみましたが、あらためて、危機一髪だったことを再認識しました。

考えてみると、自分の車のドラレコ映像をきちんと再生して見たのは、これが初めてかもしれません。

まだ薄暗かった曇天の早朝でしたが、映像はけっこう鮮明で、しかも広範囲に後ろも前も撮影されています。

よく見ると、隅の方に時刻と位置と速度がリアルタイムで表示されています。

相手の車に全面的に非がある事故でも、こちらの速度によって過失割合が左右されることになるのでしょう。

ドラレコ映像で身を守るためには、自分が常に遵法運転をしていなければならないというわけです。

「羽田–ストックホルム便」就航

ANAの「羽田–ストックホルム便」が開設されました。

JALは、北欧ではフィンランド(ヘルシンキ)便が就航していますが、スウェーデンには飛んでいません。

一方でANAにとっては、北欧便自体が初めてです。

コロナ禍で約5年遅れの就航となり、航空旅行ファンは今日の日を待ちわびていました。まずは週3往復から。

熱烈なANAファンなら、初便 (NH221)で行って初便 (NH222)で帰る「初便タッチ」を敢行するのでしょう。

パラダイス山元氏も当然、現在そのタッチ中のようで、今朝のClubhouseでも実況中継していました。

往路は本日未明に羽田を発ち、ベーリング海峡からグリーンランド上空を飛ぶルート。飛行時間13時間10分。

復路は日本時間で今日の夕方出発し、南回りで今(22時半現在)カスピ海上空を北東に向かっているようです。

ウクライナとロシアを避けて黒海の南側に回り込んで飛ぶ迂回ルートは、いったいいつまで続くんでしょうね。

ANAは、先月はミラノ、来月12日にはイスタンブール便を開設するという、3カ月連続の開設ラッシュ。

欧州は8カ国(英・仏・伊・独・オーストリア・ベルギー・トルコ・スウェーデン)への就航となります。

ちなみにJALの欧州便は、英・仏・独・フィンランドの4カ国のみというのが意外ですね。

欧州は、まだ行ってない、でもいつか行きたい国や場所があまりにも多くて、もうどうしようかと思います。

往復するだけで2日近くかかるので、4,5日ぐらいの連休ではまともな「観光旅行」などできません。

どうせ行くなら2,3週間かけて回りたいし、それも一度や二度行ったぐらいじゃおさまりませんよね。

長期休暇が必要となると、仕事しているうちは諦めるしかないんでしょうか。

去年メキシコに行った時のような、とりあえず行ってすぐ戻る「敢行旅行」なら、いまでも可能ですけどね。

「熊本–セントレア」便がなくなる

ANAの「中部(セントレア)– 熊本」路線が、夏ダイヤ初日(3月30日)から運休することになりました。

そのかわり、「中部–札幌」と「中部–那覇」の2路線が、夏休みに増便するのだそうです。

つまり、そのような需要だということなのでしょう。こうなったら3月29日までに乗っておきたいですね。

私が名古屋に行く用事はほとんどありませんが、過去8年間で3度、セントレアを訪れたことがあります。

そのうち2回は、札幌から熊本に帰って来るときの、乗継空港として立ち寄ったものでした。

熊本–札幌を結ぶ直行便はないので、札幌に行くときや帰るときは、羽田かどこかで乗り継ぐことになります。

ANAには「バリュートランジット」と「スーパーバリュートランジット」という、割安の乗継運賃があります。

搭乗便や日付等によって異なりますが、安いときは熊本–札幌間が1万7千円ぐらいだったりします。

この運賃が適用される乗継空港は、いまは羽田と伊丹しかありませんが、以前はセントレアも選択できました。

札幌から熊本へ戻る場合は、なるべくセントレア経由を選び、空港でひつまぶしを食べるのが私は好きです。

たいてい札幌でラーメンか海鮮丼とソフトクリームを食べたばかりなのに、名古屋のひつまぶしは別腹です。

そして熊本の鰻屋で食べるよりも、やはりセントレアの「まるや本店」の方が格段に美味いんですよね。

利用頻度が少なくて中部のターミナルは馴染みがないのですが、4階のレストラン階だけは把握しています。

次に来たときは、みそかつを食べようと思っていますが、でも結局、ひつまぶすことになるんでしょうね。

検査は厳しいけど、抜けてる

熊本空港が新ターミナルになってから、保安検査場には最近の検査機器が導入されています。

スーツケースやバッグから、パソコンやスマホやバッテリーなどを取り出す必要はありません。

飲みかけのペットボトルも、そのままカバンに入れておいて構いません。ハサミやカッターはダメですよ。

腕時計は装着したままでOK。Apple Watchでもです。コートやジャケットやブーツは脱ぎます。

最近、検査場や搭乗口での搭乗券のQRコードの読み取りが、ANAとJALで共通の機器に一本化されました。

ANAで以前、保安検査前に出ていた黄色い紙も、搭乗口で出ていたピンクの紙も、もう出ません。

いやたしかに、あの紙は不要だとは前から思っていましたけど。

ところで、スマホや紙搭乗券のQRコードだけで保安検査も搭乗口も通過できるって、どうなんでしょう。

持ち物を厳しく保安検査して搭乗口でも改札してるのに、本人確認はしないわけです。なんか抜けてませんか。

国際線はパスポートチェックが入りますが、国内線はなりすまし搭乗ができてしまいます。ヤバくないですか。

他人になりすますだけでなく、協力者に自分の名前で搭乗させて、アリバイ工作に利用することもできます。

伊丹や那覇のように出発客と到着客が入り交じる空港を使えば、さらに面白いトリックができそうですね。

これは「航空ミステリー」ネタの宝庫じゃないですか。