この春の旅行計画はガタガタですが、不要不急なら自粛やむなし

大型連休も終わりましたが、この春に前々から旅行を計画していた人は、コロナのおかげで台無しですね。

とくに航空旅行は、かなり早めにチケットを購入することが多く、払い戻し作業におわれることになります。

どの航空会社も徹底的に減便しており、この時期までの予約の解約に対しては手数料をとっていないようです。

こんな時に不要不急の航空旅行などしようものなら、感染拡大を招く自己中の極悪人として叩かれかねません。

ところが、この連休中に沖縄に行く人が6万人もいると、カウント間違いもありますが、先日報じられました。

その後キャンセルも出ましたが、それでもまだ旅行する者がいるとして、メディアが批判していました。

例年、大型連休中には何十万人という観光客が沖縄を訪れるので、今年は十分に自粛気味なんですけどね。

「ポイントが2倍になるから」という理由で沖縄を訪れていた旅行者が、メディアに吊し上げらました。

人にはそれぞれ事情がありますが、もしも不要不急であるならば、この時期やはり自粛しなければなりません。

実は、自粛ムードが高まった3月後半になって、ANAやJALは搭乗による獲得ポイントを2倍に上げたのです。

ポイントがほしいマイレージ会員に、お得なキャンペーンを張って便宜を図ったつもりだったのでしょう。

それと同時に、会員の頑張りによって航空機利用者の減少を食い止めようという、浅はかな考えもあったはず。

しかしその考えは当たり、自粛ムードに反して旅行を強行する会員が、一定数現れてしまいました。

航空会社のポイントアップ戦略は、結果的に不要不急の航空旅行を助長することになったわけです。

かく言う私も、ポイント2倍にグッと来て5月に上京する計画を立てましたが、思い直してキャンセルしました。

蔓延地東京から熊本にコロナを持ち帰る危険は、医療従事者としては絶対に避けなければなりませんから。

航空業界も大変でしょうけど、利用者数を増やすキャンペーンは、コロナが終息してからにしましょうよ。

来年でも再来年でもいいですから、コロナ終息後にドカッと、オイシイ提案をお願いします。

羽田空港第2ターミナルに国際線が就航しましたが、寂しい状況です

羽田空港は今日から、国際線の発着枠が50便ほど増えました。東京五輪をにらんで計画されてきたものです。

増枠の半分の25便が国内航空会社の配分となり、ANAが13.5便、JALが11.5便の発着枠を獲得しました。

これに伴って、東京都心を低空で飛行する<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3048.html" target="_blank" title="新しいルート">新しいルート</a>の運用が始まった事は、前にも書きました。

飛行の安全や騒音問題等で賛否の分かれるルートですが、大幅に増便するためには必須だったといいます。

また、国内線専用ターミナルだった「第2ターミナル」で、国際線施設の供用が今日から始まりました。

旧国際線ターミナルは「第3ターミナル」と改名されました。ANAの国際線は2タミと3タミを使い分けます。

出発便は路線別にターミナルが固定され、到着便は便ごとにターミナルが決まるそうです。

ANAの35路線のうち21路線が2タミに移り、それらでは国内線から国際線への乗り継ぎ時間が短縮できます。

などと、空の旅を妄想しながら書いて来ましたが、新型コロナのおかげで、もう、全部台無しです。

大勢の人で賑わうはずの新ターミナルが、ひどく閑散とした寂しい門出だったようです。

新しい2タミから飛ぶはずの国際線21路線では、13便が運休し、初日の今日飛ぶ(飛んだ)のは8便のみ。

そのうち5便が今日の日中に出発しましたが、すべての便で乗客は50人以下だったようです。寂しいですね。

初便のヒューストン行き(212席)は乗客32名、次のジャカルタ行きは36人だったとか。泣けてきます。

昼に出発したシンガポール行き(246席)の乗客はなんと、たったの4人。乗員よりも少ないんじゃないの。

熊本の人間としては、乗り継ぎが楽な羽田発着の国際線の増枠にはずっと期待していました。

成田空港には「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2897.html" target="_blank" title="陸の孤島リスク">陸の孤島リスク</a>」という爆弾もありますからね。あれにはもう、懲りました。

とは言え、いまは海外旅行どころじゃないですね。ヘタをしたら海外や帰国後に2週間軟禁されてしまいます。

飛行機の中って、濃厚接触からは逃げようのない閉鎖空間ですよね

「私も見ました」「楽しみが増えました」「騒音は気にならないですね」「見てると仕事になりません」

といった投稿が、一部の飛行機等愛好家の間で楽しげに飛び交っています。

羽田空港の新しい飛行ルート運用を前に始まった、国内線旅客機を使っての試験飛行についてのコメントです。

国際線の発着回数を増やすために見直された新ルートですが、都心上空を飛ぶのは南風運用時の着陸経路です。

出発経路と交錯しないよう、新宿・渋谷・品川上空を通過して、直線的に羽田に向かいます。

ただ、ビルをかすめて飛ぶように見える機体、鳴り響くエンジン音はどうも、世間一般には不評のようですね。

でも飛行機好きにはたまらないのです。うるさくてもいいのです。むしろ狂喜乱舞なのです。

さらに搭乗する側からすれば、着陸前に海や千葉ではなく、都心を眺めつつ遊覧飛行をすることができます。

実は今日、所用で上京したところ、運良く私もその景色を見ることができました。その詳細はまた、後日。

武漢から退避する日本人を乗せたチャーター機の第4便が、今朝羽田に到着したようです。

サテライトターミナルへのバス乗り場は、閉鎖されていました。武漢便専用になっているのでしょうか。

熊本空港や羽田空港のGSさんも保安検査の人も、機内のCAさんも、みんな例外なくマスク着用でした。

乗客の方は、今朝の便で約7割、夜の便ではもう9割近いマスク率でした。近隣に咳の人がいなくて良かった。

できることなら機内入口や空港内の各所に、アルコール手指消毒液を配置してくれると助かるんですけどね。

保安検査場の、カバンやスマホや衣類を乗せるトレーの使い回しが、今日はいちばん気になりました。

熊本空港の滑走路付近に、うっかり自転車で侵入してしまった話

昨日熊本空港で私が撮った動画に、映り込んでしまったモノがあります。何でしょう。

1.ジバクレイ

2.フユウレイ

3.オスプレイ

ていうか、すでに昨日書いてしまったのでクイズにする意味ないのですが、大事なことなので2度書くのです。

日米共同訓練のために、オスプレイ4機が今月17日から陸上自衛隊<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1700.html" target="_blank" title="高遊原">高遊原</a>(たかゆうばる)分屯地に来ています。

陸自と米海兵隊、あわせて600人が、阿蘇山麓の大矢野原演習場や、霧島演習場で訓練しているようです。

霧島演習場では、演習場を敵に奪われた離島に見立て、人員輸送や射撃訓練をしているとのこと。

実際には起きてほしくはないですけど、たとえば尖閣諸島を中国に奪われたと想定した訓練と思われます。

遠く東シナ海まで飛んで行って、領土を奪還する。その作戦訓練をしているのは「陸上」自衛隊なんですね。

高遊原分屯地は熊本空港に隣接しており、実質的に空港と連続した施設です。

実はその分屯地に、私は以前、不本意ながら紛れ込んだ(侵入した?)ことがあります。しかも自転車で。

空港近隣をサイクリング中に、薄暗い森を抜けてみたら、滑走路西側の延長線上に出たのです。

なぜかフェンスの扉が開いており、ちょうどジョギングの男性が、その扉の部分から中へ走って行きました。

抜け道かと思い、私もチャリで入って行きました。で、気がつくと、目の前が滑走路の先端だったのです。

航空機が、私の頭をかすめるように飛んでいきます。これはエライところに来てしまったと直感しました。

慌ててその場を通り過ぎると、そこは分屯地のど真ん中。自衛隊員が大勢いて、私をジロジロ見ます。

正門から侵入すれば厳しく制止されたでしょうけど、なにしろ私は分屯地のいちばん奥から現れたのです。

誰か知らんけど、陸自の関係者が私服でサイクリングしとるんかな、ぐらいに思われたのかもしれません。

私は誰からもとがめられず、悠然と正門から出て行ったのでした。

熊本空港売店50倍

熊本空港(阿蘇くまもと空港)は、4月から<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2742.html" target="_blank" title="民営化">民営化</a>されます。

現在の国内線ターミナルビルは建て替えの為に4月6日に閉館し、翌日からは仮ターミナルで運営されます。

新ターミナルは2023年春に開業するとのことで、丸3年間、少々不便なことになりそうです。

仮ターミナルは現ターミナルの3分の1程度と、とても狭いようです。これが3年とは長いっすね。

その間、ボーディングブリッジも減るため、バスで移動して搭乗する「沖止め」が増えることになります。

まあこれは、飛行機好きにとっては、必ずしも悪い話じゃありません。機体を間近から見られますからね。

最近、羽田や伊丹や那覇や福岡など、主要空港のターミナルが次々に改修されて新しくなりつつあります。

これらは現存ビルを使いながらの工事なので、通路が狭くなったり動線が長くなったりという不便があります。

熊本空港はしかし、改修ではなく、完全に新ターミナルビルに建て替わると理解してよろしいのでしょうね。

新ターミナルでは、保安検査後の「制限区域」内の店舗面積が、現ターミナルの50倍になるとのこと。

どんだけ広大な商店街・飲食店街ができるのかと一瞬驚きますが、つまり、現状が狭すぎるってことでしょう。

なにしろ、4番搭乗口前のANAフェスタと、5番の向こうのBLUE SKYという、2つの売店だけですからね。

私は滅多にJALに乗らないので、BLUE SKYには行ったことがなく、店舗を見た記憶もはっきりしません。

少なくともANAの方は小さな売店です。ビールの販売はしていますが、オジサンたちは通路で立ち飲みです。

店舗面積が50倍になるといっても、まさか、売店が100店舗並ぶわけじゃないですよね。それも面白いけど。

いずれにしても、居心地の良い空港をお願いします。あと、名称は「阿蘇くまモン空港」でよろしく。

テヘランの航空機墜落

テヘランを離陸した直後のウクライナ国際航空機が、撃墜されて墜落しました。乗客乗員全員死亡です。

コトの詳細がどのように明らかになるのか、ならないのか、その後の国際情勢も大いに気になります。

イランだのゴーンだのメガンだの、今日見ていた報道番組では、海外の話題が盛りだくさんでした。

ただ、ゲストコメンテーターの畑中美樹氏の顔色の「薄さ」が気になって、番組の内容が入って来ません。

何年か前には、松崎しげるをしのぐほど日焼けした顔貌でテレビに登場して、ネットを騒がせた御仁ですから。

それはともかく、イランの墜落機やゴーン氏の搭乗機など、最近は航空機の航路が詳しく報じられています。

いつも画面に出てくるのは、「フライトレーダー24」という、旅客機の位置等がわかるアプリです。

私も愛用しています。自分が乗った飛行機の機体番号や飛行経路等の詳細を確認するためです。

飛行中の位置がリアルタイムでわかるので、自分の眼下に見える小島の名前もわかります。

遠くに見える機影が、どこからどこへ向かって飛んでいるのかを調べることもできます。

今回のウクライナ国際航空PS752便は、イランのテヘランからウクライナのキエフに向かっていました。

アプリを見てまず、キエフのスペルが「 Kyiv 」であることを知りました。勉強になります。

そしてキエフと言えば、ムソルグスキー作曲の『展覧会の絵』の最終曲『キエフの大門』を連想します。

よく耳にするのはラヴェル編曲版ですが、オリジナルのピアノ曲もなかなか良いし、冨田勲編曲版も好きです。

テヘランもキエフも、死ぬまでに一度は訪れたい都市ですが、優先順位的にはだいぶ後の方になりそうですね。

どちらの国も、とくにイランの古代ペルシャ遺跡や宮殿やモスクなど、写真で見るだけでも素晴らしい。

この文化遺産への攻撃を口にしたトランプ米大統領。政治家として論外。発言を撤回したとしても手遅れです。

免許証不携帯

ANAの機長が「免許証不携帯」だったため、乗務予定便が欠航するという不祥事が年末にありました。

羽田–福岡便の運航中に不携帯が発覚、次の福岡–伊丹便に乗務できず、乗員繰りもつかなかったようです。

最初の便に、免許証不携帯で乗務できた点も問題ですが、杓子定規に欠航にしたのもどうかと思います。

免許証を携帯していなくても、この機長の「本人確認」や「操縦資格」については、確認がとれたはず。

それなのに、単に法令を遵守させるために、大勢の乗客に多大なる迷惑をかける措置が選択されました。

免許制度も免許証の携帯も、すべては安全な運航のためであり、つまりは利用者のためです。

その目的を見失った国交省や航空会社の柔軟性のなさが、本末転倒な結果を招いたといえるでしょう。

自動車の運転免許証でも、その不携帯は道交法に違反するので、本来は運転ができません。

不携帯で事故でも起こした場合には論外ですが、検問で見つかった場合でも厳しい取り締まりを受けます。

もしもその時点から運転を禁じられた場合、車の移動をどうするかなど、なかなか面倒なことになります。

私には経験がありませんが、往来に支障を来さない場所までは、車を運転させてもらえるんでしょうかね。

そのようなことの無いように、私は以前は免許証を財布に入れて携行していました。

いまはそれがiPhoneのケースに変わりました。財布よりもスマホの方が忘れにくい持ち物だと思うからです。

この時代だから、運転免許証をスマホで提示できるように、デジタル免許証化したらいいのに。

スマホの生体認証を組み合わせれば、従来の免許証よりもよっぽど信頼できると思いますけどね。

デジタル運転免許証を登録したスマホが、スマートキーとして使えるようになると最高です。

盗難防止になるし、なにしろ免許証不携帯は絶対起きなくなりますから。

飲酒時間制限

ANAの客室乗務員(CA)から乗務前検査でアルコールが検出され、乗務交代のために4便に遅れが出ました。

乗務が年末年始態勢のため、乗員のやりくりが付けにくかったという不運も重なったようです。

パイロットではなくCAにも厳しい飲酒制限があるのは、CAがサービス係ではなく保安要員だからでしょう。

国交省規定では乗務前12時間の飲酒が禁止されていますが、ANAは更に独自の強化規定を設けています。

それもこれも、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2437.html" target="_blank" title="過去の不祥事">過去の不祥事</a>(おもにパイロットによる飲酒・酒気帯び案件)への反省によるものです。

反省はしばしば過度に厳しい規定に向かうもので、ANAは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2664.html" target="_blank" title="乗務前24時間以内の飲酒を制限">乗務前24時間以内の飲酒を制限</a>してしまいました。

24時間とはだいぶ厳しい。乗務と乗務のインターバルがかなり長くないと、酒が飲めないことになります。

そもそも、飲酒の何時間後までアルコールが乗務に影響するのかは、飲酒量や体質によって異なるはずです。

なので単純に時間で規定するよりは、実際のアルコール検査の方を重視すべきだと思いたくはなります。

ただ残念ながら今回の女性CAは、前夜9時半まで飲酒し、翌朝6時半のアルコール検査で引っかかっています。

乗務の24時間前どころか9時間前まで飲んでいたわけで、これは弁解の余地なしでしょう。

友人と飲食店で焼酎を2杯飲んだとか。誘惑に負けたのか、自分のアルコール処理能力を過信していたのか。

比較するのもナンですが、外科医が手術前12時間とか24時間以内の飲酒を制限されたらどうなることか。

ほぼ毎日手術しているような医師は、長期休暇でも取らない限り、ずっと断酒する羽目になりますね。

パイロットで飲酒制限時間の規定が成り立つのは、乗務と乗務の間の休憩時間が確保されているからです。

米連邦航空局(FAA)の規定では、1週間につき連続30時間の休息が必要とされています。

これならば最低でも週に1回、6時間ほどは飲酒できるという計算になります。

翻って外科医には、現時点では勤務間インターバルの規定がなく、しかしながら飲酒制限規定もありません。

自己責任で飲み、運悪く緊急手術にでも呼び出されたら、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1865.html" target="_blank" title="酒気帯びで手術">酒気帯びで手術</a>をすることになります。

もしも厳しい飲酒時間制限が課されたら、外科医は下戸ばかりになるでしょうね。

飛行機のエンジン発火

福岡発羽田行きのANA機が、エンジントラブルで引き返し、緊急着陸する重大インシデントがありました。

動画で見ると右のエンジンが火を噴いています。地上からも聞こえるほどの、大きな爆発音?がしたとのこと。

乗客、とくにそのエンジンが機窓から見える位置の座席にいた人は、生きた心地がしなかったでしょう。

機長はアナウンスで現状を説明し、右エンジンを停止して左エンジンだけで福岡空港に引き返すと告げました。

さらに「驚かせてしまって申し訳ございませんでした」と、乗客に謝罪しました。

「驚かせてしまった」という表現で事態を矮小化し、乗客を安心させようという機長の配慮を感じます。

たとえ命に関わるかもしれない航空機のトラブルでも、乗客にパニックを起こさせないことが乗員の務めです。

そのアナウンスが奏功したのか、乗客はみな落ち着いており、けが人もいなかったとのこと。

搭乗機の重大トラブルに遭遇したことはありませんが、20年以上前に「ゴーアラウンド」の経験があります。

記憶が曖昧ですが、中部国際空港(セントレア)ができる前の、「名古屋空港」だったと思います。

地上が真横に見えるような、まさに着陸する寸前になって、突然飛行機が推力を増して上昇に転じました。

何のアナウンスもなく、乗客のざわつきもなく、むしろ機内は気味の悪いほど静まりかえっていました。

私は恐怖を感じる以前に、何が起きたのかがわからず、遠ざかる地上を機窓から眺めていました。

飛行機は上空を旋回した後に、高度を下げて普通に着陸。乗客はみな、何食わぬ顔で降りていきました。

こういうのが「正常性バイアス」なのか。たぶん私の表情も、他人から見れば平然としていたのでしょう。

当時としては、沈黙を貫いて事を荒立てないのが、乗員の正しい対処法だったのかもしれません。

でも今のように、早め早めによく説明した上で、乗客を安心させる方が良いに決まっています。

航空便欠航の補償

ANAから今日になって連絡があり、4万円振り込むので口座番号を教えてほしいとのこと。

9月の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2901.html" target="_blank" title="ホノルル便の欠航騒動">ホノルル便の欠航騒動</a>の時に、私が負担した交通費等を補償するもの(2人分)です。

どうやら、タクシー代やホテル代の領収書などは不要で、一律一人2万円の補償となるようです。

もっとも、あの日私はタクシー代だけで5万円以上を費やしたことを考えれば、まだ不十分ですけどね。

航空便の欠航や遅延に伴う、交通費や宿泊費への補償の有無は、一般には欠航等の原因によりけりです。

いちばん多い、悪天候が原因の欠航では、航空券代の払戻はありますが、交通費等の補償はありません。

しかし、機材の故障など、航空会社に原因がある場合には、欠航や遅延に対して一定の補償があります。

今回の欠航は、台風による地上交通の麻痺によって、乗員が成田空港にたどり着けなかったのが原因でした。

大元の原因は悪天候ですが直接的には「乗員繰り」によるものであり、ANAの落ち度だったというわけです。

そのような良心的な解釈をしていただいて助かります。

当時台風は通過後だったので、成田空港への着陸には支障はないものの、出発だけが滞るという状況でした。

おかげで成田に利用客が溢れかえってしまい、「成田難民」だと報じられる事態に至ったわけです。

聞くところによると、乗員を移送するめに「羽田–成田」間に臨時便が飛んだそうですね。

でもそんな裏技があるのなら、利用客のために「羽田–成田便」や「成田–羽田便」も飛ばしてほしかった。

まとまった人数を乗せて飛ばせば、一人2万円支払うよりも安上がりなんじゃないですかね。