「ゼブラゾーン」を走る

道路の「ゼブラゾーン(導流帯)」は、車両の通行を誘導して交通事故を防ぐための、一種の「緩衝帯」です。

ゾーン内を走るのは違法ではありませんが、なるべく入らない方がよいといわれます。

しかし私は、むしろ日頃はなるべくゼブラゾーンを走行するようにしています。理由はひとつ。

周囲を走っている車のドライバーが、みな安全に徹して慎重に運転しているという保証が無いからです。

たとえば右折するとき、私は早めにウインカーを出して、ゼブラゾーンが始まったらすぐその上を走ります。

重要なことは、後続車よりも先にゼブラゾーンに乗ることです。

あとは、左から車線変更してくる車がないか、左車線の車の挙動に十分に注意して、慎重にゆっくり走ります。

とくにゼブラゾーン終了地点付近では車線変更車の出現が予想されるので、徐行に近いスピードで進みます。

もしも右折レーンに入ってくる車があれば、私の前に安全に割り込ませます。

なぜそうするかと言うと、逆の立場を考えるからです。

ゼブラゾーンを過ぎて車線変更すると、すでにゼブラゾーンを走行中の直進車に追突されるリスクがあります。

私はもちろん気をつけて右車線を確認しますが、ゼブラゾーン上の車が安全運転をしているとは限りません。

その車が、自分の方が優先だと考えて私を割り込ませない可能性があり、私が徐行か停止する羽目になります。

しかし私の車線は直進車線です。交差点手前でいきなり徐行・停車したら、後続車に追突されかねません。

「だろう運転ではなく、かもしれない運転をせよ」とよく言うじゃないですか。

周囲の車がみな、無謀運転をしているかもしれないと疑うなら、ゼブラゾーンには真っ先に入るべきなのです。

バスのカードリーダーの場所がわかりにくい

めったに街に出ない私ですが、一昨日(憲法記念日)は久しぶりに、しかも初めてバスで出かけました。

熊本市のバス路線網のひどさはよく耳にします。でも、郊外から街に出る目的ならまったく問題無いですね。

慣れないバスなので、ネットでバス停と祝日用の時刻表を確認。それから料金の支払い方法を学習しました。

発車時刻は16:00、クレカのタッチ決済でOK。Suicaはダメですからね。それは知ってます。

最寄りのバス停まで歩いて10分かかりそうな距離なので、15分前に家を出て、のんびりと近所を歩きました。

日頃は車で一瞬で通り過ぎている道の、なんと長いことか。でも空気が気持ちよくて爽快でした。

ところが、バス停に着いて時刻表を念のため見てみると、なんと、次に来るのは16:32と書いてある。

さ〜て、考えられるのは、サイトで時刻を見間違えた、平日用を見ていた、バス停を間違えた、の3本です。

慌てて産交バスのサイトで確認しましたが、16:00で間違いなさそう。じゃあ、バス停の時刻表が古いのか。

果たして16時になってもバスは来ません。5分ほど待ってみよう。16:05になっても来ない。やばい。変な汗。

タクシー会社を検索。電話してつながったちょうどその時、バスが来るのです。世の中そういうものです。

クレカを手にして乗車口のステップを上がるわけですが、「カードリーダー」の場所が分かりにくいですねぇ。

だって、「アンテナマーク付きの枠」が、なぜか3つ並んでるんです。「ほんものはどれだ(土居まさる)」。

最初タッチした場所では反応がなくて少々あたふたしてしまい、バス素人であることが露呈したのでした。

機内で携帯電話が発火

飛行機内で乗客が持っていた携帯電話が発火した、というニュースはとても気になります。

・それはiPhoneなのか、それ以外ならどこのスマホか、もしくはスマホ以外の携帯電話か

・充電しながら使っていたのか、充電せずに使っていたのか、そもそも使用中ですらなかったのか

羽田に緊急着陸したハワイアン航空HA457便は、引き返しや目的地変更ではなく、もともと羽田行きでした。

その様子を「flightradar24」で検証してみました。こういうのが好きなのです。

機材はAirbus A332。定刻19:25のことろを18:42に、羽田では最長のC滑走路に北向きに着陸しています。

当時の羽田は南風運用(南向き着陸)中でしたが、都心を回り込むのを避け、時間を短縮したのでしょう。

その着陸3分前から、羽田からの他機の離着陸はすべて止まっています。万一の事故に備えたわけですね。

そしてHA457が無事着陸した3分後から、堰を切ったように他機の離着陸が始まりました。

機内では、発火した携帯を「防火かばん」に入れて消火したようです。迅速な処置でケガ人も出ませんでした。

なにしろ先日の、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4917.html" target="_blank" title="韓国の大事故">韓国の大事故</a>がありますからね。延焼でもしたものなら機内パニックになるところでした。

にしても気になるのは、その「携帯電話」の機種と使用状況ですね。

これがスマホで、しかも充電中どころか使用中ですらなかったとしたら、これは大問題です。

機内モードにしても、スリープ中でも、常時なにか稼働しているのがスマホですからね。

まさか今後、フライト中は機内モードではなく電源オフが義務化されたりしないでしょうね。

もしもそうなると、機内Wi-Fiどころか、動画鑑賞も音楽も写真撮影も全部ダメじゃないですか。それは辛い。

「動く歩道」を使わず歩く

埼玉県羽生(はにゅう)市に家を建てた息子家族のところへ、日帰りで行って来ました。

新居は想像を超えて格好良く、孫たちもますます可愛かったのですが、今日ここで書くのはその道中の話。

慣れない場所に行くとき私はいつも、「NAVITIME」というサイトで交通機関の乗換えなどを検索しています。

羽田から羽生駅までいくルートは、時間帯によってもさまざまありますが、乗換え回数は2〜4回。

1回か2回ならともかく4回ともなると、しかも時間的な制約があると、田舎の人間にはハードル高いですね。

今日も、ホームに着いたらすぐ降りて、隣のホームの急行に乗り換える局面がありました。失敗しました。

10秒程度しか余裕がなく、本当にその電車で合ってるのか確認する暇がない。慣れの問題なんでしょうけどね。

また今日は、電車が遅れていることに気付かず、予定通りの時間に押上駅で降りたつもりが浅草駅でした。

浅草で地上に出たおかげで、スカイツリーと雷門を見ることができました。人間万事塞翁が馬です。

飛行機の話も書きましょう。今日の復路便(ANA649便)は、羽田空港の48番ゲートからの出発でした。

このゲートは旧サテライトにありましたが、2タミ本体と陸続きになり、バスではなく全部歩くので遠いです。

ラウンジを出て案内表示を見上げると「47番搭乗口まで960m」だと。48番はその隣。ほぼ同じ距離か。

ちょっと萎える距離ですが、逆に私はやる気が出てきました。よし、動く歩道は使わず、全部歩こう。

新ゲート付近は見晴らしが良く、歩くのは健康的。ほぼ駅と空港内だけで、今日は10,333歩も歩きました。

飛行機ではいつも「窓際族」

飛行機では、旅行慣れした人やビジネスマンは、乗り降りの楽な通路側の座席を選ぶかもしれません。

でも私は、できるだけ窓側の席を選びます。そもちろん第一には、機窓の景色を眺めたいからです。

あるいは、パソコンの画面を隣からジロジロ見られたくなくて、画面をちょっと窓側に向けたいからです。

さらにもうひとつ、隣の乗客がトイレに立つ時、自分の膝の前を通られるのもイヤですね。

飛行時間の長い国際線の場合は、人によって考え方が分かれます。

(1)窓側派:自分が寝ている時、隣の乗客がトイレに立つために起こされるのがイヤ

(2)通路側派:自分がトイレに立つために、寝ている隣の乗客を起こしたくない

もちろん理想的には、自分の席が「窓側かつ通路側」であるような、上級クラスのシートに座りたいものです。

さて航空券を予約するとき、どの座席が空席かを示す「シートマップ」が予約画面に出てきますね。

ANAのサイトの場合、国際線だと、予約前にマップを見られるので、窓側が取れるかどうかが確かめられます。

ところが国内線では、予約後でなければマップが見られず、ありゃ窓側があいてない、なんてことになります。

もちろん、決済前にはマップを確認できるので、座席が不満なら解約して別便を予約することは可能です。

とは言え、それもまた不便。何度も解約して別便の予約を取り直すことも、時々ありました。

ところが5月29日からは、ANAのサイトが刷新され、国内線でも予約前の空席照会ができるようになるとか。

どうしてこれまでそれができなかったのか不思議ですが、ともかく、私のような「窓際族」には朗報です。

「米国車が日本で売れてない」

トランプ大統領は、日米の貿易不均衡を訴える中でしばしば、「米国車が日本で売れてない」と言います。

申し訳ないけど、米国車が日本で売れないのは、米国車に魅力が無いからですよ。単純な話です。

偏見かもしれませんが、アメ車って昔から「大味」で「乱暴」なイメージがあるんですよね。

例外的に、テスラは最近よく見かけるようになりました。

しかし性能はともかく安全性に不安があるし、なによりそののっぺりしたデザインを私は好きになれません。

車を選ぶ基準が、価格、性能、品質、デザイン、サービス、だとすれば、米国車に優位性は何もありません。

サイズが大きすぎるとか、ガソリン食うとか、そういう問題じゃなく、ただ欲しいと思わないのです。

日本車はすべてにおいて合格点。ただし性能とデザインをとくに重視するなら、ドイツ車の魅力も捨てがたい。

「ドイツの車はいっぱい走っている」と、石破首相が皮肉を込めて語りましたが、まさにその通りです。

一方でiPhoneは、米国以外で圧倒的に国内シェアが高いのは日本です。

性能、品質が良くて、デザインが気に入ったら、価格が高くても買うのです。日本人はそういう人種なのです。

日本人がスマホでiPhoneを選ぶように、車もドイツ車なら買うんです。

だからトランプさん、米国が本気で良いモノを作れば、ほっといても日本人は買いますって。

ANAの特典航空券制度改定

ANAの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4217.html" target="_blank" title="「特典航空券」">「特典航空券」</a>に関する制度が変わります。すみません。興味が無い方にはつまらないテーマです。

特典航空券というのは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4849.html" target="_blank" title="「マイル」">「マイル」</a>を航空券に「お得なレートで」換えられる仕組みです。

路線やシーズンにもよりますが、通常の航空運賃と比べると、1万マイルが数万〜十数万円の価値になります。

エコノミークラスはもちろんビジネスクラスでも、かなりの「お値打ちマイル」で取得可能圏内となるのです。

実際に私は、近年の海外旅行は全部、先月のシドニーも昨年のシンガポールもメキシコも、特典航空券でした。

今後計画する海外旅行も、すべて特典航空券で予約するつもりです(実は一部はすでに発券済です)。

ただし特典航空券というのは、良いことばかりではありません。デメリットを列挙してみると、

(1)なかなか予約が取れない:1便当たりの特典枠が少ないんですね。特典では航空会社が儲かりませんから。

(2)マイルを失う上に、燃油サーチャージなどを支払う必要がある:燃油サーチャージがけっこう高いです。

(3)ANAの場合、往復でしか特典予約ができない:往路・復路ともに予約枠が空いてなければ空席待ち扱い。

6月24日予約・発券分から、路線とシーズン毎の必要マイル数が引き上げられます。これは「改悪」です。

しかし一方で、片道の特典航空券が取れるようになります。これは朗報です。とても嬉しい「改善」です。

これによって、往路と復路をそれぞれ別々に予約できるので、これまでよりも柔軟に計画が立てられます。

そんなわけで今後も、時々ヘンテコな海外旅行をしますけど、どうか生暖かい目でお見守りください。

万博特別塗装機

大阪・関西万博の開幕を記念して、JALとがANAが、それぞれ特別塗装機を運航しています。

JALは、エンブラエル190の「JALミャクミャクJET」が、2023年11月からJ-AIRによって運航されています。

さらに今年6月から8月頃までは2号機が、こんどはBoeing 787-8で国際線を飛ぶ予定です。

機体の前方左右にミャクミャクが描かれ、赤と青と灰色のドットや目玉っぽいのがちりばめられています。

ミャクミャクって、どうしてこんなキモいデザインにしたの、と最初は思っていましたが、もう慣れましたね。

ANAは、Boeing 737-800の「EXPO2025 ANA JET」(JA58AN)が、昨年12月から運航されています。

ミャクミャクにも使われている赤・青・灰色のラインが、機体全体に流れるように描かれています。

それがハミガキの「アクアフレッシュ」のパッケージに酷似していることが、ひところ話題になりました。

ただしこの機体には、ミャクミャクキャラ自体は描かれていません。権利関係なのかデザインを重視したのか。

たしかに、スッキリした流線型のラインにキモいミャクミャクは似合いませんね。

EXPO2025 ANA JETの初便(羽田–関西便)では、搭乗口で乗客にアクアフレッシュが配られたそうです。

これはまさに、デザインが似てるという前評判を逆手に取った、一種のお遊びでしょうね。なかなかよろしい。

万博特別塗装だけに、宣伝のためか全国各地を飛び回っています。熊本に最後に来たのは3月22日でした。

いつどこを飛ぶかは決まっていませんが、もしも夜の伊丹–熊本(ANA529)便で使われたら、チャンスです。

なぜならその夜機材はは熊本に泊まり、翌朝の熊本–伊丹(ANA522)便で使われることが確定するからです。

つまり、見学&撮影(なんなら搭乗)したければ、毎晩529便の使用機材を監視すればいいことになります。

とりあえず今夜は違う機材でした。できれば休前日の夜に飛んできてくれると助かります。

世界をワクワクでつなげよう

全国の企業で、今日は入社式が行われたようです。新入社員の皆さんの、はつらつとした表情がいいですね。

ANAホールディングスの入社式は、羽田空港の格納庫で行われました。新入社員はコロナ禍後最大の3,104人。

その記念写真を見ると、社員らはみな、青い細長いタオルを両手で広げています。

そこには、ANAのロゴのほかに、「UNITING the WORLD in WONDER」と書かれています。

プロモーションビデオの内容から察するに、「世界をワクワクでつなげよう」といった意味なのでしょう。

コロナ禍直前の2019年の新入社員数は、3,463人でした。その意味では今年は「まだまだ」なんですね。

その年のタオルには、「The future starts today !!」とあります。

その気持ちはわかります。5月のホノルル行き「フライングホヌ」就航を控え、ANAは活気づいていました。

私もその年の9月に、真新しいホヌに乗りました。もはや国際線もANAの時代かと思えました。

しかし翌2020年。コロナが襲来しました。他業種もそうですが、とくに航空業界には大打撃を受けました。

3,686人の入社は決まっていましたが、入社式は中止されました。

翌2021年からの2年間は、毎年数百人程度の採用に留められ、入社式は中止のままでした。

入社式が再開されたのは2023年。コロナの波は続きますが、なんとなく先が見えた気がしてきた頃ですね。

その年のタオルには「Hope for tomorrow !!」。疫禍から抜け出し、希望を見いだそうという思いでしょう。

たぶん来年は、過去最大規模の採用人数となることでしょう。ワクワクするのは社員だけじゃないですよ。

天草エアライン全便欠航中

天草エアラインが、3月26日まで全便欠航中です。運航中の機材が落雷を受けたためです。

航空機が落雷を受けると、損傷箇所の確認や修理が必要になります。

6年前、私が搭乗する予定のANAの機材の到着便が落雷を受け、出発が大幅に遅れたことがありました。

熊本空港で修理が行われ、2時間遅れの22時20分にやっと出発。羽田到着は0時46分と午前様になりました。

天草エアラインが所有する機材は、ATR42-600型機「みぞか号」1機のみ。

それがたまたま定期整備のために、3/14から日本エアコミューター(JAC)の同型機を借りていたのでした。

その借り物が損傷して修理が必要になったわけで、さらにもう1機借りるのは諸事情で無理なのでしょう。

ところで天草エアラインは、1機で毎日10便飛んでいます。

朝7時40分から、天草→福岡→天草→熊本→大阪→熊本→天草→福岡→天草→福岡→天草、というコース。

全10便に連続搭乗する(しなければならない)「乗るだけ運賃」が、過去に不定期で実施されてきました。

各空港での乗継時間は30分(大阪は40分)、全行程約12時間。マニアックなファンからは人気があります。

就航25周年を迎える今年、乗るだけ運賃が復活して1/21〜3/1に設定され、ファンが乗り込んだようです。

私も乗りたかったのですが、早朝に天草まで行って夜天草から帰ってこなければならないので諦めました。

今回の落雷事案が起きたのが、乗るだけ運賃の実施期間中じゃなくてよかったですね。