アイランドホッピング

「アイランドホッピング」とは、島から島へ、ピョンピョン跳び(飛び)渡る旅のことです。

以前私は、福岡–対馬–長崎を、行って戻ったことがありますが、今日は先島諸島でこれをやってみました。

おりしも今日は、沖縄・奄美地方が梅雨入りしました。これは例年よりもだいぶ遅い梅雨入りです。

気象庁がそれを発表した午前11時ごろ、私は雨降る熊本空港を沖縄に向かって飛び立ったのでした。

飛行機はだいぶ揺れましたが、驚いたことに沖縄は晴れていました。

那覇空港は大混雑です。一般人も多いのに、修学旅行の生徒たちがあちこちで列をなして床に座っています。

私は例によって、短い乗り継ぎ時間で旅程を組んでいるので、通路の人垣はなかなかの障害になります。

また保安検査場が混雑しているとの情報があり、今日はなるべく制限エリアから出ないことにしました。

ピョ〜ンと石垣島まで飛びながら空から眺めると、沖縄とはまた段違いに海と島が綺麗ですね。

ですがなにしろ私はホッパーですから、その乗って来た飛行機で那覇に跳び帰ります。座席も同じ。

クルーも同じなので、搭乗時にCAさんから「お帰りなさいませ」と言われてしまいますが慣れっこです。

降機時に「ありがとうございました」と挨拶があるところを、今日は「お疲れ様です」とねぎらわれました。

そんな辱めを受けつつ、また那覇空港の混雑を尻目に、足早に、次の宮古島へ跳んだのでした。

石垣も宮古も、降機後に他の乗客と一緒に歩いていたら、制限区域から出てしまいます。注意が必要です。

係員を見つけたらすぐに乗継を伝え、裏道を案内してもらいましょう。熊本も裏道があるといいのにね。

夜明けの阿蘇

久しぶりに今朝、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4232.html" target="_blank" title="阿蘇大観峰">阿蘇大観峰</a>までドライブをしました(1人で)。

阿蘇に用があって行く時は、よく「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3288.html" target="_blank" title="北側復旧ルート">北側復旧ルート</a>」を通りますが、今日は「ミルクロード」を走りました。

ドライブが目的なら、やっぱりミルクロード。草原の中を適度な勾配でカーブを走るのが、じつに気持ちいい。

大観峰の日の出時刻は5時21分。暗いうちに自宅を出て5時23分に到着。ちょうど太陽が顔を出していました。

駐車場にはすでに数台の車が停まっていて、皆さん写真撮影中でした。本格的に、三脚とカメラの方もいます。

私はiPhoneで、すべての風景にいちいち愛車を写し込んで撮影しました。なにしろ目的はドライブですから。

それに風景だけなら、ネットにいくらでも良い写真ありますからね。

東の空には薄い雲が棚引いていて、直視可能な程度の明るさの橙色の太陽を拝むことができました。

6時にはすっかり晴れました。背中を朝の強い日差しに押されるように感じながら、快走して帰って来ました。

途中、建設中のTSMCの巨大な工場が、日光を反射して銀色に輝いているのが印象的でした。

なお、消費電力は、往路15.5kWh、復路4.0kWh。下りは回生ブレーキを多用するので電気食いませんね。

充電小唄

連休中に車で遠出する予定はありませんが、今日はいつもの(近隣の)自動車販売店で愛車に充電しました。

このような、街中で一般的な40kWの急速充電器だと、規定時間の1回30分で20kWh分充電できます。

30分でいったん充電が止まります。ケーブルを外して、充電を待っている次の車に順番を譲るのがマナーです。

ただ今日は、私の充電完了を待ってる車がいなかったので、「おかわり」して1時間(40kWh)充電しました。

都会では、どこの急速充電器も混み合っているので、おかわりはトラブルの元です。慎まなければなりません。

これまでの積算「電費」をみてみると、kWhあたり平均3.4km走っていて、EVにしてはやや悪い数字でした。

自宅の充電器(8kW)で夜間に充電すると、電気料金11.89円/kWhなので、100kmあたり350円の計算です。

100kmあたり350円と言えばしかし、ガソリン車だと40km/Lを超える驚異的な低燃費に相当します。

おまけに、EVを新車購入するとたいてい、街中の急速充電器が1年間無料で使い放題となります。

なので自宅に充電器があっても、節約のために、なるべく急速充電器を利用するようにしているのです。

ガソリン車で考えたら、これはすごいサービスだと思います。1年間、燃料代が無料になるわけですから。

なお、急速充電器で充電中の30分なり1時間が、とてもヒマです。そこがガソリン給油との大きな違いですね。

その時間に私は本を読むことにしています。今日は町田康の『人間小唄』を選びましたが、選択ミスでした。

いや単に、1時間で読み切れる本ではなかったという意味です。

フライト記録

航空旅行ファンと自認するからには、自分が搭乗したフライトデータをきちんと記録しなければなりません。

ところがその保存方法で、実はまだ試行錯誤中なのです。

航空券の予約段階から、日時や便名や座席や支払い等のデータを記録しているのは、Macの表計算ソフトです。

搭乗時には、気付いたことや感想や機長の名前などを、iPhoneの「メモ」アプリに書き込んでいます。

空港や機窓からの写真はiPhone13 Proで、タイムラプス動画はiPhone11 Proで撮っています。

実際の出発/到着時刻や搭乗機材のデータや航空経路などは、あとで調べてMacのデータベースに記録します。

このように、様々なデータが複数のデバイスに別々に保存されていることが、実はずっと気になっていました。

そこで最近、ていうか今月から、データベースを効率的にリアルタイムで編集・構築するやり方に変えました。

まず、搭乗前までに「メモ」アプリの「フライト記録」フォルダ内に、日付と便名のメモを作っておきます。

撮った写真や書いた文章もすべて、機内にいるうちにiPhone上で編集して、「メモ」の中に格納していきます。

フライトの細かいデータ(機材の登録番号等)も、できる限り搭乗中に調べて記入します。

Flightradarの飛行経路画面は、いったんスクリーンショットを撮った後に、メモにコピーします。

あとは帰宅後に、または空港ラウンジで、メモの内容をすべてMacのデータベースに移植すれば完成です。

さて、このように構築したフライトデータベースが、いったい何の役に立つのか、ってのは言いっこ無しです。

機内は忙しい

飛行機に搭乗するや否や、すぐに窓から外の風景の写真を撮り始める、飛行機初心者みたいな人がいますね。

離陸前のタキシングの段階から動画撮影に入り、離陸して上空に達するまで、ずっと撮り続けていたりします。

上空でも、何が珍しいのか、機窓の風景を何枚も何枚も撮影して、ずっと忙しそうにしている人がいます。

すべて、私のことです。

数年前に、那覇空港で離陸前後の機窓の風景をタイムラプスで撮影したら、とてもよい動画が撮れました。

初めてのタイムラプスでしたが、いまだに、これを超える出来の動画が撮れません。ビギナーズラックです。

でも、もっと良い動画を撮ろうと、飛行機に乗るたびに、雨天と夜以外はタイムラプスしているのです。

離陸後しばらくは、その動画の編集作業に追われます。傾きを補正し、適宜トリミングして仕上げます。

なんならMacBookを立ち上げ、さらに精密な修正作業など追加したりします。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2824.html" target="_blank" title="機窓">機窓</a>には常に目を配り、形の良い雲でも現れたものなら、慌てて写します。真夏の入道雲が私の大好物です。

雲が途切れたと見れば、こんどは陸地や島の写真を撮り、それもまた編集したりと、休む暇がありません。

機内では、機長の次に忙しくしているのが私です。窓側席に乗ると、どうしてもこうなります。

眼下をウネウネと流れている川を撮影し、何川だろうかとFlightradarとGoogle Mapを駆使して調べます。

なるほど最上川か。写真を選んで加工作業。そうこうするうちに次の川。これは阿賀野川。作業は続きます。

「快適な空だけの旅」

所用を終えて、さらに諸事情も考慮しつつ、札幌から那覇経由で熊本に戻ってきました。

航空旅行ファンは、時間の許す限り空港または機内に居たいので、このような経由便を選ぶことになるのです。

ANAの機内誌「翼の王国」が、同社創立70周年を機に、昨年10月にリニューアルしました。

その中に、パラダイス山元氏の『快適な空だけの旅』というエッセイが連載されています。

テーマは「飛行機に乗ること」の楽しみで、色んなエピソードを交えて面白く語られています。たとえば、

・とくに用事が無くても、一日中延々と飛行機に乗る。

・誕生日には、ただひらすら離陸着陸を繰り返す旅に出て、浮遊感・高揚感を味わう。

・空港に着いてから、行き先を決める旅もあり。あえて悪天候の目的地を選んだりする。

・純粋に飛行機に乗りたいとき、羽田–新千歳を1日で3往復したりする。

「ただ飛行機に乗って、何が楽しいのですか?」という質問を受けることがあります。

ではお尋ねします。「ドライブが趣味の人って、何が楽しいのでしょう?」

ドライブで楽しいのは、第1に運転と移動そのものです。観光や買い物をしたとしても、それはオマケです。

飛行機を操縦しなくても、客席で感じる加速減速や揺れや振動や轟音は、パイロットとまったく同じでしょう。

チェックインから保安検査、搭乗手続きや特殊な機内環境など、独特の非日常的体験をすることにもなります。

航空旅行は、航空機の「後部座席」に乗ってフライトを楽しむ趣味として、認知されてもいいと思うのですが。

北海道だけ寒い日

所用により、札幌に来ています。こちらの気温はいま9度です。寒いです。今朝は4度だったそうです。

しかし北海道を除くと、今日は日本中が暑かったみたいですね。

事情により、熊本から沖縄→羽田を経由して札幌入りしたので、寒暖差に翻弄されています。自業自得です。

問題は服装です。夏用のシャツとジャケット(麻)を羽織って来たのは、正解のような、失敗のような。

さて、食レポです。

ラーメン。日頃九州では「とんこつ」が標準なので、たまに食べる北海道の味噌ラーメンは新鮮ですね。

海鮮丼。間違いなく美味い。ただし、時間が無いので空港内の店で済ませました。でも美味い。

ビール。熊本で飲むときでも、業務用の生ビールは「サッポロ」がいちばん旨い気がします。缶ビールは別。

今朝の熊本空港は人出が少なく、保安検査は行列ゼロでした。

制限区域内の(フードコート風の)店舗も、利用している人はほとんどいませんでした。

先月顔なじみになった店員さんも、実は本店からの応援だったらしく、今日はもういませんでした。

今後、旧国際線ターミナルのところに新たにビルができて、そこに制限区域外の飲食店ができるようです。

それまでは暫定的に、制限区域に到着客が入れるようにすれば、もう少し賑やかになると思うんですけどね。

特典航空券の楽しみ

航空会社の「マイル」と引き換えに入手できる航空券を「特典航空券」といいます。

座席数は限られますが、早めに予約すれば、好きな路線のチケットが「無料で」手に入ります。

ただし、国際線の燃油サーチャージは別料金。いまはそれが、かなり高くなっています。

国際線の方がマイルの「うま味」が大きいのですが、今日は国内線の話。ご存じの方も多いとは思いますが。

熊本から羽田までのANAの特典航空券に必要なのは、時季によって異なりますが、今は片道6000マイルです。

時々セールをやってて、たとえば昨日までの1週間は3000マイルでした。往復でも6000マイルです。

マイルは、1マイル1〜1.7円に換算した買い物も出来ますが、特典航空券に換えた方が圧倒的にオトクです。

面白いことに、ユナイテッド航空のマイルをANAの特典航空券に換えると、工夫によってはもっと楽しめます。

熊本–羽田は5500マイル必要ですが、たとえば伊丹を経由する乗継便でも、全行程5500マイルでOKなのです。

乗り継ぎ時間がちょうど良い便を選ぶと、大阪でお好み焼き食べてから東京に行く、なんてこともできます。

もちろん復路は名古屋経由にして、セントレアの「まるや本店」でひつまぶしを食べて帰ることも可能。

この「乗継技」を使うと、熊本から沖縄に行くのに羽田を経由することもできます。トータル5500マイルで。

あるいは、熊本から札幌まで、伊丹と羽田を経由して8800マイルという、乗継三昧の旅も選べます。

飛行時間も乗継の手間もかかりますが、むしろそれが楽しいという(私のような)方ならうってつけでしょう。

今年度の初フライト

飛行機好き「元少年」なので、今日もまた熊本空港を訪問、そして今年度の「初フライト」を楽しみました。

新ターミナルは先日見た通りですが、早朝に来たので開店していない店舗もあって少し残念な雰囲気でした。

しかし空港自体はとても混雑して賑わっていました。朝の7時前だとというのに、保安検査場は大行列でした。

家族連れがとても多く、昼休み最後の行楽を楽しむ人たちのようでした。

前にも書いたように、4月から保安検査や搭乗時にクレカが使えなくなったのは、やはり現実なんですね。

今日の私はしかし、ANAが推奨する通りにスマホの「QRコード」を使ったかと言えば、そうではありません。

チェックインカウンターで紙の搭乗券を発行してもらい、それを使って各ゲートの認証を行ったのでした。

以前から、保存用に紙搭乗券をもらうのが私の流儀でしたが、今回からそれを実際に使うことにしたのです。

保安検査場には特段の変化はなく、入口の機械から出る黄色い紙はまだ、廃止されていませんでした。

金属探知機を通る際にスマホを持つわけにはいかないので、黄色い紙は今後も必要なのかもしれません。

搭乗ゲートのピンクの紙も、まだあっちから出てきます。これはもう廃止してもいいんじゃないですかね。

今日は手荷物の預け入れはありませんでしたが、チェックインカウンターには立ち寄りました。

前述したように、航空旅行の記念として紙の搭乗券を保存するためですが、省資源に反するのは問題ですね。

そもそも考えてみると私は、書類やパンフなどは可能な限り、スキャンしてデジタル化して保管するタチです。

あえて紙の搭乗券を集めて保存するって、デジタル保存の原則にも反する行為でした。そろそろやめよかな。

クレカ搭乗不可の悲劇

ANAのシステム障害は収まりましたが、詳細な原因が不明とすれば、今後の再発も心配です。

ところで昨日は、「私は特殊な場合を除いて、クレカ1枚で、どこでも通過してきた」と書きました。

すると早速、「特殊な場合」とは何だ、というご質問がありました。

それって、説明してもいいですが、かなり特殊な場合なので、誰の参考にもなりませんが、よろしいですか。

たとえば、日帰りで熊本から札幌に行く急用が出来たと、そう考えてみてください。

早朝にバスで福岡空港に行くとか、前夜のうちに羽田まで行っておくとか、そういう工夫は除外して考えます。

となると、熊本を早朝に出発する、熊本→羽田→札幌→羽田→熊本、という航空券を予約するのが普通ですね。

そんな日帰り強行軍を「普通」と言えるのか、というご指摘は受け付けません。

当然、羽田での乗り継ぎ時間は短いので、乗継専用エレベーターを使って、到着階から出発階に移動します。

その乗継口で搭乗券等のチェックを受けるわけですが、前述した旅程の場合だとクレカが使えません。

そのため現場で足止めを食らい、係員に手数をかけさせてようやく通過できた経験が、じつは2度あります。

同一日に、同じ空港で、複数回の乗継を行うと、クレカではどの回の乗り継ぎかわからないのが原因とか。

なのでその場合は、搭乗券など、次に搭乗する便のQRコードが必要になるのだといいます。

クレカだってそれまでの搭乗情報がわかるはずなので、この理由には少々納得しかねますが、しょうがない。

というわけで最近は、熊本→羽田→札幌→伊丹→熊本、のように、同じ経由地を通らないようにしています。

逆に言うと、一筆書き経路で乗る場合は、最初から最後までクレカ1枚でいけるんです。これはスマート。

と思ってたのに、今月からクレカ搭乗が全面的にできなくなったので、ひどくガッカリしているのです。