国際線仕様の国内線に乗る

ANAの「Boeing 787-8 Dreamliner」の国際線仕様、通称「78M」が、3年半前から国内線を飛んでいます。

座席のピッチが広くて快適な大型機です。最近は羽田–熊本線でも、妙に頻繁に使われていますね。

たとえば今日のANA熊本–羽田便は、ソラシド運航以外の5便のうち4便が78Mでした。78M率なんと80%!

ところが4月に入ると、78Mはたった1便か2便になります。

ただそのかわり「78E」という新しい機材が出現しています。「B 767-300ER」の国際線仕様ですね。

いつか(早めに)乗ってみたいですが、機内Wi-Fiが使えないらしく、私にはちょっと痛いです。

というわけで今日は、「所用」にかこつけて、78Mで羽田に行ったりしてみました。

朝8時20分発のANA 642便の機材は、昨夜ANA 649便で熊本に来て熊本空港に寝泊まりしていた78Mです。

考えてみると、今年になってこの642便の78Mに乗るのは、もう5回目なのでした。よく乗ってるなぁ。

今朝私が乗った78Mは、羽田に着いた後で広島と福岡を往復したのち、今夜秋田に到着しました。

つまり、熊本→羽田→広島→羽田→福岡→羽田→秋田と飛び回って、いま秋田で羽を休めているわけですね。

今月のANA 642便に使われた機材は、毎日だいたいそんなパターンで運用されています。

ところで、同じ機材を朝から晩まで乗り倒すという、実に楽しげな航空旅行をする酔狂な方が、一部にいます。

たとえば熊本から夜までに秋田に着けばいいような日は、朝から6便ほど乗り継いで行ったりするわけですね。

全部同じ機材なので、敢えて全部同じ座席にして、なんなら荷物もシートに置きっぱで(それはダメ)。

世界最長路線に乗ってみたい

旅客定期便の世界最長路線は、3年連続でシンガポール航空の「シンガポール–ニューヨーク線」だそうです。

シンガポールを昼に出発したニューヨーク行きは、「当日」の夕方到着しますが、所要時間は18時間台。

長〜い「昼間」を過ごすことになりますね。

一方で、ニューヨーク発シンガポール着の便は、夜出発して「翌々日」の朝到着。所要時間はやはり18時間台。

これまた、とんでもなく長い夜ですねぇ。おまけに翌々日に着くって、なんか1日損した気分になりそうです。

こういう超長距離便って、エコノミークラスでは厳しいでしょうね。必ず体を壊しそうです。

最低でもプレミアムエコノミー、できればビジネスクラス、もちろんファーストクラスなら申し分ないですが。

18時間超をどうやって過ごすかといえば、映画でも観ながら食べて飲んで寝る。時々トイレ。ぐらいですか。

自宅のソファーでそれをやれと言われても、連続18時間は厳しいでしょうね。無理。

いくらファーストクラスの豪華なシートであっても、自宅のベッドよりははるかに狭いですからね。

歩いて行けるのはトイレだけ。外出もできず、ずっとベッドで1日過ごすって、やっぱり苦行なのでしょうか。

だけど少なくとも私は、そんな不自由な状況であっても、飛行機に長時間乗れる楽しみの方が勝ちます。

それに加えて、狭い場所で寝ることが子どもの頃から意外と好きです。押し入れの中とか、机の下とか。

なのでMRI検査も好きです。むしろ、だだっ広い場所の真ん中に取り残される方が、私には恐怖です。

長時間の航空旅行に耐えられるのは、それ自体が「非日常」だからでしょう。苦痛の閾値が違うのです。

一方で自宅での軟禁生活が無理なのは、それが日常空間だからなんでしょうね。

道は真ん中を進む

道路は、真ん中を走るのが私は好きです(車の場合)。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4076.html" target="_blank" title="左右対称神経症">左右対称神経症</a>だからかもしれません。

信号停車中には車載カメラを起動して、車輌の位置が適正かどうかをついつい確認してしまいます。

そして、左の路側帯の白線と、右側の中央線との、ちょうど中間に車があることがわかると、満足します。

家人はわりと、左寄りです。なので助手席に乗っていると、左脇腹を電柱にぶつけそうでハラハラします。

そのような車はわりと多く、日頃先行車を見ていると、路側帯の上を走っているような車をよく見かけます。

そうかと思えば、中央線ギリギリを走る車にも時々出くわします。何か怖いので、車間をあけるようにします。

交差点を右折するときに、いったん左に膨らんで右折レーンからはみ出す車がいますね。

走行車線を直進する車の方に出てくるので、とても危険です。やめてほしい。

私はそんな車に接触したくないので、右折レーンの隣の車線を走るときは、例外的に少し左寄りを走ります。

近頃の車には<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1859.html" target="_blank" title="「レーンキープ機能」">「レーンキープ機能」</a>がありますが、そんなモノに頼らずハンドルはしっかり握りたいもの。

他のドライバーが原因の「もらい事故」は避けがたいですが、せめて自分が原因の事故は起こしたくない。

車線の真ん中を走ることは自分の安全だけでなく、周辺のドライバーにも安心感を与えるはずです。

左に寄りすぎず、かといって右にも偏らない運転。いまの私のイデオロギー的スタンスと同じです。

「AirJapan」の波乱の船出

ANAホールディングス傘下の新ブランド「AirJapan」の船(?)出は、なかなか波乱に満ちてますね。

Air Japanは、フルサービスのANAとLCCのピーチ・アビエーションの、中間のサービスを狙います。

現時点でAir Japanが運航している機材は、少し前までANAが使っていたB 787-8の1機(JA803A)のみ。

全席エコノミークラスで324席。シートピッチはANAの国内線と国際線の中間で、LCCよりは広い設定です。

その1路線目の「成田–バンコク」の「初便」が、2月9日に飛び立ちました。

例によって航空マニア(とくに「初便マニア」)らが、初便に乗ろうと一斉に搭乗したと聞きます。

Wi-Fiが使えないなどのトラブルがあったようで、しかもそれはいまだに改善していないとか。

さて2路線目は「成田–ソウル(仁川)」です。それが昨日、初便就航のはずでした。

ところがこれが、機体の「主脚」の不具合によって欠航となり、いま大騒動です(初便搭乗予約者の間で)。

まさかの「初便欠航」は、航空会社のプロジェクトとしては決定的な失敗であり、信頼を裏切る一大事です。

機体はバンコクで修理を終えて今朝成田に戻り、夕方には予定通りバンコクに向かいました。

明日の朝また成田に戻ってきたら、その後に今度こそ、ソウル行きの初便として飛び立つ予定です。

初便マニアたちも、急に2日延期されたのでやりくりも大変でしょうけど、それでも乗る人は乗るのでしょう。

4月まではこの1機だけを運用して、バンコクへ週6便、ソウルへ週5便運航するようです。

代替機がないので、重大な不具合があるたびにAir Japanは全便欠航となります。これはしばらく大変だ。

そういう事態まで見越して予約する必要がありそうですね(ていうか、私は利用する予定はありませんが)。

「成田–メキシコシティー線」に乗るなら今でしょう

「成田–メキシコシティー線」がANAの「最長路線」だと昨日書いた通り、東海岸よりも遠いのです。

成田–ニューヨーク(JFK)間は6,739マイルですが、メキシコシティー(MEX)までは7,003マイル。

メキシコがニューヨークよりも遠いことは、地球儀を見ればすぐ分かりますが、つまり地球は丸いんです。

この路線。後述するようなこともあって満席運航が難しくて、JALが2010年に撤退した経緯があります。

昨日の「メキシコタッチ」の方々の乗った復路便は、いま太平洋上を西に向かって飛行中です。

もちろんこの便(NH179便)は、昨日メキシコシティーに到着したNH180便の、同じ機材の折り返しです。

往路はメキシコシティーに午後2時に到着、復路は午前1時出発と、折り返しにしては現地滞在が長いのが特徴。

このように現地滞在時間が長い理由が、ちょっとしたトリビアなのでご紹介。

(1)メキシコシティ国際空港の標高が高い

空気が薄くて揚力が足りず離陸しにくいため、できるだけ揚力をかせぐために気温の低い夜中に離陸します。

機体が重すぎると飛べないので満席にしにくく、コスパが悪くなります。JALが撤退した理由の1つでしょう。

(2)成田空港は着陸できるのが午前6時以降

成田空港は午前0時から午前6時までの離着陸が制限されているため、メキシコを出発する時間も限られます。

6時前に着きそうなら、銚子沖を蛇行したり旋回して時間稼ぎをします。成田はなにかと不便な空港なのです。

ANAには頑張ってほしいですが、念のため早めに(撤退する前に)乗っておきたい路線ですね。

ANA「成田–メキシコシティー線」就航7周年

ANAの「最長路線」である「成田–メキシコシティー線」が、本日就航7周年を迎えました。

その「NH180便」(Boeing 787-8)は17時過ぎに成田を出発し、いま太平洋上を東に向かっています。

熱狂的なANAファンの中でも「初便ファン」や「記念便ファン」の方々が、今日は大挙して搭乗したようです。

その人たちの多くは、到着の約11時間後にメキシコシティーを出発する復路便で、成田に戻ってくるとか。

これが「メキシコタッチ」です。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4450.html" target="_blank" title="「タッチ」">「タッチ」</a>とは、行ってすぐ戻る旅程のこと。パラダイス山元氏の造語です。

その便に乗ることだけのために乗る。山元氏が、ANAの機内誌「翼の王国」のコラムに書いている通りです。

「快適な空だけの旅」というタイトルのその連載は、私が機内誌で最初に読むページです。

皆様もご存じの通り、最近の機内誌は、あらかじめシートの前ポケットに入れてあるわけではありません。

搭乗時にギャレーに置いてある機内誌を取るか、巡回中のCAさんに機内誌をくれと伝える必要があります。

私は毎月最初にANAに搭乗した時に、1冊か2冊、CAさんから機内誌をもらいます。言った冊数だけくれます。

2回目に搭乗したときにもまた、1冊もらうこともあります。なので各月2,3冊を所蔵しています。

昨年の11月号には、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4417.html" target="_blank" title="「くま博2023」">「くま博2023」</a>に来ていたパラダイス山元氏に、サインをしていただきました。

さて、タッチです。国際線でこれをやろうとすれば、かなりの出費になります。

一方で、マイルを使った「特典航空券」で取ろうとすれば、こんどは競争率が激しくて入手はなかなか困難。

ですがそこは頑張って、どこか遠方に行ける特典航空券を入手して、いつかタッチをしてみたいですね。

これって実は、航空旅行ファンのおじさんの趣味として、いま一部でけっこう盛り上がっているんです。

昨夜降り積もった雪は跡形もなし

東京は雪景色、ではありませんでした。少なくとも羽田空港に積もったはずの雪の痕跡はなく、雨模様でした。

今日は朝から上京する「用事」があったので、東日本の降雪情報はずっと気になっていました。

ANAからは2日前に、羽田・成田発着便の振替・払い戻しの連絡メールが届いていました。

欠航や遅延がなくても、一定の日時の発着便はすべて、手数料無料で振替や解約が可能だということです。

ですが私の場合、いつものようにガチガチに予定を詰めていたので、振替は不可能でした。

今朝の搭乗便は、よく利用する8時20分出発のANA642便。昨年は3回、今年もすでに2回目の搭乗です。

この便は最近、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4339.html" target="_blank" title="B787-8(国際線仕様、通称78M)">B787-8(国際線仕様、通称78M)</a>で運航しています。国内線では私が一番好きな機材です。

前の晩に羽田から到着したANA649便の78Mが、そのまま熊本空港に泊まり、翌朝の642便となります。

なので昨夜の649便が、羽田を除雪後に59分遅れで出発できた時点で、今朝の642便も保証されたわけです。

ただし最悪なのは、夜中からひどく積雪して羽田が使えなくなるリスクですが、幸いそれはありませんでした。

航空会社は積雪を予想して何便か欠航しましたが、結局それほどでもなかったという、よくある顛末です。

今回のような荒天の場合、JALは諦めが早くすぐ欠航する一方、ANAはギリギリまで粘る傾向があります。

なのでJALはしばしば、「早々と欠航を決めたけど、実際には飛べたじゃん」という批判を浴びます。

逆にANAは、期待させておきながら土壇場で欠航して利用者を困らせることがあり、これはこれで問題です。

危機管理としては、JALの方が正解なんでしょうね。でもANAのチャレンジ精神も、私は嫌いじゃない。

運転という「マルチタスク」

朝はいつも7時前に家を出ます。夜は日によって違いますが、たいてい午後7時前に職場を出ます。

車ではFMラジオをつけているので、朝晩の通勤時には朝と夜の「7時のニュース」を聞くことになります。

ラジオのニュースでは必ず、冒頭にまず「リード文」、続いて「本文」が読み上げられます。

テロップの無いラジオでは、次はこのニュースですよと、最初に概略を1文程度で紹介するわけです。

運転中にはラジオにばかり「全集中」しているわけにもいかず、リード文はしばしば聞き流してしまいます。

しかしそのリード文に気になる文言ばあれば、「ん?なに?」と、その段階で聞き耳を立てることができます。

すると続いて本文が読まれるので、気になるニュースの正味の部分をしっかりと聞くことができるわけです。

考えてみると、ニュースを聞きながら、車の周囲にも目を配りつつ、ハンドルやアクセル操作をしています。

そんな「マルチタスク」が高度になればなるほど、どこかが手薄になるリスクが高まると考えるべきです。

ニュースに集中したり、ハンズフリーで電話をしたりすれば、運転への集中度が落ちないはずがありません。

同乗者と会話したり音楽を聴いているだけでも、それは少なからず運転操作への邪魔になっているでしょうね。

夜の雨の高速道路を「急いで」運転中に、ラジオや音楽を聴く気になれないのは、そういうことなのでしょう。

テレビを見ながら運転してる人がいますね。私も以前、運転中に画面が消えない仕様の車に乗っていました。

でも今は無理。そもそもいまの愛車にはテレビが備わっていません。「走り」に徹する車なのです。

もしも前を走る車にテレビ画面が見えたら、車間距離は十分取るようにしています。

EVの自宅充電は、良いことばかりではない

電気自動車(EV)は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4231.html" target="_blank" title="低燃費(低電費)">低燃費(低電費)</a>だと前に書きましたが、でも最近はそうでもないのです。

ガソリン車換算で、以前はリッター20〜40kmレベルの走りだったのに、今は計算上リッター10km程度です。

それもこれも、エアコン(暖房)のせいです。なんなら、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4493.html" target="_blank" title="エアコンを修理">エアコンを修理</a>したせいです。

しかも最近やたらと寒いので、通勤中はエアコンフル稼働です。

乗車中だけでなく、朝夕には予約暖房を入れているので乗るときポカポカなのですが、余計に電気を食います。

ところで昨夜は、修理後初めて自宅でバッテリーを充電したところ、何度も<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4186.html" target="_blank" title="ブレーカーが落ちて停電">ブレーカーが落ちて停電</a>しました。

タイマー設定がリセットされていて即時充電モードになっていたことに気付いたのは、2,3度停電した後です。

停電は、短時間であっても電気製品に負荷をかけるので、あまり望ましいことではないでしょう。

それに、寝室の暖房の予約が止まれば就寝時に寒いし、テレビの「全録」も中断してしまいます。

いろいろな家電の時計が、デフォルトに戻ります(賢い家電は内蔵電池でバックアップしてくれます)。

セラミックヒーターやドライヤーやアイロンを使っている時だと、通電火災のリスクが出てきます。

停電を回避するためには九電の契約アンペアを上げれば済むのですが、電気料金が高くなるので躊躇します。

そんなわけで、愛車の充電は深夜にしかできません。これって、けっこう切実なEVの問題かもしれませんね。

またまた財布を忘れて海外旅行

米国に1万ドル以上の現金等を持って入国する場合には、あらかじめ申請が必要です。

その一方で、所持金が少なすぎても怪しまれます。入国に際しては、適度な額の現金所持が必要なのです。

実は先月ホノルルに行ったとき、私は財布(つまり現金)を持っていくのをすっかり忘れていました。

そう言えば<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2644.html" target="_blank" title="5年前">5年前</a>にも、クアラルンプールに行くのに財布を忘れたことがありましたっけ。よく忘れますね。

日頃からほぼ現金を使わないし、クレカはスマホと一緒に持ってるものだから、財布が必要ないんです。

でもクレカとスマホがあればなんとかなると思ったら大間違いで、たとえばチップ用の小額紙幣が必要です。

また、現金を持たずに入国すると不法入国を疑われる場合があるそうで、それは絶対に避けるべき事態です。

財布を忘れたことに気付いたのは、入国審査の時です。いくら持ってる?と尋ねられて、あっ!、って感じ。

いや実は財布を忘れたことにたったいま気付いたよアハハ、で済ませる勇気は私にはありません。

とっさに、3万円ぐらいだとでまかせを言ったら、審査官の表情が固まりました。何?3万ドルだって?

慌てた私が言い間違えたのでしょう。シドロモドロになりながら説明し直して、やっと許してもらいました。

あとで家人の所持金を尋ねたら、2万円ほど持っていたので、後のチップに使うことができました。

にしても、夫婦二人でハワイ旅行に来て所持金合計2万円ってどうなの。