自転車は、歩道も車道も怖い

自転車は歩道を走って良いのか、という議論がある一方で、車道を走って良いのか、と思う人もいるでしょう。

 

「車道を走る自転車は危ない」(車のドライバー目線)

後方を目視せず、たぶん音(気配)だけを頼りに、不意に車道を斜めに横切る自転車によく出くわします。

路上駐車があると、確認不十分のまま自転車が車道中央まで出てきます。それらを予測しなければなりません。

自転車の挙動には常に注意が必要ですが、音が静かなEVで自転車の側を通り過ぎる際には、なおさらです。

 

「車道は怖い。歩道も危ない」(自転車目線)

最近は遠ざかっていますが、自転車通勤とサイクリングが趣味だった頃の、私の思いはこうでした。

人への衝突の危険だけでなく、路地から出てくる車も怖いので、歩道の通行を私は極力ひかえていました。

 

しかし、狭くて交通量の多い道路だと、細いけどちゃんとした歩道があれば、そっちを走りたくもなります。

法令上も、自転車通行可の歩道ではなくても、車道の幅が狭い場合は、例外的に歩道を通行できるのです。

 

たとえば、熊本空港の滑走路の下を通っている道路。さすがにあの車道は、自転車で走りたくないですね。

かと言って歩道も、何度か走ったことがありますが、排気ガスがひどく、暗くて狭くて走るのが怖いです。

「エア・インディア機」の墜落事故

エア・インディア機が2日前に、インド西部のアーメダバードを離陸直後に墜落しました。

乗員乗客のほとんどが死亡し、現場の住民も巻き添えになって死傷してしまいました。

さらに、事故機が世界中で活躍している「Boeing 787-8型機」であったことも、かなり衝撃的です。

私が先月、成田–メキシコ間を往復した時にも同型機でした。もっとも馴染みのある機材かもしれません。

国内線でも787-8は飛んでいて、昨年は国際線で2便、国内線では7便に搭乗しました。すべてANAです。

当該機(登録記号VT-ANB)が、事故の2日前にデリーと羽田の間を往復していたことも気になります。

もしも前々から何か機材に不具合があったとすれば、その問題を抱えて羽田を往復していたことになります。

その翌日、デリーとパリを往復し、事故当日の朝、デリーからアーメダバードに国内移動したばかりでした。

エア・インディア(AI)がデリー–羽田線を開設したのは、今年の3月末でした。

それまでの成田便を羽田に移管した形です。コロナ禍が明けたというのに国際線の「羽田化」が続いています。

Boeing 787型機は、787-8、787-9、787-10と、だんだん胴長化していますが、どれも現役です。

強いて言うなら、国際線で乗るなら787-9のシートの方が好きです。昨年シンガポール便で乗りました。

今回の事故で、787-8の一斉点検などが行われる事態になると、今後の機材繰りにかなり影響しそうです。

思い出すのは8年前、やはり787型機の総点検が行われたことがあり、搭乗機を振り替えたことがありました。

あの時は、ANAの機材で振替ができず、JAL便への無償振替になるという、かなり珍しい対応でした。

この20年間で私がJALに乗ったのは、じつはその1回のみなのです。

あちらこちらに富士がある

羽田経由で「稚内」に行って来ました。「北海道の北の突端に?」「そうや」

以前は、学会で札幌に行ったりすることも時々ありましたが、近年北海道に行くのはたいてい単なる旅行です。

しかも日帰りで「訪道」するとなれば、現地での滞在時間を削るしかありません。せいぜい何か食べるぐらい。

もったいないなどと言わないでください。おもに現地までの移動を楽しむ旅もあるのです。訪道の自由です。

で、今回の機内での楽しみは、遠くロシア方面を眺め思いを至らせながら飛んだこと、などです。

シベリアからの風当たりが強いのか、道北はよく揺れると聞いていましたが、今日は穏やかな空の旅でした。

このような航空旅行の場合はとくに、左右どちら側の座席を選ぶか、あらかじめ吟味しておく必要があります。

そのため、搭乗予定便のの飛行ルートと周囲の地理を調べてから、シートを指定することになります。

往路は左側です。東北地方から雲が切れ始め、鳥海山(出羽富士)と岩木山(津軽富士)がよく見えました。

北海道は、函館から支笏湖、洞爺湖、羊蹄山(蝦夷富士)を愛でつつ道東を北上しました。

しばらく進むと目の前に利尻島が現れましたが、曇ってて礼文島や樺太は見渡せませんでした。

復路は右側の席。離陸後に左旋回すると、目の前に利尻山(利尻富士)が綺麗に見えました。

島そのものが山なので、まるで海から突き出た富士のようで、今日いちばんの風景でした。

いつかこの梅雨の時期に、もう少しゆっくりと、梅雨のない北海道内の周遊旅行なんて計画したいですね。

カラフルな「FDA」機

空を見上げると、ときどき派手な色の飛行機が飛んでいます。「FDA(フジドリームエアラインズ)」ですね。

FDAは、富士山静岡空港と名古屋小牧空港を拠点として、地方路線を運航しています。

熊本からは、静岡に1日1往復(期間運航)、小牧との間は1日3往復、飛んでいます。

FDAの保有機材は15機。色は登録順に、赤・水・桃・橙・紫・黄・黄緑・金・灰・緑・白・青・赤・桃・紫。

私にはそのような色に見えるのですが、公式には別の色かもしれません。でもともかく、カラフルです。

調べたら、桃はピンクとローズピンク、赤はドリームレッドとワインレッドなので、全色違うらしいです。

時間帯が合えば、熊本空港で駐機中の機体を見かけることもありますが、まだ搭乗したことがありません。

だって、名古屋とか静岡に行く用事がないのです。

ただ、ANAの熊本–中部線が3月から運休中なので、次に名古屋に行くことでもあれば、FDAを使いますかね。

FDAは、羽田などの拠点と地方空港との間ではなく、地方空港同士をつなぐ路線を持っているのが特徴です。

これを「横方向需要」と言う人もいて、一定の需要がある「スキマ」狙いと言えるかもしれません。

たとえば、静岡–出雲とか、神戸–青森なんてのは、なかなか渋い路線ですね。

こういうのをANAで行こうとしたらだいぶ面倒なので、ちょうど必要な人がいたら、ひどく便利なんでしょう。

ちなみに今朝の熊本–小牧便を飛んだ機材はその後、青森、神戸、花巻、小牧を経て、いま福岡にお泊まり中。

熊本から青森に行く用事があったら、FDAが便利かもしれませんね。

いやそれよりも、私がFDAでやってみたいのは、もちろん「全色制覇」です。

航空旅行中のトイレ事情

旅行中に見た景色や出会った人、食べた物や買った物、乗り物や体験したことを思い出すのは楽しいものです。

そこで今日は、先週の旅行中にどこのトイレに何回行ったか、その詳細な状況を思い出してみました。

なお、食事中の方は読まない方がよろしいかと。

熊本空港で小2回。もしも大をするなら、ラウンジ横よりも奥の搭乗口前の方が、個室が多くて良いですね。

羽田空港で小1回。成田空港で小3回。ラウンジのトイレはホントに綺麗です。

成田–メキシコシティー便の機内で小4回、大1回、大かと思いきやオナラ1回。トイレの窓からの景色が良い。

メキシコシティー空港で小2回、大1回。個室間の壁の下側がすごく空いていて、落ち着きません。

あ〜、やめます。アホらしい。(いま気付いたか)

機内のトイレって狭いですよね。一見小綺麗ですが、便器内部が汚れていることがけっこうあります。

CAさんが定期的に清掃しますが、私の使用直後に清掃に入られると、私が汚したと勘違いされてイヤですね。

たまに床がひどく汚れていることがあって、あんな場所で寝間着に着替えたくないです。

そこで今回、そのまま寝間着にもなるイージーパンツを買ったのですが、自宅に忘れて出発してしまいました。

飛行機では、混み合う前にトイレに行くのが鉄則です。シートベルトサインが消えたら即、行動すべし。

機内食の時間帯が近づいたら、その前に早めにトイレに行っておかなければ、通路の移動が難しくなります。

旅行中に限りませんが、便意が来たらすぐトイレに行くこと。出るのがオナラだけでも、お腹は楽になります。

窮屈なシートに十時間以上座り、歩くのはトイレの時だけ。そんな国際線では便通管理がとても大事なのです。

海外旅行中のネット環境

海外旅行中のデータ通信は、前回シドニーに行ったときには「eSIM」を初めて使いましたが、正解でした。

なので今回のメキシコでも、同じ会社が提供するeSIMを使い、旅行中の快適なネット環境が維持できました。

しかも無制限プランが4日で2,390円と、ソフトバンクの「海外パケットし放題」の1日分の料金より安い。

では準備編。あらかじめ旅行前に、できれば早めに、ネットで購入しておくと焦りません。カード決済です。

購入するとすぐに、メールでQRコードが届くので、それを元にインストールします。とても簡単です。

その際についでに、忘れないうちに、帰国時に必要なVisit Japan Webの登録も済ませておくのが良いですね。

これもQRコードが発行されるので、それをスクショしておけば帰国準備完了です。

実践編。現地(今回はメキシコシティー空港)に着いたら、すぐにeSIMのアクティベーション作業をします。

iPhoneで設定するのは3カ所。詳細は省きますが、その3カ所のボタンを緑にするだけです。

最初は繋がらずに焦りましたが、iPhoneを再起動したら解決しました。通信関係の「あるある」ですね。

通信速度はとても速く、観光地で調べ物をしたり、移動中にGoogle Mapを見られるのが嬉しい。

4日間の通信量は2.3GBでした。思いのほか使わなかったのは、空港やホテルではWi-Fi環境だったからです。

Wi-Fiが使える場所では、それがある程度信頼できるなら使いますが、実際の安全性はよくわかりませんね。

また、Wi-Fi環境下で使った後に屋外に出ると、ときどきeSIMのデータ通信ができなくなりました。

これもまた、iPhoneの再起動で改善しました。どうやらそこがポイントでしょうか。トラブったら再起動。

カンクンまでたどり着くために

ワイキキに飽きた上級者が行くのがカンクンらしいですが、私はワイキキに飽きてもないのに行ってきました。

難易度の高そうな(=体力を使いそうな)場所に、先に行っておきたいからです。

今後カンクンに初めて個人旅行をする方のために、私の経験を踏まえて行き方の注意点について書いてみます。

カンクン(CUN)までのルートとして私は、メキシコシティ(MEX)経由しか思いつきませんでした。

なぜなら、ANAの成田–MEXの特典航空券は、とても入手しやすいのです。希望日がたいてい取れます。

しかしそうなると、MEX–CUN間で利用する航空会社は、遅延で有名なアエロメヒコ一択となってしまいます。

他にLCCがありますが、アエロメヒコよりもさらに危険(遅延その他諸々)なので、かなり上級編となります。

今回の往路は出発が90分遅延しました。心配な復路の遅延はわずかで、乗り継ぎへの支障はありませんでした。

現地在住の日本人はたいてい、ロサンゼルスかヒューストン経由でCUNと日本を行き来するそうですね。

米国入国は必要ですが、CUN便にユナイテッド航空を使えるので、信頼性が違うしANAとの親和性も良い。

あらためて地図を見たら、ヒューストンとカンクンってめっちゃ近い。ヒューと飛んでストンぐらいですよ。

ANAの発着はMEXのターミナル1ですが、アエロメヒコはターミナル2です。ターミナル間の移動が必要です。

バスよりも乗継用のアエロトレンが便利です。ただし乗車の際には入口で搭乗券を提示しなければなりません。

駅の係員はスペイン語しか通じないので、紙かスマホの搭乗券を見せられる準備をしておいた方が無難です。

私はeTicketしか持っていなかったので手こずっていたら、通りすがりの航空会社の機長が助けてくれました。

駅の入口には銃を構えた兵士が立ち、緊張感が漂っています。搭乗券無しでは絶対に乗れない雰囲気です。

今回の私のように、日本から一気にCUNまで行くのは、通算の移動時間がとても長くなってけっこう疲れます。

MEXなどの乗継地点で1泊すれば、時間帯の調整と観光もできて一石二鳥かもしれませんね。

カンクン旅行

¡Hola!(オラ〜)。皆さん、こんにちは〜。8カ月ぶりにメキシコからお届けしていま〜す。

昨年は、1人でメキシコシティーに行ってすぐ帰国しましたが、今回は家人と2人なのでちゃんと観光します。

実は義弟(家人の弟)夫妻がメキシコ駐在中でした。なのでなんとなくメキシコに馴染みが湧いていたのです。

ところがトランプ関税のあおりで義弟は帰国。まあ元々、義弟を訪問しようと思ってたわけじゃないけど。

さて、メキシコシティーで乗り継いで、ユカタン半島の先っぽのカンクンに、さっき到着したところです。

乗り継いだ国内線は地元の「アエロメヒコ」です。何かと不安材料しかない航空会社ですが、無事でした。

ただし、搭乗から離陸までに1時間50分かかりました。混雑する時間帯だったとしてもね。メキシコ時間?

そんなこんなで、自宅を出てホテルに着くまでに32時間もかかりました。長いねしかし。帰りが思いやられる。

いまこちらは午前1時前。日本との時差は10時間。メキシコシティーとの時差も1時間あります。

カリブ海は目の前ですが、夜なのでビーチの美しさがわかりません。黒い海に波頭が見え、波音が聞こえます。

ユカタン半島といえば、恐竜が絶滅した原因となった巨大隕石が落ちたのが、その半島沖の海です。

私にはそのような知識しか無かったのですが、じつはマヤ文明の中心地なんですよね。知らんかったね。

さて明日は、カリブ海見てメキシコ料理食べて何か買って、遺跡巡りなどする計画です。

日本時間がピンとこない状況なので当ブログの投稿時刻も不規則ですが、ご容赦願います。アディオス!

ソラシドエアの座席のオススメ

ソラシドエアに昨日は久しぶりに乗ったのですが、座席確保の裏技を発見したのでその話など。

なお、私はANAのサイトから予約しており、ソラシドエアのサイトからの予約とは異なるかもしれません。

ソラシドエアが運用中の機材14機はすべて Boeing 737-800で、シート構成は2種類ありますがほぼ同じです。

ANAのようなプレミアムクラスはありません。全席普通席なのでシートはみな同じで、3-3配列です。

座席の前後間隔(シートピッチ)は平均81cmで、実はJALやANAの普通席(79cm)よりも広いのです。

さらに、1, 13, 14列目は、他の場所よりも足元が広く、とくに最前列は早く降りられるのでオススメです。

私がネット予約した時、1列目は予約対象外でした。空席は2列目より後ろのみ。その窓側を予約しました。

ところが空港のカウンターで尋ねると、往路は1列目が空いてるようで、すぐに1A席に変更してもらいました。

どうやら1列目は、とくに手伝いが必要な乗客向けに空けているのだそうです。

出発の直前になっても、そのような乗客の予約が入らなければ、どこかの時点で解放されるのでしょう。

さて復路。羽田でカウンターなどに行く暇が無く、搭乗口で係の方に尋ねてみました。出発20分前のことです。

すると、1列目が空いてますよ、とのこと。これまた座席を1Aに変更してもらいました。

結局、往復ともに最前列の窓側に座ることができ、しかも隣は空席。これは偶然とは思えません。

このような運用だと、ソラシドの最前列はいつもガラ空きなのかもしれません。もったいない話です。

空港に着いたら、カウンターか搭乗口で1列目の空き状況を再確認することをオススメします。

「ナッシージェット」に乗る

ソラシドエアの特別塗装機「ナッシージェット宮崎」( Boeing737-800、JA803X )に乗ってみました。

「ナッシー」(アローラのすがたを含む)や、いろんなポケモンが機体全体に描かれた、楽しげな飛行機です。

以前からその「モデルプレーン」を部屋に飾って毎日愛でてきましたが、ついに実機への搭乗が叶いました。

と書きましたが、元々私はポケモンが好きなのではなく、ただの、珍しい飛行機ファンなんですけどね。

ところで、飛行機の「機材繰り」(=どの便にどの機材を使うか)は、運航直前にならなければ決まりません。

なので通常は、特別機塗装機の運航日時はあらかじめ決まっておらず、それに乗れるかどうかは運次第です。

しかし一部ファンの期待に応えるために、一定期間の機材の運航予定を固定してくれることが時々あります。

ナッシージェットも、毎月数日間、運航をあらかじめ決めて乗りやすくするサービスが行われています。

そういうわけで以前からタイミングをうかがっていたのですが、ようやく今日、搭乗することができました。

今日のナッシージェットの運航は、羽田→熊本→羽田→熊本→羽田→大分→羽田、の6便。

このうちの「熊本→羽田→熊本」部分に乗りました。9:50出発、羽田で休憩、14:10帰熊の空の旅です。

じつは「6便全便搭乗」にも挑戦したいところですが、羽田の前泊と後泊が必要なので二の足を踏みます。

さて、搭乗してみると、ヘッドレストカバーがナッシー柄で、あちこちにナッシーのシールが貼ってある。

内装はその程度で、大がかりな改装はありません。やはり特別塗装機が特別なのは塗装(外観)なんですね。