「フィジカル」を生かす

ラグビーワールドカップフランス大会。日本代表は、明日未明、サモアと対戦します。さあ、どうなるか。

フィジカルを生かしたサモアに対して、日本は素早い攻撃で対抗する、などという予想記事をよく見かけます。

私はしかし、その「フィジカル」という言葉を聞くたびに、いつも違和感で思考停止してしまうのです。

だって “physical” は形容詞でしょ。フィジカルを生かすとか、フィジカルが強いとか、おかしくないですか。

その意味でのフィジカルは、本来は “physical characteristic” でしょうから、その省略形なんでしょうね。

似たような表現で、「メンタルが弱い」なんていう言葉も、どうかと思います。 “mental” は形容詞ですから。

メンタルが弱いなら、 “mentally weak” ですよね、たぶん。これも何かを勝手に省略してるに違いない。

「医師」は英語で “doctor” ですが、「外科医」“surgeon” と区別した場合の「内科医」は “physician” です。

フィジカルを生かすのはどちらかというと外科医の方だと思うのですが、フィジシャンは内科医です。

内科医がフィジシャンなら、外科医はマジシャンだ。勤務医時代に私は、そう言ったことがあります。昔です。

ちなみに私の世代だと、フィジカルと聞いて真っ先に思い出すのは、オリビア・ニュートン=ジョンですよね。

フィジカルをいちばん生かしたのは、彼女かもしれません。(お後がよろしいようで)

侍ジャパン、世界一!

日本中が期待したとおり、侍ジャパンはアメリカを破り、WBCで優勝しました。

メジャーリーグから選りすぐった、実質的に世界最強のスーパースターたちを相手に、見事な勝利でした。

点を入れられたら入れ返す、すぐ入れ返す。しかも村上の特大の一発。村上は完全復調ですね。

しかもそれに終わらず、さらに追加点で倍返し。序盤から侍ジャパンのお決まりの流れになりました。

こういう試合展開だと、今日も勝つ(かも)という気にさせてくれますね。

投手陣のナイスピッチが続く中で、岡本にもホームランが飛び出します。もう、このひと最高です。

その後は、チャンスで得点できないかわりに、ピンチも切り抜け、ハラハラしながら終盤に向かいます。

ダルビッシュは1失点を許しましたが、日本のリードを守る好投でした。

いつ見ても彼の目が充血しているところに、強いプレッシャーと闘っている少し悲愴な姿さえ感じました。

でも侍ジャパンの一体感を育んだのは、ダルビッシュの功績だろうと思います。

「憧れるのをやめましょう」と、大谷が試合前の円陣で声出しをしました。

これは他のメンバーだけでなく、おそらくは自分自身をも鼓舞するための発言だったのでしょう。

実際に、憧れの的(だった)トラウト選手を、大谷自らが空振り三振に抑えるという、有言実行を見せました。

どの選手も素晴らしい活躍でしたが、終わってみるとやっぱり大谷だなぁと、改めて思うWBCでした。

侍ジャパン、メキシコを破って決勝進出!

WBC準決勝のメキシコ戦。祝日だったので、日本中が朝からの試合をライブ観戦していたことでしょう。

今日の試合はホントに、侍ジャパンの粘り強さと、野球というスポーツの面白さを見せつけてくれました。

そしてなにより、村上の逆転サヨナラには、もう、号泣です。日本中が号泣です。

実は私は、横浜の孫たちに会うために出かけていたので、試合の放送を生で見ることは出来ませんでした。

孫たちとの楽しい至福のひとときを経て、午後ようやく、今朝の準決勝戦の結末をニュースで知ったのでした。

サッカーと野球との違いはいろいろありますが、「サヨナラ勝ち」も、野球ならではですよね。

最終回の裏に、試合の勝敗を決める「決勝点」を入れる、今日みたいな展開は、絵に描いたように劇的です。

まして逆転サヨナラですから、試合を決めた村上は、主砲の面目躍如どころか、まさに神がかっています。

もちろん、吉田のスリーランも、近藤も大谷も素晴らしい。

今日は帰宅してから、夜遅くに録画で試合を見ました。

結末を知っているドラマですが、それでも勝利の瞬間は何度観ても感動しますね。なにしろ劇的すぎます。

この勢いで明日はアメリカを撃破し、侍ジャパンが世界一になってくれることを祈ります。

侍ジャパン、イタリアに勝って準決勝へ

WBC準々決勝。どういうわけか私には、1次リーグの時よりも安心して見ていられる試合でした。良かった。

大谷が投げたら負ける気がしませんね。しかも今日は、すごい声が出てました。鬼気迫るものがありました。

ダルビッシュも「日本で投げるのは最後になる」思いが伝わってくるピッチングでした。

他の投手が相対的に目立ちませんが、実は素晴らしい投手が大勢います。

ヌートバーはいつもより控えめな活躍でしたが、打線の大爆発が岡本のスリーランから始まりました。

その後に2点追いつかれても、3点入れて突き放す。やられたらやり返す。容赦なくたたみかける。

火が付いたら手が着けられないのが侍打線。とくに今日は、村上に長打と打点と笑顔が出たのが良かった。

投手陣も打撃陣も素晴らしいアゲアゲムードの中で、侍ジャパンはアメリカに乗り込みます。

準決勝は来週火曜日の朝。相手は、プエルトリコ対メキシコ戦の勝者。根拠はないけど、負ける気がしません。

さらに決勝は水曜日の朝ですか。ちょうどこの日は、臨時休診する予定なんですよね。ホント、偶然です。

侍ジャパン、全勝で準々決勝へ

侍ジャパンは1次ラウンドを4戦全勝し、準々決勝進出を決めました。期待通りとは言え、見事でした。

通販で買った応援グッズも昨日届いたので、その「ペッパーミル」を手に、テレビの前で応援しました。

それにしても今日のオーストラリア戦は、初回からの圧倒的な打撃と、さらに点数を加えて堂々の圧勝でした。

ついに大谷の一発、しかもスリーランが出たので、もう安心しきって見られる展開でした。

実はあの場面、大谷が四球を選んだ後の村上の満塁弾を予感したのですが、先に大谷が打っちゃいましたね。

村上は6回にヒットを打ったので、まあヨシとしましょう。準々決勝での劇的な一発に期待します。

さてその準々決勝は、東京ドームで3/16(木)の19時から。ここまでは自国開催のおかげで良い時間帯です。

しかし準決勝は、米国で行われます。現地時間は19時からですが、日本時間では3/21(火)の朝8時から。

この日は祝日(春分の日)。日本人には願ってもない日程です。

そして気が早いですが、決勝戦は日本時間で3/22(水)の朝8時から。日本人の皆さん。仕事休みましょう。

ちなみに当院は、たまたまこの日は臨時休診する予定だったのですね。ホント、偶然です。

侍ジャパン、チェコにも快勝

東日本大震災から12年。

津波で自宅を流され、肉親を失った佐々木朗希投手は、特別な思いで今日の試合に臨んだ、と思います。

その佐々木も、宮城も、素晴らしいピッチングだったし、相変わらず打者もよく打ちました。

例によって、先制を許し、不安な気持ちにさせてからの逆転、さらに追加点、という毎度の展開でした。

ていうか今日は、逆転しない気がしなかったので、あまり不安な気持ちにもなりませんでしたね。

蓋を開けてみれば、昨日までの2戦と同様の大量得点という、終盤の大爆発を今日も楽しむことができました。

そして何より、村上に一発、じゃないけど一打が出たことも、良かった。

仕事から帰って入浴後に録画の追っかけ再生で観戦したので、今日も見終わったら11時過ぎでした。

それからこの仕事(=ブログ執筆)に取りかかるわけで、このところ毎晩なかなか忙しいスケジュールです。

サッカーと異なり、野球は一打で複数得点が入り得る面白さに、あらためて気付きます。

少しぐらい点差があってもひっくり返せるし、たたみかけるような大量追加点で圧勝する展開もありです。

これまでの3戦はまさに、野球の面白さを見せてくれたと思います。

リーグ4戦中の3戦に勝ったのに、まだ準々決勝進出は確定していませんが、明日勝てばいいのです。

ともかく明日の晩は、家康よりも侍優先です。

侍ジャパン、韓国にも圧勝

「宿敵」韓国を下し、今日のWBCも、侍ジャパンが圧勝しました。いやホントに強い。

とくに今日は、3点も先制されてからの逆転劇、からの追加点入れまくりという、圧倒的な展開でした。

3回にダルビッシュが3失点したときは、もしかして負けるのかと、一時はイヤな雰囲気になりました。

しかしその裏にすぐさま4点取るという、実に胸のすくような逆転。こうなるともう負ける気がしませんね。

逆転した後に、さらに追加点を加えて相手を突き放すのが、いちばん安心して見ていられるパターンです。

7回には9点差まで開き、あわやコールドゲームかと思って見ていましたが、なかなかそうはなりません。

大谷も他の打者も誰も「とどめ」を刺さず、9点差のまま最終回を迎え、試合終了となりました。

韓国にとって、ほぼ負けが決まった試合を最後まで続けるのも、コールド同様に屈辱的だったかもしれません。

各球団の4番打者を集めた侍ジャパンの打線は、いったん火が付くと容赦なく打ちまくりますね。

ダルビッシュはやや調整不足だったかもしれませんが、その他の投手はみな素晴らしい。

ただ、村上の不調だけは見ていて辛く、明日以降の復活を、たぶん日本中が期待しています。

侍ジャパン、中国に圧勝

「WBC」のリーグ戦が始まり、侍ジャパンが中国に圧勝しました。良かった。

大谷はよく投げタイムリーも放ちました。でもこういう舞台では、なかなかホームランは出ないものですね。

中盤まではなかなか点差を広げられず、もしや逆転されやしないかと、少々やきもきする展開でした。

がしかし、終盤で打線が爆発してくれました。その勢いで、明日は大爆発してくれることでしょう。

選手たちへのプレッシャーはいかばかりかと思いますが、必ず世界一になることを日本中が期待しています。

中継映像を見ていて、観客のほとんどがマスク着用のまま、大いに盛り上がっていました。

マスクを着けていた方がむしろ、気兼ねなく大声を出せるのかもしれません。

4夜連続の1次ラウンドが終わり、2次ラウンドに入るころから、日本は「マスク解除」となります。

さて日本人の行動やどのように変容するのか、しないのか。その点にも注目したいところです。

当院では、院内でのマスク着用を、今後も当面の間は、すべての患者さんにお願いすることにしています。

待合室には、ご高齢の方や基礎疾患のある方が常にいらっしゃいますので、そこんとこよろしくお願いします。

もうすっかり慣れ親しんだマスクですから、院内に居る時間ぐらい、我慢できますよね。

スペインに逆転勝利して決勝トーナメント進出へ

サッカーW杯カタール大会。スペイン戦はすばらしい逆転勝利で、日本は決勝トーナメント進出を決めました。

早起きして生で観て良かった。いや、ごめんなさい、録画中の番組を5時から追っかけ再生で観たのでした。

試合終了後の時間帯から観始めたのでは、ニュース速報などで結果を知ってしまうリスクがあります。

それを避けるために、試合途中の時間帯から録画を観始めたわけで、つまり「生」じゃないけど「半生」です。

それにしても、あのゴール。三笘がゴールラインぎりぎりから折り返して田中が押し込んだヤツね。

私の位置からはアウトに見えました。もう少しリビングの左側から観ていたとしても、たぶん同じでしょう。

しかしラインの真上から見たらどうか。もしかするとボールは、ラインに2,3cm重なってるんじゃないの?

もしもアウトなら、VARの判定にこんなに時間はかからないはず。これはきっと良い結果が出る兆しか。

などと良い方向に推理していたら、その通り。日本のゴールが認められました。

のちにビデオやネット画像で見ると、2,3cmどころか、数ミリレベルじゃないですか。

公式ボールにはセンサーが内蔵されていて、1秒間に500回もボールの位置情報を発信してるんですってすね。

単にビデオで詳しく見るだけではなく、最新の計測システムのおかげで、正しい判定につながったのでしょう。

さて、決勝トーナメント第1戦のクロアチア戦は、12/6(火)の午前0時。またまた休診日じゃないですか。

北京五輪には、感動をもらっています

当ブログも、毎日毎日コロナ関連のネタばかりで、いいかげん辟易している方も多いことでしょう。

ホントにまったく別の話題で書きたいのですが、コロナ禍を差し置いて書くほどのネタがみつかりません。

毎晩遅くまで頭を抱えている私に、いつも同情してくれる家人に言いたい。「同情するならネタをくれ」。

北京五輪は、コロナ禍第6波の真っ最中にどうなの、と思っていましたが結局、私もそれなりに楽しんでます。

東京五輪の時と同じで、いざ始まれば盛り上がってしまうのです。皆さんも、そうでしょう?

不可解な判定で納得できない事態も続出していますが、中国が有利な判定はもう仕方ない。諦めましょう。

そんな厳しいアウェーの中にありながらメダルを獲得した選手たちは、ホントにすばらしい。感動します。

国内に目を向けると、将棋の王将戦では藤井聡太竜王が4連勝し、10代での「五冠」を成し遂げました。

この人は、これまで思って来た以上に、化け物クラスなのかもしれませんね、ああ見えて。

考えてみると、この2年間で進歩したことが私には何もありません。コロナ禍で右往左往してきただけです。

どのような状況でも、つねに中長期的な目標を持ち、日々の雑事とは切り離して努力しなければなりませんね。