予約受付開始

本日から予約受付を開始したモノが、世の中に2つあります。

ひとつはiPhone5。

そしてもうひとつは、当院のインフルエンザの予防接種です。今日の話はこっち。

当院では例年、<a href="http://www.2277100a3.com/i/" target="_blank" title="インターネットによる予約システム">インターネットによる予約システム</a>を利用しています。

接種希望者は、ケータイやパソコンからこのサイトにアクセスし、空いている日時を選んで登録します。

予約状況は随時把握でき、必要ワクチン量も自動計算です。

このような先進的なITシステムですが、どうしてもネットからの予約が困難な方もいらっしゃいます。

ケータイをお持ちでない方や、通話以外の機能を使ったことがない方、とにかくケータイが不得意な方など。

そのような場合にはしょうがないので、例外的に、窓口で予約を受け付けています。

あまり杓子定規に「ネット以外の予約は出来ません」とは言えないのです。

一般診療の予約でも同じことです。

ケータイからの<a href="http://paa.jp/t/162601/" target="_blank" title="順番予約システム">順番予約システム</a>には、電話や窓口での受付も併用して運用しています。

病状の重い方は順番を繰り上げますが、これはその他の予約者全員の順番を繰り下げることになります。

やはり杓子定規に「診察は順番通りです」と言うわけにはいきません。

医療の世界ではいくらIT化を進めても、完全なデジタル化は困難です。人間的な微調整が必要です。

(蛇足)

iPhone5予約しました。

朝の清掃

雨の日を除いては、毎朝7時過ぎに、クリニックの敷地内と周辺道路の一部を清掃しています。

ホウキで掃いて、ゴミを拾ったり落ち葉を片付けたりする、ほんの15分程度の作業です。

毎朝掃除しても、毎日新たなゴミが落ちています。

近所にショッピングセンターとマクドナルドがあるので、食料品の袋などが目に付きます。

看板に「敷地内禁煙」と掲示しているのにもかかわらず、毎日2,3本の吸い殻を、敷地内で見つけます。

干からびたミミズや一生を終えたセミも転がっていて、これらは植込の根元に掃き込んで、土に戻します。

思わず写メしたくなるほどきれいな色彩の芋虫や、攻撃的態度を見せるカマキリにも、時々出会います。

たまに犬の糞があります。野良犬ならしかたないですが、飼い犬の糞なら許せない。

立て札を設置してみようかとも思うのですが、問題はその文面です。

「敷地内の犬の散歩禁止」 普通すぎ。

「糞はお持ち帰り下さい」 散歩自体は容認していると思われるのがよくない。

「フンガイしています!」 面白がられるだけか。

「犬の糞をさせないで下さい。お願いです」 心情に訴えてみました。

「他人の犬の糞を片付けるのは、イヤです」 こういうのは有効かも。

「他人の犬の糞は、自分の犬のよりも臭い」 コピー塾の答案みたいになってきた。しかもヘタ。

シール印刷

当院では「ミニカルテ」と名付けている診療手帳を、全ての患者さんにお渡ししています。

その内容や目的については、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-138.html" target="_blank" title="以前詳しく書いた">以前詳しく書いた</a>ことがあるので、今日は別の話。

ミニカルテは、調剤薬局で使われている「お薬手帳」と同じ、A6サイズの手帳です。

毎回の診療内容などの詳細を、シールに印刷して貼っていきます。

プリンタは、ブラザー工業のラベルプリンター「ピータッチQL-1050TypeA」を選びました。

10cm幅のシールが印刷できるので、A6サイズにはぴったりだからです。

他社製品も考えたのですが、パソコンとの連携や消耗品のコストなどの理由で、ブラザーに決めました。

残念ながら、Macに対応していないので、受付のWindows機に接続して使っています。

ラベル印刷といえば、キングジムの「テプラ」が有名ですが、これも元々はブラザーが開発したものでした。

ブラザーも後に、自社でピータッチを海外向けに発売しましたが、国内販売はずいぶん後のこと。

キングジムはブラザーに、毎年6億円支払っているそうです。テプラの特許の実施許諾料です。

その支払期限が今年12月に終了すると、今日の日経が報じていました。

そのニュースで思いついて、このたび新たにテプラを購入しました。小物やファイルに貼るラベル用です。

キーボードが付いていない、パソコン接続専用のものにしました。

残念ながら、Macで使うと機能が限定されるようです。

Appleが世界最大の企業になった今でも、あいかわらずMacは肩身が狭いです。

休日診療

当院は「土日祝日診療」をしていますので、もちろん今日も、通常通り診療しました。

クリニック開業時に、私が「土日祝日診療」を打ち出した理由は、以下の2つです。

(1)ほかの医療機関が診療していない(なので土日に受診したい人には便利で喜ばれそう)

(2)私自身が休日出勤に慣れていた(心臓外科医に限らず、多くの小児科勤務医もそうでしょう)

デパートやスーパーや家電量販店などの小売業は、土日営業が当たり前。休まれたら困ります。

ところが同じ「サービス業」でも、役所や銀行は、土日休業が当たり前。

医療機関の外来も、どちらかというと役所・銀行と同じグループです。

これらの業種の事業所が休日にも通常営業したら、間違いなく利用者は便利です。でもやってない。

システムの問題もありますが、それよりも、休日対応のための職員確保が難しいのだと思います。

どの業種であっても、休日営業というのはつねに職員確保との戦いであり、それが経営上の苦労になります。

この点については、開業当初は思いもよりませんでした。

前述した(2)の理由が、誰にでも通用するものではないことを、それほど自覚していなかったのです。

さいわい、休日に勤務してくれるスタッフに恵まれたので、やっていけています。感謝です。

旧友来たる

タクシーの中で、これを書いています。

旧友が突然、来熊したとの連絡をよこしてきたので、診療を終えるやいなや、街に向かっているのです。

中学時代の同級生。会うのは何十年ぶりだろう。

積もる話も積もり過ぎて、どんな話になるのやら。

それにしてもタクシーは揺れますね。

長文をiPhoneで入力するのは無理がある。ミスタッチばかりで、なかなか筆が進みません。

それでも、ブログの連続記録を中断したくないので書いてます。

本末転倒です。はい。

あ~、ちょっと車酔いしてきたかも。

明日はちゃんと書きますので・・・

(帰宅後の追記)

旧友とは、中学校の同級生で生徒会長だった門田君。

まあそれにしても、中学時代の同級生ともなると、みんな職業がバラバラで、とにかく話題が多いです。

私はずっと山口を離れていたので、聞く話すべてが新鮮、あるいは驚愕。

そして、女子の話。彼女らも、みんな同い年。ある意味ショックです。

大型連休

大型連休に突入しました。

暦通りなら3連休+4連休の飛び石、中2日にも休みをとれば全部で9連休。

思えば子供の頃は、いまよりも連休がずっと少なかった。

もちろん土曜日は休みではありません。「半ドン」でした。

だから、たまたま土曜日か月曜日が祝日だと、2連休になり、大喜びしたものです。

逆に、日曜日が祝日だった場合はガッカリ。休みは1日限り。大損した気分。

そりゃあんまりだろうってことで、月曜日が振替休日になったのはだいぶ後のこと。

小学生の頃のある年、5月4日はもちろん祝日ではありませんでしたが、その日がたまたま日曜日だったため、夢の3連休が出現しました。

日本中がこの大型連休に湧いたものです。

その後、週休2日の世の中になり、祝日はやたらに月曜日に寄せ集められ、いまや土日月の3連休は珍しくなくなってしまいました。

人々が大騒ぎするのは、もはや4連休以上だけです。

人間の欲望というものは、底知れぬものです。

ところで当院は「土日祝日診療」というのがウリです。定期休診日は火曜日と金曜日。

では、祝日が火曜や金曜だったらどうするか?

現在、火・金は、たとえ祝日でも、休診日としています。

つまり、「祝日診療」よりも「「火・金休診」の方が優先するわけです。

実は開院当初(最初の1年ぐらい?)は、「祝日診療」の方を優先していました。

「あそこは祝日でもやっているはず」という患者さんの期待を裏切るわけにはいかない、というのが理由。

しかし実際やってみると、定期休診日が祝日のためにフイになるのは、なんともやりきれません。

私一人の問題ではなく、職員やその家族の負担も考慮しなければなりません。

そんなわけで、職場としての「完全週休二日」を維持するために、「火・金休診」を優先しているのです。

ご理解をいただければ、幸いです。

ミニカルテという試み

本日、当院は開院4周年を迎えました。さて・・・

よその医療機関では誰もやってないだろう、と思うのは「ミニカルテ」。

開院当初から続けている、A6サイズの診療手帳を、そのように呼んでます。

その日の診療内容(病歴・所見・処方・検査結果など)と、私からのコメント(診断・見通し・注意点など)をすべて記入して、患者さんに渡します。

口で説明するだけでなく、印刷して、おまけにノート方式にして記録を蓄積していけば便利だろうと、そんな思いで導入したのですが、現在に至るまで、苦労の連続です。

ミニカルテの内容を全部手入力するとなると、それだけで1人当たり5分も10分もかかります。さすがに診療が滞ります。時間短縮と省力化のためには、電子カルテと連動するしかないと考えて、電カル会社と交渉しました。

数社からは門前払いされましたが、2社が興味を示してくれました。そのうちアガペ社は、社長自ら私のアイデアを高く評価してくれました。面白いアイデアなのでぜひ当社でやらせてほしいと。

私のアイデアを盛り込むためには、電子カルテのプログラムを書き換えて、新バージョンを作ってもらわなければなりません。上京して、開発担当者と細かい仕様を打ち合わせ、その後もメールでやりとりしながら、修正作業を繰り返しました。完成したのは開院の直前。

電子カルテの内容がそのまま印刷される仕組みなので、2号用紙部分さえきちんと記載してあればよいのです。でもこれがたいへん。いちばん大事なコメントの入力だけでも、一人当たり1,2分の時間を要します。

毎日多量の文章を急いでキー入力するので腱鞘炎になりました。ひところは、腕に装具を付け、手首には毎週ステロイド注射をしていました。スタッフに口述筆記してもらうことも考えましたが、誤変換チェックの手間を考えると、かえって時間がかかりそう。

面倒なことしてるなあ、という思いもありますが、誰にもマネできない(したくもない?)ことをしている自負もあります。時々「ミニカルテは助かります」と言ってくれる患者さんの言葉に励まされて、痛む右手首をさすりながら、今日もコメント入力しています。

※熊本市医師会発行の「森都医報」9月号に投稿したものを転載しました。

 投稿時には「アガペ社」の部分を「A社」と記載していました。

休日のリフレッシュ効果

世間は3連休でした。私は3日間働きましたが、明日は休診日でもあり、いま心地よい疲れを感じているところです。

休日の効用のひとつはリフレッシュ効果でしょう。これは肉体的なものよりも精神的な効果が大きいと思います。

子どもの頃、1週間でいちばんウキウキして楽しい時間帯は、土曜日の昼、学校から帰って吉本新喜劇を見ている頃でした。

休日である日曜日よりも、むしろその前日の方が高揚感・幸福感が高いわけです。

これは大人になっても当てはまります。

週休2日が当たり前となった現在、世間の人がウキウキした土曜日気分になるのは金曜日です。本来の土曜日は休前日でもありながら、すでに連休の半分が過ぎつつあるので高揚感はいまいちです。

ところが私の場合、火曜日と金曜日が休日(休診日)です。飛び石です。そのために週に2回ほど土曜日気分になれます。これは想定外の効用でした。

私の結論

休日は、連休よりも飛び石の方がリフレッシュ効果が高い。

開院3周年

本日、当院は開院3周年を迎えました。

来院していただいた皆様のご期待にどこまでお応えできたのか、まったく自信がありませんが、これからも自分の良心に従って、最善の医療を提供していきたいと思っています。

開院当初より力を入れている当院のウリは、以下の二つです。

「土日診療」

当初半ドンだった火曜日を、今年1月から休診日にしました。

休診日を増やすことには抵抗もあり悩みましたが、土・日診療を続けていくために必要と考えて決断しました。

そのおかげで今、火曜日と金曜日という飛び石の週休2日が、私の診療と生活に絶妙なリズムをもたらしています。

土・日診療は、ずっと続けるつもりです。リズム維持のために、当面は祝日診療も続けます。

問題点は、2連休がないことです。

「ミニカルテ」

患者さんへの丁寧な説明の究極の形と考えています。

その効率的な作製のために、電子カルテは日々改良中ですが、診察中やその直後に、猛烈な勢いで文章入力を行う必要があります。

問題点は、診療時間がよけいにかかることと、腱鞘炎になりやすいことです。

いまの診療スタイルがベストかどうか、わかりませんが、研究・工夫・精進あるのみです。

これからもよろしくお願い申し上げます。

開院1周年

振り返れば、あっという間の1年間でした。

支えてくださった多くの方に、心より感謝申し上げます。

診療内容・・・・いまだに、日々勉強です。

スタッフ・・・・開院当初からのメンバーがほとんど残っているのがうれしいです。

電子カルテ・・・大きなトラブルも無く、むしろ私はピッタリはまっています。

予約システム・・必須です。よりよい運用を研究中。

病診連携・・・・病院の先生方がホントに頼りになります。感謝です。とくに日赤小児科の先生方。

土日祝日診療・・「助かります」と言われることが喜びです。だから続けます。

ミニカルテ・・・手間をかけている甲斐はあると思います。これからも当院のウリです。

インフルエンザ・おかげさまで多くの予約をいただきました。おとといから接種始めてます。

ホームページ・・充実させるヒマがなくて・・・ブログも最近は更新が遅れてすいません。

医療制度・・・・改善の余地は大いにありますが、朝令暮改もいかがなものか。

自分の健康・・・幸い、体調不良で休診することはありませんでした。体重は数キロ増加!

経営状態・・・・言わないでおきましょう。

趣味・・・・・・電子カルテや診療関連システムの改良のために毎晩パソコンいじり。

こんなのが趣味では、ストレス解消にはならないかもしれませんが、とりあえず好きなことやろうかと思って・・・

これからもよろしくお願いいたします。