リンゴ信者

ある宗教信者の”ひとりごと”としてお読み下さい。

世の中のパソコンはWindowsマシンとMacに大別されます(ザックリと)。そしてそのシェアには大差があります。

最新の集計によると、Macのシェアは、北米では12%、日本で8%、世界中では6%だそうです。

シェアに大差があるにもかかわらず、世間からの認知度において両者は互角、話題性においてはMacの方が上かもしれません。

で、いま話題の二品と言えば、iPadとiPhone4。

iPadはまだ買っていません。どう考えても手首に負担がかかりそうなので、腱鞘炎が治るまで我慢です。でも必ず買います。

iPhone4は先日ゲットしました。初代 iPhone3Gを並んで購入してから2年、このたびiPhone4に機種変更しました。機種変更なので手出し0円です。

Apple信者を自認する私は、1989年以来これまでに、あきれるほど多くのMacを購入してきました。

興味ある人のために詳しく書きますと、最初に買ったのがSE/30、次いでPowerBook100, IIvx, Quadra840AV, ColorClassicII, Performa5210, iMac, PowerBookG3, eMac, iMacG4, iBookG4, MacBookProの12台(このうち現所有8台、稼働中は3台)。

それら以外に、クリニック用としてiMac2台, MacBook, MacBookPro, MacProの5台も所有しています。

もしも旧型Macから最新Macに無料で”機種変更”できたらすばらしいことですが・・・

ところで、稼働中でないのに所有しているMacが5台もあるのはなぜか・・・捨てられないのです。

かつて手放したSE/30も、故障しててもいいから買い戻したいほど。

ちなみにこれまでに買ったMacの中でいちばんオシャレなのも、いちばん高価だったのも、SE/30です。

真夏のミステリー

異次元の空間が、私たちのすぐ身近に存在するかもしれません。

犬の散歩をしていると、ワンパターンの順路では犬も私も飽きるので、先日、いつもは行かない方向に足を伸ばしてみました。

すると、近所の住宅の裏側に出た瞬間、これまで全く気づかなかった公園が広がっていました。おまけにこれがやたらに広いのです。

住宅が密集しているはずのエリアに、なぜか広大な緑地が存在していることに、驚きを通り越して、何とも言えない不思議な気持ちになりました。

いま思い出してみても、公園はひたすら広く、向こう側に見えるはずの住宅やビルの影が何も記憶に残っていません。何も背景のない空間だったのでしょうか。

「千と千尋の神隠し」に出てくるような異次元の世界に足を踏み入れたようでした。

女性が連れていた小型犬が私の犬に吠えかかったのがきっかけで、その飼い主の女性と少し話をしましたが、はたして彼女は実在する女性だったのか。

あちらの世界の住人ではなかったか。もし誘われて着いて行ったらどうなっていたのか。

そもそも、その公園自体、実在しているのかどうか・・・

気になってグーグルマップで確認したら、ウチの近所にわりと広い公園がありました。

近所の地理って、意外と知らないものですね。

長寿疑惑

長寿大国ニッポンの信頼が揺らいでいます。不明高齢者問題です。

加入記録がないからといって年金がもらえない人が多数いる一方で、年金が支給されている人の中に存否不明の高齢者が次々と見つかりました。

役所の申請主義は普通、国民に不利になる様に作用しますが、今回の高齢者問題はその逆でした。

「係長、この年金受給者、いま150歳のはずですけど・・・」

「年金を受け取っているのだから問題ないでしょう」

まさか役所での会話はこんな感じなのでしょうか。

日本の平均寿命がどこまで正確な数値なのか。今回ばかりは韓国の非難に反論できません。

最近インドネシアで157歳の女性が発見されたそうです。どうせ記録がいい加減なんじゃないの、ということもできなくなりました。

新・新型ワクチン

来シーズンのインフルエンザワクチンは、「新型」と「季節性」の混合ワクチンです。

これで2種類のワクチンを接種しなくてもよくなりました。これはいいニュース。

昨シーズンは、余るほどワクチンがあったのにもかかわらず、厚労省がワクチン接種に「変な」優先順位をつけたおかげで、結果として接種が間に合わずに感染したこどもたちが続出しました。

今回一本化された混合ワクチンが今後の「季節性」ワクチンになるのかと言えば、役所の解釈ではあくまで「新型」ワクチンの扱いです。新しい「新型」ワクチンには従来の「季節性」の成分も混ぜましたよ、というイメージです。

その結果、国の価格統制が続きます。

従来、季節性インフルエンザワクチンの接種料金は医療機関が独自に設定していました。

私のクリニックでも、とくに子どもはかなりの低料金にして(昨年度は、5歳以下は1,000円)、接種機会を増やすことに貢献してきたつもりです。

しかし前述のように、今年のワクチン接種料金は国(実際には自治体)が決める統一価格になるようです。詳細は未定ですが、あまり低価格ではないでしょう。

このような新システムによって、結果的に接種人数が減ってしまい、またインフルエンザの流行につながるのではないかと私は危惧します。

厚労省のワクチン行政はいつもちぐはぐです。

パキラ

パキラ(観葉植物の一種です)の枝が最近ぐんぐん伸びて、あっというまにリビングの天井に届きました。

このあとどういう風に成長していくのかな、などとのんびり構えていたら、その枝がポッキリ折れてしまったのです。

あわてて折れた枝を切り取って水に漬けておいたところ、数日たってもまだ元気。

けなげに思い、その枝を挿し木にしてみました。

挿し木の方法はネットで習得し、必要物品はハンズマンで購入。

枝をいくつかに分割して挿しました。

そして今、12個のミニパキラの鉢が、リビングにずらっと並んでいます。

心配なのは母パキラです。

最近水やりした際に保水力が無いことに気づきました。

怪しいので植え替えしてみたら、根がひどく弱り、土もいたんでいました。

すでに手遅れかもしれないと思えるほどひどい状況でした。

なんとか復活してほしいです。

カビの季節

畳に緑色のカビが生えていました。

ケチってその部屋にエアコンを設置してなかったのが敗因でした。

カビの対処法を調べると、掃除機で胞子を吸引除去し、カラ拭きし、ひどい場合にはアルコールで拭き上げよ、とのこと。

でも念のため、畳屋さんに清浄・抗菌処理をお願いしました。エアコンも取りつけました。

夏休みの自由研究で小学校の頃、学研の「科学」の教材を使ってカビの実験をしたことがあります。

寒天培地の入ったシャーレを家のあちこちに置いて数日間放置したのですが、想像を絶する結末となりました。

おまけにその頃、人々がカビ(カビロゾア)に襲われる怖い漫画(たぶん「科学」の付録)を読み、それがトラウマとなったのか、いまだにカビは不得意分野です。

それで思い出すのは、かつての同僚(当時独身)のカレー鍋事件。

余ったカレーを鍋のまま冷蔵庫に保管していたときのこと。

そのまま数日経過してしまい、処分するのがめんどうで放置しているうちに、やがて蓋を開けるのが怖くなり、ついに「開かずの鍋」となって1年半以上・・・

これ以上は書けません。

ネンキン問題

週刊誌の書評を読んで興味が湧いた本があり、早速書店に行きました。

ところが店に着くと、書名をすっかり忘れているのです。

こういうことが最近よくあります。

カウンターで本の検索をお願いしました。

店員「なにか思い出せるものは?」(検索用のパソコンに向かいながら)

私 「粘菌(ネンキン)・・・」(100%誤解されるだろうなぁと思いつつ)

店員「年金ですね」

私 「普通の年金ではないのです」(もう少し誤解を楽しもうかと)

店員「厚生年金とか、個人年金とか?」

私 「ねばっこいバイ菌、という字を書きます」

店員「・・・」

私 「ネンキンで変換すると意外と出てきます」

店員「あっ、出ました」

粘菌とは、単細胞なのに数センチ以上の大きさにもなる不思議な生き物です。

この日購入した本では、粘菌のもつ驚くべき知的能力が紹介されています。

著者はこの研究で「イグ・ノーベル賞」を受賞している人です。

私はしかし、頭の中で別の方向にドンドン広がっていく発想を抑えきれませんでした。

「個人粘菌」・・・・・研究者以外に、趣味として個人で粘菌を飼育するマニアがいるかも

「粘菌手帳」・・・・・個人粘菌のコレクションを、マニア同士で見せ合ったりする

「粘菌定期便」・・・・毎月いろんな種類の粘菌が届いてマニアを楽しませる通販

「消えた粘菌問題」・・アメーバ状にどのようにでも変形するので見つけにくいです

「基礎粘菌番号」・・・やはり一元管理が必要です by日本粘菌機構

子ども手当でワクチン無料化を

本日内閣総理大臣に任命された菅直人氏は、子ども手当の一部現物給付論を以前から唱えていました。賛成です。

そこで提案。この機会に、こどものワクチンの完全無料化を実現してはどうでしょうか。

ワクチンのうち、すべてのこどもたちが無料で接種を受けられるように国が規定しているもの(定期接種)のほかに、希望者だけが有料で接種を受ける(任意接種)ワクチンには、おたふくかぜ、水痘(水ぼうそう)、ヒブ、肺炎球菌ワクチンなどがあります。

米国では、これらのワクチンはすべて無料です。欧米各国もおおむね同様です。ワクチン行政において、残念ながら日本は後進国です。

例えば日本ではいまだに麻疹(はしか)が散発的に流行し(2008年は患者数約1万人)、麻疹がほぼ根絶されている米国から、日本は麻疹輸出国として恐れられています。

そうなった原因には、麻疹ワクチンの接種回数が1回だけであったことと、その接種率が低かったことがありますが、とくに約20年前に起きたMMRワクチン(麻疹+風疹+おたふくかぜ)の副作用による接種の一時中断が大きく影響したと思われます。

同様に日本脳炎ワクチンは、重い副作用が5年前に起きて以来、いまだに接種率は低迷しています。

これらはいずれも、疫病の根絶について啓蒙することよりも医療事故の糾弾を優先するマスコミの論調や、そのマスコミに扇動されて一斉にワクチン接種拒否に向かってしまう日本人の気質、それに役人のことなかれ主義と政治の先見性のなさがもたらした悲劇と言えるでしょう。

そのようなわけでワクチンの無料化も遅れているわけです。

ヒブと肺炎球菌ワクチンを乳児期からフルコースで4回ずつ接種すると、1人約7万円かかります。

子ども手当(満額)の3カ月分に過ぎませんが、それが現金給付では必ずしもワクチン接種にはつながらないでしょう。

菅総理の持論である現物給付の一環として、こどものワクチンの完全無料化を提案します。

(追記)

麻疹については4年前と2年前に予防接種計画の見直しが行われ、患者数は減りつつあります。

日本脳炎ワクチンについても、今春からようやく積極的勧奨接種に切り替わりました。

おつりのほうになります

腱鞘炎になってから、箸を使わなくてすむピザを食べることが増えました。

昨日宅配ピザが届いたときの会話。

ドアを開けると、「はじめに商品のほうをお渡ししますが大丈夫ですか?」

次に2千円を出すと、「2千円からおあずかりします」

さらに、「こちら、おつりのほうになります」

「~のほう」   

いちばん頻繁に耳にするフレーズで、応用範囲の広い言葉です。ムカつきます。

「大丈夫ですか」 

何か心配事がある状況で使う言葉です。もしかすると私の腱鞘炎を気遣ってくれたのか。

「~円から」   

丁寧に言おうとする気持ちなのか、おつりを前提とした意味を込めたのか。ともかくイヤな言葉づかいです。

「~になります」 

これについては、ちょうど来週6/10のNHKの番組「みんなでニホンGO!」でとりあげられるようです。

ちなみにこの番組、NHKらしい比較的深い掘り下げと、NHKらしからぬ軽いノリ(レギュラー出演者のザキヤマに負うところ大)のバランスがよくて、最近の私のお気に入りのほうになります。

腱鞘炎

満50歳になるまさに今年、五十肩になりました。ほぼ時を同じくして右手首の腱鞘炎も発症しました。

親指の根元の腱鞘炎で、ドゥケルヴァン(ドケルバン)氏病というそうです。

調べてみると、スポーツ(テニス)や育児(抱っこ)で起きやすい病気で、パソコンのマウス操作も原因になるとのこと。マウス腱鞘炎なる言葉もあるようです。

私は仕事以外でも、ヒマさえあれば一日中パソコン(Mac)をいじっています。

おまけに、これまで愛用してきたマウスが、電池内蔵のワイヤレスタイプでやたらと重いのです。失敗でした。これもIT化を進めすぎた弊害というものでしょうか。

痛みのために箸が持てなくなり、いま食事はフォークかスプーンか、または手づかみです。最近よく食べるものはピザ(とくにジャーマンポテト)です。

筆記用具も持てず、書類は代筆してもらっています。大きな声では言えませんが署名も代筆です。

湿布を貼り、消炎鎮痛剤を飲み続け、毎週ステロイド注射をしてきましたが、なかなか良くなりません。

局所の安静を保つために、最近装具を付けました。もちろん仕事中も付けっぱなしです。

右腕はちょっとサイボーグ風ですが、装着中は痛みが消えます。

欠点は、内部がムレることと、見かけが大げさなので他人から質問をあびることです。

それにしても、なかなか治りません。そのかわりに、いつのまにか五十肩は治っていましたが・・・